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12月31日 おせちお渡し2日目と仕事納め




おせちのお渡しを無事終え、仕事納めとなり。
今日も、おせちお渡しをしながら、いらしてくださるみなさんと束の間の会話など。
お預かりした重箱にはご注文のおせちを詰めて。
重箱に詰める楽しさ、そして蓋を開けたときの楽しさなどなど、改めて箱詰めの魅力をしみじみ。


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最後に両実家へのおせちを詰めて。
みなさま、よいお年をお迎えくださいませ。


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12月30日 おせち発送とお渡し1日目




おせち仕事も終盤。
まずは恒例の、テーブルにずらりおせちの絵。
この眺めで、ここまでのおせちの無事の事運びに、ひとまずは小さくほっと。

そしてせっせと発送の準備。
数年前までは、この発送準備にかなり手間取っていた記憶。
年数を重ね、昨年からは発送用の段ボールを3パターンにととのえ。
今までは、それぞれのサイズの予想と、実際に詰めて、もう1サイズ小さいものに、などの変更があったのだが、今回はほぼすべて予想通りのサイズ運びに。
成長、成長!


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運送屋さんを待ちながら、今度は1品1品を撮影。
窓際の優しい光を浴びながら、おせち1品1品がきらきらと。
なによりも、今年は黒豆がイメージ通りに炊き上がったうれしさといったら。
毎年密かに、黒豆の炊き上がりに翌年の願掛けをしているのだが。
きっと2018年は良い年になるはず!


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もう少しご紹介したところなのだが、あとは来年の私に、ホームページ内「キッチンの風景」でのご紹介として、託すことに。
ここでおせちに添える葉もののご紹介。
南天に、裏白、松葉にゆずり葉、そして千両に万両。
おせちが華やかになるのはもちろん、防腐効果も。
そしてそれぞれに言われがあり、先人たちの想いをつなぐべく。


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キッチン大掃除を大急ぎで済ませ、午後からはお渡し。
今日からの年賀状書きなどをしながら、みなさんがいらっしゃるのをお待ちしつつ。
同じ場所での昨日までの慌ただしさが嘘のような、静のひととき。
なんともありがたい時間。

ふと昨年までのおせち時間の記憶が蘇ってきたり。
発送が間に合わず、半泣きで詰めた記憶、テリーヌがうまく焼けず、材料をすべて調達し直して、焼き直した記憶。
はたまた黒豆の炊き上がりが思うようにならず、密かに当分の間沈んでいた記憶、などなど。
今振り返れば、あの頃の精いっぱいの我が身が愛おしくもあり。
毎年毎年のおせち仕事は、思いがけず過去の自分と向き合う、そんなひととき。
さて、来年の我が身へ託すおせちノートに書き込みをして。

お渡し時の教室キッチン冷蔵庫。
すぐにお渡しできるように、おせちがずらりスタンバイ。


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いらしてくださる方々と、おせちをお渡ししながら、束の間の年の瀬の会話など。
久しぶりにお会いする方もあったり、黒豆を受け取りに急遽足を運んでくれた旧友もあり。
本当はせっかくなのでゆっくりお茶でも、なのだが、束の間ながらもこうやって直接会えることのありがさた。

「今、黒豆を炊いてきたんです。」、「ナッツごまめ、作りました!」、などなど教室の生徒さん方からの声。
それから「今から黒豆を炊こうと思っているのですが・・・」、そんなお問い合わせメールも。
ご注文いただいたおせちを召し上がっていただくのはもちろん、新年の食卓に私のレシピがお役に立つことができるのは、まさに冥利に尽きるもの。
どうか、みなさまの新年の食卓の、おいしいお手伝いとなりますように。
ご質問などあれば、大急ぎでお問い合わせくださいませ!

無事発送と本日のお渡しを済ませ。
ふ~、一気に心緩み。
いやいや、まだ明日のお渡しと、発送分の無事の到着までは、ほどよく心を引き締めて。


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12月29日 おせち仕事4日目 おせちの準備が無事整いました




おせち仕込み4日目。

仕込み最終日。
まずは、「ケーク・サレ」を焼く。
優しい塩味の効いた、お食事用のパウンドケーキ。
大きなボウルに1回にパウンド型4台分の生地を混ぜながら。
ベースに生地に、フィリングのチーズ、ベーコン、ドライトマト、イタリアンパセリを入れた瞬間、午前中の明るい光の中、その色合いがなんとも美しくて。
型に流して、トッピングにたっぷりのコーングリッツと中央部分にはブラックペッパー。
中央のみにかけるので、切り分けた時に、ブラックペッパーがかかっているところとまったくかかっていないところがあるように。
お子様やお好みでのお取り分けを意識して。
オーブンからケーク・サレを焼ける香りが広がり。


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さて、続いては、「海老と帆立のマヨネーズ炒め」。
前日にせっせと下処理をした海老たち。
片栗粉をまぶして洗い、立て塩で洗い、水気をしっかりとり、さらに酒洗い。
海老の下処理には念を入れて。
楊枝をさして、くるりと丸め、蒸し焼きに。
海老が一気に赤く色づく瞬間。
そして余熱が少し落ち着いたところで、楊枝を抜き。
いつもはついつい他の作業に追われて、海老がすっかり冷めてから楊枝を抜いていたのだが、まだ冷め切る前の方が身がほんの少しふわりとしていて、圧倒的に楊枝が抜きやすく、作業効率も上々。
おせち仕事を始めて、早20年弱、ながらも、まだまだこんな気づきがあるもの、あるもの。

でき上ったマヨネーズ炒めは一気に扇風機で冷まし。
昨年から登場した扇風機。
登場、というか、12月のシュトーレンレッスン、12月キッズ&ジュニアレッスンの時に一気に冷やすのに使っていて、あえて置きっぱなしにしておき。
こちらもすっかりのおせち戦線武器となり。


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そしてお渡しのおせち、最後の一品、「炒めなます」。
大根、京にんじん、赤大根をせっせと拍子木切りし。
フライパンに何回かに分けて、まずは拍子木切りの野菜にさっと火を入れ、そこへ同じくらいの大きさにした油揚げとしいたけを加え、さっと火を通し、最後に酢、砂糖、酒を加え、味をととのえ。
仕上げにごま油を回し。
酸味と甘みが整い、ごま油の風味で、とっても食べやすい「炒めなます」。
できあがったら味がなじむように、大きなバットに広げ、時々転地しながら。
余熱が落ち着いたところで、三つ葉を加え、ごまを回し。

今回は丁寧な仕事はもちろん、今まで以上に効率を意識して仕事を進めてきたところ。
今年はなんだか余裕をもっておせち仕事が進んだ実感!、なんて自負していたところ。
最後の最後、「炒めなます」でどうやら気が抜けたよう。
すっかり冷めたところで、味を確認したところ、あれ?、ぼんやりぼんやり。
いつもよりきりっと仕上げたい、そんな想いが裏返り、調味料を加えた時の火加減が強かったようで、酢などの調味料を野菜に絡む前に一気に飛ばしてしまった感。
再度、火入れをし、調味料でととのえて。

まだまだだなあ、毎年のおせちのたびに実感すること。
いつかなんの杞憂もなく、心穏やかにおせち仕事を終える年が来ることを願って。
それでも、年を重ねるごとに、見えることが増えてくること、感じられることが増えてくること、1年前の自分からの小さな小さな成長を感じることができること。


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そして最後に、家族用の、「ナッツごまめ」。
すっかりの定番。
それまでのご注文おせちは、キッチンの一番大きな鍋、一番大きなボウル、一番大きな泡立て器を使って、仕込んでいたので、2家族分のナッツごまめの分量があまりにかわいらしく感じられて。
1つ1つのごまめの様子、ナッツの様子、そんなものを見ながら、感じながら作るって、ある意味、贅沢なのかも。
そして、少量を作ることと、大量を作ることの違いをしみじみ、しみじみ。
ゆっくりとごまめやナッツを乾煎りし。最後に調味料とからめるところは一気に。

