
心を込めて作ったおせちが旅立っていく日。おせちのお渡し1日目と発送。
以前は30日にせっせとパック詰め、袋詰めなどをしていたのだが、精神的にかなり追われ続けるので、なんとか昨晩までにほぼめどが立つところまで進めておいたので、眠いながらも、精神的には少しゆとりを持ちつつ。それでも、やっぱり、お願いしていた時間までに運送屋さんに引き渡すところまではなんだかんだばたばたと。
無事発送を終え、1品1品の撮影を終えたところで、見事にぴったり、お渡しの開始時間となり。こうやって、寒い中、足を運んでいただいて、ご注文のおせちをお渡ししながら、年末のあいさつや束の間のやりとりができること。年の瀬の、とっても、贅沢な時間なのかもしれない。お渡しの合間に、身内用に、「ナッツごまめ」を作る。ご注文いただいたおせちを作るのとは、またまったく違った心持ち。ゆっくり、ゆっくり、ゆっく~り、ごまめやナッツを乾煎りしながら、外の景色を眺めつつ。改めて。こうやって、料理にじっくりと取り組むことのできる時間の、今の私にとっての貴重さをしみじみ。きっと、あと数年後には、以前同様、こういう時間も当たり前のこととなるのだろうが、今の私にとっては、集中して、料理をする時間を持つことができることが本当にありがたく。同じ料理を毎年1年に1度作ること、毎年毎年のひとりごとのような小さな発見があり、そして、積み重ねてきたからこその、小さな前進や成長に気づくことができ。昨年のおせちノート片手に、まさに1年前の自分とやりとりするような。そして、とにかくなんでも忘れるので、記憶が新しいうちに今年のおせちノートに分量のこと、火にかける時間のこと、もう少しこうしたかった、そんな反省点などなどを書き加え、来年の私に託すような。そう、1年後には間違いなく、すっかりの忘却の彼方、なのだ。
無事、本日のお渡し分を終え、近所へのお届けを済ませ、おいしいコーヒーをいただいていたら、ほっとしすぎたのと、眠気とに襲われて、ついつい根っこが生えそうに。ようやく、無事の終わりが見えてきた頃、私の場合、このあたりがついつい気が緩みがちで危ういところ。と、明日お渡し分の確認連絡をしていたら。なぜか、仕込み数は問題なかったのだが、勘違いでのご用意の量をご連絡していたことが発覚。慌てて冷蔵庫とご注文リストとにらめっこし。ふ~、無事解決し、ほっと。まだまだ、何が起こるかわからない私のおせち戦線なのだ。
買い物目当てのサイクリングに出発する男子チームを見送り、アンサリーを聴きながら、にわか大掃除が始まり。まずは年末仕事をがんばってくれた1階教室キッチンと今年の仕込みメインはこちら、2階キッチンを一通り、にわかに、にわかに。それからお風呂掃除の途中で、タイムリミット。続きは明日に託そう。
*おせち日記* ナッツごまめ、おせち撮影、お渡しと発送
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