
月に1度の大磯アピッククリオスのメニュー試作の日。今日の気候はまさに、そろそろこういうものが食べたくなる季節、を思わず先取りしたような。テーマは「季節野菜ふんだんのアジアン」。ポイントはエスニックの香りを楽しみつつも、エスニック過ぎないこと。そして、フルーツの力を借りたり、季節野菜をうまく取り入れて、初夏らしい爽やかなテイストに。例えば、ベトナム屋台の定番、バイン・ミー(いわゆるバゲットサンド)には、なますの定番、大根、にんじんに加え、きゅうりにうど、みょうがなど。そして今日は生ハムと一緒にバジルと大葉を1枚ずつ。仕上げにナンプラーを少々。口の中で爽やかにまとまる感覚。日々の食卓に、日々の味との違和感なく、アジアンテイストを取り入れたいときにお勧めなのが、「タイカレーペースト」。タイカレーのみならず、ほんの少々を加えての利用価値、大。例えば、マヨネーズに少々加えるだけで。たとえば、鶏のから揚げの下味に少々加えるだけで。例えば、ぶりの照り焼きの砂糖としょうゆの合わせ調味料に少々加えるだけで。一足早い初夏気分を堪能しながらの試食時間。先月はほっとする和をテーマに、そして今月はほんの少しだけ、ほっとしながらもちょっとしたうれしい驚きがあるような、そんな気持ちがお客様にも伝わったら、と。毎月こうやって、ありがたくも尻をたたかれるように、新しいレシピを作り出していくこと。そして、きちんとよいものとそうでないものを評価してくれる価値。
夕方の坂道自転車散歩は暑さのせいもあり、堪えた。一気にお茶を飲み干す感覚に、初夏を感じ。
鮮やかな黄色が印象的、ベトナム料理の定番、バインセオ(いわゆるお好み焼き風)など。
スポンサーサイト