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7月10日 牛すじ、今日はヴィネガー煮



 雨が降ったり、止んだり、の1日。
 いつものパッケージ屋さんへ。初めて手にした、「バーガーパック」。そう、ハンバーガー屋さんで、食べやすいようにハンバーガーが収められている、正方形の、袋状のもの。ワックスペーパーのシンプルなものがあり、これなら、ハンバーガーだけでなく、他にも出番がありそう、ということで。もうすぐの夏休みキッズ教室、バーガーパックを抱えながら、頬張る姿を想像しつつ。台風の動向がきになりつつも、予想では関東上陸の金曜日に向けての教室買い出しなど。
 ここしばらく、2,3週間に1度ほどのペースでお願いしている打ち合わせ。「自分で自分の首を絞めているのは重々わかっているんだけど・・・。」、それなりに、であれば、ほぼ仕上がりに近いところまで来ているのだが。日々忙しい中、「仕事」の枠をすっかり超えて、よりよいものを追究してくれようとしている彼女には本当に心から感謝。そんな彼女の好意にはもちろん甘えさせていただき。ホームページリニューアル、予定よりもう少し長期戦となりそうだが、有意義な延長となるはず。
 9.10月教室に向けて。ここしばらく、あれこれ試している「牛すじ」。近くでおいしい和牛の牛すじが手に入る、という勝因もあるのだが、多分私自身が大好きなのだろう。下処理した「牛すじ」のアレンジは本当の幅広く、そして「牛すじ」ならではおいしさといったら。今日は、じゃがいもや玉ねぎと一緒に、ヴィネガー煮。白ワインヴィネガーでもよし、穀物酢でもよし、黒酢でもよし。酢を加えることによって、肉の脂っぽさがぐっと引き締まり、全体が豊潤になりつつ、ぎゅぎゅっとまとまる印象。まだまだ、どんな形で登場させようか、思いっきり思案中のところ。
 さて、台風の動向をみつつ。今のところの予報では、金曜日の教室タイミングとばっちり合ってしまいそうなところ。我が子はもちろん、近隣の小学校では早々と当日の給食中止、午前授業が決まり。明日の動向を見つつも、今のところは9月への日程変更とさせていただくことになりそう。9月上旬あたり、まだまだ残暑厳しい頃、「夏のベトナム料理」、健在のはず。
 
 

7月8日 ベトナムカレーを頬張りながら



 平日クラス。
 朝から気温がぐんぐん上がり、なんともアジアンテイスト日和。今日もみなさんと「普段使いの夏のベトナム料理」。
 「ベトナムカレー」というと、イメージが沸きづらい方も多いかも。レッドにグリーンにイエローに、タイカレーは調味料も充実していて、案外手近ながらも、ベトナムカレー、というと、???。タイカレーに比べると、辛さは優しく、ココナッツベースにヌクマム、の風合いは同じながらも、なんといっても、「レモングラス」の香りが特徴。
 「レモングラス」、ススキ科のハーブで、レモンの香りとしょうがの香りを合わせたような、なんとも爽やかで本当に癖になるハーブ。ドライのものはお茶として使われることも多く。ベトナムでは、本来、フレッシュの茎の部分を細かくして使うのだが、日本では、フレッシュハーブがかなり充実したお店に置かれている程度でだいぶ手に入りにくい感。ということで、今回登場するのが、魅惑の調味料「トムヤムペースト」。そう、タイ料理の代表、「トムヤムクン」を作るときに使う調味料。なのだが、実に、「トムヤムクン」だけに使うのではもったいない!、かなり活用力のある調味料。タイのカレーペーストとは、唐辛子をメインにレモングラス、にんにく、スパイス、塩などがブレンドされたもの。青唐辛子が多ければ、グリーンカレーペースト、赤唐辛子が多ければレッド、ターメリックが多ければイエロー、など。そして、「トムヤムペースト」とは、レモングラスをメインに、唐辛子、にんにく、スパイス、塩など。つまり、カレーペーストと配合バランスは大きく違うけれど、原材料は近いもの。なんといっても、レモングラスの香りが際立ち、そして辛さが抑えられているので、少量加えるだけで、一気のベトナムの雰囲気を、アジアンのテイストを楽しむことができる調味料。そんな、トムヤムクン以外の重宝レシピを察しているのか、いないのか、最近はスーパーなどにお手軽チューブ入りのものや、かなり少量のものも売られてるので、まずはこの辺りからのお試しなど。
 今回は、鍋にオリーブ油とカレーパウダー、そしてトムヤムペーストを入れ、火にかけ、香りをたたせてから、さっと炒めた具材とホールトマト、少々の水を加え。今回の具材は鶏肉、玉ねぎ、かぼちゃ、とうもろこしなど。特にかぼちゃが煮えて、崩れそうになる前に、仕上げに加えるのが、ココナッツミルク。ココナッツミルクというと、缶やパック詰めのものを使われる方も多いはず。が、レシピを見つつ、1缶や1パックうまく使い切れず、持て余してしまうことも多いのでは。今回おすすめなのが、「ココナッツパウダー」。添付されたものには、「水に溶かしてください」となっているものも多いのだが、水だと全体がぼんやりとした仕上がりに。なので、牛乳に溶かすのがおすすめ、目安としてはパウダー1に牛乳が3~4。これで、ココナッツ風味とコクが加わり。パウダーなので、使い分だけを使い、保存もしやすく、例えば、いつものカレーに少々のココナッツパウダーを加えるだけでも、ほんのりアジアンな雰囲気を楽しむことができ。
 ベトナムカレーにはごはんではなく、ビーフンやバゲットなどを添える。今回は、近所のおいしいパン屋さん「ベーカリーハース」のバゲットを添えて。ベトナムカレーを頬張りながら、みなさんから楽しみな夏休みプランなどをうかがう、そんなひととき。「今日は予習なんです」、夏休みにベトナムへ旅立つ、とのこと、なんとも絶妙なタイミングでのレッスンとなったのでは。

