4月29日 レッスン最後のちらしずしとジャングルジムツリー

何度見ても、特にこの春にはレッスンで何度見たことか。それでも、やっぱり、何度眺めてもうっとりする美しさの「ちらしずし」。本当に料理って、美しいなあ、そんなフレーズを象徴するような一品。
昨日は、3,4月「春和食」の最終日レッスン。初めまして、の方も多く。
レッスンではいつもたいてい、お1人様一品ずつ担当するメニューを選んでいただき、それをメインに作っていただくスタイル。
今回は人数が多かったので、「ちらしずし」をお二人で担当していだだき。
まぐろのづけに、真鯛の昆布〆め。包丁使い、魚使いについては、やっぱり苦手意識のある方も多いはず。特に包丁使いについては、まずは包丁の持ち方、そしてそもそもの立ち位置、それから包丁の置き位置、切るとはどういうことか、などなど、あまりに日常過ぎて、今さら意識することもないのだが、実は、ちょっと意識するだけで、まさに「目からうろこ」、切り方が変わる、そんなおもしろさもあり。レッスンの中でも、機会があれば、その都度お伝えはしているのだが、「皆さんの日々の料理が楽しくなる」ために、この辺りは、改めて、また何かの機会を作りたいなあ、と常々、常々。
こつこつと下準備した具材や酢めしを大皿に盛り付ける。
まずは、酢めしを全体に広げ、具材を1つずつ。特に、具材のちらし方に決まりはないのだが、ポイントは、さまざまな具材の色合いが生かされるように。特に、まぐろの赤、薄焼き卵の黄、アボカドの鮮やかな緑、そしていくらの輝く赤、などが、しっかりとアクセントになるように。まぐろを散らしたら、その後の具材は、なるべくまぐろの上に重ならないように、など。一気に華やぎを魅せるいくらをちらし、テーブルへ。そして、最後の最後に刻みのりをちらし。早めにのせると、のりがしなしなっとしてしまうので、なるべく最後の最後に。何度眺めても、うっとりとする眺め。そして、すかさず、いただきます!
3,4月レッスンが無事終了。みなさんをお見送りし、教室キッチンを片付け。1クール終わり、ほっとする瞬間。
さあ、目の前にはゴールデンウィーク!諸々の雑用には目をつぶり、なんともよい運びとなり。


ゴールデンウィーク初日。
吉祥寺で買い物を済ませ、そして、バースデーケーキを買って、東久留米の実家へ。
今日は父のお誕生日会。庭先にて、みんなでBBQランチ。
ガレージのキッズテーブルに、孫たち5人が集合し、それはそれはわいわい、わいわい。
一気に頬張り、遊び出した子どもたちを眺めつつ。母が作ってくれた、「わけぎとうどの酢味噌」は、思わず器ごと頬張りたくなるおいしさ。
ひとしきり遊んだ後は、いつものコース、近くの雑木林へ。林の中にある、お気に入りの天然ジャングルジムへ。1本の大きな木に、立派な蔓があちらこちらに広がり。木登りはもちろん、ブランコ風に、鉄棒風に。新緑が眩しい木々の中。木登り特訓に半泣きの姿など。孫集団の長としては、そんな秘かなプライドもあったはず。ジャングルジムツリーのもと、たくさんの想い出。

