今日の教室、やっぱりみんなを魅惑するマカロン。まさに「魅惑」なのだ。さて、今月のメインは冬にぴったりのブイヤベース。尾頭付きの鯛に秋鮭、そしてあさりに帆立に車海老など。魚介のうまみにトマト、玉ねぎからのだしも加わって、スープがおいくしならないはずがない。まさにおいしさの相乗効果。と、ほぼ仕上がりを待ちながら、あれ?キッチン脇には元気に水を飛ばすあさりたち。慌てて投入。今回のブイヤベースのポイントは我が教室、煮魚の定番、「霜降り」。食べやすい大きさに切り分けた魚をさっと湯通しし、水洗い。うろこや汚れを事前にきれいに取ることで、灰汁などもほとんど出ずに、すっきりした仕上がりに。この一手間は一手間以上の価値があること間違いなし、なのだ。ブイヤベース、というと魚介ふんだんが必須、というイメージが強いかもしれないが、例えば秋鮭の切り身とあさりのブイヤベース、と日々の主菜、煮魚の感覚でのアレンジなど。それからおすすめなのがこれからの時期、スーパーの魚売場などで目にする「寄せ鍋セット」。これにあさりなどを買い足す、というのもなかなかの策では。日々の食卓からお招きのテーブルまで応用範囲の広い料理といえるのでは。マカロン担当にかなりのプレッシャーを感じつつ、無事、本日の任務を終え、さっそくの明日への挑戦に心のすべてがマカロン仕様、となりつつの彼女。そうそう、マカロンで使う卵白は割りたてよりも、割ってから数日経ったものの方がメレンゲの泡立ち力アップ。帰宅後の彼女、なにはさておき、キッチンへ直行、まずは卵を割る、という段取りの予想。他のデザートに比べて、あれこれデリケートなマカロン、特に温度と湿度にも敏感。高温、高湿に要注意。その忠告にやけに敏感に反応していた彼女、涼しくした部屋の中、身を震わせてのマカロン作り、となるか。そんなイメージを繰り返す彼女の隣からは、「なんだか私まで緊張してきた!」の声。みなさん、ぜひぜひマカロン報告など。こんな努力のもと、出来上がるマカロン、やっぱりそんなマカロンの価値を感じてくれる人の口にお届けしたいもの。教室終了後、1階のキッチンへやってきた我が家の2人組、さっそくマカロンを口に。どうか、どうか、その想いが伝わっていますように。
今日みんなで作った「ブイヤベース」。あさり投入が遅くなってごめんなさい。
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