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10月9日 秋の一皿 鮮魚のポアレ ハニーマスタードソース添え



9.10月レッスン中盤の教室ウィーク。あっという間に駆け抜けたような。

今回の、「秋のフレンチ」、特にみなさんからご好評いただいているのが、「鮮魚のポアレ ハニーマスタードソース添え」。
ポアレ、フレンチのお店に行くとわりとよく目にする方も多いはず。焼き方の呼び名の1つで、フライパンを使って、弱火でじっくり加熱することを「ポアレ」という。フレンチでは、「焼く」という調理方法1つとっても、「ポアレ」のほかに、「ソテー」は頻繁に混ぜながら加熱すること(ポアレはソテーの1つといってよい)、強火で網などを使って焼く「グリル」や、小麦粉をつけて焼く「ムーニエール」、塊肉を焼く「ロティ」などなど、また他にもあれこれ。

名前だけ聞くと、一気にかしこまるイメージが強いかもしれないが、至ってシンプル。
下味をした魚をフライパンに並べ、弱火でゆっくり。今回は銀鮭に切り身を使って、弱火でトータル6.7分。弱火なので、急に焦げたりする心配もなく、魚を焼きながら、その気配を感じつつ、他の作業も。そして、フライパンならその様子も目に入るので、魚焼きグリルにありがちな、あっ、忘れてた!、そんな心配いらず。
ソースの準備をしつつ、下の面から徐々に火が入っていく様子を見つつ、全体の2/3ほど火が入った頃に、魚をひっくり返し、反対側を焼くこと数分。
弱火でゆっくり焼くので、魚の水分がきちんと中に残っていて、口にした時にしっとり、ふっくらとした仕上がりに。

そして、今回ご好評なのが、「ハニーマスタードソース」。最近は、カフェランチなどでもよく目にするのでは。
本来はフライパンなどでさっと煮詰めたりするのだが、レッスンでは材料を合わせておいて、魚をお皿に盛り付ける頃に電子レンジに少々。時に、加熱せずとも、魚を焼くコンロのそばに置いておくと、とろりほどよい加減に。さっと混ぜ合わせてでき上がり。そして、その手軽さをはるかに超えたおいしさ!
こっくりとしたはちみつの甘さは、日本人の大好きな照り焼きを思わせるような。そして、今回使う粒マスタード、辛み、というより酸味を加える役割なので、案外お子さんにもお口に合うことが多く。ちなみに我が子たちは、このソースのことを、「おいしいソース」と呼び、大、大好き。

魚はもちろん、焼いたお肉との相性も抜群。ローストチキンやローストポーク、いわゆるしょうが焼き用の豚肉をさっと焼いたものにかけてもよし。それから野菜との相性も。焼いた野菜、蒸した野菜などなどかなりの活用力あり。
お皿にのせた魚の上に、とろりとしたハニーマスタードソースがかかり、付け合わせには、ガラムマサラがふわりと香る「秋野菜のエチュベ」、そしてお皿の脇には、落ち葉一枚。秋の一皿。

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さて、気づけば、9.10月レッスンもすっかりの後半戦。そして、気づけば、その先の11.12月は。
そう、毎年恒例の、「クリスマス&おせち」メニュー。うわあ、早い!
ということで、あれこれリクエスト承り中。
クリスマスシーズンだけでなく、1年中を通して、多くリクエストいただくのが、、教室でもだいぶ定番となりつつある「テリーヌ」。
その華やかなイメージと、そして自分でも作ることができるんだ!、それも思っているほど難しくない!、そんな心持ちを体感していただけるはず。手間をはるかに超えるおいしさと華やかさ。料理価値度、高。
「テリーヌ」と一言でいっても、材料もレシピもさまざま。そしてバリエーションも幅広く。
ということで、昨年のレッスンで登場した、「型いらずにロールテリーヌ」とはまた趣向の違ったイメージで思案中。今回の切り口は、テリーヌの必須工程、ブレンダーやフードプロセッサーを使って「しっかり混ぜる」ことをしなくてもできる、必死になっての混ぜいらず、そんなテリーヌもみなさんに喜ばれるかなあ、など。

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来週からに向けて、教室キッチンのかごやざるをあれこれ並べて。
ざるやかごの、ほっとする眺め。

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10月6日 秋のタルトフランベとハロウィングラタンキット