ひとまずは全品の仕込みが終了。
昨日は、テリーヌや松風など色合いの落ち着いた料理が多かったのに対し、仕込み最終日のテーブルはなんとも彩り鮮やかで。
さて、ここからは無事できあがったおせちをせっせとパック詰めや袋詰めに。
せっせと、せっせと、ひたすらせっせと。
毎年パック詰め作業をする頃にはすっかり暗くなり、そして夜までその作業は続いていたのだが、今年はまだ明るいうちに作業を終えることができ、見事に追われる感なく、心穏やかなキッチン時間を過ごすことでき。


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無事おせちの準備がととのいました。
30日、31日お渡しのみなさま、心よりお待ちしております。
発送のみなさま、30日発送、31日午前着の予定です。
毎年のことですが、運送屋さんに念を押されます。
1年で最も繁忙期、午前着で発送をお願いしていますが、到着が遅れる可能性があります。
(例年、予定通り、もしくは昼過ぎ到着と、みなさまからがご連絡いただいています。)

どうかおせち仕事が、無事最後まで事運びますように。
そして、みなさまの新年のテーブルのお手伝いとなりますように、願いを込めて。

*おせち日記*
ケーク・サレ、海老と帆立のマヨネーズ炒め、炒めなます、ナッツごまめ
おせちのパック詰め、袋詰め


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12月28日 おせち仕込み3日目




おせち仕込み3日目。
今日は朝からオーブンフル稼働のスケジュール。

まずは、「薬味とチーズのテリーヌ」から。
もう1つの、「ピスタチオのテリーヌ」と合わせて、我がおせちの定番の一品。
「ピスタチオのテリーヌ」はひき肉ベースの生地に対して、「薬味とチーズのテリーヌ」は鶏ひき肉と鶏もも肉を約半々の割合に。
以前は大量の鶏もも肉を包丁でせっせと小さくカットしていたのが、昨年からはお肉屋さんにカットまでお願いでき、さらに今年はより小さめにカットをお願いしたので、あとはもうひと処理を済ませる流れとなり、だいぶだいぶ仕事がスムーズに。

もも肉が入るので鶏肉らしいおいしさと食感を楽しみつつ、鶏ひき肉が全体をまとめてくれるので、口当たりもよく。
そしてアクセントにはチーズと薬味たち。
しょうがに三つ葉、万能ねぎ、そして少々加えることで全体がうまくまとまるさりげない影役者、イタリアンパセリ。
頬張ったときにふわあと薬味が香り。


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テリーヌを焼いている間に今度は「ナッツ松風」。
鶏ひき肉生地をベースに、粉山椒の香りがふわり。
トッピングのナッツの存在感。

流し缶に生地を詰め、表面を平らにしたら、登場するのがたこ糸。
もちろん目分量でナッツを並べていってもいいのだが、案外いちいち戸惑うことも。
カットしたたこ糸で定めをつけてあげると、ひと手間かかるが、実はそれ以降は迷いなくナッツをトッピングできるので、実はこちらの方が効率よく、そして確実。
急がば回れ、なり。


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特に量が多くなると、オーブン温度や焼き時間などにも影響があり。
昨年の仕込みノートは手放せず。
1年前の私のメモ書きが頼りになること、なること。
当たり前なのだが、1年後の自分に向けて書いているので、自分が思いそうなところをいい具合に書いてくれていて。
毎年ながら、1年前の仕込みノートは常に作業台の脇に。
まるで1年前の我が身と対話しているような感覚。
そして、1年前には気づかなかったこと、小さな小さなスキルアップもあったり。

