3月29日 春野菜とわかめといちごの酢味噌

ここ数日は、子どもたちが順番に風邪をひいたり、その後にわたしがもらったり、と、毎年、それはそれはそわそわと、その移ろいを満喫すべく桜、どころではない日々だったような。
それでも、咲き始めには、桜の木々の下で、プチお花見をして。いつの間にか、すっかりの春の空気。


週末クラス。
こちらも春爛漫な春和食。
そして、特にこの時期にぴったりな、まさに桜色の「桜塩」など。
そして、今回、みなさんの意表を突くのが、「酢味噌」。
春野菜とわかめと、そして、いちごの「酢味噌」。
酢味噌、といえば、わけぎやねぎ、それからあおやぎやほたるいかなど、酢味噌に定番の食材がなければ、そんなイメージの強い方も多いはず。が、実は、手軽な、季節の食材で、普段使いの酢味噌がおいしくできあがる。そして、歳を重ねるほどに、なんとも酢味噌のおいしさが身に染みる、というか。
具材は、春野菜の筍、スナックえんどう、そして、1年中出回っているので、旬がわかりづらいのだが、実は春が旬で、この時期に新物の塩漬けや、採れたてが出回るのが若芽。そして、いちご。いちごを酢味噌に!?、実は以前から、和食では、前菜にフルーツがよく使われてる。秋の味覚が多いのだが、柿や梨、いちじくなどを和え物にしたり、蒸し物にしたり。そして、何年も前からフルーツを前菜や料理全般に使うことがとても多くなり。甘みとそれから爽やかな酸味は、驚くほどに調味料やほかの食材との相性も良く。
酢味噌はもちろん、和え物全般において、おいしく作るコツの1つは、なるべく食べる直前に和えること。時間が経つとどうしても、食材から水分が出てきて、ぼんやりとした印象に。とはいえ、日々の食卓で、なかなかそのタイミングに合わせて、というのも難しく。なので、もちろんできる範囲で。この辺りは、諸事情との兼ね合わせ、使い分けで。もしくは、具材を盛り付けて、その脇に和え衣を添え、食べるときに和えながら、もよし。和え衣を少々の水でやわらかくし、食べるときにかけるもよし。それにしても本当に、しみじみとおいしさを感じる春の酢味噌。
すっかりの春の陽気、そして明後日からは4月。
明後日は娘の入園式。なのだが、たいへん、たいへん、本当に何1つ、準備をしていないことに今さらながら、驚き。

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3月26日 気を遣わせるお菓子ポルボローネ、春のお菓子詰め合わせ

昨日は、3月キッズおやつ教室、午前の部、午後の部と、子どもたちと、たくさんのジャーサラダ作り。
今回は、空の瓶(weckの保存瓶やボンヌママンのジャム瓶)に子どもたちと、塩をぱらりぱらり、苦手でない子は酢を少々、苦手な子は酢を入れず、そしてEXVオリーブ油を入れて、特に混ぜることもせず、ドレッシングは完成。あとは固いもの、水分を吸いにくいものから詰め重ねていくと、子どもたちでも簡単にできあがるジャーサラダ。
お手持ちの空き瓶で、お手軽な食材で、さらにお手軽に市販のドレッシングを使っていただいてもよし。
春休み、どことなく、いつもよりうれしそうだったり、それからちょっと眠そうだったり。いつも楽しみに来てくれる子どもたちとのこの時間は、おもしろいくらいに私にとってもリフレッシュとなり。

3月最後のご注文、お菓子の仕込み。
季節のサブレ5種(春)は、アーモンドスライス&ストりべりーパウダーがなんとも春色に。それから、抹茶&あられ、青のり、春にんじん、ブラックペッパー&レッドペッパー。
今回、「大好きなので、どの詰め合わせにも入れてください!」とのリクエストをいただいたのが、「ポルボローネ」。別名、ほろほろクッキー、とも呼んでいるのだが、口に入れた瞬間に、ほろほろ、ほろほろと崩れていくような、溶けていくような食感がなんとも魅力的なポルトガル菓子。
私も大好きな焼き菓子なのだが、おいしい分、手間もかかり、気も遣わせるお菓子。
ほろほろ、ほろほろとした食感が生まれる、きめの細かさを作り出すには、まずは薄力粉を乾煎り。しっかりと熱くなり、色は変わらないものの、香ばしい香りがするくらいまで。本来はアーモンドプードルも一緒に乾煎りするのだが、今回はその代りにすでに乾煎り済みのきなこを使って。
薄力粉の余熱が落ち着いた頃に、生地作り。材料を合わせ、生地の半分には抹茶を加え。生地ができあがったら、1つずつを成型し。思いっきりラフな成型もかわいらしいし、きっちりとした成型も魅力的。
低温のオーブンで焼き上げ、焼き立てをクーラーに並べるのだが、とにかくほろほろ、ほろほろと崩れやすいので、1つずつ気を遣って、そっとクーラーへ移し。最後に粉糖をかけて、できあがり。
余熱が落ち着いてから、ワックスペーパーをひいたパックにそっと詰めて。手で強くつまむと、ほろほろ、ほろほろと崩れてしまうので、これまた1つずつ気を遣って。
これだけ、気を遣うのだから、おいしくなってもらわなくては、割に合わない。