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4月27日 初夏のグラノーラと遠足サンドイッチ

子どもが3人いると、これからはどこかしらでなにかしらの役員さん仕事が回ってくるんだろうなあ、回ってきた。
今年度は真ん中の、保育園にて、クラス役員を見事にくじで引き。お祭りの準備や毎年発行される文集のとりまとめなどなど。どうか、有意義な仕事となりますように。
昨日は役員会を終えて、真ん中ゆふきのお友達のお家へ。
ふと想えば、長男にはそういう設定がよくあったのだが、真ん中には初めてのこと。クラスで1番の仲良しくん。あまりに近所ながら、初めて通る道を歩くのも新鮮で。
ご自身が設計された!、遊び心溢れるすてきなお家。広々としたデッキにテーブルを広げ、ご主人が焼いてくださったクレープに、みんなでクリームをしぼり、フルーツをのせ。あまりに心地よい風が吹き。
そんなロケーションもシチュエーションも合わせて、なんともおいしい時間。大好きなお友達と一緒に、心地よい場所で。そして、自分でトッピングして、そんなおいしい演出の相乗効果。
ここしばらく、あれこれあれこれ試作続行中、「グラノーラ」。
最近は、お店でもグラノーラはすっかり定着したものとなり、店頭に並ぶラインナップもかなり充実し。またグラノーラを使った商品などもあれこれ。市販のものはちょっと甘すぎる、そんな印象の方も多いかも。材料を混ぜるだけで、自分好みのグラノーラを作る楽しさをおすそ分けできたら。ということで、次回5,6月レッスンに向けて。朝食や軽食にはもちろん、ここしばらくは、すっかりの我が家のおやつとして。

さて、早々の夏日となった今日は長男の遠足。
遠足のお弁当リクエストは、ほぼ決まって、「サンドイッチ」。定番の具材、卵サンド、ツナサンド、それからハムチーズサンド。そして、たいてい、ジャムサンドも加えて。
サンドイッチのカットも、先日の「春のおすしのじかん」での、巻きずしのカットとまったく同じく。よりつぶれやすいものなので、包丁を大げさに前後に動かしながら、空気も一緒にスライスするような感覚で。今日は、長男の遠足弁当に、主人のお弁当、それからみんなの朝ごはん、みんなまとめてサンドイッチ。ということで、テーブルにずらり、の眺め。
そうそう、「春のおすしのじかん」ご参加くださった方々からの、さっそくの復習レポートなどなど。「上手にできました!」、「これからは巻きずしを作る機会が増えそうです!」など、うれしい報告もたくさん。いやあ、冥利に尽きます!裏巻きにはまだまだ苦戦された方もいらっしゃるようで。ここでめげずに、じっくりと2回ほど復習していただくと、かなりご自身のパターンができてくるはず。
さあ、3,4月レッスンも明日で最後。買い出しで目にする食材もすっかり春から初夏へと移りかわり。
そして、ゴールデンウィークももう目の前。
ゴールデンウィークに向けて、子どもたちのプリントTシャツ作りなど。諸事情で、娘の分はタンクトップ。気が早いタンクトップ姿となる予想。
*おしらせ*
ホームページ、
おしらせにて、5月の教室ご案内をアップしました。ご興味ある方、ご覧くださいませ。

4月25日 4月のイベントレッスン「春のおすしのじかん」

昨日今日の2日間の、4月のイベントレッスン「春のおすしのじかん」が無事終わり、ほっと。
少しドキドキなさりながらも、ご参加いただいたみなさん、上手に巻きずしをくるり、くるり。
ポイントを押さえると、あれ?上手に巻けちゃった!、そんな印象を持たれた方も多いはず。
あとは、作った記憶、召し上がった記憶がみずみずしいうちに、復習を、できれば、2回ほどしていただいて、ご自身なりのコツをつかんでいただけたら、もう大丈夫。
平日の昨日は、午前のレッスンご希望者が多かったため、午前のレッスンを2回。ということで、1回目のレッスンの方々が巻きずしランチを召し上がっていただくところで、2回目の方々のレッスンがスタート。私自身、初めてのパターンに、かなりみなさまのご協力のもと、なんとか事が運び。こういうシーンで、「これ洗っておきましょうか?」、「ここに置いておきましょうか?」、時にいつのまにか、私の都合よく手を差し伸べてくださる、などなど。本当に心優しいみなさんに支えられているのだなあ、としみじみ。
そして、週末レッスンの今日は、午前の会、午後の会とも、また週末ならではのゆったりとした時間の流れ。

