fc2ブログ

甘食事件


 今月の教室、毎回、奥の小さなコンロには小豆の鍋が。昨日の「ミニどら焼き」話に引き続き。「小豆を炊く」ことはなんとなく特別なこと、そんな気持ちの方も多いはず。が、これも回数重ねると、豆の戻しもなし、火加減もあまり気にせず、そしてなんといっても炊き立ての小豆のおいしさは魅力的。小豆のポイントはなんといっても、砂糖を加えるタイミング。「小豆を炊いたら、豆が固くなってしまって。」、圧倒的に多い悩みの声。砂糖を入れたタイミングからは、その砂糖を吸収し、それ以降は豆がやわらかくならないもの、ということで、入れる前の段階で小豆をしっかり柔らかく煮ること。目安は皮が弾けてくるくらい。豆の大きさ、そして新旧によって、皮が弾けてくるまでの時間がまちまち。なので、時間を目安にするのではなく、やっぱり皮が弾けてくるのを見届けるまで、ふと気付いたら、差し水をしながら、といった具合。砂糖を加えてからはさっと煮詰めて、お好みで少々の塩を加え。炊きたての小豆は妙に心がほっとするのだ。加える砂糖の量について、その日の気分にもよるが通常は豆の約6割が私好み。甘すぎず、が、豆の風味を感じつつも、適度な甘さを感じる、といったところ。今日もみんなで出来立てのミニどら焼きを頬張りながら、生徒さん報告「甘食事件」についてなど。同じ会社にお勤めの先輩と後輩。つい先日、後輩お手製の甘食、さっそくもらった先輩の彼女、口の中がしびれた、と。敗因は重曹の量、そして手順の間違い、の模様。こういう失敗を重ねて、腕が上がる、と信じて。ということで、甘食のリクエストなど。近々ぜひぜひ。といいつつ、早いもので来月はスコーンにキッシュなどカフェランチ風、もしくは今日心していただいた、すてきなアイテムをテーブルに置いてのランチティータイム風、そして11月は毎年恒例クリスマスメニュー、それから12月、こちらも毎年恒例のおせち、と恐るべし、時の流れ。
スポンサーサイト



Trackback

Trackback URL
http://shokutakuizui.blog.fc2.com/tb.php/1668-8422299b

Comment

Comment Form
公開設定

プロフィール

くにたちの食卓 いづい

Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
このブログをリンクに追加する
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR