9月29日 チョップドサラダにカルボスラット

大磯出張試作へ。
今回のテーマは、「秋のカジュアルフレンチ」。
ここ最近は、到着早々からすぐに一気に仕込みをスタート。仕込みを進めつつ、お互いに近況報告などもしつつ。
キヌアのレシピもあれこれ。その栄養価も、そしてそのプチプチ、もちもちとした食感も魅力的な食材。
キヌアに季節野菜やひじきを加えたマリネは、口に頬張りながら、体が喜ぶ実感など。秋なので、仕上げに今日はかぼすをぎゅぎゅぎゅっと。
こちら大磯では近々ライブイベントなども開催、ということで、パン生地を使ったレシピなどは、活躍しそう、などなど。
今回はメイン料理もサラダ仕立てで。「鶏肉のソテーと季節野菜の ハニーサラダ」には、盛り付けた野菜とカットした鶏肉に、はちみつと粒マスタード、酢、EXVオリーブ油を合わせたソースを回しかけて。それから、ジャーサラダの次にくるのは、と最近注目されている「チョップドサラダ」。チョップド、ということで、野菜や鶏肉など具材を同じくらいの大きさにカットしたサラダ。今回はゆでた鶏肉に、きゅうり、ミニトマト、そして秋なすに茶豆など。ざくざくカットして、具材ごと皿に並べて。ドレッシングはマヨネーズベースに、秋を感じる山椒を加え。これまたかぼすをぎゅぎゅぎゅっと。混ぜながらいただく、秋を感じるチョップドサラダ。


そして、一番好評だったのが、「季節野菜のカルボスラット」。「エッグスラット」の派生レシピ。
今回はパイレックスの耐熱グラスに、まずは秋野菜、きのこにさつまいも茶豆など。その上にマッシュポテトをのせ、さっと焼いた厚切りベーコンにチーズ、そして卵をポンと割り、湯煎へ。仕上がりにブラックペッパーを散らし。
半熟の卵が、全体に絡まり、なんとも整う。改めて、想像以上においしい一品。
みんなでテーブルを囲み、試食しながら、お互いに話したいこと、聞きたいことが山のように。あっという間の有意義なひととき。柳田さんと一緒にお店を背負っている3女のえりちゃん、ここな何年も日々の成長を目の当たりにしているのだが、まだまだ伸び代がきらり、きらり、きらり。秋のイタリア1人旅で、たくさんのものを習得してくるんだろうなあ、と。次回の試作では、魅惑的な旅ばなしがうかがえるはず。
9月も残りわずか。昨日までに、9月のジュニアおりょうり教室は終了。
お皿におはぎを3つ盛り付けて。「ごまときなこ、かけてもいいですか?」 おはぎの上にトッピングし、お皿のまわりにぱらり、ぱらり。これがなんともかわいらしくて。子どもたちの、楽しい発想にありがたい刺激。
さあ、明日からは園児向けキッズおやつ教室。これまた、子どもたちからの楽しい発想を発見できるはず。



昨日はスーパームーンを眺めながら、月見団子を頬張り。あまりに心地よい風。
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9月26日 お手軽に和栗のモンブラン、鞄に忍ばせるグラノーラスティック

もうすぐの十五夜に向けて、小豆を炊きながら。静かな秋の夜は、日中よりも、より小豆の香りが漂うような。
昨日今日とレッスン日和。
秋のお手軽フレンチ。
食後のデザートは、だいぶ以前からリクエストいただいていた、秋の味覚「モンブラン」。
それも今回は、「お手軽和栗のモンブラン」と銘打って。
以前のレッスンでもモンブランは登場しているのだが、みなさん大好きな栗!、ながらも、その栗の下処理は想像しただけで、クラクラと、モンブランにたどり着くまでは、そんな方も多いはず。私自身、生栗の皮むきは、なかなか気が向かない仕事。ついつい、そのままゆでて包丁で2つに割り、スプーンでほじほじ、そのままお口へ、のパターン。
ということで、前回は、栗ごはん用に市販されている、皮をむいた栗を使って、のモンブラン作り。
栗をゆでて、やわらかくなったら、ペーストにして。
そして、今回はさらにお手軽に!市販のマロンペーストを使う、という方法、それからマロングラッセや栗の甘露煮を使う、というやり方もあるのだが、難点は甘さを調節できないこと。特に今回は、「銀座みゆき館」の「和栗のモンブラン」のような、とかなりピンポイントのリクエストをいただいていたので、マロンペーストはかなり甘さ控えめに、それも渋皮付きで、とあれこれ頭をひねらせて。
たどり着いたのが、スーパーなどでも市販されている「むき栗」。特に今回は、渋皮付きの「むき和栗」を使って、のモンブラン作り。
むき和栗をフードプロセッサーにかけて、砂糖と牛乳を加え、お好みでラム酒を加え、以上。マロンペーストのでき上がり。
モンブラン担当の方は、ひとまずの作業はこれで終了。あとは、みなさんで食事を終え、これからデザートタイム、という段になって、生クリームを泡立て、お皿にモンブランを仕上げていく。
パティシエをされている生徒さんがいらっしゃるので、ここぞとばかりにマロンペーストの絞り方を拝見させていただき、プロならではの仕上げのコツや秘密など。思わずあれこれ質問など。いやはや勉強になることばかり。それから、天然酵母パン教室をされている生徒さんには、パン生地の丸め方を拝見させていただき、いやはや勉強になることばかり。
手間がかからない、といえば嘘になるが、お家でも、この手間で、このぐらいおいしいモンブランができるのなら、そう感じていただけたら幸いかなあ、と。


週末レッスンを終えて、ご注文のお菓子のお届けへ。
「
musubi くらしのどうぐ店」にて明日開催されるイベント「おさんぽ鞄づくり」に合わせて、のご注文をいただき。
大人が斜め掛けしてもかっこいい、おさんぽ鞄を作るワークショップ。鞄に忍ばせて、そんなイメージをもとにリクエストをいただき、、「グラノーラスティック」と、「秋のグラノーラ」の詰め合わせ。グラノーラスティックは、いつものベーシックなサブレ生地に粉の半量ほど、グラノーラをたっぷり加え。サクサク、ザクザクとした食感が魅力。どうか、みなさまのお口に合いますように。テーマのあるお仕事は本当に楽しいもの。
9月24日 きなこ香る秋色グラノーラにカルボスラット

お天気に恵まれたシルバーウィークは、最初から最後まで、家族でのんびり過ごし、しっかりとエネルギーチャージ。
最終日の昨日は、焼津の母を見送ってから、人ごみのない心地よい場所、と、狭山湖へ。芝生にシートを広げ、おにぎりを頬張り、心地よい風がそよそよ。またまたせっせとどんぐり拾いをしたり、ちょうちょを待ち構えたり、そんな子どもたちの姿を眺めながら。ありがたや、ありがたや、そんな心持ち。


シルバーウィークも終わり、さあ、せっせと働かなくては!
ご注文のお菓子の仕込みから。「季節のグラノーラ(秋)」。
今年の5.6月レッスンで、今までのレシピをリニューアルしたグラノーラ。今回はもちろんリニューアルレシピをベースに、仕上がりにきなこを加え。ほんのりふわりときなこが香り。秋、のイメージから、レーズンも3種類加え、秋色グラノーラの完成。
料理から感じる季節感とはまた違ったニュアンスが楽しい、お菓子から届く季節感。みなさまのお口に合いますように。

来週の大磯試作に向けて、試作もあれこれ。
「秋のカジュアルフレンチ&モーニングレシピ」。先日足を運んだ、「朝食フェス」からも貴重なヒントをあれこれ、あれこれ。
「モンティクリスト」は、フレンチトーストとクロックムッシュを合わせたようなもの。食パン生地にチーズとハムをサンドして卵液に浸すことしばし、フライパンで焼き色を付けて。しっとりとろ~りとした食感が魅力的。
そして、「エッグスラット」から派生した「カルボスラット」。マッシュポテトの上に、チーズとハム、そして卵をポンと割り、湯煎で半熟にあたためた「エッグスラット」からの派生。「カルボ」とは、「カルボナーラ」から。今回は、さっと炒めた厚切りベーコンとチーズをやわらかいマッシュポテトの上にのせ、卵をポン、そしてブラックペッパーを挽き、湯煎へ。
半熟卵を崩しながら、全体を混ぜて、いただく。相性の良い食材が、口の中でまとまった時には、想像以上のおいしさが広がる、そんなメニュー。
合間に生まれたばかりのベビちゃんに会いに、近所の産院へ。
胸がきゅん、とするほどに愛らしく、いとおしい、生まれたばかりの赤ちゃん。
なんだろう。もう自分の元にはやってこない、と想うとさらにその愛おしさは増すような。
片手に頭がおさまってしまうほどの、小さな小さな体の中にたくさんの、たくさんの愛が詰まっていて。
愛のおすそ分けももらって、の帰り道。
さあ、明日からの教室に向けて、せっかくなのでどんぐりを。こちらは秋のおすそ分け。

