楽しい旅行もあっという間の最終日。ホテルでの心地よい朝の時間を過ごす、のだが。すてきな朝食。ガラス張り一面に紅葉の眺め、焼きたてのパンにおいしいバターを塗る。箸で、のだんなさん。出来立てのスクランブルエッグ。添えられたショートパスタ・フジッリを見た瞬間にお約束「ビヨンビヨン!(ねじをイメージ)」と手元に置き、まずはフジッリを立てるあては。これが日々の現実、といったところ。さて、いざ出発。昨日の長門牧場にて買い物をし、道沿い、紅葉の山をバッグに馬や牛たちを眺め、蓼科を去る。直売所でたくさんの新鮮野菜。ちりめんきゃべつ、紫色のピーマン、野沢菜、そしてたくさんのきのこなど。途中立ち寄った白樺湖、実はあてはが生まれる前の年の初秋に、だんなさんと2人で訪れた記憶。その帰りに諏訪神社であてはを授かるお願いをし。そして今、その思い出の地の駐車場にて、おもらしあてはの片付けなど。長野県を抜け、山梨県須玉町へ。目指すは「おいしい学校」。廃校となった古い木造校舎をそのまま生かした施設でパン教室などさなざまな体験工房や宿泊施設、そしてレストランや野菜直売所など。レストラン「ぼのボーノ」にてランチ。代官山「カノビアーノ」の植竹さんプロデュースのお店、ということで季節の野菜ふんだん、にんにく、唐辛子を使わないイタリアン。前菜のサラダにはゆずの皮、千切りにしたみょうが、そしてこの辺りでよく採れる食用のほおづきなど。食材はもちろん味付けなど、カノビアーノの味が程よく地方化している、といった感想。帰路に向かいながら、立ち寄ったのは明野町の山間にある「ミサワワイナリー」。とにかくその、富士山を眺めるロケーションには惚れ惚れ。ワインショップのカウンター、富士山を愛でながら、窓越し、時折見えるのはみかん片手のあては。数種類の赤ワインをテイスティングし、今日はベリーAのワインをセレクト。そして、次のお楽しみは、あてはのりんご狩り。今が狩り頃、ということで私の大好きな王林。これでもか、ってくらいたわわに実るりんご。無理やりではなく、優しくりんごを枝辺りで傾けると、自然にもげる。とっても自然に、なんと抵抗もなく。調子が出てきたあては、見るからにまだまだ固そうな小さなりんごを1つもぐ。農園のおばさんが、ちょうど同じくらいの大きさの赤いりんごを1つ、あてはに手渡す。赤、青、小さなりんご2つ手に持つあては。そしてそろそろ帰る時間。夕方には国立に到着。荷物を片付け、旅の思い出いっぱいの夕ごはん。買ってきたばかりの新鮮野菜もささっと蒸し煮。白菜、カリフラワー、紫芋、立派なしめじなど。あてはの王林も皮を剥いて、喜ぶ顔を期待するが・・・。今は赤いりんごが食べたい、とのこと。そのうち、あては王林のことを「なし」と呼んでいた。今度は赤いりんご狩りに行かなくては。旅の余韻を満喫しながら過ごすありがたい時間。
フジッリ、確かにあてはを魅了するフォルム。
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