それからふと不安になると、そばに置いている「箱詰めもてなしレシピ」を開き。
実は、ご用意しているおせちレシピがほぼ載っていて。
いつもの私のざっくりレシピよりも数段丁寧でわかりやすいレシピなので、実は私自身が一番重宝しているのかも。
おせち。
以前は20品以上に品目をご用意させていただいていたが、10年前からは、まだ子どもたちが小さいので、と、7、8品に限定してご用意させていただくスタイルに。
そしてありがたいことに年々ご注文が増え、今は8品をきちんとご用意するのが精いっぱいなところ。

今はおせちのスタイルもそれからお正月のスタイルもみなさんさまざま。
それでもやっぱり新年のテーブルは大切にしたいもの。
おせちの選択肢もたくさん。
お気に入りのお店のおせち一式を選ぶもよし、張り切って全品作るももちろんよし。
たとえば、作ってみたいもの、自分の好きなものを数品、楽しみながら作るのも上々。


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明日仕込みの海老の下処理まで終えて、お花屋さんへ枝ものや葉ものなどの調達へ。
ここ数日はキッチン籠りの日々だからこそ、一足外に出て、外の空気を吸うのが何よりのリフレッシュ。
松葉に万両、そして裏白など。
今年は珍しく「ゆずり葉」が並んでいたので、こちらも調達し。
それから新年用のコーヒー豆の調達なども。

買い出しに出ると、なんせ近所なので、大抵どなたかにばったり、の日々。
「今年はおせち、自分で作ってみようと思っているんです。」
「なますはどのレシピにしようかと考え中です。」
「ナッツごまめが必ず作ります!」、などなど。
私のレシピがみなさまの新年のテーブルのお手伝いとなるありがたさ。

12月のクリスマスアレンジをお正月仕立てに。
きんかんを添えて、門松風に。


*おせち日記*
薬味とチーズのテリーヌ、ナッツ松風、海老の下処理、みなさまへのおせちお渡しのご案内メールなど


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12月27日 おせち仕込み2日目




おせち仕込み2日目。
定番の、「彩りなます」。

なますといえば、の大根、京にんじんに加えて、赤大根、きゅうり、そしてりんごなど。
ひたすたの千切り、千切り、千切り。
千切り好きながらも、さすがに一休み、二休み、さらに三休みなど。
それでも、ボウルに放たれた彩り鮮やかな千切りに野菜たち。
赤大根の鮮やかなピンク色は水溶性で前もって甘酢に詰め込むと色が流れ出てしまう。
なので、浅漬けにしてぎゅぎゅっと絞った状態で保存。
盛り分けるときにさっと甘酢に漬けて、その彩りを生かしながら。
仕上げにはいくらと柚子をあしらい、さらに鮮やかに。
買い出しの時の買い物かごの中でも、野菜たちの彩りの鮮やかさには、毎年ながらはっとするもの。


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それからオーブンでは、「ピスタチオのテリーヌ」。
豚ひき肉と鶏ひき肉ベースの生地に、色鮮やかなピスタチオがふんだんに。
我がテリーヌの原点ともいうべく。

こちらも以前は手がすっかりの筋肉痛になるまで、せっせと大きなボウルで手混ぜしていたのだが、ここ数年はすっかりのフードプロセッサー頼み。
効率のよさはもちろん、うまく回せば、生地にいい具合に空気が抱き込まれ、水分が中に閉じ込められやすくなり、しっとり感が増す印象。
ただかけすぎは要注意。
ひき肉がペースト状になりすぎてしまうので、かなり手加減しながら。

ピスタチオのテリーヌしても、明日仕込みの、薬味とチーズのテリーヌ、そしてナッツ松風にしても、それから栗きんとんにしても、
わがおせち仕込みには大活躍、なくてはならない存在の、フードプロセッサー。
フードプロセッサー様、様。
明日のさらなる出番待ち。


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本日の仕込みにめどが立った頃、最後の買い出しへ。
街も一気に年末の雰囲気に。