9月22日 籠いっぱいのどんぐりに素揚げのキヌア

シルバーウィーク中盤。
焼津の母をバトンタッチ、の巻。連休中、こちらへやってくることになっていた母を車に乗せた妹ファミリーと、どこかお互いの間にある公園で落ち合いましょう、ということで、横浜市「こどもの国」へ。
さすがにシルバーウィーク、たどり着くまでに渋滞にはまりつつも、無事の合流。
敷地内に牧場やプール、キャンプ場などもある広々とした公園。ながらも、まずは子どもたちが夢中になったのは、すぐそばで見つけたどんぐり拾い。あっという間に竹籠弁当箱にいっぱい。心も弁当箱も満たされたところで、いざ公園を巡ろう、と。
一面芝生の広場で、自由気ままに駆け回る子どもたちの姿。
5人の子どもたち、いとこ同士で会えたのは数時間ながらも、密なひとときだったはず。
帰りは、母がこちらの車に乗り。


今日は、東久留米への自転車の旅に出発した男子チームを見送ってから、母と娘と久しぶりのIKEAへ。
私のお目当てはファブリック。幅広で厚地なのでなかなか重宝する。
たまには、と、イケアレストランにてランチ。
スウェーデンミートボール風の新メニュー「ベジボール」は野菜をベースにした生地に小さくカットした野菜やチーズなど。サワークリームと合わせて。そしてトッピングには、素揚げしたキヌア。カリカリとした食感がなんとも楽しく。
キヌアに同じく、教室で登場する食材やメニューにはついつい反応してしまうもの。もう一品、「生チョコモンブラン」など。モンブランを頬張りながら、先日のレッスンで、マロンクリームを絞るとき、だいぶ使い込んだ絞り袋が破れたことを思い出し、いつもの店で絞り袋を買い。
夜は、義弟くんのところからいただいたつやっつやの新米に秋刀魚など。みんなで昔のアルバムを見たり、母から亡き父や亡き祖父の、初めて耳にする想い出話など。秋の夜長のひととき。
9月20日 秋を探しに、伊豆の旅 2日目

伊豆の旅、2日目。
のんびり朝の散歩、高原の空気の気持ちのいいこと、気持ちのいいこと。これだけでもう十分。
チェックアウトをを済ませ、出発早々、鹿たちに遭遇し。
秋の田園風景を探しに、ドライブなど。黄金色の畑に、彼岸花など。


修善寺を抜けて、伊豆の国市へ。途中の直売所で野菜を買い込み。
立ち寄ったのは、老舗旅館「古奈別荘」内にある、蕎麦「竹山」。茅葺屋根の立派な門をくぐり、敷地内のすてきなお庭を散策し、店内へ。
せいろはもちろん、こちらの田舎そばは絶品。なんとも香り豊かで、のど越しもよく。そして天ぷら盛りの美しさ。きのこあれこれに、かぼちゃにさつまいも、銀杏など、そして名残のみょうが。うどんに添えられたごまだれもコクがあり。
次回は、ぜひ、隣接するお食事処、旬菜「源氏山」に立ち寄るチャンスを狙いつつ。



そこからそばの、国指定史跡「韮山反射炉」へ。
「明治日本の産業革命遺産」として、7月に世界遺産登録が決定した、ということで、これからより名所化するのかなあ、といった雰囲気。1854年に作られた、日本で唯一の実用反射炉で、製砲工場としての当時の面影など。

帰路に向かいつつ、小田原方面へ。
小田原城に立ち寄り。今回も、旅の最後は、2人の想い出を子どもたちと辿ることに。結婚を決めてから、半年ほど、静岡と東京とのしばし遠距離時代。ちょうど中間くらいなのでは、と小田原を待ち合わせ場所に。それまで足を運んだことのほとんどなかった小田原もほんの少しだけわかるようになり。ここしばらくは、「NARUTO」モードの我が家。実は私もほんの少し。掘りを登る我が家の3人のミニ忍者姿を眺めつつ、伊豆の旅の終盤。
9月19日 秋を探しに、伊豆の旅1日目

