「ほら、なめくじだよ!」、園の塀のあちらこちらに、の朝。
買い出し前に、うれしい待ち合わせ。お忙しい中、私の無茶な相談を兼ねて。この夏に向けて、こんなものを作ってみたいんですけど、と何も考えずに相談したところから始まり。今日は具体的なヒントあれこれを伝授していただき。帰り際に一緒に立ち寄った本屋さんでぱらりぱらり。当たり前だが、彼女にはこういうソーイング本が私とはまったく違った風に見えるというか、読めるのだろう、と。いつもそうなのだが、自分がこうやって、「教わる」立場になると、どこか、多分、無意識のうちに、料理での設定に置き換えてみる癖がついている、というか。雨の中、それもばたばたとお忙しい中、こんな風にお時間を作っていただいたことに感謝、感謝。
今日の午後は試作をまとめて。シャルキュトリー、ハムやベーコンなどのいわゆる保存食のくくり。その中の1つ、プティ・サレ(いわゆる塩豚)をお手軽に仕込んでみたり。豚肉をハーブでマリネして、ほどほどに煮込んで焼き色をつける「リヨン」など。雨の日に、キッチンからハーブと肉の優しく融合された香りがほどよく広がるのも、なかなかのもの。今日の1品、「まぐろとサーモン、夏野菜のオイル漬け」。その名の通り、下ゆでした材料を今日は瓶に詰めて、やや多めの塩をEXVオリーブ油を加え。ほどよく塩気のきいた魚や野菜をおいしくいただけるのはもちろん、その漬けオイルも活躍大。優しくいろいろな香りを吸い込んだこの漬けオイル、今日はさりげなくサラダのドレッシングに使ってみたら、なかなか好評。例えば、刺身のさくが少々残ったときに、カットしてさっとゆがいて、他の野菜と一緒にオイル漬け。そして、漬けオイルまでもちろん活用、と普段使いにかなりおすすめのレシピ。
あてはの幼稚園面談へ。なめくじのように、教室のどこを歩いたのかがわかるくらいに、自分の持ち物をあちこちに置きっぱなしにしていることも多いようで。かなり好都合に解釈して、日々、お友達とそれはそれは楽しい時間を過ごしている様子。幼稚園帰りに、「shuji works」へ。修理してもらった財布を受け取りに。私に雑に使い込まれた財布がちょっとお直ししてもらい、磨いてもらい、新しい革の香りを携えて、戻ってきた。新しいものを買ったときとはまた違ったうれしさ。
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