まずは今日発送分を詰めて。
それから明日のお渡し分を箱詰めし。
桜の季節に合わせて、今回はピンク色のラベルを添えて。
どうかみなさまのお口に合いますように。
*2015年3月のお菓子詰め合わせ*
・季節のサブレ5種(春)
・季節のマフィン2種(春) うぐいすきなこのマフィンとココアマフィン
・きなこのポルボローネ
・ナッツとレーズンのブラウニー
「春のおすしのじかん」、24日金曜日10:00のレッスンは満席となりました。

3月24日 イベントレッスン「春のおすしのじかん」ご案内とジャーサラダ

桜開花、春のイベントレッスンのご案内です。
*春のおすしのじかん*
2015 4/24(fri)-4/25(sat)
春にぴったりの春のおすしの教室です。お好みの具材を選んで、巻きずしをご一緒に作ってみませんか?
◇4月24日(金) 10:00~/12:30~
◇4月25日(土) 10:00~/12:30~
各回とも、1時間半から2時間ほどのレッスンとなります。
レッスン代 2500円(巻きずしと簡単なお椀、お飲物付き)
持ち物 エプロン、筆記用具
お申込みやお問い合わなど、ホームページの「お問い合わせ」、またはメールにてお気軽にお問い合わせください。教室中など、お電話にはなかなか出られないことも多いので、お電話いただく際には、お手数ですが、留守番電話にお名前とお電話番号をお願いいたします。
kunitachinoshokutaku_izui@ybb.ne.jp
小さなお子さま連れでのご参加については、ご参加人数を限定させていただいて、4月24日、10:00からのレッスンでのご案内とさせていただきます。
お1人様ずつ、半切り(1/2枚)ののりを2枚使って、のり巻きとごまをたっぷりまぶしたカリフォルニアロール風(裏巻き)の2本を作り、巻きずしランチをお楽しみいただきます。巻きずしはちょっと苦手、と思っている方など、ぜひこの機会に、ちょっとした巻き方のコツ、切り方のコツを習得してみませんか?
ホームページ、「おしらせ」にもご案内をアップしています。
大学通りの桜もあちらでもこちらでもほころび始め。春。
今朝、近くの小学校の卒業式。ちょっと正装して、最後の日の学校へ向かう6年生の子どもたちの姿を見ていたら、なんとも道端で目頭が熱くなる朝。それに桜も加わると、もうなんともたまらない、この季節感。
さて、昨日から、3月キッズおやつ教室が始まり。
こちらも、3月で園を卒園する子どもたちとは最後のキッズ教室。ということで、卒園の子どもたちには、ちょっとしたプレゼントも。ドライフラワーの店「
Marca」さんにかなり無理を言ってお願いしたもの。袋を開けると、アロマオイルの香りがふわあと広がる。

