
お菓子の発送を無事済ませ。みなさまのお口に合いますように。ここしばらく、お仕事がお忙しくて、なかなかお会いできないものの、こうやってやりとりさせていただけること。
さて、明日の大磯試作に向けて、せっせと仕込み。こちらも、今回は、「秋の行楽弁当」、ということで、こちらでの教室と重複するレシピも。ということで復習の意味も込めて、まずは、「きのこのマフィン・サレ」を焼いたら、たいへん、サレ、塩を入れ忘れ。塩の価値をしみじみと。塩味をつける、のはもちろん、塩が入らない生地の間に抜けた感じといったら。仕方なく、自家消費用に焼き上がり、塩をぱらりぱらり。さて、もう1回。
行楽弁当に、クリームチーズディップ数種を添えて、そんなイメージで焼くのは、「リコッタチーズのパンケーキ」。リコッタチーズの優しい風味がなんともクセになる、驚くほどにふわり、しっとりとした上質な生地。その生地を生み出す決めてはメレンゲ。ふんわりと泡立てたメレンゲを最後に生地に加えて、ふわあっとした生地を仕上げる。焼くときのポイント。油をうすくひいたフライパンに生地を丸く広げ、弱火で焼いていく。小さなサイズ、かつ粉が少ない生地なので、火の通りは早い!ものの1,2分でほんのり優しい焼き色になったら、華奢な生地を優しくさっとひっくり返し、反対側もさっと焼き。とにかく華奢な生地、ゴムべらやパレットナイフなどで優しく扱いのだが、躊躇してあれこれいじると生地が崩れてしまうほど。なので、優しいながらも、どこか勢いよく。あとは余熱分を考慮に入れ、焼き過ぎないところで取り出し。スフレを思わせるようなふわあとした生地なのだが、しっかりと落ち着かせた、きめ細かい、しっとりとした感じも魅力的。
一通り、今日の仕込み分にめどが立ったところで、そろそろお散歩待ちの子どもたちと外へ出て。今はなんでも、余裕を持って、少し手前で切り上げるのが日々の得策。いつもそうしたいと思っているのだが。外があまりに心地よい季節。自家消費用のマフィン・サレと「ベーカリー・ハース」のパンでベンチランチをし、そろそろ戻ろうか、と。
明日にでもお会いできるかな、後で連絡しよう、と思っていたら。信号の向こう側に立ち姿。いつも、いつも、本当に驚くくらいにぴったりのタイミングでのばったり。そのまま我が家まで足を運んでもらって、束の間ながら、ついつい溜まっていた話したいことたくさんを一気に。こういう、うれしい、その場の流れに感謝。
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