
大崎出張教室へ。お子様たちの入学、進級などなど春からの新生活が始まり、少し落ち着いたタイミング、2か月ぶりの出張教室。来週にバースデーを控えた彼女に、サプライズ、サプライズ。うれしさを素直に表現する彼女の人柄だからこそ、こうやってみなさんが集まり、楽しく教室も開催できているはず。気づけばお互いの度重なる出産でブランクありつつも、彼女宅での出張教室ももう8年近くになる。
今回は、「初夏のブランチメニュー」。やっぱりみなさん気になるのは、「エッグベネディクト」と「パンケーキ」。特に、「エッグベネディクト」にはなくてはならない、ポーチドエッグの上にたらりとかかったオランデーソースへの想いもあるようで。「オランデーソース」、フレンチでは定番の正統派のソース。卵黄とバターのコクに酢がビビットに効いた、とってもリッチなソース。卵黄と酢、塩少々を合わせたボウルを湯煎にかけ、あたためる。そこへ、こちらも温めた溶かしバターを、マヨネーズを作る要領で少しずつ加えながら、「乳化」させていく。料理でもお菓子でもよくあるのだが、性質の違うものを混ぜ合わせるときには、なるべくダメージが少ないように、優しい状況で作ってあげること。オランデーソースについては、2つを温めて、温度を近くし、そして少しずつ加えていくことで、少しずつ慣らしていく、というか。たとえば、今日の「パンケーキ」、卵黄ベースの生地にメレンゲを加えていくところ。一気に加えてはダメージが大きいので、まずは1/3のメレンゲを加え、慣らしてから、残りのメレンゲも加える。大げさに言えば、相反するものを合わせるときには、なるべくダメージ少なく、配慮して、徐々に近づけていくこと。どこか処世術にも通じるような。とろりときれいに乳化したオランデーソースにみじん切りにしたイタリアンパセリを加え。
今日は大皿に「エッグベネディクト」とかりっかりの「オニオンリング」、それから、「初夏野菜のラペ」を盛り付けて、なかなか贅沢なワンプレートランチとなり。こちらでは、国立の教室とはまた違った、料理中の臨場感、ライブ感、そして彼女宅のすてきな器と料理とのまさに一期一会、そしてみなさんとの尽きないおしゃべりなどなど、いつもながらありがたい刺激がたくさん。ついつい話し込みすぎて、タイムオーバー、駆け足でのレシピ見直しとなり。
さて、日曜日のイベント「やぼろじガーデンパーティー」では、魅惑のオランデーソースをかけた「エッグベネディクト」をご用意する予定。頭の中がエッグベネディクトでいっぱいなってしまった方など、ぜひぜひご賞味にいらしてくださいませ。
今日のメニュー・初夏野菜のラペ
・オニオンリング
・エッグベネディクト
・パンケーキ
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