作業台の上には、巻きずしの具材ずらり。生ハム、スモークサーモン、クリームチーズ、アボカド、きゅうりの千切りに、とびっこ、それからアクセントに、みなさんに大好評だったのがくるみ。あら微塵にしたくるみにしょうゆと砂糖をさっとからめたもの。それから薬味やハーブ類、今回は大葉に万能ねぎ、みょうが、そしてディルにイタリアンパセリなど。
レシピを一通りご説明した後、まずはデモンストレーションで、酢めし作りから。
そして、半切りにしたのりで、巻きずしを2本、みなさんにご覧いただきながら、巻く。毎回毎回、みなさんの、それはそれは真剣な目線をしみじみと感じながら。
のりの向きや表裏、それから巻きすの使い方など。知っているようで、案外知らないこともあるもの。特に巻きすの使い方については、ついつい巻いたところに力を入れてしまう方が多いのだが、それだと、ついつい巻き物自体を押さえてしまう。が、本来は、巻き物には極力力を加えず、ふっくらと仕上げ、周りののりをきゅきゅっと締めてまとめる、そんなイメージ。ちょっとした、巻きす使いで、しゃりのまとまり方がぐっと変わる。

デモンストレーションをご覧いただいてから、さて、今度はみなさんで。まずは、「のり巻き」から。巻きすにのりを置き、しゃりを全体に広げる。レッスンでは、ちょっとした秘技を使って、しゃりが手につかずに、手早く広げ。そして、具材を手前の方にこんもりと。のせる順番にもちょっとしたコツがあり。
そして、いざ巻くところ。
巻きすを持ち上げ、具材にもちょっと指を添えながら、くるり。ポイントは、ここで巻きすの先を一度たてて、中心をきちんと締めること。口頭では伝えづらいのだが、その後の作業がぐっとやりやすくなるコツ。あとは、巻きすを軽く持ち上げて、くるくる、くるくる、とまさに転がすだけ。とにかく巻き物を押し締めることなく、ただ転がす。半信半疑で、そっと巻きすを開けてみると、あらら、ちゃんと巻けちゃった! あとは、少し形を整えたいときには、巻きすの中央に置き、押さえるのではなく、巻きすを使って、整えて、完成。
2本目は、外側にごまをたっぷりまぶした「裏巻き」。こちらは、のりの上にごまを散らしたものをひっくり返したら、あとは同じように。巻きすでくるり、一度巻きすの先をたてて、そのあとは、くるくると転がす。
ほどなく、巻きずし2種の完成。
さっそくの切り分け。この切り分けも、みなさん苦手意識のある方も多いはず。
ポイントは2つ。包丁を絞りを甘くした布巾で拭きながら、切ること。それから、巻きずしやロールケーキ、焼き立てのやわらかいパンなどを切るときのコツ。包丁を大げさに前後に動かしながら。イメージとしては、空気も一緒に切る、ような。


切りたての巻きずしを、みなさんお好みの重箱に盛り付けていただき、テーブルへ。
今回は、手軽にできるお椀「沢煮椀」を添えて。こちらの具材は、にんじん、かぼちゃ、みょうが、三つ葉、そして霜降りした豚肉など。器に盛り付けてから、熱々の吸い地をはって。さあ、いただきます。
口にした時に、しゃりがやさしく崩れていく食感。そしてときにくるみの香ばしさや、薬味、そしてハーブの香りがふわり。口の中で1つにまとまるおいしさといったら。なので、本当は1切れを1口で召し上がっていただくのがおすすめ。口に頬張ってからはしばらく、おしゃべりできません!
イベントレッスンでは、初めてお会いする方も多く、またいつものレッスンとは違った空気感も、私にとっても新鮮で、また楽しく。こうやって、なにかしらのきっかけで、同じテーブルで巻きずしを頬張るご縁のおもしろさ。
ご参加いただいまみなさま、ありがとうございました。また6月くらいに、季節を感じるイベントレッスンを開催したいなあ、とまだまだぼんやりと思案中です。



