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6月28日 包丁研ぎと和菓子のじかん、無事終了しました



2日間の、6月イベントレッスン「包丁研ぎと和菓子のじかん」が無事終了。
両腕、両足の筋肉痛に見舞われつつも、指先、爪先がすっかり黒くなりつつも、ありがたい充実感と、そしてご参加くださったみなさまとの優しいひとときに満たされて。

包丁研ぎ、ということでご参加のみなさまには包丁を1本ずつお持ちいただいて。
まずは、レクチャーから。包丁の種類、そして砥石の種類、おすすめの砥石の説明など。それから、いざ、包丁の研ぎ方について。まずは口頭で、ポイントをピックアップして説明し、続いては、シンクの周りに集まっていただき、包丁研ぎを見ていただく。通常のイベントレッスン以上に、みなさん真剣な表情。
私に研げるかしら、そんなお気持ちの方ももちろんありつつも、さて、順番に包丁研ぎ。

お二人ずつ、包丁研ぎをしていただきながら、お待ちの方々には、お菓子と緑茶のじかんを楽しんでいただく。
ということで、テーブルセンターの重箱を開けると、みなさんからの愛らしい悲鳴。国立の和菓子屋さん「一真庵」の季節の上生菓子が重箱にちょこんちょこんとく佇む姿。

季節を感じる4種の和菓子。七夕きんとんに、青梅、なでしこ、そしてくずまんじゅうの氷室。みなさんでどれを召し上がるかしばし悩んでいただく間に、緑茶のご用意。まずは、お菓子に合わせて、鹿児島の「知覧 みどりゆたか」。なんとも鮮やかな色味はもちろん、さつまいものようなほっこりとした味わいと、青々しい、若々しい味わいが、そしてお菓子にもぴったりと合うほろ苦さと、なんとも豊潤な緑茶。お菓子を召し上がった後は、さっぱりと爽やかに、グレープフルーツのフレーバー香る緑茶を冷たくして、ご用意し。

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包丁研ぎ。自己流ながらにも時々されている方もあり、もちろん、今日が初めて、結婚したときに買った包丁を恐る恐る携えて、という方もあり。包丁もさまざま。結婚したときに見立てたもの、おみやげに受け取ったもの、日々料理をする今となって、見立てたお気に入りのもの、などなど。改めて、包丁にもストーリーがあるのだなあ、と。

最初は、恐る恐る研ぎ始め、いつの間にか、それぞれの方がそれぞれのリズムに合わせるように。研いでいる包丁を途中でお預かりして、様子をみつつ、ほぼみなさんがお時間内に美しく包丁を研ぎ上げ。中砥で研ぎ、最後に仕上げ砥で研ぎ上げた時の包丁の美しさ。そして、砥石に負けないくらいにいい仕事をしてくれるのが、さびとり。その名も「サビトール」。特に、「もう捨てようかと思ってました!」、さびがあちらこちらについてしまい、だいぶかわいそうな姿になっていた鋼の包丁が、みるみるうちに生まれ変わり、きらきらに。「捨てられなくて、よかったね。」と思わず、包丁に話しかけてみたり。このさびとり、鋼の包丁だけでなく、ステンレス包丁も、クスミがとれて、なんとも美しくなる。みなさん、それぞれに、研ぎたての包丁の刃をきゅうりにあて、その手ごたえをご満喫。そんなご様子を拝見するうれしさ。

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今回は、最後に、ついでに、ということで、「包丁の使い方」についても、ほんの少しお伝えし。包丁の持ち方、切り方についてなど。ある意味、あまりに日常的過ぎて、なんとなく見よう見まねから始まり、あとは自分なりのやりやすさ、を重ねることが多いのかもしれない。が、改めて、ちょっとした基本を知ることの価値は大きく。

全4回の包丁研ぎレッスンが無事終了し。ご参加のみなさんがうれしそうに包丁を持ち帰る姿がなんとも印象的。包丁研ぎという仕事がお好きだったら、日々の家事に負担なく、ストレスなく取り入れていただけたら。でも、包丁研ぎを自分でするのは、う~ん、という方も多いはず。としたら、無理しての包丁研ぎはおすすめせず。研ぎ屋さんに出すなり、私のところへ持ってきていただくなり、わざわざストレスを増やす必要はまったくないはず。ただ、言えるのは、やっぱり研いである包丁を使うことはおすすめしたところ。なんといっても、研ぎたての包丁で料理することの心地よさは料理のスキルアップ、そして楽しさとも直結するので。

