今月の教室が始まる。初めまして、の生徒さんあり。といっても、初めまして、のような、初めましてではないような、なかなか楽しいご縁。今月の教室は、「アジアンな乾物料理」。ベトナム風あり、沖縄風あり。オキナワンで今回おすすめの一品が「麩ンブシー」。麩のンブシー。「ン、から始まる名前なんて!」確かに、確かに。いわゆる味噌煮込み、なのだが、今回は麩と夏野菜、そして鶏肉をきりっと炒め煮風に。このレシピにはいくつもの秘策が。まずは麩の使い方。もちろん沖縄麩での車麩でも構わないのだが、今回使うのはどこのスーパーでも手に入る、あの円柱型の麩。お椀や味噌汁に入れるのが定番なのだが、今回は鶏肉と野菜を炒めた頃に、調味料と水と一緒に投入。それも乾燥したまま。そしてそのおいしい煮汁を余すことなく吸い込む、という作戦。そしてジューシーにこっくり煮上がった麩。麩のふんわり、ジューシーはなんとも女性好み、そして料理のかさも増し。が、「鶏肉だと思って口に入れたら麩だった!」我が家からはそんな苦情も、肉食ご主人さまご在宅のお家では少々ご注意を。天気予報は大外れ、じりじりする日差しを感じながらみなさんをお見送り。さて、夜の部。久々の大人チーム結成、私もついつい仕事中という感覚を失いそうになってみたり。乾杯!を心待ちにしてか、作業が早い、早い。そしてまだまだ外も明るいうちに完成。ゆっくりおしゃべりを楽しみながら、日が暮れていくのを眺めつつ。今の自分への新たな刺激、として一人旅を計画中の彼女。居心地よい日々の生活に、自分のために自分で楽しみな試練を作ること。私にとっての、楽しみな試練、そう、そんな彼女をメインにみなさんからの毎月毎月のレシピリクエスト。来月メニューももちろん。そんな難題のヒントを探しに行くべく、うれしいお誘いなど。彼女曰く、「自分の食べた味、そして食べたい味がレシピ化されるのがうれしくて。」と。今後ともみなさんからの難題お待ちしております。
今日みんなで作った「麩ンブシー」と「とうもろこしと青大豆のごはん ベトナム風」。オキナワン「麩ンブシー」にはもちろんゴーヤー入り。庭のゴーヤーの葉っぱを添えて。
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