
1人朗報!ここしばらく、いつになくレシピ仕上げに思い悩んできた、おせち料理の1品「鶏肉とチーズのテリーヌ」が、仕込み1週間前にして、今日ようやく「これだ!」というところにたどり着き。いやあ、長かったし、完全に我が家のみんなは食べ飽きているはず(こちらも、必死なので、敢えて聞きはしなかったのだが)。本番のおせちは重箱を開けても、箸が向かないのでは、と本気で思うほど。たどり着くまでにここまで時間がかかったのは、初めてで、途中何度も、お先真っ暗な気持ちになりつつも、心のどこかで、きっと最後にはなんとかなるはず、そんな私の根拠ない楽観主義。いつもはそんなことで失敗することもあるのだが、レシピについては、タイムリミット間近で、あるときふっと、自然に流れができるような、そんなことも多く。と、今日のテリーヌの切り口を見た瞬間は、思わず声がこぼれ、多分ガッツポーズをしていた記憶。これでようやく、おせち作りにしっかりと向かうことができる、そんな心持ち。
ちなみに、「鶏肉とチーズのテリーヌ」、今回は鶏もも肉と鶏ひき肉を半々の生地に。鶏もも肉の「お肉」のおいしさとを堪能しつつ、半分は鶏ひき肉生地なので、しっとりと優しく、食べやすい印象。生地には、チーズのほかに、大葉、万能ねぎ、三つ葉、しょうがなどの薬味を加え、ふわあと和のハーブが香る。最後まで悩んだのが、「どなたでも切りやすく」仕上げること。鶏もも肉を小さくカットして、ひき肉生地としっかり練り込むことによって、一体感が出て。たどり着くまでの遍歴所以、ついついあれこれ想いが強くなってしまうが、結論、おいしいテリーヌレシピができました、ということ。心からほっと。
そんなテリーヌをお皿にのせて。今日は、ここしばらく教室のときにもすっかりお世話になっている彼女をお招きして、今年のお礼とさっそくの来年の打ち合わせなど。それから彼女のお祝いも兼ねて。オープン時間に買いに走り、ベーカリー「ハース」のパンを並べ。新作のパン、「クリームチーズとクランベリー、ピスタチオのサンド」、いつもより焼きの優しい、白いやわらかいパンにクリームチーズの白、クランベリーのビビットな赤、そしてピスタチオの優しいグリーン、色合いがなんとも冬らしく、そして口の中での相乗効果のおいしさ。いつもながら、ご主人のセンスと心意気が伝わってくるような。
夕方、近所の商店街での毎年恒例の抽選くじを引きに行き、一気に年の瀬を感じる。昨年は大当たり、ワイン1本になんと商店街内での商品券1万円、と、ついつい期待大、だったのだが。今回はおとなしく清酒の小瓶1本と100円商品券数枚など。その足で慌てて、年賀状を買い。さて、明日に向けて、ロールケーキ生地を焼き。ここ数日の、すっかりの冬の寒さも相まって、一気に年末と冬休みを感じる、そんな雰囲気。
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