
年内最後の教室。どこか名残惜しさも感じつつ。
メインの、「ミートローフ パイ包み焼き」、今日も上々の仕上がりにほっと。そして、その切り口の美しさ。毎回、ほんの少し落ち着いたミートローフを試しに1カット切り分けて、切り口を上の皿に盛りつけたときの、みなさんからの「うわあ!」の声、そんなことも秘かな私だけの楽しみなのだ。
今回のミートローフ、パイシートで包み、オーブンで焼き、焼き上がりをクーラーで少し落ち着かせるのだが、焼き汁が垂れ落ちるのはほんの少々。つまり、おいしい水分はほとんど生地に閉じ込められ、驚くほどにジューシー。パイシートに包まれて焼かれること、それから温度を低めにじっくり優しく火を入れていくこと、そしてなによりもしっかりと生地を練り上げること。それから、分量通りの塩をきちんと加えること。塩は味付けをするだけでなく、生地自体に粘りを出し、水分を含め、生地全体をひとまとめにしてくれる役割。おいしさを作る科学。
ほのあたたかいところを切り分けて、クリスマスディナーのメインに、しっかりと落ち着かせたところを薄く切り分けて、おせちの一品として。無事、11.12月「クリスマス&おせち」教室終了。
ほっとするのも束の間、大急ぎで昨日作ったロールケーキをカットし、詰め。今日は、あてはが通う、友人が主宰する「図工サロン」のクリスマス会。今日は、子どもたちがケーキデコレーションをする、ということで、そのケーキを作ることに。こういうことは喜んで。慌ただしく、ケーキを無事お届けし、あてはを見送ると、プレゼント交換用のお菓子を持たせるのをすっかり忘れていたことに、連絡をもらい初めて気づき。慌てて、お菓子を買い、帰宅し、ラッピングし、再び彼女宅へ。お陰で、子どもたちが食べたロールケーキの絵を描く教室風景、それからプレゼント交換など楽しそうな様子を眺めることができた、ということで。
6月から再開した教室、12月最後の教室が終わり、夜になってようやくほっと一息。改めて、楽しみに足を運んでくださる生徒さんみなさんに心から感謝して。こうやって、「食」を通して、人と関わることができること。3児の母となり、想像以上にバタバタの朝をなんとか乗り切り、見てみないふりをするものも大いにありつつ、それでも、やっぱり私にとって、大切なライフワーク。ほっとしつつ、さて、来年に向けて。と、その前に明日から年末までは、一気に「おせち」へシフトチェンジしなくては。今日はさっそく重箱のお預かりなど。31日にお預かりした重箱にぴしっと詰めて、晴れ晴れとお渡しすべく。
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