伊豆の旅1日目。
朝早めに出発し、海沿いをドライブしながら、伊豆へ。青空の下、あちらこちらにすっかりの秋の眺め、そして秋の空気。
今回は伊豆高原と中伊豆エリアへ。リフトで上がる大室山の山頂からは、青々した空と秋の眺め、そして向こうには青い海。と、のんびり散策していると、「トイレ〜!」と至急コール。いざ急げ!、そんな現実などなど。


伊豆高原駅からほど近く、「うまいもん処」へ。今にも溢れんばかりの海鮮漬け丼はもちろん、定食に付く刺身もネタがすばらしく、さすがの伊豆レベル。
今夜の宿泊を目指し、天城高原へ。早めにチェックインを済ませ、敷地内を散歩をし、そしてふわあ、と昼寝など。旅先でのこんなのんびり時間はなんともありがたく。
今回の旅の楽しみの1つ、星。星座早見表を持って、中庭へ。と、なにかいる!かなり大きめの鹿たちが何匹も!
しばらく空を眺めていると、目が慣れてきて、ますます星がたくさん見えてきて。空に吸い込まれそうになる感覚。
はくちょう座、こと座、わし座の、夏の大三角形を真上に眺め。
鹿が怖くて、抱っこになった娘、抱えたまま眠りに落ち、その重いこと、重いこと。部屋に戻る頃にはぱっちり目を覚まし。久々の抱っこにしばし指先に震えまで。で、寝てないし、多分明日は筋肉痛だし、抱っこ損、だったのでは。伊豆の旅1日目。

9月17日 レアチーズケーキの食べ納めとピサラディエール

一気に秋深まる空気。
昨日で、7.8月「夏の沖縄料理」追加レッスンが無事終了。
最後のレッスンは、2か月に1度の子連れレッスン。ついこの間までのよちよち歩きだったのが、すっかり歩き慣れ、いつの間にかおしゃべりもあれこれ。かと思えば、こちらでは、まだまだねんねの姿で、近づくとうれしそうに手足をバタバタっと。う~ん、たまらない、すっかりのおばあちゃん目線にも近い感覚。
さあ、みんなでいただきます!、もうすぐ2歳になるところ、自分の想いは強くなり、まだまだその想いもあいまいで、そしてそれを伝える言葉がまだまだ出ないお年頃。そんな小さな彼女にまだまだ翻弄される日々に、「なんだか涙が出てきちゃいました。」と、涙がポロリ。きっと、多くのママたちが通ってきた道。そして私自身も。ママの涙をちょっと不思議そうに見つめる小さな彼女の姿も、そして思わず涙した彼女の姿も、どちらも愛らしく。
改めて、だからこそ、こういうときだからこそ、小さな我が子と一緒に過ごす、今だけの時間を、より楽しく、有意義に、そしてリフレッシュして過ごしていただけたら、と。
食後の「レアチチーズケーキ シークワーサーの香り」もしばしの作り納め。いつものながらの名頃惜しさなど。

さて、今日は、9.10月「秋のフレンチ」レッスン。
前菜の一品は、リクエストいただいていた、炒め玉ねぎのピザ「ピサラディエール」。そして、同じ生地を使って、「秋の味覚とサラミのタルトフランベ」を盛り合わせに。
いつものベーシックなパン生地を仕込み、ミニピザの形に成型し。
一方で、炒め玉ねぎの準備。インドカレーなどでもコクだしに定番の炒め玉ねぎ。本来は、たっぷりの油を使って、フライパンでじっくり1時間ほど炒めると、それはそれはこっくりとしたコクと甘みのある炒め玉ねぎに。インドカレーでは、揚げているのか、と思うほどの油を加えることも多々。が、なかなかそこまでに時間をかけることは難しく、そして油の量も控えたいところ。ということで、電子レンジを使って、15分で作る炒め玉ねぎ。薄切りにした玉ねぎを耐熱ボウルなどに入れて、まずはそのまま電子レンジで10分ほど。かなりくたっと、かさも減り。そこへ油を加え、全体にからめ、もう5分。あめ色までにならずこと、こっくりと甘みのある炒め玉ねぎに。以前、教室で、「オニオングラタンスープ」を作ったときには、油を入れる前までを電子レンジに託し、そこからはフライパンで炒めたのだが、今回はすべてを電子レンジ任せに。
あとは伸ばしたピザ生地に、炒め玉ねぎとオリーブ、アンチョビ、ミニトマトなどをトッピングして、オーブンで5分。玉ねぎの甘みとコク、オリーブやアンチョビのアクセントも効いて、ワインとの相性抜群の前菜の一品。思い出すとまた食べたくなる、そんな印象。
レッスンでのメニューは基本的に生徒さんたちからいただいたリクエストをメインにまとめている。今回も然り。
リクエストいただいたメニューについても、「満足です!」のお声をうかがうことができ、心からほっと。そして、ありがたくも、次回に向けてのリクエストなど。ありがたくもなによりの励みとなり。
ここしばらくはレッスンではもちろん生徒さんみなさんのご協力いただくことなどがあり、改めて、こうやって心優しいみなさんに囲まれていることに感謝せずにはいられない日々。「料理」を通して、みなさんと出会い、みなさんと繋がっていられること。秋の夜長はついつい感傷的になるのでこの辺りで。