3月キッズおやつ教室は、「ジャーサラダ」。
メイソンジャーサラダよりももっともっと小さな、お手持ちの瓶でも実に手軽にできるサラダ。
サラダ、とはいうものの、今回の具材は、野菜はきゅうりのみ。あとは、ハム、いちご、それから、子どもたちの大好きなショートパスタ。今回は、くるくるカールのフジッリをはじめ、ミッキーマウスなどのキャラクターパスタ、アルファベットパスタ、それから恐竜パスタなどなど!それからアクセントにガーリックラスク。
まずは、みんなで瓶にドレッシングを入れる。ドレッシング、といっても、調味料をそのまま入れるだけ。塩をパラパラ、パラパラ、酢が苦手でなければ酢を少々、そしてEXVオリーブ油。以上。もちろん、市販の、お好みのドレッシングを使っていただいてもよし。そこへ、具材を順番に入れ重ねていくだけ。
きゅうりを入れて、ハムを入れて、いちごを1人ずつ包丁でカットして、入れて。そして、お好みのショートパスタ選び、それはそれは楽しそうに。ショートパスタを入れて、そしてガーリックラスクをパリパリと割り、入れて、蓋をして、完成!
いただきます、の前に、まずは瓶をさかさまにし、ドレッシングが下へ流れていく眺めを楽しんでから、今度は瓶ごとふりふり、ふりふり、そしてお皿に開けると。お皿の上に春が広がるような、なんともうれしい色合いに。そして、みんなでいただきます!改めて、サラダ、というよりも、好きな具材を詰めて、楽しむ、そんな感覚が合うような。
もうすぐ小学生になる、いつのまにかすっかり、お姉さん姿、お兄さん姿の子どもたち。ご卒園おめでとう。そして、いつも楽しみに来てくれて、ありがとう。
4月は、園児向けキッズおやつ教室、小学生向けジュニアおりょうり教室ともにお休みです。新年度は5月からとなります。


3月22日 ゆる市とどこからか椰子の実

ゆる市が無事終わり、ほっと。
本当は気持ちがみずみずしいうちの当日にいろいろと書き留めておきたかったのだが、昨日は多分子どもたちよりも先に眠りに落ち、そのまま夢の中へ。
国立市の住宅街の中にある旧高田邸にて。
歴史ある、そして本当に趣ある建物とそれからお庭。
「くにたちの食卓 いづい」はお庭にて、今回は2種類のランチボックスをご用意させていただき。
搬入前にほほ詰め仕事は終え、会場にて、ちらしずしにいくらや大葉、万能ねぎなどを散らし。
あとはセッティングを済ませ、ほっと一息する間もなく、ゆる市がスタート。



開場時間から、本当にたくさんのお友達や生徒さんたち、それからキッズ生徒さんたち、などなど。慌ただしい中でも、本当にずっとずっと、ありがたい気持ちでいっぱいに。ご注文いただいてから、ランチボックス(和)にはちらしずしにのりをのせ、ランチボックス(洋)には、ミートローフサンドにソースをかけ、ピックをさし。
お手渡しまでの、束の間ながら、たくさんの方とのやりとりは本当に楽しくて。
気づいたら、完売。本当にありがたい限り。
召し上がってくださったそばから、たくさんのうれしい声も聞かせていただき。
タイムリーに、ダイレクトに、そして具体的にうかがわせていただくことができることの価値。
そして、いつもながら、お買い上げいただき、私がお礼を言うべき立場なのだが、感謝を言葉をいただくなんて、本当になんて幸せな仕事なのだろう、としみじみ。
1日でこんなにたくさんのうれしい言葉、うれしい気持ちをいただいて。当分の私の原動力となるはず。
完売+1個。その1個は、助っ人をお願いした長男へ。
オープン前の慌ただしい時間に、ふらふらと庭を散策し、どこからか椰子の実を探してきたり、スタートすれば、ソースは瓶ごとひっくり返すし、ふと気づけば両手をポケットに入れて、まったくやる気を感じさせない姿など。お客さまがずらり、一番忙しくなった頃に、もぞもぞ、もぞもぞ、トイレへ駆け込んだり、などなど、小ネタを挙げれば、本当にキリがないのだが、それでも、お願いした時に、「いいよ。」とこちらがちょっと驚くくらいに快諾してくれたこと、隣にいてくれたこと、きっと私にとって、我が子との大切な想い出となったはず。
長男の宿題日記には、椰子の実の話と、そして最後は「手伝いはたいへんだった。」と締めくくられ。
いつもの教室時間とは、また違った有意義なひとときとなり。
お声掛けしてくださったmusubiさんをはじめ、ゆる市事務局のみなさんにも心から感謝して。
さて、明日からは3月キッズ教室がスタート。春休みなので、午前午後の2回転。またまた子どもたちからもたくさんのエネルギーを受け取るべく。