改めて、今回ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。次回は、秋深まる頃に、秋らしいおいしいイベントレッスンを開催したいなあ、とぼんやりながら考えております。

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丸の内ではなく、八重洲で。バルやバーではなく、居酒屋で。昨日は、中高時代の友人たちと、うれしい集まり。最近はこうやって、彼女たちと会って、ひたすらしゃべり、ひたすら笑い、時にまじめな話をし(ほとんどないか)、そんな時間が本当にかけがえなく。ほろ酔いでの別れ際、ついつい立ち話も長くなり。きっと、また、そう先でなく、会える、そんな感覚がなんとも心強いもの。次回は個室でね。

6月のイベントレッスンが終わり、今週からは、7,8月レッスンがスタート。
気づけばそんな時期。学校や園でのプール開きも始まったので、今日は我が家でもビニールプール開き。一番張り切るのは、3年生の長男。まだ、入るの?と、何度も確認したのだが。玄関先のブラックベリーもだいぶ色づいてきて。本格的な夏のはじまり。

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6月25日 「包丁研ぎと和菓子のじかん」に向けて



明日から始まる6月のイベントレッスン、「包丁研ぎと和菓子のじかん」に向けて、準備あれこれ。
シンクでは、同時にお二人ずつ包丁研ぎをしていただけるように、シンク周りの準備など。イベントレッスン準備は、通常のレッスン準備とは、また違った緊張感と秘かな高揚感というか。

準備の合間に、自転車を走らせて、時々無性に足を運びたくなる谷保へ。
「はたけんぼ」へ。背の伸びたとうもろこし畑に、田植えしたばかりの田んぼ、そして馬小屋にはジャックとダディー、それから隣には羊のアマエルがいて。我が家から自転車で15分足らず、ながらも、おもしろいくらいに別世界の眺めにどこかほっとするような。
今日は、田植えで余った稲を少々分けてもらいに。コシヒカリの苗を10本ほど。植え方をレクチャーしていただき。明日、土が届くので、子どもたちとバケツ栽培をしてみようかと。
「はたけんぼ」からの帰り道、道の脇の小川の眺めが、ふと幼少のころの記憶と重なり。谷保天満宮の満開を少し過ぎた紫陽花を眺め、大急ぎで帰宅。1時間たらずとは思えないリフレッシュに。

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明日明後日、ご参加のみなさま、心よりお待ちしております。包丁1本携えて、お気をつけて、お越しくださいませ。

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6月24日 チーズケーキ2種



昨日は、母を見送りついでに、「シェ ナカ」へ。
母とこうやって2人で食事をすることも、今となってはなかなかできないので、久しぶりにゆっくりあれこれ話しながら。
メインの「牛ミンチのガレット」は、一見ハンバーグのようだが、つなぎなしのミンチ肉を整えて焼いたもの。お肉のおいしさを生かしつつ、しっとりとやわらかくて。
改札で母を見送り。大学生時代から、こうやって何度となく母の後ろ姿を見送り、いつもながら、母が帰った後は、なんとなくぽかんとすることしばし。そして、いつもの時間が流れ。

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今週に控えたイベントレッスンの準備を進めつつ、来月からのレッスンの試作を重ねつつ、そして園行事の下準備などなど、準備ごとが多い数日。
デザート試作は、レアチーズ2種。1つは「レアチーズケーキ」、もう1つは、「フロマージュ・ブラン」。2つが並ぶ光景は、束の間ながら、涼しい風が流れてくるような。まさにこれからの季節にぴったりの印象。焼く工程がないのも、これからの季節にはうれしい要素。特に、「フロマージュ・ブラン」は、ただ混ぜるだけ、という驚くほどにシンプルなレシピながら、シンプルにリッチなおいしさ。来月のキッズおやつ教室では、子どもたちの好きそうなフルーツやソースと合わせたり、トッピングを楽しくして、と思案中のところ。

