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「豚肉とレンズ豆の軽い煮込み」、タパス風



 平日クラス。初めまして、の方も数名、自己紹介からついつい話が尽きず、そんなスタート。 
 初夏のスペイン料理、華やかな色合いのお皿が並ぶ中、テーブルをグッと引き締めてくれるような存在、「豚肉とレンズ豆の軽い煮込み」。仕上げにピックを添えて、スペインバルのタパス(前菜)風に。
 レンズ豆、まさにレンズのような形をした、小さな、小さな豆。小豆もそうなのだが、小豆サイズ以下の豆、緑豆やレンズ豆は水に戻さないで、そのままゆでられる。それもレンズ豆については10~15分ほどで煮えるので、使い慣れると、実は扱いやすく、サラダにスープに煮込みに、そのままに、と活用力もあり、そしてなによりもおいしい。うまみや甘みがぎゅぎゅぎゅっと詰まっていて、レンズ豆だけでもなんとも言えない風味とコクがあり。今回はそこへ、相性抜群!の豚肉を合わせ、まさにおいしさの相乗効果。
 豚肉、今回は豚バラブロックをブロックのまま、下味をし、表面をさっと焼いてから、圧力鍋で10分。ほどなく、いい具合にやわらかくなったものを食べやすい大きさにカットして、いつのまにか煮上がっているレンズ豆の鍋へ。圧力鍋こそ、使い慣れないと、手を出しにくい調理道具。が、やはり圧倒的な効率のよさとその威力。とはいえ、私自身、日々それほど出番が多いわけではないが、塊肉の下処理や大根などの下煮には欠かせず。圧力鍋を使って、何かしらの料理を仕上げる、というよりは食材の下処理に使う。もちろん、やっぱり苦手、という方は今回なら豚バラブロックを鍋でコトコト、40分ほどといったところ。
 レンズ豆と一緒に豚肉を煮るのだが、豚肉を一度下ゆでしているので、豚肉の脂もすでにほどよく出され、とってもすっきりとした仕上がりに。合わせて煮込むときに、豚肉のゆで汁を少々。これでさらに全体にコクが増し。
 今回は、他の料理とのバランスで、煮込み、にしたのだが、レンズ豆をゆでて、豚肉をゆでて、の段階まではまったく同じく、の展開パターンを1つ。耐熱の器にレンズ豆を盛り、その上に下ゆでした豚肉をスライスしたものをのせ、塩を少々、そしてオーブンへ。「豚肉とレンズ豆のグリル」。こちらも豚肉からのおいしいソースがレンズ豆にしっかりと染み込んで、甲乙つけがたいおいしさ。
 いつもながら想うのだが。初めてお会いする方々とも、一緒にテーブルを囲むと、不思議と距離が一気に近くなる。同じテーブルで同じものをいただきながら、おしゃべりなど。改めて、「食」の力をしみじみと。それにしても、今日も暑かった。みなさんをお見送りし、玄関先まで出ると、すっかり真夏を感じるような暑さ。ぎりぎり5月。
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2人で生春巻きのきゅうりを買いに