*おせち日記*
彩りなます、ピスタチオのテリーヌ、黒豆の火入れ、明日のテリーヌ下準備
伝票書きとお品書き作成


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12月26日 2018年おせち仕込み1日目




*おしらせ*
教室の風景」をアップしました。11.12月レッスン、シュトーレンレッスン、キッズ&ジュニアのお菓子の家とお菓子の絵本レッスンなど。
今年1年を振り返るべく。
よろしければご覧くださいませ。



おせち日記1日目。
年内の仕事納め、おせち仕込みが今日から本格スタート。

まずは丹波の黒豆・飛切の新豆に火を入れ。
毎年毎年、1年後の自分に託すべく「おせち仕込みメモ」。
仕込みの際の分量や流れはもちろん、反省点や来年もこうしよう、そんな走り書きあれこれ。
1年後にはすっかり忘れてしまう自分へのメッセージとして。
毎年毎年少しずつご注文の量が増え、黒豆を煮る鍋も徐々に大きくなり。
おととしからは、我が家にある一番大きな寸胴で煮てきたのだが、昨年はさすがにお豆たちが窮屈そうで、途中から急きょ2つの寸胴に分けた記録。
ということで今回は最初から2つの寸胴にて。
キッチンコンロ、2口分に鎮座する寸胴なべたち。
どうかふっくらとしっとりと炊けますように、願いを込めて。


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黒豆を煮ながら、今度は栗きんとん。
こちらは、我が家の一番大きな行平鍋にさつまいもがどっさり。
そして、少しつぶしたくちなしを入れたそばから、ふわあと鮮やかなくちなし色が広がり。
そして、くちなしの優しい香り。
おせち仕込みで大好きな瞬間。
今は、きんとんにしても、それからテリーヌ生地にしても、フードプロセッサーを使って、かなり効率よく作業を進めているが。
まだ長男が赤ちゃんだった頃、10年位前には、きんとんを濾し器で裏ごしていた記憶。
長男をおんぶしながらだったので、思わず汗をかきながら。
そんな想い出もよみがえりつつ、のおせち仕込み。


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黒豆を炊く香りが広がる中、せっせとクリスマスものの片づけをし。
それからクリスマススワッグをほどいて、お正月飾り作りなど。
毎年、おせちにも飾る「裏白」をお花屋さんで調達し、お飾りとしても玄関先にも飾っていたのだが、あっという間にくるんくるんに乾燥してしまうのが悩みの種だったところ。
ドライフラワーの店「marca」さんで、裏白をドライにしたものを分けていただき、新年はお飾りに添える予定。
クリスマスお菓子の家とお菓子の絵本も、晴れて子どもたちのお腹の中に。
あっという間にクリスマスから年の瀬へ。


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明日のテリーヌ仕込みの準備もしつつ、の1日目の仕込み終了。

*おせち日記*
黒豆の火入れ、栗きんとん、ピスタチオテリーヌの材料準備など


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12月24日 スポンジ生地に生クリームといちごとジンジャーブレッドマン





メリークリスマス!
サンタさんからのプレゼントが待ちきれず、サンタさんが多分到着後ほどなく、いつもより4時間も!早く目が覚めた上2人。
さっそくせっせとプレゼントに満喫中のあまりに早朝のクリスマス。

今年のクリスマスは家族でのんびりと過ごし。
クリスマスケーキは、レッスンでも登場したスポンジ生地に生クリームといちごをふんだんに。
トッピングにはジンジャーブレッドマンも登場。



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メイン料理にはやっぱりローストチキン。
ほうろう容器にたくさんの野菜も敷き詰めて、低めのオーブンで約1時間。
焼き上がったらアルミホイルをぐるぐるに巻いて保温しておくと、驚くほどに予熱が続き、そして身質もしっとりと。
リボンとローズマリーを添えてクリスマス仕立てに。


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クリスマスイブは上野へ。
国立科学博物館で開催中の「古代アンデス文明展」。
地上絵で有名なナスカ文明。
アンデス文明では文字が発明されなかったため、土器の意匠が意思疎通のツールとなっていたと言われている。
なんとも愛嬌のあるものから、強い強い思い入れやメッセージのあるもの、などなど。
それから適度に抽象化された動物の絵が描かれたものがなんとも愛らしくて印象的。