涼しげなスイーツとは対照的に、今月のキッズおやつ教室では、今日もみんなで「夏野菜のピザ」を焼く。
十分に発酵したピザ生地に指を入れる、続いてグーパンチ、そして分割した生地を手で触れる。それはそれは楽しそうに。
生地伸ばしは時々お手伝いするものの、トッピングについては、ほぼすべて子どもたち任せ。おもしろいほどにそれぞれのピザにそれぞれの表情。そして、作った生地をオーブンに入れて、250度で5分。みんなでテーブル準備をしているうちに熱々のピザが焼き上がり。1枚1枚がこれまたいい表情、そして、それを眺める子どもたちもそれはそれはいい表情。

「今日の夜ごはんにピザを作りたい!」、教室が終わる夕方に、そんなリクエストを受けるママも。生地を1から作らなくても、手軽に食パンやスライスしたフランスパン、それから市販のピザ生地や、市販のナンなどを使うこともおすすめ。トッピングだけでも、子どもたちは十分に楽しいはず。

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6月22日 初夏のパシフィック料理、終わりました

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5.6月レッスン、「初夏のパシフィック料理」、1クールが本日無事終了。
いつもながら、それぞれのレシピに愛おしさのような感覚。
前菜の、「ハワイ風 初夏野菜と海藻のジャーサラダ」では、詰める楽しさ、そして開ける楽しさなど、口へ運ぶまでのストーリーもおいしさとなる、そんなメッセージも込めて。それから、「初夏野菜のトムヤムガイ」では、市販のトムヤムペーストを使って、手軽にアジアン料理を楽しんでいただくコツなど。メインの「ガーリックシュリンプ」では海老の下処理のコツ、そして一品「チリコンカン」はスパイス使いの魅力を感じていただけたのでは。最後のデザート、「初夏のグラノーラ」は今回のメニューの中で一番みなさんからのおいしいリアクションを拝見できた記憶。
さあ、来月は「夏の沖縄料理」!

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昨日は、主人がお世話になっている写真家さんの写真展を観に、ミッドタウンへ。
季節が織りなすはっとするような、ほろっとするような風景写真。まったく違った風合いの写真が隣り合わせとなり、合わせて目に入るときの、1枚ずつとはまた違った印象となるおもしろさなど。
写真展の後、もう少しゆっくりミッドタウンを満喫する予定だったのだが、予定よりもだいぶ早く、焼津の母からの用事が終わったコール。ランチに行く前にメールを入れて、とお願いしていたのだが、「ごはん食べ終わったから。」って。かなり後ろ髪引かれつつ、みんなで母のお迎えへ。

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6月20日 パクチー香るアイスクリームとバースデーBBQ



昨日の平日レッスン。
最近は、お孫さんがいらっしゃる年代の方々のご参加もあり、とにかくうかがうお話がいつもいつも楽しみで。

「初夏のパシフィック料理」、食後のデザートは、「初夏のグラノーラ パクチー香るアイスクリームを添えて」。
「前からグラノーラを作ってみたいと思っていて、材料は買ってあるんです。」、「パクチーは苦手なんですが、パクチーのアイスクリーム、挑戦してみます!」、もう少ししたら7人目のお孫さんが生まれる方からの声。
今回、グラノーラに添えるアイスクリームには、パクチーをふんだんに。とはいえ、多分、みなさんがイメージするパクチーの風味とはだいぶ違った印象のはず。というのも、アジアンの料理では、かなり大きなざく切りで添えられることが多いので、葉や枝が口に当たった瞬間に、パクチーの風味全開。この感じももちろん癖になるのだが、だからこそ苦手な方も多いのでは。
今回は、パクチーをみじん切りに。みじん切りにすると、本当に驚くほどに爽やかな風味になるから不思議。イメージとしては、ミントに近い印象。本当です!以前、何かの料理のレッスンでは、前菜のマリネにパクチーのみじん切りを加え、みなさん、驚かれていた記憶。
パクチーのみじん切りに、ほんの少々ミントのみじん切りも加え、アイスクリームに混ぜ、器に詰め、冷凍庫で冷やし固め。
もうすぐ1クールが終了するところ、パクチーがあまり好きでない方も、今のところ、みなさん、OKの声。口のした時には、なんだか爽やかだが、パクチーとは感じないくらい。よーく意識して口に運ぶと、確かに、優しくパクチーの風味。想像が膨らむ方、ぜひお試しなど。