7月7日 夏休みキッズ教室「リトルシェフたちのハンバーガー作り」に向けて



 7月7日、雨の七夕。みんなの願いを描いた短冊をかけて。こちらから、我が子たちへの願いは、あては→漢字上達、ほゆき→イヤイヤ期、突破、など切なる願いをついつい。それも短冊の枚数が足りず、1枚に3人分を箇条書きなど。
 気づけば、あと2週間ほどで小学校などの夏休みが始まる。ということで、小学生低学年向け、夏休みキッズ教室に向けて、試作と打ち合わせなど。すっかり恒例、工作教室を主宰する友人とのコラボ企画。「リトルシェフたちのハンバーガー作り」、ということで、子どもたちの大好きなハンバーガーを作ることに。今回は、おいしいハンバーガーと、それからハンバーガーレシピブックを作る。その場で楽しんでいただくのはもちろん、レシピブック片手にお家で復習していただいてもよし、それからそのまま夏休みの自由研究に使っていただいてもよし、そんな想いのもと。今から、自分たちで作ったハンバーガーを頬張る、子どもたちの姿を妄想中。
 今回は、バンズを、近所のおいしいパン屋さん「ベーカリーハース」にお願いし、パテはもちろん手作り。思わず、大人も本気で食べたい、おいしいハンバーガー、ぜひ復習でご堪能いただきたいところ。今日の打ち合わせでは、お互いの試作を見合わせ、作業工程などを照らし合わせ。彼女のレシピブック工作、サンプルを試作させていただいたのだが、うわあ、思わず大人も楽しいキット仕立て。長い夏休み、楽しい想い出の1つとなりますように。
 
 