3月20日 明日のゆる市、春のお料理をご用意して、お待ちしております

明日のゆる市に向けて。
仕込みがひと段落。あとは明日の朝の私に託くことにして。
仕込み前半はひたすらのひき肉しごと。春野菜のテリーヌに、ナッツ松風、ちらしずしに使う鶏そぼろ、そしてミートローフなど。ひき肉、といえば、玉ねぎのみじん切り。淡路島からの大ぶりな玉ねぎを一体何個みじん切りにしたのかは、あえて数えることなく。
オーブンを回している間に、「鶏そぼろ」。
わが家で一番大きな行平鍋と一番大きな泡立て器を使って。鶏そぼろとそれからホワイトソースには、鍋と泡立て器が必須。実に効率よい仕事となる。
「鶏そぼろ」、大きめのフレーク状に固まってしまったり、ぽそぽそになってしまったり、そんな経験のある方も多いはず。
ひき肉は、一度火が入って、固まってしまうと、それをほぐすのはなかなか難しく。そこで泡立て器。泡立て器で全体を押し広げながら火を通していくと、全体がきれいにほろほろに。そして、最後、火を入れ過ぎないこと。全体に火が入ったところで、すぐにボウルやタッパーなどに移し、鍋からの余熱を入れ過ぎないこと。これで、ぽそぽそにはならず、しっとりとした仕上がりに。しっとりと落ち着かせて、明日は、酢めしの上にぱらりぱらり。

さて、後半は、野菜しごと。
「ひじきと春野菜のきんぴら風」、たっぷりのひじきと、大根、にんじん、かぼちゃ、パプリカ、それから春野菜のうど、オータムポエムなど。砂糖としょうゆ、ごま油で仕上げて。
それから、「春野菜のラペ」。にんじんをベースに、春野菜のアスパラガス、オータムポエム、うどを加えて。こちらは粒マスタード、塩、菜種油で味をととのえて。仕上げにくるみとイタリアンパセリを加えて。
夕方くらいからは追い込み、追い込み。お品書きなどを用意し。お迎え時間や夕ごはんなど家事のことなど気にしつつ、だいぶ追われ感もありつつも。焼き上がった生地のカットなど。「春野菜のテリーヌ」、切り口にはアスパラガズずらり、の愛らしい表情にほっと。
「ナッツ松風」も、くるみ、アーモンド、カシューナッツ、かぼちゃの種などが愛らしくトッピングされて。
駆け込むようにお迎えへ。新年度に向けて、そして一番下ほゆきの新生活に向けて、一気にいろいろと動き出す日々。この時期はただでさえ、なんとなく想わせぶりに胸がキュンとするのだが、先生の異動や退職、お友達からのメール、そして子どもたちの様子など、本当に胸がキュンとすることが続き。新しい春に向けて。
買い出し途中、大学通りの桜の蕾も、ふっくらとし、ところどろこピンク色の気配。春。
明日のゆる市、春のお料理をご用意して、心よりお待ちしています。


3月18日 ゆる市での「春のランチボックス」、メニューのご案内

昨日で3・4月レッスン「春和食」は一段落。
4月には通月よりも多めの追加教室を開催予定。きっとその頃には、すっかりの春真っ只中となっているはず。
3月。卒園、卒業シーズン。
卒園式でのお菓子のご注文。
いつものサブレ生地を大きめに焼いて、アイシングをかけて、ナッツやドライフルートをトッピング。トッピングする作業はどこかおままごとにも近いような感覚。
「季節のサブレ(早春)」と合わせて、の詰め合わせに。明日、すてきな卒園式となりますように。
わが家も一番下の娘が4月からは真ん中次男と同じ保育園へ転園。2歳半、この1年ですっかり人らしくなり、お友達とのコミュニケーションが楽しくなり、そして1年間お世話なった先生方にもすっかり心ゆるし。お迎え時にそんな姿を目の当たりにすることも多く。
真ん中と同じ園に通うことはとても楽しみにしているのだが、今の園のお友達や先生とのお別れについてはピンとくるはずもなく、そんな光景を眺めながら、なんとも胸がキュンとする日々。