今は、お孫さんたちとの時間、そしてお孫さんたちに何を作ってあげようか、など、日々の励みにもなっているご様子。私も含め、子育て真っ只中の生徒さんたちに、「その頃が懐かしくて、羨ましいわ。」、「これからが楽しみね。」、と。
料理をお伝えする、という立場ながら、なんともたくさんのことをお伝えいただくありがたさ。

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今日は、長男9歳のバースデー。
長男リクエストでBBQ。早めに出発し、朝食からの時間を過ごすことに。鳥のさえずりを聴きながら。朝食はシンプルなマフィンサンドとトースト。さっと焼いたマフィンに、こちらもさっと焼いた厚切りハムをのせ、チーズをのせ、サンド。口に運ぶ頃にはチーズが優しく溶けて。
朝食を済ませると、すぐに目の前の川で遊び始める子どもたちを眺めながら。もう9歳。こんな風に5人で過ごす時間もきっとこれから少なくなっていくんだろうなあ、など。そして、こんな時間をしみじみ懐かしく想うんだろうなあ、と。日々、特に平日の夕方以降は、生活を回すのにまだまだ必死なところ。特にもうすぐ3歳の娘にはまだまだ手を焼くことも多く。ついつい、ああ、今がたいへん、そんな気持ちになってしまうことも多いけれど、3人の姿をこうやって眺められること。朝の心地よい空気のお陰もあって、バースデーのお陰もあって、そして昨日のレッスンでうかがったお話のお陰もあって、浄化されるような。

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夕食は手巻きずし。一番上にも関わらず、3人中いまだに食べこぼしが一番多い長男。手巻き寿司だと、なおさら。まだまだそんな9歳ではあるけれど、ひとまずはすくすくと優しく育ってくれていることに感謝して。
バースデー恒例のロールケーキ。長男が大好きなキウイフルーツなどをふんだんにのせて。そして、毎年この頃から熟し始める、庭先のブラックベリー初摘みの3粒ものせて。

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6月18日 ガーリックシュッリンプにズッキーニをふんだんに



ありがたいリフレッシュ。
昨日のオフは、我が家にて、中学高校時代の友人たちとのプチプチ同窓会。
卒業以来、20年以上ぶりの再会もありながらも、顔を合わせた瞬間にあの頃のお互いの制服姿がおかしいくらいに思い浮かび、一気に心緩む時間。

近所の天然酵母パン「ベーカリーハース」のパンずらり。
前菜には、ベトナム風和え物「夏野菜のゴイ」。ナンプラーの使い方のコツなど質問いただくと、ついつい語りが熱くなり、おっと、教室ではなかった、と反省しつつ。
それから、海老好きの彼女に、と。「ガーリックシュリンプ」には、これからが旬のズッキーニやエリンギを加えて。召し上がるまでに少し時間があるときには、海老や野菜の仕上げにはバターは使わず、ガーリックバターを添えて、召し上がるときに合わせていただくスタイルに。「ガーリックシュリンプ」、もちろん海老だけをふんだんに、もよし、なのだが、たとえば、日々の食卓の主菜には、季節の野菜と合わせるのもよし。特に油と相性のよいもの。きのこ類はもちろん、じゃがいもなどなど。そして、これからの時期、直売所の常連、ズッキーニ。おばけのように大きくなっても、大味にならないズッキーニ。さっと炒めてフレッシュ感を生かすもよし、くったりと炒めて、コクを引き出すもよし。それから、昨日仕込んだ、「押し麦と夏野菜のグラタン」など。あとは、お友達が持ち寄ってくれたおいしいマリネやハムなどなど。あっという間に、テーブルにずらり。おいしい料理と、大切な友人たちとのおしゃべり。しみじみありがたい時間。

