
今月最後の教室。「春」から、すっかり「初夏」の陽気に流れつつ、にすべり込むようにして、最後の春イタリアン。付け合わせにぴったりの1品、「春野菜のグリル」。つまりは、シンプルに焼く。こういうシンプルな仕事だからこそ、実は大切なのが、イメージ。例えば、新じゃがいもは厚めに切って、ゆっくりゆっくり焼き、ホクホクの仕上がりに。スナックえんどうはやや火を強め、両面をさっと焼き、しゃくしゃくと青い香りを生かして、の仕上げ。作るときに、どんな風に仕上げたいのか、一瞬でも頭にイメージすること、この価値はかなり大きい。新玉ねぎ、こちらもやや厚めに切り、崩れないように楊枝で留め。ここでちょっとしたコツ。楊枝をさすときには、焼き鳥などするときも同様、まな板の上に食材をおき、楊枝をくるくる回しながら、通していく。焼き上げた後に楊枝を抜くときも然り。繊維や身の崩れをなるべく押さえるために。例えば、やわらかいパンなどを切るときに、パンナイフを大げさに前後させながらカットする、そのコツにも近い。今日はマヨネーズベースのソースにバルサミコ酢を少々加え、これまた楊枝で混ぜると、美しいマーブリングが描かれ。と、楊枝ヂカラ発揮の1品。
今クールの教室も無事終わり、ほっと一息。そして、いつものように、うれしいタイミングで連絡が来て。
「あては、お家にあてはの大好きなお友達が待ってるよ!」うれしそうに坂道を駆け下り、「ただいま!」「「おかえり!」とあいさつを交わし。明日からGW。いつもより、ゆっくりと過ごせる夕方もいいもの。
スポンサーサイト