いただきものの栗。
さすがも私も栗の皮むきはなかなか重い腰が上がらず。手間がかかるのはもちろん。包丁が一気に傷むので、ついつい敬遠しがち。一番好きなのは。そのままゆでて、包丁で2つに割り、スプーンでほじりほじり。子どもの頃から、この時期になるとこうやって食べることが多かったこともあり、私の中では一番好きな栗の食べ方。
子どもたちも栗が大好き。大喜びでスプーンでほじほじ。が、すくったものがあっちへこっちへ。時にすくった勢いで遠くへぴゅーんと飛んでみたり。食べ終わった後の床の眺め。そして追い打ちをかけるように、食べこぼし今だにNO.1の長男が席から立ち上がった時の衝撃。こんなことも、季節にまつわる想い出、と言えるか否か。
9月15日 9月はみんなでおはぎ作り

昨日から、小学生向けの9月ジュニアおりょうり教室がスタート。
今月は、秋のお彼岸にちなんで、「おはぎ」。
昔はお家で作られていた、こういう和菓子も今となっては、案外作ったことのない方も多いのでは。
が、特におはぎについては、小豆さえ用意できれば、想像よりはだいぶ手近にできあがるはず。そしてなによりもおいしい。
教室では、事前に甘さ控えめの小豆を炊いておく。ここ数年は、小豆の40%ほどの砂糖を加えて。以前は60%が定番だったのだが、40%くらいの方が、小豆本来のおいしさを感じられるので、ここしばらくはすっかり。
小豆を炊くのはちょっと、もしくは今すぐ使いたい、そんなときには躊躇せずに市販のゆであずきで。甘さの調節ができないのが難点ではあるのだが、手軽さには替えがたいシーンも多々。

さて、元気いっぱいの子どもたちの到着。特に小学生クラスは、ちょっとしたきっかけで、メンバー全体の雰囲気がしっとり落ち着くときと、相乗効果でテンション上々、の時と。今回は後者。「あんこが好きな人~?」、「はい、はい、は~い!!!」、挙って、勇んで手を挙げる7人。
今月のジュニアレッスンでは、「量る」ところからのスタート。まずは、あんこを15gが2つ、30gが2つ。そして今度は、もち米を15gが2つ、30gが1つ。みんなでいっしょにやると、こういう作業だけでもそれはそれは楽しそうで、1gの違いに大盛り上がり、などなど。計量したものを丸めて、まな板の上にずらり。
そして、いよいよおはぎの形に。まずは30gのもち米を平たく伸ばし、そこに15gの小豆をのせて、くるりと包む。子どもたちでも手が、あんこだらけ、もち米だらけにならないように、ラップを使って。そして、茶巾のようにキュキュッと絞ってから成型すると、子どもたちでも上手に丸いおはぎを作ることができる。
続いては、30gのもち米に15gのあんこを包み、1つには、きなこ、1つにはごまをまぶし。
ほどなく、お皿の上にはかわいらしいミニおはぎが3つ。そしてテーブルの上には、あちらにもこちらにももち米やらごまやら、きなこやら。
テーブルをきれいに整えて、お皿の脇にはちょこっと落ち葉を添えて。手をきれいに洗って、みんなで「いただきます!」 おはぎを頬張る姿。
さあ、来月は、みんなでハロウィン行進をプランニング中!