4月23日 「春のおすしのじかん」に向けて

明日から始まるイベントレッスン、「春のおすしのじかん」に向けて。
昨日は、次男の保育園でのお誕生日会へ。もちろん、次男も気になりつつ、園に通い始めて3週間ほどを迎える一番下の様子も気になりつつ。後ろの保護者席から様子を見ていると、離れていても、想像以上に一番下が次男を常に探し、お互いに手を振り合い、そんな光景が何度も何度も。「へえ、こんなにお兄ちゃんしてるんだ。」、いつもとはまた違った2人の光景がなんだか新鮮で。探すと、お兄ちゃんがどこかにいる、きっと大きな心の支えとなっているはず。
保護者席に私の顔を見つけた瞬間から、表情が少しずつ崩れ始め、最後は、泣き顔での別れ、とはなったもの、先生と手をつなぎ、小さいながらに、自分の居場所を作っているところなのだなあ、と。

さて、4月のイベントレッスン、「春のおすしのじかん」に向けて、準備をせっせと。
イベントレッスンについては、だいぶ段取りなど慣れてきつつも、イレギュラーなことにはやはり思わず立ち止まることも多く。今日は、余裕を持って、教室の天井にかけるモビールを春夏用に替えたり、玄関先で育ちすぎたオカメヅタの手入れ、それから試作も数品、とスケジュールしていたのだ、あらら、あらら、なんだか手が回らず。
重箱やお椀を並べ。
巻きずしの具材、事前に用意しておくことのできるものは下準備など。それから、巻きずしに添えるお椀の具材の下準備など。研ぎたての包丁で、いつになく大量の千切りをせっせと、せっせと。
窓越しからも感じる、すっかり初夏を感じるような日差しを通して、食材の彩りの美しさはより一層。はっとするほどに美しい。


イベントレッスンでは、初めまして、の方も多く。
そして、午前の部、午後の部、と2時間ほどのレッスンを2回戦。特に初日の明日は、お時間変更があり、1回目の会と2回目の会が30分ほど重なるスケジュールに。
ほどよい、を少し超えた緊張感と、それから、始まる前の、高揚するような感覚と。
ご参加のみなさま、心よりお待ちしております。
重箱にお椀、巻きすに飯台。夕方、ようやく一段落したところ、その眺めの心地よさに魅入ることしばし。
5,6月レッスンに向けて。前菜の一品に、「ジャーサラダ」。パシフィックなジャーサラダ、かなり思わせぶりな一品となりそう。

4月21日 昼も夜もちらしずし!

3.4月のレッスンもそろそろの終盤。
今日は本当に久しぶりの生徒さんがいらしてくれて。
最初にいらしてくれた頃には、まだまだあどけなさが残るくらいだった彼女が、「結婚が決まりました!」、そんな時期もあり。「今度、子どもたちにちらしずしを作ってあげたいんです」、いつのまにか2児の母に。
自分が母となり、料理も、そして生活も大きく変わった、と。そんな、今の彼女にこそ、改めて、ご一緒にキッチン時間を過ごすことのできる価値、そして、ちょっと先に目指すものを抱えていらっしゃる、かわいらしい同志として、心からの応援など。

昨日は、近所にオープンした「天ぷら やました」へ。
本当に久しぶりにカウンター席でいただく天ぷらのおいしさと、そんな時間のありがたさ。
まずは、たらの芽、こごみ、こしあぶら、そして筍と、春の山菜から始まり。揚げたてをそばからいただく贅沢さ。
天ぷらの前にいただく前菜や食後のデザートにも丁寧なお仕事がされていて。炊いたフルーツトマトにはふきのとう塩が添えられ、ふわあっと春の香り。


さて、今日は、次男の5歳のバースデー。
教室が終わってから、大急ぎ、ケーキを焼き、ちらしずしを作り。
ケーキは、大好きなチョコレートといちごをメインに。
ちらしずしの具材のメインは鶏そぼろ。 そう、今日の私は、昼も夜もちらしずし。でも、具材を替えるとまた違った味わいになるので、酢めし好きも私にはまったく問題なく。
今週末に控えたイベントレッスン「春のおすしのじかん」も合わせて、この春には、いったいどれほどの酢めしを仕込んだことになるだろう。すっかりお世話になっている飯台に、今夜はちらしずしをそのまま盛り付けて。
お誕生日おめでとう。我が子たちの笑顔に支えられる日々。