気づけばすっかりの10月。
今週もレッスンウィーク。秋のフレンチ。

プレーンなパン生地を使って、1つは炒め玉ねぎのピザ「ピサラディエール」。せっかくおいしい生地があるのなら、と。
もう1つは、ちょうど1年前の秋のレッスンでも登場した「タルトフランベ」。
フランス、アルザス地方の伝統料理で、シンプルなピザ生地の上に、トマトソースなどはのせずに、軽いチーズや具材をトッピングしたフランス風ピザ、といったイメージ。
今回は、プレーンに焼き上げた生地に、秋の味覚のいちじくとサラミソーセージをのせ、ディルをあしらい。仕上げに塩とEXVオリーブ油を少々。なんともいえない、雰囲気のある一品。

いちじくは、ついついこの時期になると使いたくなる食材。レッスンでも秋にはわりと登場するのだが、いちじくが好きな方と、あまり食べたことがない方と、見事なほどに二分するフルーツ、食材。私も含め、好きな方は大抵、子どもの頃にその辺に実っていて、もいで食べた記憶など。私も、庭の片隅にいちじくの木があり、それから小学校の通学路にいちじく畑があり、こっそりもいで、頬張りながら帰った記憶など。

フルーツを料理に使うことは、フレンチはもちろん、イタリアンでもそれから和食でもよく目にする。
いちじくについては、和食では蒸してごまのソースをかけたり、和え物にしたり。
タルトフランベについても、いちじくはもちろん、秋の味覚、なしやぶどう、それから柿などもおすすめ。固めのフルーツなら、薄切りにしたり、小さくカットして、食べやすいように。そして、フルーツの魅力はなんともいっても、甘みとともにその香りと、それから酸味も大切な魅力。特に前菜としての料理については、酸味の役割も大きく。なので、柿など甘さが強く、酸味の弱いものについては、酸味として、バルサミコ酢をたらり、レモン汁をきゅきゅきゅっ、この時期ならすだちやかぼすなど、酸味を加えるとより整う印象。

いちじくにすだちに、栗などなど。秋の食材の魅力をしみじみと。

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さて、秋の食材をふんだんに使って。
10月末にご案内している、キッズ&ジュニアイベント。今月は通常レッスンはお休みとし、いつもとは趣向を変えて、ハロウィンならではの楽しみ方を。
みんなで仮装して、ハロウィン行進をし、それから、レッスンの代わりに、「ハロウィングラタンキット」をご用意することに。

キットをお持ち帰りいただき、お家でお子様と一緒に、手軽に「ハロウィングラタン」を作っていただきたい、そんな願いのもと。それぞれの材料の下準備は済ませ、基本的には、キットの材料を混ぜ合わせ、型に流すだけ。あとはご自宅のオーブンやトースターで焼いて、熱々のグラタンができ上がり。
フィリングは、かぼちゃはもちろん、秋の野菜とベーコンなど、そしてハロウィンパスタ。ハロウィンランタンにこうもり、魔女に、クモなど。自家製ホワイトソースと合わせて。

玄関先や教室にも、ハロウィンの演出を少々。
ハロウィンリースを作ろう!、と急に意気込んで、近所のドライフラワーの店「Marca」さんへ駆け込んだら、ハロウィンらしいブーケに出会い、あっという間に心変わり。ハロウィンコースターを添えて、玄関先に。

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10月4日 運動会週末その1とハロウィンに向けて



昨日は、長男小学校の運動会。

運動会には、きっとどの子にも、そしてどのご家庭にも、それぞれに、それぞれの小さなドラマ、大きなドラマがあるんだろうなあ、としみじみ。
今年の我が家のちょっとしたドラマは。
もともともお腹が弱い長男、確かに昨夜はパジャマのボタンを下まで留めず、寝ながらお腹が出ていたたことも。
運動会当日、寝起き早々、お腹が痛い!とトイレへ駆け込み。
朝食もあまり食べられず、とにかく寒い、寒い、と言うので、出発5分前まで半身浴などし、いかにも不調な姿を見送り。

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「こういうのもきっと経験だな。」、そんなことをつぶやきながら、こちらも学校へ。
すでに応援席に腰掛ける長男の顔色の悪いこと。お腹の調子の悪さと緊張もあったのだろうか。まあ、最後まで頑張れればよしとしよう、こちらはそんな心持ち。

