
お友達と待ち合わせをして、まずは「黄色い鳥器店」をのぞき、すてきなものに囲まれて、うっとり。ゆっくり散歩しながら、「フジカワエハガキ」へ。週末だけオープンするドローイング作家・藤川さんのアトリエ。今日は2階にて「seiken工作所展」。入口脇の階段を上がると、窓際やテーブルにずらりと並ぶ土の器。「土の実験」と題し、同じ型をベースにサイズ違いや釉薬違いで楽しむ、というもの。色の違いはもちろん、1つだけを眺めるおもしろさ、並べてみたり、重ねてみたり、など。そして窓からはなんとも、なんとも心地よい風が流れ。今日はここで、「かえる食堂」松本朱希子さんのカステイラがいただく。すやすやと眠る子供たち、やわらかい風、そして、フォークを入れたときに、「シュッ」とやさしい音が聞こえる、ふんわり、そしてしっとりとした、そしてほんのり柑橘の香りのするカステイラをいただきながら。「こんな風に静かにおしゃべりできるの、初めてかもね。」 食べ終わった頃にふっと目を覚ましたゆふき、私の膝の上でいつになく穏やかに。「小さな子にも、心地よさ、わかるんでしょうね。」の隣に腰掛けていた方が。そのうち、お隣さんのカステイラをじっと見つめていたらしきゆふきに、「一切れ食べる?」なんて、声をかけていただいて。短い時間ながら、ふらりと気持ちのよい散歩となり。すっかり浄化され、映画帰りの公園遊び2人組を迎えに行く足取りも軽やかに。
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