 なかなか足を運べずにいた市役所へ。問い合わせなど用事を済ませ、少し晴れ晴れとした帰り道。現状などを把握でき、足を運んでよかった。大急ぎで一度帰宅し、明日の買い出しを回り、一橋大学へ。
 昨年度、下2人を連れて、通っていた、近くの幼稚園のプレスクール「とどらーずくらす」。今年度は、一番下ほゆきを月に1,2度参加させていただくことに。そのうちの月に1度は東久留米の母がほゆきを連れて行きながら、保育士である母ならではなにか教材などを持参し、母が先生役を務める時間を設けることに。今日もそれはそれは大きな手作りのパネルシアターを持って。一橋の木々の下にて、そのパネルシアターを楽しんだり、おやつを食べたりして過ごした、とのこと。シアターは、帽子をかぶろう、といった内容の絵本をもとにしたストーリー、ということで、私が到着したときには、いつも帽子をなかなかかぶらないほゆきがすっぽりと帽子をかぶっている姿、まさに脱帽。
 今日は母とほゆきと3人で、久しぶりの「カフェ トピナンプール」へ。シンプルにソテーした長ねぎ、それから野菜のおいしさがぎゅぎゅっと詰まったスープ(ビーツが入っていて、ボルシチ風)。それから薄く焼いたケーク・サレ。以前、よくあるパウンド型はいただいたことがあったが、今日のケーク・サレは野菜をトッピングしたピザ風。「この方が野菜の表情が見えて」、ヨシベジさんのマクロビ料理哲学をしっかりとうかがうこともでき。トピナンプールを後に、同じ道沿い、「ミルクトップ」の店内に吸い寄せられ。最後のひとなめまで逃さず、の姿を眺めつつ、母が、「月に1度の女子会にしましょう。」、とうれしい声。駅前で母を見送り、買い出しをもう少々回り。やけに久しぶりのベビーカー、いやあ、買い物に便利、便利。
 夕方、生春巻きを作ろう、と冷蔵庫を開けたら、あると思っていたきゅうりが見当たらず。「きゅうり、買いに行こうか。」 ほゆきと手をつなぎ、途中からは半分以上抱っこながらも。買い物袋を腕にかけて歩く姿。ふと、2人きりでこうやって買い物に出たのは初めてかも、と。1番上のあてはの頃には、そんな小さな日々のことも記憶にとどめていたのだが、2人目、それから3人目ともなると、本当に日々流れてしまう、そして流してしまうことが多い実感。
 さて、生春巻き。ピンチョスレシピ本からヒントあり。特にこういうアジアンテイストについては、この料理にはこの食材、このフィリング、そんなイメージが強いのでは。が、実はもっともっとアレンジ幅広く、そして手軽に作ることができる。今日はフィリングにスティック状にし、フライパンでさっと焼いたバゲット、アボカド、野菜、それから大葉に香菜など。子どもたち用に野菜とハムなど。そして添えるのは、定番のスイートチリソースではなく、マヨネーズベースのソースに柑橘を少々絞って。ライスペーパーでまとめたサラダ、そんな印象。しっかり本場のテイストを楽しみたいとき、ほんのりエッセンスだけの雰囲気を楽しみたいとき、そんなテーブルシーンに合わせての使い分け。

梅相談と、ひき肉と夏野菜のベトナム風カレー



 来週のお菓子販売に向けて、買い出しへ。パッケージ屋さん、富沢商店、といつものコース。もう少しパターンができたら、もう少し効率よく済ませることができるようになるのだろうが、まだまだ慣れないことも多く。特にお菓子については、その季節をイメージしたフィリングやトッピングものを使うので、店頭で実際に目にして心決まる、そんなところもあり。今日も然り。
 今回は3種類ほどのお菓子をご用意する予定。先日焼いた「季節のポルボローネ」に定番の「季節のマドレーヌ」。こちらも冷蔵庫で冷やして召し上がっていただいてもいいかなあ、と。それから久しぶりの「グラノーラ」。これからの暑い季節、アイスクリームやヨーグルトと合わせて召し上がっていただく、そんな趣向で。今までは定番のものを加えていたのだが、季節感を出してみたいなあ、と思案中。ということで、安直に「季節のグラノーラ」のネーミングに。
 以前からリクエストいただいていた、梅干し作りの教室。今年はなんとか開催したいなあ、と思いつつ、スケジュール帳とにらめっこしながら、谷保の農家さんをご紹介いただき。改めて、天候もそうなのだが、梅ありき、なのだ。梅の様子にこちら人間が合わせていくこと。自然の流れの中にいる、ということ。いい意味で諦めもつき、どこか気持ちが楽になるような。本来そういうものなのだろう。ということで、もう少しだけ、梅の具合などうかがいつつ、の教室開催、となる気配の中、近日中にはご案内できるはず。
 それにしても今日は暑かった。やけに疲労感もあり、と思い返したら、いつもより子どもたちの送り迎えの回数が多かったせいもあるはず。こんな日にも爽やかな食欲をかき立ててくれるべく、「ひき肉と夏野菜のベトナム風カレー」。7,8月教室、それから7月大磯レシピともに、「普段使いのベトナム料理」、そんなイメージでいこうかと。本格的なレシピもありつつ、あくまでも「ベトナム風」、ベトナム風のエッセンスを生かしつつ、普段のおかずとも相性よく。
 特に辛さや独特の調味料の調節。ベトナム料理、特にベトナムカレーについては、タイカレーとはまた違った、レモングラスや仕上げのハーブ、そして柑橘の香りなど爽やかな風味が魅力。家族そろっての食事にはそのままではちょっとアジアンテイストが強すぎる、そう感じることもあるはず。例えば、いつものカレーパウダーをベースに、仕上げに控えめのココナッツミルクと少々のナンプラー、これだけでもぐっと雰囲気が変わるのだが。タイ風に仕上げたいときには少々のタイカレーペースト、ベトナム風に仕上げたいときにおすすめなのが、レモングラスと唐辛子をメインにペーストにした調味料「トムヤムペースト」。本来、「トムヤムクン」を作るための調味料なので、タイ食材、なのだが、レモングラスの香りがしっかりと出るので、ベトナム風の仕上げにはぴったり。まずは少々のトムヤムペーストで、ほんの少しの香りづけをし、たとえば先にお子様分を取り分け。その後にもう1度火を入れ、トムヤムペーストを追加。大人用にはお好みの風味と辛さに。大人も子どももうれしいベトナム風カレー。バゲットを添えて。