4月19日 ロバの春の市、しらすと水菜のピッツア

新緑がすっかり眩しい週末。
昨日は、娘と2人で「ロバの春の市」へ。
楽器やおもちゃなどの蚤の市を楽しみながら、ロバの音楽座の音色を楽しむことができる、なんとも魅力的なイベント。
玉川上水沿い、あまりに眩しい新緑を眺めながら、と、住宅街に現れるロバハウス。絵本の中からそのまま出てきたような、なんとも個性的で、大人でも思わずわくわくとしてしまう建物。吸い込まれるように中へ入り。
オルゴールや古典楽器、おもちゃなどが楽しいのはもちろん、ロバハウスの随所に、小さなおもしろさがあって。壁一面に展示された、世界中の古典楽器が並んでいたり、階段のちょっとしたところに人形やお面などが飾られていたり。
さて、音楽が始まり。
「春が来た」を、風の音、花が開く音、など手や口を使って、聴いているこちらもみんなで参加しながらの演奏など。と、歌が大好きな娘、すっかり魅力された様子、知らない歌でも口や体が自然と動き出す、そんな感じ。
そして、くねりと大きく曲がった、なんとも個性的なフォルムの笛など、いろいろな古典楽器の音色。
館内を楽しんだ後は、外のテラスで、アグネスパーラーさんのフルーツシロップの水割りをいただき。



もうすぐ5歳になる次男のバースデーのお祝い。
久しぶりの「KIHACHI ITALIAN」へ。
以前は、本当にキハチが大好きで、メニューが変わるごとに足を運び、その月その月のお品書きをもらってきては、本当に穴が開くほど読み込み、よく試作してみたりしたものだった。
そして、久しぶりにキハチ、いつもながらの、「ほら、こんな感じ、ちょっとおもしろくて、好きでしょ?」、そんな目線でのおいしさは今なお健在で。焼きたけのこと鶏肉にグレープフルーツを合わせた前菜は口の中に春の香ばしさと柑橘の酸味の相性がよく。そしてしらすの水菜のピッツア。ビスマルク風に添えられた卵をフォークで割り、全体に絡めながら。
いつのまにかもうすぐ5歳。
こんなにうれしい笑顔をたくさん見られることに心から感謝して。
4月17日 ちらしずしの盛り付け方

昨日今日は、3,4月の追加レッスンや子連れクラスなど。
改めて、和食の魅力をしみじみ。酢味噌和えのいちごの甘酸っぱい爽やかさに毎回ながらはっとし、フライパンで仕上げる、まったくすの入らない茶わん蒸しの口当たりのよさ。そして、焼き上がりを一休みさせ、包丁で切り分ける瞬間に、思わずお腹がなりそうになる、というか昨日は思わずお腹がなった、揚げないチキン竜田。それからテーブルセンターには、なんといっても、のちらしずし。最後に、ふるんふるん、緩めに仕上げたほろ苦い抹茶のブランマンジェにコクのあるきなこの風味とそして、桜塩がなんともいえないアクセント。我ながら、上々のメニューだったのでは、と秘かににんまり。
テーブルセンターのちらしずし。
ちらしずし、というと定番の具材、となりがちなのだが、実は具材にも季節感を十分に楽しむことができる一品。
「こどもの日に作ろうと思います!」、そんなお声も聞こえ。
例えば、その頃なら、初がつおのたたきに新玉ねぎ、それから出始めのみょうがを合わせたり。まさに、「初夏のちらしずし」。
盛り付けるときのポイントは、のせる食材がなるべくすべて見えるように、ということ。
今回は、まずは大皿に酢めしを広げ、最初にきゅうりの千切り。その上にあれこれあれこれとのせていくので、一番下にくるきゅうりはやや酢めしからはみ出すくらいに全体に広げ、すべてを盛り付けてからもさりげなく見えるように。そして、まぐろのづけ、真鯛の昆布〆めをバランスよく盛り、続いて薄焼き卵、アボカド、大葉に万能ねぎを盛り付けていく。・まぐろの赤がさりげなくきちんと見えるようにすると美しく。そして、一気にお皿が華やぐ瞬間、いくらを全体に散らし。ここまで盛り付けたら、テーブルセンターへ。あとは召し上がる段になって、刻みのりを散らし。刻みのりがのった瞬間に、皿全体がきゅっとまとまる、そんな印象。