今日明日で、7,8月、「夏の沖縄料理」のレッスンが終了。今週は、「夏の名残の沖縄料理」と「秋のフレンチ」とがクロスする1週間。まさに季節の変わり目を体感するような。
「麩チャンプルー」に加えるゴーヤーも、まさに名残のもの。教室では、直売所や、「しゅんかしゅんか」など地場産の八百屋さんで買ったもの、または今週については、義父が畑で作ったものを使っている。名残のゴーヤーは苦さもやわらぎ、真夏のゴーヤーとはまた違った夏の名残の風情など。
フライパンにゴーヤーを入れて、さっとオリーブ油をからめてから、火をかけ、弱火でゆっくりと。ゴーヤーの苦みが、コクのあるほろ苦さとなり。
みなさんをお見送りに外で出ると、ふわあとキンモクセイの香り。気づけば、すっかりの秋の到来。
*お知らせ*
9,10月「秋のフレンチ」、10月16日に追加レッスンを開催します。他日はほぼ満席となっております。ご興味ある方はお問い合わせくださいませ。
9月13日 9.10月レッスン「秋のフレンチ」、始まりました!

今日から9,10月レッスン「秋のフレンチ」がスタート。
ピサラディエールにタルトフランベ、ポアレにエチュベ、???、ずらり並ぶフレンチの料理名に、一瞬、果たしてそれは、と身を引きがちなのだが、ふたを開けてみると、想像以上に手軽なテクニックあれこれ。お家で手軽にできる、普段使いのフレンチ、そんな目線を体感いただけたら、という想いのもの。
前菜の1品、「秋野菜とキヌアのサラダ」。
キヌアって?、そう思われる方も多いのでは。キヌアとは、ペルーなど南米で生産され、ひえ、あわ、きびなどと同様、「雑穀」に分類される。栄養価の高さが特徴で、女性が不足しがちな食物繊維、カルシウム、鉄分などが豊富。体内では生成できない「必須アミノ酸」のバランスも牛乳に匹敵するほどで、1993年にNASAの専門誌では、「1つの食材は、人間にとって必要なすべての栄養素を提供することは不可欠だが、キヌアは植物界、動物界において、なによりもそれに近いものである」、「21世紀の主要食」と提唱され、、2013年は、「国際キヌア年」として、国連で制定され、その価値はさらに認知度を上げ、日本でもより注目されるように。
ペルーなどでは、スープが定番なのだが、プチプチとした食感がアクセントとなり、今回のレッスンのように、サラダの具材としたり、お米に加えて炊いたり、グラタンに加えたり、パンやお菓子の生地に加えたり。煮ると、胚芽が開き、かわいらしいキヌアの芽が出てくる。他の雑穀とはまた少し違った印象がなかなか魅力的で。
キヌアをゆでる間に、サラダに加える他の具材の準備など。さつまいもに茶豆、ミニトマトにアボカドなど。キヌアを使うときのちょっとしたポイントは、他の具材と合わせるときに、キヌアの水気をよくとること。水分をしっかりと吸ったキヌアは、乾燥した時に2倍以上に大きさに。ゆでたものそのままだと、水分のまとわりが多く、調味料を加えても、どこか水っぽく、ぼんやりした印象に。なので、キッチンペーパーなどで水分をある程度とってから、合わせると、調味料の入りもぐっとよくなり、きりっとした印象に。このひと手間での仕上がるの差はだいぶ大きく。
初めてのご参加の生徒さんが、「普段は料理、あまりしないんです。」とだいぶ緊張されながら。私のレシピでは調味料の分量は記載されていないことが多い。その時の食材の状態やバランスに合わせて、だいぶ変わるので、その場で、「まずは小さじ1/4くらい入れてみましょうか?」など。「小さじ1/4って、どうやって量るんですか?」、そんな質問もとても新鮮で。そうだよね、そうだよね。質問されて、初めて、こちらが感じ、気づくこと。
具材を合わせたボウルに、みじん切りにしたイタリアンパセリと、塩と酢とEXVオリーブ油を加え、味をととのえ。今回は、グラスなどのサラダを盛り、仕上げに、くし形にカットしたすだちを添えて、お好みできゅきゅっと。