マーマレードとラムレーズン香るシュークリーム



 平日クラス。5,6月教室、「初夏のスペイン料理」、食後のスイーツは「シュークリーム」。多分7,8年前の教室で1度登場して以来。
今日は、子どもの頃、お母様がおやつによく作ってくれた、そんな生徒さんがシュークリーム作りを担当。
 シュークリーム、まずはシュー生地を作り、続いてカスタードクリームを作り、とやや敷居の高いお菓子、ではあるのだが、昔からの定番スイーツ、やっぱりそれだけのおいしさがあり。それからきっとみなさんに何かしらの想い出がある、そんなお菓子でもあるかもしれない。
 さて、まずはシュー生地。今回はバターではなく、同量の菜種油を使用。より手軽かつ、コストダウン。そしてバターを使った生地よりも軽い仕上がりが魅力。失敗しそうなお菓子、そんなイメージも強い「シュークリーム」。1番の失敗は、1度膨らんだ生地がしぼんでしまうこと。シュー生地にまだ水分が残っている状態でオーブンから取り出してしまうと、1度膨らんだ生地がほどなく悲しくもしぼんでしまう。ので、途中でオーブンを開けないこと、これが鉄則。まずは高温で焼き、周りを焼き、そして生地が大きく膨らむ。その後温度をぐっと下げ、今度は中を焼いていく、そんなイメージ。そして焼き時間終了後もしばしそのままオーブンに。より水分を飛ばし、乾燥させると、はりのある生地が仕上がる。以前、私が子どもだったころは、シュークリームというと、焼き色薄めの優しいシュー皮が主流だった気がするが、今はもっと焼きを強くして、硬さのあるシュー皮にとろりとコクのあるカスタード、そんな流れに。
 もう1つわりとよくある敗因。生地が膨らまなかった、との声。恐らく、薄力粉と水、オイルのベースの生地に溶き卵を加えて、生地を仕上げていくのだが、その卵の分量加減に敗因があることが多く。卵のサイズによって、だいぶ分量が変わってくる。なので、あくまでもレシピ分量を目安にしつつも、大切なのが、卵を加え終えた生地の感じ。いつもながらアバウトな表現で申し訳ないのだが、「ぽってり」。木べらですくうと、「ぽてっ」と落ちるくらいの生地感。
 今日は焼き上がった生地を眺めつつ、みんなでスペイン料理のテーブルを囲み、食後にシュークリームを仕上げる。1つには少々の生クリームを加えたカスタードクリームに、スペインのイメージで、マーマレードも加えて。もう1つは少なめのカスタードクリームと泡立てた生クリーム、そしてラムレーズンをのせて。ついつい食べ飽きがちなシュークリームにちょっとした変化球。
 さて、今日は教室の片づけを終え、小学校の個人面談へ。2年生になったあては、字をもう少しきれいに書きましょう、などなど予想通りの指導もありつつ、親の目からはあまり気づいていなかった、あてはの魅力を先生から伝えていただいて。きっと、何かに没頭するときにもあてはさんのそういうところが生きるのではないでしょうか、と。もうすぐ8歳。これからどんな風に成長してのだろう、そんな兆しがあれこれ芽吹く頃。ついつい、もっとこうしなさい、これができてないでしょ、そんな目線になってしまう日々、先生との束の間の面談で心がすーっとするような。もっと褒めてあげよう、そう思って校舎を出て、校庭で遊んでいるあてはを探すと、裸足ですっかりのほこりまみれ。「靴を履きなさ~い!!!」、あっという間にいつものペース。