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来週に控えた、「包丁研ぎと和菓子のじかん」。
お持ちいただいた包丁を順番に研いでいただきつつ、研がない方は眺めていただきつつ、おいしい和菓子とそれから緑茶を楽しんでいただく趣向。ということで、今日は、お出しする緑茶を選びに。
まずは、お菓子に合わせての、この時期ならではの緑茶、それから、もう1つは、水出しの冷茶として、こちらも季節感あるフレーバーものをセレクト。
2か月に1度ペースで開催しているイベントレッスン、いつもながら、通常のレッスンに向けて、とはまた違った緊張感をわくわくとした心持ち。来てくださるみなさまに、有意義で楽しいひと時を過ごしていただけますように。

7.8月レッスン、「夏の沖縄料理」に向けて。
沖縄定番のチャンプルーも、我が教室風に。昨日の、「ガーリックシュリンプ」も然り、日々の食卓のメインにもぴったり、そして気取らないおもてなし料理にもぴったり。

「キッチンの風景」更新しました。5.6月、初夏のパシフィック料理、それから、5月キッズ&ジュニアレッスンのロールケーキなど。

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6月16日 グラノーラに押し麦、グラタンに押し麦、そして初夏の和菓子



5,6月レッスンもそろそろ終盤に向かうところ。昨日は、2か月に1度の子連れレッスン。
初めまして、のまだ2か月!、小さな小さな赤ちゃんの泣き声、そしてねんねの姿、天を仰いで居心地よさそうに手足をばたばた、ああ、すっかりのおばあちゃん目線。ああ、こんな時あったなあ、遠い遠い昔の記憶を辿るような。数年前の事とは思えないほど、遠い遠い記憶のような。

想像よりずっと簡単にでき上がる「グラノーラ」。おいしい予感に、眠い目をこすりながら、頑張って起きているかわいらしい姿も。今回は、よりザクザクとした食感を出すために。メインの材料、「オートミール」に少々の「押し麦」も加えて。そう、麦ごはんを炊くときに少々加える「押し麦」。オートミールよりもずっと厚みがあるので、頬張った時に実にザクザク感を演出。

何度かご質問もいただいているのだが、レシピのはちみつの分量を倍にするとより固まりやすくなる。型に詰めたりして、焼き立てを包丁で切り分ければ、「グラノーラバー」のでき上がり。軽食やちょっとしたおやつにぴったり。こちらも、通常のグラノーラと同じように、ドライフルーツは焼き上がりに加える。バーの場合、焼き上がったところに押し込む、というか、押し詰めるというか。グラノーラ、加える材料のアレンジで楽しむもよし、仕上げの形のアレンジを楽しむもよし。あると実に重宝する、その存在感。

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「押し麦」つながりで。明日の仕込み。
「押し麦と夏野菜のグラタン」。ゆでた押し麦を小さくカットして、下処理した夏野菜、新じゃがいも、ズッキーニ、かぼちゃ、ミニトマト、それからベーコンと合わせ、ホワイトソースでからめ。頬張った時に、押し麦のプチプチ感はクセになるおいしさ。ショートパスタのような感覚で、グラタンに加えたり、サラダに加えたり、スープに加えたり。ザクザク感にプチプチ感、食感の楽しさを演出するのに、おすすめの食材。

さて、来週に控えた、6月のイベントレッスン「包丁研ぎと和菓子のじかん」に向けて。
和菓子は、国立の閑静な住宅街の中にひっそりとある、洗練された生菓子を扱う「一真庵」の季節の上生菓子をご用意する予定。予約にうかがいつつ、今日は牡丹の花をイメージした練り切り「富貴草」と紫陽花をイメージした道明寺「四葩の華」など。あまりの愛らしさに眺めることしばし、と思いつつ、思わず頬張る。冷たい緑茶と合わせて、束の間のなんとも落ち着いたひととき。

「包丁研ぎと和菓子のじかん」、ありがたくも、どの時間帯も満席となりました。来週はたくさんの包丁との出会いが楽しみのような、ちょっと怖いような(ひたすら包丁を研ぐこととなるはず)。次回のイベントレッスンは、秋深まり始める頃にご案内予定です。

