今年最後の教室は子連れクラス。まずは冬休み、ということで幼稚園年長さんのミワちゃん。今日はみんなの期待をはるかに超えた、彼女のお姉さんシッタースキル。すばらしかった。いつもは生徒さん1人ずつ交代で子守、なのだが、その必要もなく、従順なしもべのようにミワちゃんの後にしっかりとくっついていく子供たち。「おねえちゃんと遊ぶの。」と長男・将太朗くん、いつの間にか窓ガラスを支えに、しっかりと立ちはだかる渓二朗くん、歩き出す日も遠くないかも。そして憧れにも似た熱い眼差しでミワちゃんを見つめ、ちょっと遠慮しつつも、ひたすら抱っこスキンシップをせまるあては。今日は愛娘リノちゃんを預けて参加の彼女、いつもよりかなりじっくりお料理ができたのでは。担当はデザートのシュトーレン。我ながら、このレシピについては自信あり。まずはすべての材料の分量がほぼ50gもしくは25gでわかりやすい。デザートレシピのポイントはみんなにちょっと作ってみようかな、と気持ちになってもらえるかどうか、ということ。作り方の手順や所要時間、そして材料が身近にあるものかどうか、など。ついでにいわゆる難しそうなスイーツと思い込んでいたのに、実は家でわりと気楽に作れそう、そんな気持ちになってもらえたらこちらの作戦通り。今回はまだほんのり温かさの残るシュトーレンをスライスし、自家製サワークリームを添える。生クリームに同量のヨーグルトと砂糖少々。泡立てると、ほどよい酸味とほどよいコク。これがかなり癖になる。砂糖を加えなければ、スープにお肉料理にも大活躍。今回はガラスの器を二重に重ね、月桂樹とノバラの赤い実を添えて、クリスマスを演出。今日も子供たちがツリーから取ってきたジンジャーブレッドと一緒に。無事今年の教室が終わった。私の仕事を2才のあてはながらに意識してくれている実感。このあてはがあるからこその私の仕事。クリスマス一色の駅前、「パンパさん!パンパさん!」あちこちのサンタクロース探しがここ最近の日課であるあては。ただ微妙にサンタクロースとスノーマンが混乱している現状。雨が降り出した夕方、明日に向けて、スポンジ生地を焼く。ケーキを見たときのあてはの顔を想像しながら。
スポンサーサイト