魅惑のポルボローネ、お買い上げ後はぜひ冷凍庫へ、そしてご案内1つ



 今週は子どもたち3人それぞれの保育参観に個人面談、そして保護者会などなど。ちょうどそんな時期。
 明日のキッチン準備をし、今日は真ん中ゆふきの保育参観へ。入園して早2か月、だいぶ園生活にも慣れたところ、そんな我が子の姿をのぞきに。まずはみんなでお絵かきの時間。みんながクレヨンで思い思いの絵を思いっきり描き、そしてお友達同士でのやりとりなど。続いて、先生に絵本を読んでもらってから、帽子をかぶって園庭へ。ゆふきは、最近すっかり夢中になっているという、だんご虫探しにあり探しをせっせと、せっせと。私自身、こんな外時間がなんだかやけに久しぶりで。子どもたちに頼まれて、せっせとせっせとありをバケツに。
 しっかり遊んで、みんなでお着替えをし、給食の時間。みんなの給食が揃うまでの待ち時間にうれしそうにお友達とふざけ合う姿など。そして、みんなでいただきます!一気にパンを頬張ったあたりから、さすがに昨日の疲れが残っているのか、ほどなく今でも眠りに落ちそうな表情に。「ゆふくんが残すなんて、初めてです。」 保育参観はここまで。夕方のお迎えで聞くと、あっという間にお昼寝の眠りに落ちた、とのこと。心ある先生方のもと、毎日楽しく登園し、楽しく過ごすことができている、そんな姿を今日はじっくりと眺めることができてなにより、なにより。
 来週に納品を控えているお菓子について考えつつ。今日は久しぶりに、「ポルボローネ」を焼く。以前、教室でも作った「ポルボローネ」、口に入れた時に、ホロホロホロッと崩れるような食感がなんとも魅力的な、スペインの焼き菓子。和三盆を感じるような、ホロホロとした食感を生み出すのは、最初のひと手間、粉の乾煎り。薄力粉とアーモンドプードルを乾煎りし、水分を飛ばし、サラサラにしてから他の材料と合わせていく。そんなひと手間に加え、でき上がった生地を1つ1つ四角く成型していく、というもうひと手間。なので、まだまだ私にはたくさんの数は作ることができないお菓子なのだが、この手間の数々の価値ある、本当のおいしい焼き菓子。今回は、これから暑くなるこの時期だからこそ、この「ポルボローネ」をご用意してみようかと。お買い上げいただいてから、もちろんすぐに召し上がっていただいてもよいのだが、そうでない場合には冷凍庫へ。召し上がる少し前、コーヒーなど淹れる間に常温にし、召し上がる頃には、少しひんやり、ほどよい口当たりに。
 今日は、夏向きにアールグレイ紅茶葉を加え、口にしたときにふわあと爽やかな仕上がりに。久しぶりに焼いたが、やっぱりこの口当たり、食感は魅力的。
 
 ということで、ご案内を1つ。

*6月5日(木)から古道具屋 kodouguyaにてお菓子の販売をさせていただきます*

国立駅北口に今月オープンしたばかりのすてきなアンティークショップ「古道具屋 kodouguya」にて、お菓子を販売させていただきます。オープン以前からなにかご一緒にできたら、そんなやりとりがうれしいお声がけのもと。これから暑くなるこの時期にもおいしく召し上がっていただくことのできるようなお菓子をご用意できたら、と考え中です。メニューなど詳細についてはまた後日。

古道具屋 kodouguya
国立市北1-12-2
11:00~18:00
定休日 水、土
https://www.facebook.com/Kodouguya

すてきなご夫婦がオープンした、セレクトアンティークショップです。私自身、足を運ぶたびにあれにもこれにも目移り、そしてあれもこれも本気で狙っています。お子様向け、ヨーロッパのおもちゃや絵本なども充実、ふらりお散歩ついでにぜひお立ち寄りくださいませ。