中南米原産の野菜についても。
16世紀以前、朝鮮料理は辛くなかったしイタリア料理にトマトは使われなかった。
トマト、トウガラシ、ジャガイモ、カボチャ、インゲンマメ、トウモロコシといった作物は、アンデスや中南米の農民たちが、古代以来、野草から選抜して大きな実がつくように育種したもの。
特にジャガイモは荒れた土地、寒冷な土地でも容易に育つため、ドイツをはじめ北ヨーロッパでは準主食のような扱いになった、という食の歴史。
思えば、キヌアにチアシードなどのスーパーフードも南米原産のものが多く。
中南米原産の食材が世界の料理を変えた、と言っても過言ではないはず。


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そして常設展をぐるりと回り、桜からのイメージなのか、ピンク色にライトアップされた上野公園を散策して。
メリークリスマス!


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12月21日 12月キッズ&ジュニアレッスン終了で、年内のレッスンすべて終わりました!




12月キッズ&ジュニアレッスンが終わり。
これで年内のレッスンがすべて無事終了しました!
キッズレッスン、ジュニアレッスンでは、レッスン中のお手伝いいただいたお母様にも心から感謝して。
今年は65個近いクリスマスお菓子の家とクリスマスお菓子の絵本ができあがり、みんなうれしそうにお持ち帰り。

12月キッズおやつ教室も恒例となりつつ、の「クリスマスお菓子の絵本」。
ビスケットを絵本の開いたページに見立てて、思わず空想の世界が広がるような。

まずはビスケットに、ツリー型クッキーや、星型クッキーをアイシングでつけて。
それから今度は、アラザンでツリーの空に星を飾り。
小さな小さなアラザンを1粒ずつ慎重に指でつまむ姿の愛らしさ。

そしてジンジャーブレッドマンに顔を描き。
みんなさまざまな表情。


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アイシングをたっぷりつけてビスケットを2枚立てて、絵本仕立てに。
そのあとは思い思いに、ミニハウスやジンジャーブレッドマンを飾り、ミニハウスに粉糖の雪を降らせて、できあがり!
クリスマスお菓子の絵本がずらりずらり。
大急ぎで乾かしている間に、袋に貼るシールの準備。
お名前や好きな絵を描きながら。
袋に入ったお菓子の絵本にシールを貼り、みんな満足顔。

クリスマスまで飾るもよし、待ちきれずすぐに頬張るもよし。
クリスマスの楽しい想い出の1つとなりますように!
レッスンが終わり、教室キッチンには、レッスン時にサンプル用に私が作ったお菓子の家とお菓子の絵本に合わせて、我が子たち3人がそれぞれレッスンで作ったお菓子の家とお菓子の絵本も加わり、ずらりずらりずらり。
そんな眺めもまたよし。


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残ったジンジャーブレッドに、残ったアイシングを使って。
袋詰めにして、ツリーに飾り。


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そして残ったシュトーレン材料を使って。
自分好みのシュトーレンを、フィリングを変えて3種類焼き、シュトーレン食べ比べなど。
ちなみに3種類のフィリングは、
①オレンジピール、マロングラッセ、ひまわりの種、カシューナッツ
②ラムレーズン、ホワイトチョコレート、アーモンドスライス、カシューナッツ
③オレンジピール、キャラメルチョコレート、アーモンドスライス、くるみ。
そして今年の1番のお気に入りは③、キャラメル風味のチョコレートがなんともいい仕事ぶり。

と、クリスマス気分を満喫しつつも、ここからはクリスマスを通り越し、一気におせち戦線ヘ向かいつつ。


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12月19日 12月ジュニアおりょうり教室は「クリスマスお菓子の家」、そしてふらり吉祥寺、レープクーヘンに薬膳スープ