さて、今週末に控えた「kunitachi ゆる市」に向けて。
今日から本格的な買い出しやら準備がスタート。
「くにたちの食卓 いづい」は旧高田邸のしっとりと落ち着いた雰囲気に合うようなランチボックスを2種類ご用意させていただきます。
*春のランチボックス(和)* 800円
・そぼろちらしずし しっとりと仕上げた鶏そぼろをトッピングした春らしいちらしずし
・ナッツ松風 鶏ひき肉生地を蒸し焼きにしたお料理。トッピングのナッツがアクセント
・ひじきと春野菜のきんぴら風
ひじきと春野菜をさっと炒め煮したもの。ごま油がふわり香ります
*春のランチボックス(洋)* 800円
・くるみとレーズンの入ったミートローフサンド
厚めにカットしたミートローフをベーカリーハースさんのパンでサンド
・春野菜のテリーヌ 豚ひき肉と鶏ひき肉生地にアスパラガス、三つ葉などの春野菜を加え
・春野菜のラペ 細切り野菜に粒マスタードの優しい酸味とアクセントにくるみの香ばしさ
*第8回 kunitachiゆる市*
3月21日(土)、22日(日) 10:00~15:00 雨天決行
昭和初期に建てられた「旧高田邸」にて
国立市中1-13-30 国立駅より徒歩10分
国立周辺の作り手や店主、集う人々がゆるやかにつながる市です。
取り壊しが予定されている「旧高田邸」の記憶を残し、とどめたいという思いから始まった旧高田邸プロジェクト「旧高田邸と国立大学町」の一環として開催されます。
「くにたちの食卓 いづい」は、21日土曜日、旧高田邸のお庭にての出店となります。
春分の日、春のふらりお散歩に、みなさまのお越しを心よりお待ちしております。
昨日の午後、少し時間が取れたので、旧高田邸へ。医学博士であり、そして文筆家でもあった高田義一郎氏に関する展示や国立大学町の写真展など。改めて、このすばらしい文化住宅にて開催される市に参加させていただくことに感謝して。
詳しくは
こちら

3月16日 揚げないチキン竜田に、鶏肉のハニーマスタード照り焼き

ホワイトデーのお返し用に、やっぱり登場の「ココアマフィン」。
レモンをしっかりと効かせたアイシングにナッツやドライべりー、ラムレーズンやオレンジピールなど。
ちなみに、我が家の男子チームから女子チームへのホワイトデースイーツは、ロールケーキ。
昨日、少し暖かくなってきたので、ふらり立ち寄った「矢川緑地」。
木々の新芽に、矢川沿いにはたくさんのクレソン、ふき、よもぎにかんぞう、のびるなど。それからたくさんすぎるおたまじゃくし!そして、ふわりふわり春の空気。
週末の公園時間は、本当にありがたいリフレッシュ。

さて、今日の平日クラス。
日々の食卓メニューにもぴったりの一品、「チキン竜田」。
しょうゆやみりん、酒、それからしょうがで下味をつけた鶏肉にたっぷりの片栗粉をつけて、本来は油で揚げる料理なのだが、片栗粉をつけた揚げ物の難点は、とにかく油が一気に汚れること。
ということで、今回は「揚げないチキン竜田」。
下処理までは同じで、油をひいたフライパンに弱火でじっくり、じっくり焼く。弱火でゆっくり、なので、急に焦げ付く、などということはなく、他の作業をしつつ、時折焼き色をみつつ。もうそろそろいい焼き色、というところでひっくり返し、反対側も焼き。弱火でゆっくり焼いているので、お肉の水分はしっかりと保たれ、口にした時に、表面はサクサクッ、中はジューシーな仕上がりに。
焼き立て、熱々はカットするときに、皮目がしっかりと剥がれてしまい、とても残念が姿になりがち、なので、焼き上がり、ほんの5分でもバットなどに置き、少し休ませてあげるのがポイント。だいぶ切りやすく、扱いやすくなるはず。
今回はチキン竜田に、ピンク、イエロー、グリーン、3色がなんとも愛らしいソースを添えて、春の演出。
鶏肉繋がりで。
さて、来週の大磯試作に向けての試作の日々。
今月のテーマは、「創作春和食」。フレンチとの和とのコラボレシピをメインに、の予定。
その中の一品、「鶏肉のハニーマスタードしょうゆ照り焼き」。ネーミングに少々迷いつつ、ではあるのだが、方向性はこんな感じ。お肉料理に魚料理に大活躍のハニーマスタードソースに少々のしょうゆを加えて、さっとからめ、チキン竜田と同じように、弱火でゆっくり、ゆっくり焼き上げた鶏肉に絡めると、なんともいえないツヤ。そして、ごはんに合う、合う!
こんな鶏肉の展開料理も楽しいもの。