夢の国、デリーチャントへ



 朝早く出発し、何とか開園にすべり込み、ディズニーランドへ。私たち親は特には好きではないのだが、子どもたちはとっても喜ぶし、1年に1度くらいは連れて行ってあげましょう、そんな感じで今回も。
 今回は真ん中ゆふきも無事102僂凌板浩限をクリアしたし、1年前にはほぼ抱っこで楽しむも何もなかった、一番下ほゆきも今はすっかり、うれしそうにあっちへこっちへ走り回り。気温30度以上、そして昼頃には雷、そんなお天気も覚悟の上、だったのが、着いてみると、あれ?と拍子抜けするような爽やかな空気が流れ。うれしい誤算のお陰できりきり初夏の爽やかな空気のもと。
 「イッツ・ア・スモール・ワールド」には目をキラキラさせながらうれしそうに眺める姿など。「世界で一番幸せな船旅」、親となって、我が子と一緒に乗る船はまた違った想いとなるのだなあ、と。「ホーンテッドマンション」、最初の部屋では私の後ろに隠れ、ぴったりと離れない姿、そして乗り込んでからは身動きほとんどせずに、それでもじっと見つめ。そんな様子をこっそりと眺めつつ。
 初めて訪れた「スイスファミリー ツリーハウス」がとっても魅力的で。登り始めてまもないところに作られたキッチンがとってもすてきで。石で作られたかまどに広々としたテーブル。こんなところでランチでもしたら、さぞかし心地よいだろうなあ、などなど、思わず大人までもがわくわくしてしまうような演出。
 午後、じゃあ、これで最後にしようね、と順番待ちをしていた「トゥーンタウン」内、「ガジェットのゴーコースター」。天才発明家ガジェットが作ったどんぐりのコースターに乗る、という設定。並ぶ道筋にもあれこれの発明品がデザインされていて、待ち時間も楽しめて。と、もうそろそろ順番が、という頃に、もじもじとトイレサインなど。大急ぎで行って、戻り、ほどなく乗り込み、ふー、など。
 家族そろっての記念撮影は、ストームトルーパーと。帰宅後は、さっそく押入れからライトセーバーを引っぱり出してきて。しばらくは久しぶりの「スターウォーズ」ブームの再来か。ディズニーランド、とうまく言えない真ん中ゆふき、「デリーチャント、また行きたい!」 次に行くときにはきっとまた違った眺めを楽しむことができるはず。「ツリーハウス」から去るときに、一番下ほゆきがベビーカーを押しながらうろうろしていたら、近くのスタッフの方からの声、「こちらはお姫様の馬車ですか」、きっとそんなフレーズも数年後にはグッとくるお年頃になるのかも。

イメージ以上のおいしさ、「たこのアヒージョ」



 週末クラス。
 初夏のスペイン料理、一口口にした時に、「うわっ!これ、おいしい!」、みなさんのイメージ以上のおいしさ率高いのが、「たこと新じゃがいも、マッシュルームのアヒージョ」。スペイン料理、と決まった段階で、真っ先に取り入れたかったレシピ。
 「アヒージョ」、いわゆる「オイル煮」で、本来は、小鍋や小さなパンなどに食材とにんにくなどを入れ、たっぷりの油の中で火を通していくもの。フレンチの「コンフィ」もそうなのだが、油の中で火を通していくと、食材全体に均等に、そして優しく火が回り、そしてなによりもうまみが食材の中にしっかりと残り、むしろうまみが凝縮される。たっぷりの油で作り、でき上がり、具材はもちろん、そのオイルもパンなどをつけながら十分おいしく食べられるのだが、なるべくなら少量の油で、きちんとおいしく仕上げたいところ。ということで、今回はゆでだことすでに加熱してカットした新じゃがいも、それから大ぶりにカットしたマッシュルーム、食材すべてがあとはさっとあたためる程度で仕上がる下準備をし。今回は直火、ではなく、耐熱の器にお一人分ずつの食材を入れ、にんにくスライス、塩少々、そして器の下に少しオイルがたまる程度、のオリーブ油を回しかけ。ポイントは、なるべく食材の表面全体にオイルが回るように、全体を混ぜ合わせること。表面にオイルがコーティングしてあると、火の通りが速くなり、そして焦げたり、乾燥しづらくなり、なによりもコクが増す。オーブンに入れて、5分ほどで完成。オーブンからはなんともいい香りが広がり、そして口へ運んでみると、「うまい!」、そんなフレーズがやけにしっくりとくるおいしさ。定番のたこやじゃがいものほかに、海老や鶏肉、それからおすすめなのが、きのこあれこれ、それからたっぷりのにんにく。我が家では週末のちょっとした小皿として、定番。
 今回のスペイン料理、テーブルの眺めは彩り鮮やか、そして華やかながら、実はシンプルレシピ、手軽にできるものが多く、普段使いにはもちろん、ちょっとしたおもてなしにもぴったりのレシピばかり。トマトにアンチョビ、オリーブなどなど、食材自体もそうなのだが、そんなところも「シンプルに手軽で、華やか」なイタリアンにも似ているような。地理的に考えて、当然といえば当然なのだが。いつもの教室よりもやや早めに料理が仕上がり、そして驚くほどにどの料理もがワインとの相性抜群!ということで、いつも以上におしゃべりにも華が咲くような。
 日々の料理作りになにかしらうれしいエッセンスとそして励みを感じていただけたら。常にレシピ作りをしながら、想っていること。「今日の我が家の夕食は冷蔵庫にあるもので作るパエリアに決まり!」、そんな理想的な声が聞こえてきて、なによりなにより、思わずにんまり。