キヌアのサラダに、秋らしいお料理がずらり。テーブルから感じる秋。


昨日は、次男の保育園ママたちの集まりなど。夏休みに行われた「夏祭り」の打ち上げということで。
徒歩数分のお店をはしごして。「お造りはお任せください。」、その言葉を裏切らない質と鮮度。秋刀魚に、しっかりの脂ののった戻りがつお、まさに秋の味覚。おいしい料理とおいしいお酒、そして楽しすぎるおしゃべりと、うれしい繋がり。
9月11日 おはぎ作戦と朝食フェス

来週から始まるキッズ&ジュニアレッスンに向けて。
秋のお彼岸にちなんで、今月はこどもたちと「ミニおはぎ」作り。
子どもたちでも、手がもち米だらけ、小豆だらけ、にならないように作ることができる秘策など。それから、あんこが苦手な子でも食べてみようかな、と思ってもらえる秘策など。あんこ、大好きな子は大好きなのだが、和菓子全般あまり好きでない子も意外と多い。
お子さんの好き嫌いについて、頭を悩ませている方もきっと多いはず。私自身も、現役でその1人。下2人は本当に大抵のものは何でも食べるのだが、長男については、お肉の皮や脂身から始まり、スクランブルエッグなどこっくりとしたものが不得意。
もちろんケースバイケースではあるのだが、苦手なものを無理してまでは、と。が、たとえば火の通し方など調理の仕方、味付けの仕方、もしくは鮮度の違いなど、もっと単純に色味だったり、取り合わせだったり、なにかしらのきっかけで実は、食べてみたらおいしかった、そんなことも特に子どもたちについてはよくあること。たとえば、みんなでいっしょに食べる、とか、自分で収穫する、とか、それから、自分で作って食べる、とかそんなストーリーも重要な要素となることも多々。なので、そんなチャンスは意識して作っていきたいなあ、と。
ちょっとでも食べてみようかな、と思ったら、食べてみてね。でもやっぱりだめだったら、無理しないでね、と。
ということで、今月は子どもたちと秋を感じながらの、おはぎ作り。1人作戦会議中。

来週から教室に向けて、乾物などの買い出しに向かがてら、昭和記念公園にて開催されている「朝食フェス」へ。以前からぜひぜひ足を運びたかったイベント。
会場内には、50店舗ほどの世界の朝食ブースが並び、そのほかに青空マルシェにステージなど。お好みの朝食を調達し、会場中央にセッティングされたテントのもと、ベンチに腰かけて、ゆっくりと朝食をいただく、というなんともすてきなイベント。
まずはパンフレットを片手に、ブースを一通り回り、リサーチ。これだけ、世界の朝食が一同に集まるチャンスもなかなかないので、実に魅力的で、興味深いものあれこれ、あれこれ。思わずメモを取りながら、質問などしながら、ふむふむ、へえ~、など。
あれこれ迷ってセレクトしたのは、
「スタンポット」・・・オランダ風マッシュポテト。じゃがいもと一緒に様々な野菜をゆでてから潰して、ベーコンなどと合わせて、塩こしょうで味付けするシンプルな料理。口当たりの優しいマッシュポテトで、とても食べやすく。
「カヤトースト」・・・卵、砂糖、ココナッツミルク、ハーブを炊きこんで作ったシンガポールのジャム「カヤ」を、カリカリのトーストにたっぷりぬってサンドしたもの。ココナッツのコクがクセになる。ミルクジャムのようなコク。
「クラフィン」・・・クロワッサン生地をマフィン型に入れて、焼いたもので、中にはカスタードやチョコレートクリームなどがたっぷり。他にも、少し前にはやった「クロワッサンドーナッツ」をはじめ、プレッツェルクロワッサンやクロワッサン生地のマルサダ「クロサダ」や、クロワッサン生地のベーグル「クレーグル」、クロワッサン生地のワッフル「クリスクロワッサン」などなど、安直なネーミングもご愛嬌。それからカリフォルニアロールをクロワッサン生地で包んだ「カリフォルニアクロワッサン」なるものも。
他にも気になるもの、作ってみたいものあれこれ、あれこれ。
挽きたてのコーヒーと一緒に、テーブルに並べ、ちょっと遅めの朝食など。といいつつ、家でも朝食はいつも通りいただいてきたのだが。束の間30分ほどでも、朝ならではの、実に贅沢な時間。

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