教室後、片づけを済ませ、明日オープン、「nonowa国立」の内覧会へ。
本屋さん「paper wall」のラインナップに思わずぐっとくることしばし。あれこれ本をぱらりぱらり、があまりに楽しく。思わず、本を買って、隣の「paper wall cafe」でコーヒー時間、との衝動に駆られつつも、今日はそんな時間もなく、また後日のお楽しみとすることに。隣駅の立川でもよく足を運んでいたスポットが我が家からすぐの場所に、というのはなんだかまだまだ不思議な感じがして。
パン屋さん「LES TROIS ROTONDES」は、日常生活に”ちょっと”上質なパン、というコンセプト。北海道産小麦粉で作られたブルマンブレッドに、「そのままではちょっと物足りなかったので」、とリキュールに漬け込んだレーズンがふんだんに加えられていて。夕食で、さっとトースターで温めていただいたら、想像以上にリッチな風味。今度は、サンド系なども試してみたいところ。
「nonowa国立」、明日10:00のオープン。
4月15日 「整える」と、初夏のパシフィック料理に向けて

4月は、「整える」をテーマに。
時間を作って、ここしばらく手を出せずにずるするときてしまったこと、あれこれあれこれ。まずはレシピ整理に始まり、子どもたちの予防接種、子どもたちの洋服の整理、それから歯医者さん通いなどなど。まだまだ「整えたい」ものだらけだし、どれもが途中段階ではあるのだが、1つずつが消化されていく感覚。
明日からの教室に向けて、包丁を研ぎ。包丁研ぎ、まさに「整える」しごと。包丁の刃を整えるのはもちろん、心持ちまでも整えてくれるような、そんな感覚もあってなのか、昔から秘かに大好きな仕事の1つ。
研ぎたての包丁を使って、せっせと野菜を千切りにし。来週に控えたイベントレッスン「春のおすしのじかん」 に向けて、椀物の試作。みなさんで作った巻き物に、手軽でしみじみとおいしい椀物を添える。
今日は嵐が来るかも、そんな天気予報にややびくびくしながらも、買い出し途中にちょっと足を伸ばし。今日移転オープンの「foodmood」へ。駅からはだいぶあるものの、広い店内にはゆったりとした喫茶スペースもあり。落ち着きのある、新しい空気が流れているような。きっと、ここまでの道にも新しい人の流れができるのだろうなあ。そんな空気に便乗するように、ほどよく背筋が伸び。

さて、5.6月レッスンに向けて、生徒さんのみなさんへのご案内をし。
テーマは、「初夏のパシフィック料理」と、だいぶ大きく出ましたよ!ネーミングしておきながら、パシフィックって、と自分で突っ込みたくもなるような。ベトナム料理あり、ハワイ料理あり、メキシコ料理あり、つまりは太平洋をぐるり。ちょっとした調味料やスパイス使いで、日々の料理がぐぐぐっとエキゾチックになるおもしろさ、そしてそんな調味料やスパイスの使い方やこつ、アレンジを学び、楽しんでいただければ、と。
*生徒さんのみなさまへ*
諸々のご案内が例月よりも遅めになっています。
新年度は5月からスタートする「キッズおやつ教室」、「ジュニアおりょうり教室」についても、追ってご案内させていただきますので、しばしお待ちくださいませ。
4月13日 BBQ日和と「春のおすしのじかん」に向けて