3月14日 春和食、桜塩を添えた抹茶のブランマンジェ

昨日今日と、レッスンが続き、その合間のお菓子のお渡しなど。
卒園式のお菓子詰め合わせ。
つき・ほし・ゆき・はな型抜きクッキー&ココアマフィン。
はな組のみなさんのご卒園式においしいお手伝いとなりますように。


さて、「春和食」。
昨日も今日も、大皿「ちらしずし」にみなさんで、具材を散らしていき、最後の盛り付けを仕上げた瞬間(特にいくらが盛り付けられる瞬間!)に、「うわあ!」、「うわあ!」と歓声が上がり。改めて、何度見ても絵になるお皿の眺め。そして、なんとも華があり。そして、具材を1つずつこつこつと仕込み、最後に一気に仕上げていくプロセス。
今回、ご好評いただいている「春野菜とクリームチーズの茶わん蒸し」。
小ぶりなサイズ、ということもあり、おいしくて、一気に食べ切ってしまう方が続出。
そして、もう1品、こちらも同じように一気に口へ運びたくなるようなおいしさの、「抹茶のブランマンジェ」。
多めの抹茶を加えたほろ苦い生地に、仕上げにゆるく泡立てた生クリームと、トッピングには焙煎強めのきなこと、我が教室での春和食、定番の「桜塩」をぱらりぱらり。そして最後にぶぶあられを散らし。
口に運んだ時、緩めのほろ苦い生地と生クリームとの相性、きなこの香ばしさ、そしてふわあと桜の香りとほんのりの塩、さらにぶぶあられの香ばしさ!毎回毎回、みなさんと一緒にテーブルを囲む私、さすがにデザートはちょこっとお味見程度に、と思いつつ、、一口口へ運ぶと、「You can't stop it!」、気づけば器の残りをスプーンでかき集めている自分がいて。
水分と合わせて、抹茶パウダーを使ったお菓子を使うときのちょっとしたコツ。
粒子が非常に細かいので、牛乳などの水分に一気に加えてしまうとなかなか溶けづらく。なので、まずは少々の牛乳で分量の抹茶を溶かしてから、残りの牛乳や生クリームを加えると、きれいに溶けてくれる。
さて、「桜塩」。我が家では、毎年この時期には春の間中、本当に大活躍。
作り方もなんとなく楽しいので、みなさんテンション上がる瞬間。
この時期に出回る「桜の花の塩漬け」。桜もちに添えたり、あとは、結納のときの「「桜茶」として、初めて目にする方も多いかも。その「桜の花の塩漬け」を軽く塩抜きし、水気をとり、電子レンジに数分。ほどなく、パリパリに乾燥したてのところをすり鉢ですると、それはそれは愛らしい春色、ピンク色の「桜塩」のでき上がり!天然のピンク色の塩。
今回は、抹茶のブランマンジェにトッピングする以外にも、「チキン竜田」のソースにも登場。
以前の「春和食」の教室では、てまりずしの1つにトッピング。ただのおにぎりにぱらりぱらりで、一気に春おにぎりに。お弁当の白飯にパラリパラリ、お弁当箱を開けた瞬間にぱっと気持ちが上がるはず。あとは、揚げ物に添えたり、お皿の脇にぱらりぱらり、演出とつけながら召し上がっていただく調味料として。
「女子力上がりますね!」、鼻息荒くしていた彼女。
テーブルの上、早咲きの桜との相性も抜群、すっかりの春の眺め。

3月12日 蒸し器いらずの茶わん蒸しと、つき、ほし、はな、ゆきクッキー

昨日の平日クラス。
「春和食」、リクエストのあった一品「茶わん蒸し」。
今回はベーシックな茶碗蒸しの生地を作り、型に流し。キッチン棚から蒸し器を引っぱり出すことなどせず、今回は、お手軽にフライパンを使って。フライパンに2㎝ほど水を入れ、火にかけ、ふつふつしてきたら、直接型を並べ、蓋をして、以上。10分たらずで、ふるふるの茶わん蒸しができあがり!ほとんど、すが立つこともなく、実に優れ技。
今回は中に小さくカットした切り餅が、食べる頃にはもっちもちに。生地とのコントラスト絶妙。そして、表面が固まってきた頃に、春色の食材をトッピング。クリームチーズにベーコン、そしてグリンピース。グリンピースは生のままトッピングして、蒸すこと数分。これで十分に火が入る。クリームチーズ、こちらが想像以上にいい存在感。そして、生地との相性のよさ。
なんとなく手間がかかるイメージの強い茶わん蒸し、蒸し器いらずで、ぜひぜひ普段使いのレパートリーに。