さあ今週は、12月キッズ&ジュニアレッスンウィーク。
毎日毎日、元気いっぱいな子どもたちと、「クリスマスお菓子の家」と「クリスマスお菓子の絵本」を作る日々。
今月は通常レッスンにご参加のお子さんと、単発でご参加のお子さんとが教室キッチンに大集合、その熱気たるや。
今年も、下準備のお手伝いや当日のサポートを、いつもお世話になっているものづくり教室「みずたま」さんにご協力いただいての、開催の運び。

12月ジュニアおりょうり教室は、ここ数年すっかり定番の「クリスマスお菓子の家」。
固めのアイシングを使って、まずはビスケットで家のベース作りから。
基礎を固めている間に、2人のジンジャーブレッドマンに目や口、ボタンなどを書き。
今までに参加したことのある子どもたちはお手のもの。
ジンジャーブレッドマンの表情もそれはそれはさまざま。
髪の毛あり、サンタクロース風にひげあり、はたまた全部ぬりも。

そして家に屋根を取り付け。
続いて、ドアを取り付け。
思い思いのところに、クリスマスツリー、ジンジャーブレッドマンを飾り。
最後に屋根の上に星が輝き。
粉糖を降らせれば、一気にクリスマス仕立てに。

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ずらりと並んだ「クリスマスお菓子の家」。
毎年ながら、うっとりするような眺め。
1つ1つを袋にラッピングし、銘々に作ったお名前シールを貼って、できあがり!
アイシングが固まり切るまではもう少し。
どうかどうか気をつけての、お持ち帰りを。
作って楽しい、クリスマスまで眺めて楽しい、そしてクリスマスに食べて楽しい「クリスマスお菓子の家」。
もちろん、「もう食べちゃいました!」、そんなご報告も。
もちろんそれも楽し。
みなさんのクリスマスの想い出の1つとなりますように。
さあ12月キッズ&ジュニアレッスンはまだ続きます!


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レッスンの合間に。
駆け足でふらりと吉祥寺へ。
たぶんこれが年内最後の駆け込みふらり時間。

駆け足で用事を済ませ、いつものアクセサリーパーツ屋さんやボタン屋さんで小さな小さなパーツ選び。
ああこの時間のいとおしさ。
一休みに、といつも立ち寄るドイツパンの店「リンデ」へ。
お目当ては、ドイツのクリスマス菓子「レープクーヘン」。
先日のシュトーレンレッスンで、いつかのクリスマスレッスンリクエストをいただき。
この時期でないとお店にも並ばないので、今日こそは、と意気揚々と。
シュトーレンはもちろん、他のクリスマスドイツ菓子も並ぶ中、店頭には3種類のレープクーヘン。
2階の落ち着くカフェにてコーヒーと一緒に。
しっとりと落ち着いたクリスマス仕立ての店内で、いつものお気に入りの席で、ゆったりとクリスマス菓子をいただくひととき。
ライ麦ベースの生地にシナモンやナツメグ、カルダモンなどの香りがふんだんに。

「レープクーヘン」。
はちみつとたっぷりのスパイスを加えたドイツのクリスマス定番の焼き菓子。
チョコレートがけをして、クリスマスオーナメントにしたり、お菓子の家(ザクセンハウス」にしたり。
聞けば、「ヘンゼルとグレーテル」のお菓子の家も、このレープクーヘンでできていた、とか。


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さあ少し散歩をしてから、こちらも時々足を運ぶ、台湾茶藝館 「月和茶」へ。
早めのランチにオーダーしたのは、「人参鶏(レンスンチー)」。
鶏肉と高麗人参の薬膳スープ。
とはいえ、高麗人参の癖はなく、塩味ベースのスープはとってもマイルドに仕上がっていて。
身体がじんわりじんわりあたたまる感覚。
そして付け合わせの副菜もしみじみおいしく。
さっと炒めた青梗菜には、豆鼓を使ったソースが絶妙。
薬膳チャイニーズのヒントあれこれ、さあ1.2月レッスンに向けて。



