
週末クラス。平日クラスとはまた違った時間の流れ。
「秋の行楽弁当」。お弁当、というと、割としょうゆ味ベースの品目が多くなりがち。なので、今回のごはんは、季節の食材、きのこをふんだんに使いつつも、シンプルな塩味で。というか、炊き上がりに食材と塩を加えるのみ。あとは、盛り付ける時に風味づけと、ごはんがパラパラになるのを防ぐために少々のごま油を回し。
「茶豆ときのこのごはん」、いつものように普通に白米を炊き始め。炊き始めてから、茶豆をさっとゆで、きのこ(今回はしいたけ、しめじ、まいたけ)をカットし。香り命!のきのこ、水分を残した状態で優しく熱を通したい食材。炊き上がり直後の炊飯器に加えてしばし保温、で実にふんわりと、優しく熱が入り、そして炊飯器を開けた時のきのこと茶豆の豊潤な香りは、思わず声をこぼさずにはいられないほど。ポイントは、炊き上がり直後、ということ。時間が経つと、保温モードになり、温度もだいぶ下がるので、きのこなどの野菜にほどよく火を通すにはパワー不足となり。なので、炊飯器で炊ける音がしたら、ひとまずは条件反射的に食材を投入!塩加減について。もちろん、レシピ分量はあるものの、いつもお伝えしているのは、「一口食べ始めた時には、ちょっと薄いかな?と感じるくらい。」というかなり感覚的な表現。そう、きっちりのレシピ分量も大切だが、それ以上に、感覚的に作ることも大切、そんなメッセージも込めて。
今日は他のメニューとのバランスで、少々のごま油を回したが、例えば、メインの料理がカレーやトマト系煮込み、シチューなど、そんなときには仕上げに少々のEXVオリーブ油がおすすめ。それから生徒さんからの声で、いいね~、なのが仕上げにバター。これからの、お米がおししい季節、ますます箸が止まらなくなるそうな。それにしても、ご飯を普通に炊飯し始めてから、ふっと思い付き、作ることができる、本当の手軽でおいしい一品。
デザートの、「ドライフルーツとナッツのみりん漬け 水切りヨーグルト添え」をいただきながら、楽しく、有意義なおしゃべりは止まらず、止まらず。今日もありがたいリクエストに新しいアイデア、ご提案などなど。生徒さんからの直接の声は本当に心に響くものばかり、そして、やっぱり自分では思いつかない目線あれこれ。プロフェッショナルの彼女からは、完全にコンサルティングに匹敵する、ありがたいレクチャーを受け。そして、みんなであれこれの意見が飛び交う場って、本当に楽しく、とにかく有意義で。もしかして、今日の教室、一番満足度が高かったのは、私なのでは。
夕ごはんを終え、駅前のお祭りへ繰り出し。今日明日、谷保天満宮のお祭りなので、国立周辺では囃子の音色があちらこちらで響き渡り、なんとも心浮いてしまう。心浮くのは、もちろん私だけではなく、あてはのスキップはいつも以上に軽やかで、軽やかすぎて、だいぶ先の人ごみでも目につくほど。って、人ごみでスキップはかなり迷惑なので、一時ストップコール。秋の夜の風があまりに爽やかで。
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