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乗鞍・蓼科の旅 2日目


 2日目。今日もまずは滝を目指す。平湯大滝。間近に見る滝そのものももちろんなのだが、周りの一面紅葉の山々。今回の旅にてトータル500枚は下らない撮影枚数を重ねただんなさんも、そして私も1番魅了された眺め。滝の下、「もう1回!」「もう1回!」とあてはのダメだしの元、ひたすらあては撮影係の私。いざ蓼科。蕎茶寮「いけ野」へ。テラスでのんびりいただく。待ち時間にはすぐ横の木立ちの中、どんぐりを拾ったり、松ぼっくりを拾ったり。お蕎麦の前にうれしい前菜3品。そば粉の小さなガレットやかぼちゃのテリーヌ、そして信州きのこのおろし和え。蕎麦はすっきりと白く澄んだ、さわやかな味わい。高原の眺めを満喫しながら、次に向かったのは長門牧場。あてはが生まれる以前、2人での旅行でも立ち寄ることがかなり多かった各地の牧場。到着早々、「アイス、アイス、アイス!」と意気込んでいる。ソフトクリームなのだが。広々した牧草地とその先の山々を見渡しながら、「あっ、あては、牛さんだよ。」「ほら、あそこにはやぎさんだよ。」そして、あてはが向かう先は。牧草地にいくつも点在する大きな、大きなトラクター。子供たちが自由に乗り降りできるようになっているのだが、その高さ、もちろん1人では乗り降りできず。次は「赤!(のトラクター)」、次は「青(のトラクター)」、そして赤に他の子が近づけば、慌てて「赤!」 得意げな運転さばきはいつものこと。ハンドル片手で振り向き、バックの様子。夕暮れの牧場、風がだいぶ冷たくなってきた。今日の宿は「コロシアム・イン・蓼科」。料理に定評のあるホテル型のオーベルジュ。オーベルジュというとお部屋やお風呂が・・・、ということも。ここはそういう面で大納得。眺望風呂にはたくさんのりんごが浮かび、ほんのりりんごの香りが広がる。夕食はメインダイニングではなく離れにあるダイニングの個室にて同じ料理を用意していただく。あては付きのため。まずは信州野菜をアレンジしたアミューズから始まる。料理全体、とにかくシンプル。だからこそ素材とその素材を生かす腕のよさが光るのだろう。メインの料理もシンプルにポアレ、ステーキ。そしてソースがほんの少し。お魚にはとろっと煮詰めたバルサミコ酢のソース。お肉には信州ならでは、すてきに整えられた味噌のソース。付け合わせの野菜1つ1つにもそれぞれを生かした手が加えられ、とにかく大切に料理されていることが伝わってくる。あてはの相手をしながら、カウンター向こう、料理長さんの話が聞こえてくる。「料理も人と同じでそのままが1番だと思うんです。」だからこそ、たくさんのソースでは食材を生かせない、と。おいしいワインと一緒に幸せな時間。時間が経ち、いつの間にかお客さんは私たち3人。料理長さん自らのサービス。食材についての質問にも食材を大切にしているからこその言葉。料理長さんはメインダイニングではなくこっちの離れに立っている、ということは今回の離れでの夕食、大当たりだったかも。あてはに感謝。
 無心で運転中!
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Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

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