今月の教室が始まる。まずは昼の部。ポルトガル料理って???そんな気分で到着し、まず目に入るのはそのフォルムがなんとも魅惑的なカタプラーナ鍋。ポルトガルフリークの生徒さんから大切にお借りしているもの。今日のメインは「あさりと豚肉のカタプラーナ」。中華鍋を2つ合わせたような円盤状の銅鍋。止め具を止めて、蓋をすれば中にしっかりと熱を閉じ込めるので、短い時間にぎゅぎゅぎゅっとうまみが凝縮。そしてその鍋ごとテーブルのセンターへ。そんな眺めももちろんおいしさとなるはず。本日担当の彼女、さっそく明日のお呼ばれ先への差し入れに採用!の様子。そう、もちろん普段の鍋でもこの味を再現可能。ポイントは蓋をしっかりしてブレゼ(蒸し煮)。あさり×豚肉×玉ねぎ×トマトなど、うまみの相乗効果なのだ。無事終わり、ほっと一息。そして1人反省会を終え、夜の部へ。夜の部は髪をキュキュッとまとめ、シャツの襟をぴんとさせ、いつもとはまた違った雰囲気演出の彼女が担当。手際がいいのはもちろんなのだが、その姿、いつも以上の料理できますオーラ。今夜は「緑のワイン」ともいわれるフレッシュで軽やかな、ポルトガルの微発泡ワイン「ヴィーニョ・ヴェルデ」を片手に、デンマーク1人旅帰りの彼女から、すてきなおみやげとすてきなおみやげ話、そしてもちろんおいしい話。それから今度は月島での出張バーテンダーさん話。1人旅、大人の週末、そういうものに縁遠い今の私にはそんな話を耳にするだけでも楽しいもの。毎月、生徒さんみなさんから来月のリクエストをお願いしているのだが、来月は和食あたりで、と話し始めると、「再来月の12月はおせちですよね?」の声。そうだった、そうだった。そして「去年の11月は一足早いクリスマスメニューでしたよね?」の声。そうだった、そうだった。こうやってみなさんに支えられているのだ。というか、言われる前に気づこうよ、私。
料理名における「南蛮」についてここで報告。「唐辛子」「葱」「油」などを使っている料理、というかなり大きなくくりのよう。
今日みんなで作った「あさりと豚肉のカタプラーナ」。
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