7月6日 夏野菜のゴイ、魅惑のミント使い



 週末クラス。今日はいつも以上に賑やかに、お料理しつつ、おしゃべりしつつ。時に手が止まったって、いいのです!ここは一気に、ここは手を離さずに、そんなポイントさえ押さえていれば、それ以上に、「楽しむ」ことも大切なので。
 今回の前菜、「夏野菜と生ハム、アボカドの生春巻き」と一緒に盛り合わせるのが、「夏野菜のゴイ」。ゴイ、はベトナム語で、和え物。前回、みなさんと作って、好評だった、「春野菜のラペ」に匹敵する、とにかくおいしく、もりもりと野菜をいただくことのできる野菜料理。今回は、ズッキーニ、にんじん、もやし、そしてみょうがなど。ベトナムでは、もやしを生でいただくことが多いのだが、やっぱりなんというか、もやしくささが気になる。なので、今回は千切りにしたズッキーニ、にんじんと一緒に、軽く電子レンジへ。あくまでも、「軽く」。特にもやしについては、クタッとはせず、ピンとしたままの状態でほんの少し半透明になるくらい、シャキシャキとした食感は残しつつ。他の野菜についても然り。半生、程度に加熱した野菜に、ヌクマムとレモン汁を加え。
 余熱がとれたところで、今回はみょうがと、それから、大葉とミントのみじん切りを加え。このみじん切り、加えるのと、加えないのと、まったく別物。一気に爽やかな和え物にグレードアップ。特にみなさん驚かれるのは、「ミント」の使い方。きっと、今の時期、お庭やプランターに、使い道見つからないままにわさわさとミントが育っている方も多いはず。デザートの飾りやたまにハーブティー、といったところ、なかなか消費が追い付かず、など。ミント、葉をそのまま口にすると、いかにもミント、の主張が強く。が、みじん切りにして、時に他のハーブと合わせたりすると、驚くほどに優しいアクセントに。その優しさと、なんとも言えない爽やかさにははっとするほど。今回は、食後のデザートにも、同じく、自家製アイスクリームには、みじん切りにしたミントを加え、えもいえぬ爽やかな仕上がりに。こんなハーブ使いは、香菜も同じ。そのまま口に運ぶ、これぞパクチー、のおいしさはもちろんなのだが、みじん切りにして、和え物などに加えると、まったく別物のような、爽やかな、それでいてパクチーのよさが引き出されるような。香菜NGの人でも、これだと大丈夫、というパターンも多。
 今回は野菜だけでシンプルに仕上げ、お皿に盛り、仕上げに砕いたピーナッツとフライドオニオンをトッピングし、コクが増し。もっとボリュームを出したいときには、ゆでたお肉を加えたり、焼いたお肉を加えたり。たいていの冷蔵庫野菜を使って、1種類でもよし、数種類を混ぜてもよし、なかなかの使い勝手。ハーブがなくてもよし、レモン汁がなければお酢でもよし。
 みなさんでわいわいテーブルを囲みながら。週末クラスは特に、忙しいウィークデーからのリフレッシュとして、楽しみに来てくださる方も多く。ゴイを頬張った時に、ふわあと優しくハーブが香り、そしてブンチャー(ベトナム風冷やし混ぜ麺)には、大葉やミント、バジルに香菜を手でちぎりながら、トッピングし。ちぎった瞬間にダイレクトに香るハーブの香りもきっと優しく身に、心に染み渡るはず。明日からの月曜日に向けて、束の間のリフレッシュとなりますように。

7月5日 七夕飾りと12人の我が子たち



 先々週、雨天延期になっていたサッカーの試合が、今日も雨で中止。急遽、今日はお休み予定だったスイミング特訓へ送り出し。今のうちに雨が降って、7月7日は晴れるのかも。先日保育園からもらってきた立派な笹も、それからあてはが毎年分けてくださるご近所さんからもらってきた笹の枝も雨にぬれて、しっとりと。子どもたちと輪飾りを作り、短冊の準備をし。水玉模様の折り紙などを使って、今年はややポップなイメージに。あとは、願いごとを書くところ。
 試合用に、とおにぎり用のごはんも炊き始めてしまったし、ということで、今日は久しぶりに、「多摩六都科学館」へ。世界一にも認定された先進的なプラネタリウムを備えた、「科学」を楽しく体感できるスポット。プラネタリウム上映前に、展示室をいくつか回り。「からだの部屋」に展示された、2枚の大きな鏡。2枚同士の角度が変えられるようになっていて、その間に鏡の間に立つと、あっちにもこっちにも自分の姿が。角度を90度に合わせると、4人の自分の姿が見えて。我が子たち3人が並んで手をつなぎ、手を広げたら、そう、12人の我が子たちが丸くなって手をつないでいる、の眺め。本当に12人の我が子たちがチョロチョロしているように見えて、ある意味圧倒されるような。
 プラネタリウムでもちょうど七夕のプログラム。みんなをプラネタリウムへ見送り、ちょうど昼寝のタイミング、ベビーカーですやすやし始めた、一番下ほゆきの寝息を聞きながら、窓越し、一面に広がる、雨でしっとりとした雑木林を眺めながら、コーヒーを飲みながら、しばしのんびりと。雨の日のこんな眺めは本当にいいもの。ふと、館内に置かれた植木には、ストローで作られたとってもかわいらしいオーナメントがあちらこちらにかけられていて。クリスマスに飾る、藁で作られたストローオーナメントではなく、多分そこからのアレンジなのでは、いわゆる、飲料用のストロー。カラフルなストローでの仕立てがなんとも愛らしく、魅入ってしまうことしばし。
 館内にも大きな七夕飾り。年々、わが家の七夕飾りは、短冊への願い事がリアルな切望となっているここ数年。
 