そして、午前早々に3年生80m走。
なんとも落ち着かない気持ちながらも、もう見守るしかない。
そろそろ、という頃に、入場門で順番待ちをする姿に、思わず駆け寄ると、、今さっきまでとはちょっと違った、とっても落ち着いた表情で、「だいじょうぶだよ。」と。なんだか、以前にもこんなことどこかであったような。「お母さん、僕、大丈夫だからね。」、そんな感じ。

無事の一等賞。そして、応援席に戻るときには、うれしそうに、照れくさそうにこちらに小さく手を振り。
我が子のがんばった姿、そしてちょっとずつの成長を目の当たりにすること。

小学校の運動会、足を運ぶ回数を重ねるごとに、子どもたちのそれはそれはひたむきな姿に心打たれることが多くなり。特に大好きな応援合戦。校庭中に響き渡る、子どもたちの一生懸命の掛け声に歌声。まっすぐな姿は本当にまぶしくて。かつて自分が子どもの頃の記憶と重なったりもして、なんとも。

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さて、今年の運動会お弁当。
基本的には長男が好きなものをメインに。あとは、ちょうどご注文があったので、一緒に仕込んだものや試作やら。
ここしばらくは、「重箱に詰める」ことについて、重箱について、それから詰め方について、あれこれ追究中のところ。ここぞとばかりに、試し盛りなど。

2015年運動会お弁当 お品書き
・彩りなます
・クリームチーズボール
・レバーペースト クラッカー添え
・ナッツ松風
・秋野菜のテリーヌ
・肉巻きおにぎり
・おにぎり

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さて、今週末は、下2人の保育園運動会。これまた我が子たちの、我が家の小さなドラマが生まれるのを今から楽しみにして。

10月末に向けて。10月のキッズおやつ教室&ジュニアおりょうり教室は、いつもとは趣向を変えて。
ハロウィンらしいイベントと、今回は、お持ち帰り用に、「ハロウィングラタンキット」をご用意する予定。
だいぶ前からリクエストされている、我が子たちの仮装準備をしなくては。

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10月2日 ミニおはぎレッスン終了、運動会に向けて



今週後半は、9.10月レッスンの合間に、すでに10月に突入ながら、園児向け9月キッズおやつ教室ウィーク。

ついこの間までの、小学生向けレッスンとは似て大きく非なり!
9人の子どもたちがいっぺんにうれしそうに話をしてくれて、正直、聞き分けられないことも多々。話が混ざったりして。
それでも、みんなの、おはぎを作りたい!というまっすぐな気持ちは本当に愛らしく。

小学生向けジュニアレッスンでは、小豆やもち米の計量も子どもたちにしてもらったが、キッズレッスンでは、計量し、丸めるところまで下準備し。みんなの前にラップを置き、丸めた小豆を置き、もう1度ラップを置き。早くやりたくてうずうずしている子どもたちに、「じゃあ、始めましょう!」 、一生懸命に小豆を平たく伸ばす姿。

今回は、小豆が苦手な子が数名。1人ずつ相談し、ちょっとだけ小豆を使ってみようか、とか、小豆なしで作ろうか、など。小豆なしの場合、今回は、広げたもち米の中にカシューナッツを入れて、丸め、周りにきなこやごまをまぶし。これもまたおいしくて。

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でき上がったおはぎ3種をお皿に盛り、落ち葉を添えて、でき上がり!
テーブルにはあっちにもこっちにもごまが舞い。テーブルの上を整えていると、「早く食べたいよ~!!!」の声があっちからもこっちからも。そしてほどなく、「「いただきます!」
「自分で作るととってもおいしいね~!」、など。「今日はおはぎが3つもあるから、1つはお家に持って帰っても、」と話しながらふと見れば、すでに3つ目を大きな口を開けて頬張る姿など。

今日で「ミニおはぎ」レッスンが無事終了。10月は、通常レッスンはお休みし、10月末にハロウィンイベントを計画中。みんなのかわいらしいハロウィン仮装姿ずらり、想像しただけで今からわくわくするような!

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さて、明日は長男の小学校運動会。
レッスン後は、明日のお弁当準備など。ちょうどテリーヌのご注文をいただいていたので、ついでにわが家分も。それから、子どもたちも大好きな「ナッツ松風」を仕込み。
今週末は長男の、来週末は下2人の保育園運動会。昨年は3週連続運動会だったわが家、今年度に2週に収まり。
長男作、下2人の運動会旗。とびっきりの笑顔とやけに大きめな娘の姿。日々の態度の顕れか。

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くにたちの食卓 いづい

Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

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