遠足日和とブンティットヌン



 あては遠足の日。今までは、遠足のお弁当リクエストは必ず「サンドイッチ」だったのだが、今回初めて、「おにぎり」と来た。それから、「ハムにポテトにクリームチーズボール」、とおかずはなんとなくサンドイッチ寄り。ということで楽しい遠足、リクエストに忠実に。「クリームチーズボール」、幼稚園時代のお弁当でもとにかく大好きだった一品。丸めたクリームチーズに今日はレーズンと白ごま、黒ごまをまぶし。本当はくるみやアプリコットなどのみじん切りも一緒に合わせるのだが、今日はお手軽に。
 小学校から国立駅への道の途中にある我が家。我が子の遠足の日にはついついデッキにてぞろぞろやってくる子どもたちを見送るのが恒例。ちょっと、というかだいぶ恥ずかしそうにこちらに手を振る姿はあと何年くらい見られるのだろう。
 吉祥寺に「富沢商店」が復活、私にとってはなんともの朗報!買い出しにかこつけて、吉祥寺に行くチャンスがまた増えるはず。ということで、いそいそと吉祥寺へ。こうやって1人で出かける吉祥寺は本当に久しぶり。生地屋さんを回り、ボタン屋さんを回り、ビーズ屋さんを回り。ああ、迷う楽しさ。ワンピース用に、それから一緒の生地でほゆきのかぼちゃパンツも作りたいなあ、などなど。それにしても、いつもながらに布地のネーミングがあまりにセンスよく、そんなところにも思わず惹かれつつ。
 今日は空気が澄んでいて、歩いているだけで心地よい気候。道を探し探し、ベトナム料理「Moc Choi モクチョーイ」へ。ラフな店構えといい、テーブルやいすの感じといい、それから常連さんらしいおじいちゃん2人がパクチーサラダをつまみながら、333ビール、そんな眺めといい、行ったことはないけれど、ベトナムの手軽な食堂やカフェの空気感を体感できるような。テーブルに運ばれてきたのは「ブンティットヌン」。ハーブとお肉のつけ麺。器にはブンという細麺とたくさんの野菜、それから豚肉、そしてパクチーに大葉にミントなどのハーブが山盛りに盛られ。添えられた、なますの入った甘酸っぱい、辛いソースを、つけていただいてもよし、かけていただいてもよし。爽やかな甘酸っぱさと辛さ、そしてハーブ使いがなんとも癖になる。本来は米粉を使ったベトナム麺を使うのだが、そうめんなどのアレンジ術としてもかなりよさそう。
 タイ料理よりもベトナム料理の方が好き、という方も多いはず。私もその1人。リクエストの声に、「ナンプラーの上手な使い方を知りたい」、そんな声もちょうどあったところ。7,8月教室は、「普段使いのベトナム料理」あたりでいこうかと。たとえば、野菜使いや調味料使い、普段の食材を使ったアレンジなどなど、日々の食卓に、優しく、アジアン過ぎず、ほどよくアジアンテイスト香る、そんなイメージで。
 さて、そろそろ、と帰りの電車に乗り込み、国立駅に着くと。おっと、まるでタイミングを合わせたかのように、反対方面の階段からぞろぞろと遠足帰りの子どもたちの姿。いたいた。帽子がおかしな向きになったまま、の我が子の姿など。親子共々の遠足日和となり。