さて、今日は、1日お菓子仕事。
料理とはまったく違う感覚が、ときにはありがたく。
今日お渡しの、「季節のサブレ(早春)」と、明日お渡しの、卒園式のお菓子詰め合わせに向けて。
季節のサブレ(早春)は、冬の名残のゆずピール&アーモンドダイズ、春にんじん、抹茶&あられ、ココア&レッドペッパー、そして、卒園式のお菓子と合わせて、プレーンの生地を花型で抜き、アラザンを散らし、焼き上がりにストロベリーパウダー。なんとも鮮やかな色合いと、まだあたたかい生地にストロベリーの香りがふわあ。こういうパウダーにしても、粉糖にしても。焼き立ての熱いうちにかけると、重ねてもパウダーが落ちない仕上がりに。
ここ数年ご注文いただいている、保育園卒園式のお菓子。
つき、ほし、ゆき、はな。つき組、ほし組からゆき組になり、ゆき組からはな組になり、そしてはな組で卒園して、小学生へ。お菓子を通してのストーリー。この時期はなんとなく胸がきゅんとすることが多く。
みなさまのお口に合いますように。


ここ数日のプチ夜なべ仕事。「くにたちの食卓 いづい」の旗ができ上がり。
リネンにプリントアウトしたロゴをアイロンプリントしたもの。
1つは、来週末の「ゆる市」で掲げていただくもの、もう1つは、教室で使いたいなあ、と。
どこに、どんな風に掲げようかなあ、今日は1日、お菓子仕事をしながら、壁に掲げ、1人で何度もにやにや。
3月10日 くるみとレーズンの入ったミートローフサンド

旅行の週末から昨日の月曜日までは、秘かに、一足早い春休み、として。
昨日は、母と2人で吉祥寺へ。久しぶりのチェック&ストライプにて、春からの少々の新生活に向けて、生地選びなど。
母と2人で出かけるのは、ふと思えば本当に久しぶりで。
隣接する公園の眺めを楽しみながら、マーガレットハウエルのカフェでランチ。
デリプレートランチでは、ローストポークに添えられたハニーマスタードソース、玄米ライスサラダにはビビットな酸味、など、ソースやドレッシングにしっかりとアクセントのあるおいしさ。
社会人になった私が突然、料理の道に進みたい!と言い出した時、母が相当に困惑し、悩み、そして最終的には応援してくれたこと。そんな想い出話などなど。
今朝早くに、「ありがとう。本当に楽しかった。」と、帰っていった母。
以前は、そんなにありがとう、なんて言わなかったのだが、今回は一緒にいる間に何度聞いただろう。
やっぱり数日一緒にいると、ついつい嫌な口のきき方をしてしまったり、などもありつつも、父が亡くなってからは、また今までとは少し違った母との関わり方となり。そして、また母との想い出が増えた数日間。
そして、一足早い春休みを演出すべく。我が家の近所の、早咲きの桜がほころび始め。
鳥がついばむのか、木の下には桜の花があちらこちらに。この時期になると、この辺りをうろうろし、桜の移ろいを楽しみつつ、花を拾いに、が毎年の恒例。


さて、しっかり休みを満喫した後は。
3月ということもあり、今月はお菓子のご注文あれこれ。
今週のご注文に向けて、サブレ生地の仕込みなど。
季節のサブレに、卒園式のお菓子など。
卒園式には昨年に引き続き、赤いタグを添えて。

さて、来週末の「kunitachi ゆる市」に向けても準備を少しずつ。
今回は、旧高田邸のしっとりとした雰囲気に合うような、春のランチボックスをご用意することに。
「和」のランチボックスと「洋」のランチボックスの2種類。
旧高田邸の雰囲気にもぴったりな洋食、そんなイメージのもと。「洋」のメインには「ミートローフサンド」をご用意しようかと。
「くるみとレーズンの入ったミートローフサンド」。パンは、ゆる市の2日目、22日に出店する、ご近所の「ベーカリーハース」さんのおいしい天然酵母パンを使って。
厚めにカットしたミートローフに、くるみとレーズンの風味と食感がなんとも楽しく。
そこに、春らしいお料理を添える、予定。
ゆる市のブログで、ご紹介いただいています。
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