7月4日 牛すじ、今日はトマト煮込みで



 2か月ベースでの1クール、毎回、初回の教室が終わった頃がいつになく心緩むタイミング。そして、週末を控えた金曜日。すっかり心緩ませて、手近なリフレッシュ、ついつい足が向かう吉祥寺へ。
 ふと、買い物かごの中をみれば。この夏、1ボトル目は早々と使い切り、買い足したのは、虫除けスプレー用に、「レモンユーカリ」のアロマオイル。それから、先日作ったチョーカーに見習って革ひもに、思わず買わずにいられなかったリバティ生地。そして、井の頭公園そば、昔から通っている製菓材料の店「キッチンマスター」へ。型やマドレーヌ用のグラシンケースなどを買い足し。あれもこれも、「材料」ばかり。
 「TarTarT(タルタート)」、窓際の落ち着いた席にて。「タルト」をテーマに、ボリュームあるオープンサンド「タルティーヌ」や、薄焼きピザ「タルトフランベ」など、武蔵野の食材をふんだんに使ったカフェ&バル。次回の教室のヒントになりそう、ということで、お目当ての「タルトフランベ」。カッティングボードの上にのって運ばれてきたのは、かなり薄焼きのピザ生地の上に、サラダ仕立ての野菜がふんだん。生ハムとベーコンのアクセント、それから塩とEXVオリーブ油が全体をととのえていて。チーズなしで、シンプルなおいしさは、ピザ、というよりも、スペインの「コカ」に近い。生地とトッピングとのバランスもとてもよく、野菜使いもおもしろくて。
 そうそう、「食材」もれっきとした「材料」か。今日は試作用に、牛すじを買い。まだまだ先、と思いつつ、気づけばその頃になっているもの。次回、9,10月教室は、「秋のイタリアン」あたりで行こうかと。久々の「秋和食」とも思案したのだが、11、12月は毎年恒例「クリスマス&おせち」、ということで、和のおせちレシピも登場するはず。リクエストリストをもとに、そんな流れから。もう何年も前にリクエストいただいたまま、レシピも仕上げつつ、登場待ち、そんなイタリアンレシピもありつつ。さて、「牛すじ」。おいしいのはもちろん知っている、手を出してみたいと思いつつ、家で作るものではないのかなあ、そんな方も多いのでは。実は思っているより手軽に、そしていろいろな料理に活用できる。かつ、実にコストパフォーマンスのよい食材。ポイントは、和牛のおいしい牛すじを買えるお店を見つけること。
 今日は下処理した牛すじを、じゃがいも、玉ねぎと一緒に、軽いトマト煮込みに。水分を飛ばし、イタリア版肉じゃが風、といったところ。牛すじの、牛肉ならではのコクととろりとしたゼラチン質。おいしい牛すじ料理、お家でもできるのです!
 ここしばらく、試しに型をおこし、手直ししつつ、作ってみた、一番下ほゆきのチュニックがひとまず仕上がり。手直ししては、夜試しに着せて、また手直しし、としていたら、すっかりパジャマと勘違いしてしまったようだ。夜になると、あれを着たい!、そして寝室へ向かい。

