出かける頃には運良く雨も上がり。今日は近くの幼稚園で毎年開催されているハンドメイドマーケットへ。園のママたちや卒園生のママたちにより、すてきな布小物やお菓子など。ぐるりと回り、カフェスペースでコーヒーと手作りスイーツをいただき、おしゃべりなど。それぞれにまだまだ小さな子を抱える日々、こうやってふらりと集まって、束の間でも顔を合わせて、おしゃべりできることが実はとってもありがたく。そして、すぐに「じゃあね!」とそれぞれの時間が流れ。
私は、といえば、帰り道途中に、「匙屋」へ足を運び。「2日間の紅茶店」ということで、ガモノカ紅茶店の国吉さん(葉々屋を立ち上げた方)にファーストフラッシュ(春摘み茶)を丁寧に淹れていただく。その春一番最初に摘んだ、柔らかい新芽だけで作られた贅沢なお茶。緑茶でいう、「新茶」の感覚に近いのだろう。目の前に出していただいたその色合いも、紅茶というよりも、緑茶に近いような、淡い優しい色合い。そして、口にすると、新芽ならではのなんとも優しい香りと味わい。発酵という過程を摘みながらも、みずみずしさ、青々しさを感じるような。お茶菓子に添えられたフードムードさんのピーナッツクッキーにも心くすぐられ。お茶をいただきながら、紅茶のお話などうかがいながら。いつもながらの、ゆった~りとした時間の流れも本当に心地よく、お店を出てからも、しばらくはこの流れがくっついてくるくらい。
今日の駆け込み試作は「夏野菜のベニエ」。ベニエとは、衣をつけて油で揚げる、フレンチレシピの1つ。和でいう「天ぷら」、イタリアンでいう「フリッター」に近く。今日のファーストフラッシュにしても、このベニエにしても、国は違えど、まったく別の場所から同じようなものが作り出されるおもしろさ、というか。人の探究心、追究心。今日は衣にベーキングパウダーを少々加え、ふわっとしながらも、かりっとした食感に。塩とレモンをキュキュっと。つまみ食い止まらず。
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