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6月14日 幸せそうなキッチンとおいしさのプロローグ



先週の金曜日の朝、小学校の朝の読み聞かせへ。
長男が1,2年生のころは、まだ下の子たち事情で読み聞かせに行くことが難しく、今年度になって初めての読み聞かせへ。
少し前からどんな本にしようか、あれこれあれこれ迷ったのだが、私のライフワーク「食」に関するもの、食物連鎖やいのちをいただくこと、そういうテーマも、と思ったのだが、まずは今回は、「食」の楽しさを感じてもらえるもの、ということで、梅雨の季節にちなんで、登場するのは「かえる」、そしてこれからの季節に食べたくなる甘くて、おいしいもの、「アイスクリーム」。
大好きな、アーノルド・ローベルの「ふたりはいっしょ」シリーズ、「ふたりはいつも」より、「アイスクリーム」。そして、山際百合子の絵と文で描かれた「おいしい料理の本」より、「おしゃれアイスクリーム」の作り方を紹介。

私の料理の原点は子どものときに読んだ絵本かもしれない。絵本の中に出てくる食べ物のシーンに想いを馳せ、憧れ。幸せそうなもの、をものすごく感じていた。そしてそれは今も変わらず。

ジュニアおりょうり教室。みんなで「夏野菜のピザ」作り。
焼き上がるピザの香りに、みんなの顔がほころび、そして、いつもなら、少し食べて、残りをお持ち帰りする子も、おいしくて思わず止まらない。「生きる」ための本能的行為「食べる」、そこにまつわる雰囲気やストーリー、シーン。
夕方、せっせと宿題をやっているかと思ったら、長男がうれしそうに見せてくれたのは、粘土で作ったピザ。

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週末は先週のリベンジ。1年に1度くらいは、のディズニーランドへ。前回までは連れてこられた感じだった一番下の娘も、今回は相当楽しみにしていて、ここしばらくは、「ミニーちゃんのところへ行けなくなるよ!」がかなりの頻度での切り札化していた日々。

今まではすっかりスルーしていた「ミニーの家」、今回は娘と。外観はもちろん、そのキッチンの愛らしいこと。まさに、「幸せそうな」キッチン。大きな冷蔵庫を開けると、ミニーの大好きなチーズをはじめ、カラフルなパッケージのものがずらり。大きなオーブンの中では、オーブンのボタンを回すと、みるみるケーキが焼き上がり、そしてハッピーバースデーの文字が描かれ。「夢の国」にぴったりの眺め。そして、オーブンの前にしばししゃがみ込む姿など。

そういえば、今月のキッズ&ジュニア教室、子どもたちがいつの間にかオーブンの前に集まってくる。そして、タイマーを見つつのカウントダウン!そういえば、私もそうだった。オーブンを覗きこむ時間、そんなプロローグもおいしさとなるはず。

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6月11日 梅しごと、今年もジップロック漬け、そしてハートピザに、くまさんピザ



今朝、打ち合わせに行く前、30分あるから、よーし梅干し漬けちゃえ!
すっかり追熟した梅を、昨日ヘタとりをし、一晩水につけ。
昨年は、6月下旬に「梅しごとのじかん」を開催し、みなさんと国立産の梅を使っての梅干し作りをしたのだが、その作業はあれ?っと拍子抜けするくらいのもの。今年はスケジュール的に開催できなかったので、せめてもの覚書など。

もう何年も我が家では定番の、「ジップロック漬け」。
①追熟した梅のヘタをとり、
②一晩水につけ、
③水気をとり、
④中サイズのジップロックに詰め、
⑤10~20%の塩をまぶし、
でき上がり!梅酢がもれることがあるので、ジップロックを二重にして、閉じ、あとは重ねて重石をする。

今年は15%の塩で。朝につけて、夕方にはだいぶ梅酢もあがって。実はこのジップロック漬け、かなり均等に梅をプレスすることができるので、とても効率よく梅酢が上がるメリット。私はしっとりした、かつ赤紫蘇なしの梅干しが好きなので、あとは基本このまま。土用の頃に土用干しはするけれど、そのまま適量の梅酢に漬けたままの保存。
教室キッチンの片隅、ジップロックに入った梅、そしてその上の重石用、ル・クルーゼのテリーヌ型、いつの間にか、この時期の我が家の光景となり。