7月3日 ベトナム風冷やし麺「ブンチャー」、自家製スイートチリソースをかけて



 「普段使いの、夏のベトナム料理」、平日クラス。
 今回、一押しのレシピ、「ブンチャー」。ブンはベトナムの細い米麺。チャーは混ぜる、の意。想像以上に癖になる一品。今回は手に入りやすい台湾ビーフンを使って。選ぶとすれば、いわゆる「新竹ビーフン」がおすすめ。ビーフン、というと、焼きビーフンのイメージが強いかもしれないが、この、混ぜ麺はもちろん、フォーとおなじような汁ビーフンも美味。ビーフン、なにがいいかといえば、米麺ならではのぷりぷりとしたその食感が魅力。そして、その食感がかなり長持ちする、ということ。ゆでて、冷蔵庫で丸1日おいても、食感はほぼかわらない優れもの。もう少し長引いて、硬くなったら、もう1度ゆで直して、元の食感に。かなりの優等生ぶり。
 今回、ビーフンに合わせるトッピングは。豚しゃぶともやし、それからベビーリーフ。最後に砕いたピーナッツが絶妙な存在感。あとは、テーブルにラフに置かれた、大葉にミントにバジルに香菜を手でちぎりながら、お好みにでトッピング。そして、自家製スイートチリソースをかけて、せっせと混ぜて、口に頬張れば。「うわあ、これ、おいしい~!」、そんな声があちらでもこちらでも。思わず、「でしょ、でしょ?」、とにんまり。タイ料理でも定番のいわゆる「スイートチリソース」、市販のものを使っていただいてもよいのだが、1本だと持て余しがちだし、とにかく甘ったるいものが多く。自家製、それも、調味料、全部同量の明快レシピの「スイートチリソース」。味をととのえるべく、ほどよい甘さはありつつも、それ以上にレモンと酢の酸味が爽やかな仕上がり。麺に合わせるのはもちろん、生春巻きによし、お刺身によし、ドレッシングによし、焼いたお肉や魚にかけてもよし。
 ベトナム料理で欠かせない調味料「ヌクマム」。いわゆる魚醤で、ナンプラーと同じ。魚醤、そのままだとどうしても、野性味強い印象なのだが、レモンやライムなどのかんきつと合わせると、ぐぐぐっと爽やかに、魚醤の風味が本当に生かされるおもしろさ。きっと、ちょっと苦手、という方もがらりと印象が変わるはず。そこに、大葉やミント、バジル、それから香菜などのハーブのフレッシュでビビットな香りが広がり、なんというか、食べながら癒されるような、そんなハーブ効果もあるような。ハーブやそれから薬味のおもしろさは、1つでのおいしさはもちろんなのだが。例えば、大葉だけを口にした時の印象、そして大葉とミントを一緒に口にした時の印象、そこにバジルも加わった印象、それからお好みで香菜も。まさに相乗の風味とおいしさ。今回の前菜メニュー、「夏野菜と生ハム、アボカドの生春巻き」も然り。大葉にバジルにみょうがにしょうがに万能ねぎなど。口の中でふわあと広がる豊潤な香り。夏にぴったりの「ブンチャー」、手軽にそうめんやカッペリーニ、フェデリーニでのお試しもおすすめ。ベトナム風冷やし中華、そんな感覚が案外しっくりくるかもしれない。
 みなさんをお見送りし、大急ぎでキッチンを片付け、小学校保護者会へ。夏休みに向けて、気づけば、あっという間にそんな時期。ぐんぐん育ったミニトマトの鉢を持ち帰り。「ブンチャー」、夏休みのお手軽お昼ごはんにも登場予想の一品。