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12月17日 11.12月「クリスマス&おせちレッスン」、終了しました。黒豆への想い

おもてなし写真①



*おしらせ*
今年の春にオープンした広島の蔦屋書店さんにておもてなしフェアが開催されています。
フェアにて、「箱詰めもてなしレシピ」、「箱詰め持ちよりベストレシピ」をありがたくもご紹介いただいています。
これからの年末年始はもちろん、春に向けても、おもてなしのヒントになれば幸いです。
フェアは新年1月26日までの開催です。



おもてなし写真③


11.12月レッスン、最後の週末レッスンを終えて、今年の通常レッスンがすべて終了。
あとはこれからの、12月キッズ&ジュニアレッスンで、子どもたちと、たくさんのクリスマスお菓子の家とお菓子の絵本を作る日々。

今年は昨年以上に、本当に、本当にたくさんのみなさまにレッスンにお越しいただき、たくさんのすてきな出会いにも恵まれ。
ふとこの1年でのレッスンに登場したレシピあれこれが蘇るような。
すっかり親しんだ11.12月メニューもこれで終了。
重箱前菜盛り合わせには、黒豆マスカルポーネ、彩り野菜の浅漬けなます、にんじんのムース、そして飾りかまぼこ2種。
ご当地雑煮は、かぶがふんだんに入った、みそ仕立ての福井風雑煮。
そしてクリスマスメインは、ラムチョップの香草パン粉焼き。
食後のクリスマススイーツは、チョコレートとくるみのケーキ。
1年の中でも1番想い入れの強い11.12月「クリスマス&おせち」レッスン。
今年も1つ1つが、私の心に残るレシピとなり。


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特に、「黒豆」についてはやはりみなさんからのお問い合わせも多く。
私自身も特に想い入れの強い一品。
黒豆、確かに時間はかかるけれど、言い換えれば時間をかければ自然に美味しくできあがるもの。
黒豆はきっと失敗するもの、そんな風に思われている方も少ないないのでは。
よくある失敗の1つが、「しわ」。
煮汁が少ないと豆の一部が煮汁から顔を出し。
冷める間に豆の水分が蒸発し、必然的にしわが寄り。
コツは、煮ているときも、それから煮上がってからも、常に煮汁にしっかりと黒豆が浸っていること。

レシピはごくシンプル。
レッスンでは可能な限り、小さなコツもお伝えしつつ、「だまされたと思って炊いてみてください。」と。
レッスン後には「レシピ通りに作ったら、おいしくできました!」、などなどうれしい報告あれこれ。

レッスンではすでに事前に黒豆を煮ておき、その黒豆を使ったアレンジレシピとして、「黒豆マスカルポーネ」をご紹介。
小さなお猪口にマスカルポーネチーズを少々、そこに黒豆をのせ、ラム酒をたらり。
お好みでクラッカーを添えて。
口に運ぶと、黒豆とマスカルポーネチーズの豊潤な相性にみなさん驚かれ。
そしてラム酒の風味。
極上の大人スイーツのような。

さあ来年もみなさんに喜んでいただけるレシピをご用意して、お待ちしております!

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オーブンからはジンジャーブレッドマンの香りが広がり。
12月キッズおやつ教室&ジュアニおりょうり教室に向けて。
テーブルにはジンジャーブレッドマンずらり、ずらり、ずらり。
この時期のこの眺めを眺めるのも、もう何年になるのだろう。


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ほっと一息の週末後半。
久しぶりに、高幡不動のござれ市へ。
骨董市が大好きで、以前は毎週末のように花園神社へ、東郷神社へ、と足を運んでいたのだが、今はこうやって時にふらり、ぐらいがちょうどよいようで。
帰り道、フジウでオレンジピールのチョコレートがけを買いに。

さあ12月もあっという間に後半。
1つ1つが2017年のよき仕事納めとなりますように。


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プロフィール

くにたちの食卓 いづい

Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

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