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昨日の平日レッスン。だいぶ以前から、「ガーリックシュリンプ」のリクエストをくださった彼女が、もちろんの「ガーリックシュリンプ」担当。頬張った瞬間にこちらもうれしくなるようなリアクション。喜んでいただけて、なにより、なにより。
「ガーリックシュリンプ」を見た目もおいしく仕上げる、ちょっとしたコツを1つ。
海老に火を通すとき、フライパンに海老を並べ、火が通る前にトングや菜箸で全体をくるっと形を整える。身の上の部分と尾を寄せる、というか。そうすると、ぼんやり間延びした姿にはならず、きゅっと丸く、形の整った仕上がりに。そんな見た目も美しさも大切なおいしさの要素。

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6月の園児向けキッズおやつ教室も始まり。こちらも、みんなで「夏野菜のピザ」。
ふっくらと膨らんだピザ生地にちょっとどきどきしながら、指を入れる子どもたちの姿は本当に愛らしく。
今日は、定番の丸い成型だけでなく、「ハート型」や、猫から最終的にくまさんに変わりつつも、「耳つき型」など。トッピングも、チーズなしや、チーズ多め、などなど、お好みにカスタマイズして。
「普通は、枝豆ってピザにのってないよね?」、「でも、おいしい!」
梅干しにしても、枝豆やとうもろこしがのっているピザにしても、そんな季節の食の記憶がどこかに宿りますように。

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6月9日 6月ジュニア、みんなで夏野菜のピザ作り



関東の梅雨入り。
じめじめとうっとうしい季節ながらも、鮮やかに咲くあじさい、そして梅雨の名の通り、梅の季節。しゅんかしゅんかの国立産梅も今週いっぱいあるかないか、ということで完熟の梅を買ってきて。
袋を開けた瞬間に、ふわあと梅の豊潤な香り。毎年この時期に体に浸み渡る香り。
もう少し追熟を、と、教室キッチンの片隅に。キッチンに足が向くたびに、部屋全体に香りが広がり。香りで感じる季節感。
梅の香りを体が感じると毎年必ず想い出すのは、長男出産。あれからもう9年かあ。
ついつい今日も叱り飛ばしてしまったことを反省。

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さて、そんな長男も参加した、6月のジュニアおりょうり教室が昨日からスタート。
今月は、リクエストにお応えして、みんなで作る、「夏野菜のピザ」。

まずはトッピングの準備から。
夏野菜、今回はミニトマト、枝豆、とうもろこし、それから新玉ねぎ。ソーセージやベーコンは好きなものを選んでもらい、1人ずつ包丁でカットし、下準備。それからお手軽トマトソース作り。カットトマトにケチャップを加え、さっと混ぜ、ほんの、ほんの少々、エルブ・ド・プロヴァンスを加え、以上。煮詰めたりすることもなく、ただ混ぜるだけ。

生地は、みんなの到着前に一次発酵させておき、さっそくみんなで生地の発酵具合をチェック。手に少々の粉をつけ、まずは指先をプスッと生地へ。みんないいリアクション。入れた指のあとがそのまま残っていれば、発酵は十分。そして今度はパンチング。グーにした手をみんなで生地へ。あっという間に生地の空気は抜け。
生地を分割し、さあ、みんなで生地伸ばし。ついつい最初から麺棒を使いたいところ、まずた手で生地を押し広げ、そのまま手で広げていく。その後に麺棒を使って、さらに薄く伸ばし。その後、空気の通りをよくするためにフォークでプスプスと穴を開け。みんな、真剣も真剣。
そして、先ほどのお手軽トマトソースを広げ、トッピングを散らし。ここはまさに個性が出るところ。手早くぱぱっと感覚でトッピングするもよし、几帳面に具材をそれはそれはきれいに並べるもよし。みんな、なんとも楽しそう。そして250度のオーブンへ。

焼き時間5分。待ち時間もほとんどないのだが、誰の分から先にお皿にのせるか、じゃんけん大会など。小学生になると、こういう連帯感がいつの間にか生まれるおもしろさ。そんなの楽しいの?、思わずこちらまで拭き出してしまうような。

そして、ほどなく、みんなの前には焼き立ての「夏野菜のピザ」。もちろん熱々を、ハフハフしながらいただきます!
お家では、生地作りから、でなくとも、ピザトースト作りも楽しいのでおすすめ。

*おしらせ*
おしらせ」にて、7.8月レッスン「夏の沖縄料理」、教室日程ご案内をアップしました。

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プロフィール

くにたちの食卓 いづい

Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

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