7月2日 おいしそうな顔を撮りに



 朝一で明日の買い出しを済ませ。
 お昼よりだいぶ前、今日は真ん中ゆふきの保育園へ。文集委員としての初仕事、子どもたちのおいしそうな顔を撮影しに。外ではコンパクトカメラしか持ち歩かないのだが、今日は久しぶりに、いつもは料理写真専用の一眼レフを持って。本日は、子どもたち楽しみなイベント「バイキングランチ」。園のホールにはテーブルがずらり並び、それぞれのテーブルにはお花が飾られ、手作りのランチョンマットが敷かれ、そしてうれしそうに席についている子どもたち。
 まずは先生方の楽しい劇を見てから、給食着を身につけた、はな組さん(5歳児クラス)たちが前にずらり。歌を歌いながら、今日のメニューを紹介してくれて。さあ、バイキングがスタート。うれしそうに、そしてとっても恥ずかしそうに、自分のお皿を持って、好きなメニューの大皿のもとへ。やっぱり人気の唐揚げにポテト、ミートローフに焼きそば、ひじきのナムルにとうもろこし、枝豆、ミニトマトなどなど。さっそく、我が、つき組ほし組さん(3歳児クラス)みんなの頬張る姿を撮影、撮影。レンズ越し、本当に愛らしい姿や表情。絵に描いたように口の周りにごはんつぶをくっつけて。
 頬張る姿を写真に撮るのは大好き。気づけば、風景もありつつ、200枚以上。初めはあんなに恥ずかしがっていた子たちも、帰り際は、「撮って!」、「撮って!」、と次々と。1人を撮ろうとすれば、レンズ越し、必ず、その子の前に誰かが立ちはだかり、どんどん、どんどん前に近づいてくるから、私が後ずさり。さて、実際に文集に使えそうな画像がどれほどあるか、は別として、なんだかとっても幸せな気持ちになるひとときだったなあ、と。
 そんなことを想いながらの帰り道、ベーカリーハースさんに立ち寄って、明日の教室分と自分のランチ分と、それから夏休みキッズ教室に向けて、ちょっとサイズを確認したく。我が子はもちろん、子どもたちの頬張る姿は本当に愛らしくて、ついついいつまでも眺めていたくなってしまうほど。そんな想いは、キッズ教室の原動力かもしれない。夏休みには、これまたみんなが大きな口を開けて頬張る姿がたくさん見られるはず!
 「サッカーに行く前に、かぶとむしを取りに行こう!」、「3時15分に待ち合わせだから!」、あまりにわくわくしている姿。さっそく、虫かごを持って、時間通りに集合し。ちょっとおもしろそうだったので、着いて行ってみることに。我が家の前の坂を上がって、すぐのお宅、玄関先の木には、毎年びっくりするくらいにたくさんのかぶとむしがやってくる。そして今年も。が、張り切って来たものの、なんと誰もかぶとむしを触れない、かつサッカーが始まる時間も押している、ということで、なぜか私が、本気でギャーギャー言いながら、みんなの虫かごおすめす1匹ずつを投入。私だって、決して得意な方ではなく、むしろ苦手側、なのだが。それでも、ウエア姿に虫かご、嬉しそうに走っていく姿があまりにかわいくて。

7月1日 夏のベトナム料理、始まりました



 7月が今日から始まる。そして、7.8月教室が今日から始まる。
 「普段使いの夏のベトナム料理」。たまに外へ食べに行くことはあるけれど、作るとなると、そんな方も多いのでは。ベトナム料理、メインの調味料、いわゆる魚醤「ヌクマム」をはじめ、酸味として、レモンやライム、それから大葉、ミント、バジルなどの爽やかなハーブ使い。香菜(パクチー)はお好みで。あってもなくても、もちろん美味。それからサラダ感覚でたくさんの野菜。夏においしくごはんを食べる、そんな秘策やヒントがたくさん。
 ベトナム料理と言えば、の一品、「生春巻き」。リクエストも多く、教室ではたぶん3度目くらいになるはず。今回の生春巻きは、あえて、いわゆるベトナムっぽくない仕上がりに。他に、ヌクマム香るベトナムらしい料理が並ぶ中、ベトナム料理のイメージは感じさせつつ、まさにサラダ感覚、ちょっとしたお口直しの感覚で。今回のフィリングは、定番の海老、ではなく、生ハムとアボカド。そこへ千切りにした夏の野菜やハーブ、きゅうりにみょうがに大葉にしょうが、バジルに万能ねぎなど。そしてソースは、いわゆるスイートチリソースではなく、マヨネーズベースに少々のマンゴージャムを効かせた、フルーティーな甘み酸味のあるソースを添えて。
 生春巻きのコツは、なんといっても、ライスペーパーの戻し方。ぬるま湯にさっと通し、まだ固いうちに取り出し、ぬれ布巾の上に広げ。まだまだ固かったライスペーパーが、フィリングをのせ、いざ巻き始めよう、という頃にはいい感じに弾力を残しつつ、やわらかくなり。ほどよく弾力があるので、ほぼ破れることもなく、そして、折り曲げたいところではきちんと折り曲り、留めたいところではきちんと留まり、とかなり言うことを聞いてくれるので扱いやすく。フィリングを詰めて、手前を折り、両側を折り、ちょっと押しながら、そんなイメージでくるくると巻き上げれば、カットしても、中がこぼれ落ちることのない、優等生の生春巻きができ上がり。
 今回は1本を4つにカットして、ソースを添えて。同じ皿には、「夏野菜のゴイ」を盛り合わせて、前菜のプレートの仕上がり。テーブルにはすっかりの、夏らしいベトナム料理の眺め。いつもよりとにかく野菜が多いので、食後の満足感ありつつも、お腹が優しく満たされる感じ。食後のデザート、「シトラスのラム酒マリネ 自家製アイスクリーム添え」がほどよく待ち遠しく。
 新しいメニューでの第1日目が終わり、ほっと心和む夕方。買い出しついでに、ってやや方向が違うのだが、room103にて今日からプレオープンした「OYATSUYA-SAN」と「unicorn bekary」のはしご。ついつい頻度高い、自分へのちょっとしたご褒美に。