昨日は、いいお天気に誘われて。
車に乗り込んでから、長男の、「BBQがしたい!」の声にみんな大賛成。慌てて荷物を詰め込んで、いつもの武蔵野公園へ。
目の前の野川には、春の名残と、初夏へと向かっていく新緑の、優しく、鮮やかな眺め。
こんな眺めを目の前にすれば、シンプルな焼きそばもそれはそれはおいしく。
週末ならではの、ありがたい時間。



新緑の季節になると、そろそろ気づけばそんな時期。五月人形を飾り。
五月人形を飾ると、毎年想い出すのが、人形の前、まだまだあどけない長男の膝の上にちょこんと座った、生まれたばかりの次男の姿。あれから5年かあ。もうすぐ5歳の誕生日。
さて、今週から始まる4月の追加レッスン、そして来週のイベントレッスンに向けて、準備など。
イベントレッスン、「春のおすしのじかん」。
みなさんお1人ずつで巻きずしを作り、簡単なお椀を添えて、ランチタイムを楽しんでいただく予定。
巻きずし、なんとなく苦手意識のある方や、おすし、というとだいぶ構えてしまう方も多いのでは。ということで、今回は手軽で、扱いやすい食材をメインに、お好みの具材を選んでいただき。そしてなによりも、巻きすの使い方、それから巻きずしのカットの仕方、この辺りを特に、みなさんにお伝えできれば、と。のりの上に、酢めしを広げる際に、手に酢めしがつかない、ちょっとした技なども。
それから今回は、盛り付けも楽しんでいただければ、と重箱などお好きなものを選んでいただき、盛り付けにもあれこれ思い描いていただければ、などなど。普段はあまり使わない重箱に試しに盛り付けてみたら、なかなかいい仕上がりに。
「春のおすしのじかん」はすべての時間帯が満席となっております。
また6月頃に季節のイベントレッスンを予定しております。ちょうど梅の実のなる頃、かも。
4月11日 春野菜のテリーヌにはしょうが香るソースを添えて

4月からの新生活が始まり、ほんの少しほっと一息、そんなタイミング。
昨日は、わが家でのクイックランチなど。昨年度、すっかりお世話になったお礼と無事に終わった打ち上げを兼ねて。
近所のハースさんのパンをずらり、それから前菜を数品。
メニューは、わかめとアスパラガス、いちごの白和え、それから、あさりのトムヤムスープ、そして春野菜のテリーヌには筍とグリーンピースを加え、しょうがの入ったマヨネーズソースを添えて。
みなさん、お仕事の合間や、その後に打ち合わせを控えている、などタイムラグがあったので、お1人ずつの盛り付けにして。かなり限られた、短い時間ながらも、テーブルを囲み、語る時間はやっぱりいいもの。むしろ、限られた時間だからこそ、いいのかもしれない。さあ、私もキッチンの片づけをして、ひと仕事。


今日の夜は、ゆる市の打ち上げで、「木乃久兵衛」へ。
実は約20年ぶり!大学時代に、国立に住む友人に、大好きなお店だといって連れてきてもらった記憶。その頃にはいつか自分が国立に暮らすことになるとはもちろん思いもよらなかったのだが、私が国立に住みたい、と想うきっかけを作ってくれた友人。お店までの道を辿りながら、ふとその頃の記憶が蘇って。
みなさんとのおしゃべりは本当に楽しく、そしておかしくて、よく笑い、飲み、笑い。
3児の母生活の日々、雨上がりの夜道はそれだけでなんともすがすがしく、新鮮で、そういえば、こんな時間もあったんだったあ、そんな感覚。
ここしばらくあれこれ方向性を思案中。おやつにも朝食にもぴったりのグラノーラを今日はバーに。といいつつ、試作の途中であれこれ気になって、急遽半量ずつ違ったレシピにしたので、バーというほどの長さにはならなかったのだが。
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