いちごの器といちご泥棒



 青空のもと、雪が解け始め、子どもたちと雪道とぐじゅぐじゅ道とを行ったり来たりしながら。こんな、非日常の道歩きも楽しそうで。
 買い物ついでに、少し足を伸ばし、フレンチ「GRAS」にて、イラストレーターのmitsouさんたちが開催するフリーマーケットをのぞき。いちごミルクのためのスプーンとボウル、下皿のセットがあまりにかわいらしくて、思わず手に取り。ちょこっとお菓子を盛るのにも活躍しそう。そのまま大学通りへ出て、リクエストのドーナッツを買って、帰る。
 今週のご注文に向けて、今日はサブレ生地を仕込む。「季節のサブレ 早春」、ということで、冬の名残と春の走り、そんなイメージで5種。春をイメージして、レッドペッパー、それから青のり。冬の名残のほうれん草にかぼちゃ、そして、全体をグッと引き締めるブラックココア&カカオニブ。生地を棒状にして、並べた光景は、焼いた時よりも色がビビットで大好き。今日は戦利品のいちごミルクセットと一緒に。
 そういえば、時々質問いただくことがあるのだが、サブレ生地を作るときの、卵の加え方。どうしても分離してしまうのですが、そんな声が時々。まずはボウルにやわらかくしたバターと砂糖を合わせ、よく混ぜる。ここはスプーンでの作業がおすすめ。泡立て器だと、バターが見事にびっちりと詰まってしまい、きれいにとるのにだいぶ手間取るので。次に卵を加えるところから、泡立て器に変えて。溶いた卵を何度かに分けて、加えながら、混ぜていくと、きれいに混ざる。一気に加えると、バター+砂糖の、油分多くもったりとしたものと、さらさらとした卵、どうしても分離しやすく、最後に粉を加えてからは一見同じようにまとまるのだが、サブレの焼き上がり、表面にプツプツができてしまいがち。卵をなるべく常温にしておくのも有効。が、いざ作るとき、大抵は事前には冷蔵庫から出しておらず。そんな時は常温よりも、より少しずつ。マヨネーズ作りに然り、時に人にも当てはまり、性質のだいぶ違うもの同士も、なるべく近い要素を合わせつつ、少しずつ、少しずつ歩み寄ると、うまくまとまる、そんなお話。
 休日出勤から帰宅しただんなさんの手には、ケーキ、ケーキ。そうそう、いくつになっても、バースデーまでのこういうプロローグが大切。とはいいつつ、上に隙間なくのっているはずのいちごが、私の口へは1つも届かなかったのは。3人のいちご泥棒たち。いちごにまつわる話2つ。
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Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

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