6月30日 手仕事のはしご トランスパレントスターに革花チョーカー



 手仕事の教室をはしごなど。
 教室に行く前のなんだか楽しみな感覚もほどよく。まずは、お友達主催、ものづくり教室「みずたま」のおとな教室、「窓のおめかし トランスパレント」教室へ。数年前に作って、1階教室の窓に飾って以来、すっかり窓越しの風景となったものの、月日の流れをしみじみと、すっかりと色あせてしまい、新調したかったタイミング。
 教室の窓越しに飾られたサンプルを眺めつつ、さっそくせっせと。「トランスパレント」とは、ドイツ語で「透明な」とか「光を通す」という意味で、半透明の薄紙、トランスパレントペーパーを幾重にも重ねて作る星形を「トランスパレントスター」といい、その重ね合わせパターンもそして色合いから生まれるグラデーションもさまざま。折り進めるうちに、なんとなく数年前の記憶が蘇るところもあり、すっかり夢中に。時間内にひとまず3つ仕上がり、思わずうっとりと眺めたくなるような。
 さて次は。手作りユニット「ラーヤ」さんが、手作りを楽しむ場として、月に2回のアトリエをオープン。今日はプレオープンでのワークショップとして、「革花のチョーカー」作りなど。先日、サンプルを見せていただいたら、あまりにすてきだったので。テーブルに上、箱の中には、それはそれはかわいらしい小さな革花の種類あれこれ。それからコットンパールに革ひもに。好きな組み合わせをセレクトして、あとは革ひもに通し。うれしいくらいにあっというまにチョーカーのでき上がり。鏡越し、さっそくつけてみると、なんとも甘さとシックのバランスが絶妙で。そして、足を運びたくなる場所ができたことのうれしさ。
 明日から始まる7,8月教室に向けて、買い出しと教室準備。「普段使いの、夏のベトナム料理」。ベトナム料理を象徴すべく、いつになく冷蔵庫には野菜がたくさん!そしてタッパーにはハーブあれこれ。バジルにミントに大葉にみょうがにしょうがに、そして香菜。並び替えただけでハーブとハーブの相乗される香りがなんとも。と、冷蔵庫を整頓し直していると、「あっ!ベビーリーフ買い忘れ!」、などなど。
 と、気づけば、保育園面談が始まる10分前。急げ!今日は、真ん中ゆふきの保育園での個人面談へ。毎日朝と帰りと先生とお話する機会もあり、様子をのぞき見ることもできるのだが、やっぱりこうやって時間を作っていただくことの価値。毎日毎日、とにかく楽しみに登園している日々。先生方からのお話を伺い、我が子が本当に安心して、そして楽しく過ごしている様子もたくさん知ることができ。そして、先生方からの目線での我が子の様子を伺い、改めて、初めて感じることなどなど。「ゆふ君は、お話がとっても上手で」、と。園では料理の話もよくしているようだ。同じころの長男に比べ、いろいろよく見ているし、なによりも「今日はこうだった。」などの報告はほぼ正しく、そして伝えてくれる情報量も多く。長男あてははいまだに、聞いた問いに対して、求めている答えが返ってこないこと、多々、「忘れちゃった。」の連発、聞いた私が間違いだった、と思う日々。が、真ん中ゆふきはだいぶ違って。聞くと、たいてい、聞きたかった答えが返ってくる。4歳差を越えた、個性、というべきか、長男よ、もう少しお話上手になってください。
 教室準備をととのえ、窓に新作のトランスパレントスターを飾り。
プロフィール

くにたちの食卓 いづい

Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

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