パエリアの横には、「ピンチョス3種盛り合わせ」



 平日クラス。テーブルセンターの「ハーフ&ハーフパエリア」とともに、初夏のスパニッシュテーブルを華やかに飾るのは、「ピンチョス3種盛り合わせ」。
 「ピンチョス」、スペイン料理では欠かすことのできない前菜。手軽につまむことのできるフィンガーフードで、オープンサンドイッチ状のものやピックなどを使ったものなど、そのスタイルは様々。そしてそのバリエーションやそれからジャンルは幅広く、言い換えれば、大抵の料理をフィンガーフード仕立てにすれば、ピンチョスになる。
 今回は3種。まずは、「初夏野菜のガルシア風」。「ガルシア風」、タパス(前菜)の定番、たこのガルシア風などが有名なのだが、さっとゆでた野菜に塩とEXVオリーブ油と、それからカイエンヌペッパー。スパイスメーカーによって、カイエンヌパウダー、それからチリパウダーと呼び名が違うのだが、唐辛子(チリ)にガーリックやシナモン、オレガノなどがブレンドされたスパイスで、雰囲気のある辛さが魅力。今回は、下処理した新じゃがいもとズッキーニを使って、ピックにはグリーンオリーブも一緒に。
 2つ目のピンチョスは、ピンチョス定番「ジョルディ」。クラッカーの上に、ゆで卵、ミニトマト、ブラックオリーブ、それぞれのスライスとアンチョビを少々。お皿にも盛り付けてから仕上げに塩とEXVオリーブ油。シンプルながら、想像以上に全部が口の中でまとまるおいしさ。
 そして3つ目は、「クリームチーズパテ」。今回はみじん切りにしたドライトマトとディルを加えて。パテをクラッカーにぬるときのちょっとしたコツ。全体にパテを広げつつも、ほんの一部だけ、端までぬらない部分を作り。食べるときに持ちやすいように、というちょっとした配慮。
 今回は中皿に数名分ずつのピンチョス3種を盛り合わせて、テーブルセンター、「パエリア」の脇に添え。まずはその眺めを楽しんでいただいてから、銘々のお皿に。自分の皿に取る、そんなワンアクションも楽しいテーブル演出。ちょっとしたおもてなし料理にもぴったり。まずは見た目も楽しいピンチョスをテーブルに置き、つまんでいただきながら、のスタート。その間に他の料理の準備をしたり、など。
 フレンチでは、前菜の前にちょこっとだけ出される、「アミューズ」。食前酒などと合わせて、まずは一口。ピンチョスといい、アミューズといい、なんとも心憎い存在感。そして遊び心をくすぐるような存在感。
 一列に並ぶピンチョスの皿から銘々が手にとり、パンに仕上がった「パエリア」が取り分けられて、銘々の皿に盛られ、こんな過程も大切なおいしさの演出。ついついおしゃべりも弾むはず。
 いつになく不安定なお天気の1日。教室中にも、青空から始まり、ほどなく雲行きが怪しくなり、通り雨。そしてまたの青空かと思えば、教室が終わる頃には、天気予報通り、雷がゴロゴロ鳴り出して。雨に降られる前に、みなさん足早に、の後ろ姿をお見送りし。

キッチン作りの想い出と、新茶のイベントご案内



 しとしと雨が降る1日。小学校のクラスの茶話会にて、和室から眺める小さなお庭の木々が雨にしっとりとたたずむ姿がなんともよくて、ぼんやり眺めることしばし。下の子同士が学年は違うものの、同じ保育園に通うママから、さりげなくうれしい気遣いをしてもらい。さりげなく、でも、うれしい心配りになんだかはっとする帰り道。いくつになっても、人の優しさってやっぱりしみじみうれしいなあ、と。
 今日は、これから急ピッチで工房キッチンを作り上げる知り合いの方が、我が家の教室キッチンを見にいらっしゃる。昨日の教室後、いつも通りではあるのだが、片づけもままならない状態ではありつつも、参考になれば、とご覧いただき。いろいろお話をしていたら、約10年前にこのキッチンを作り上げた頃の記憶があれこれ蘇り。本当にああでもない、こうでもない、ああ言ったのにやっぱりこうしたい、こう言ったのにやっぱりああしたい、などなど、まさに設計士さん、それから大工さん泣かせの施主であったはず。が、その頃の私にとってはまさにベストを尽くした甲斐あったはず、10年使い込んだ今となっても、当時の、それから今の私にとっても上々のキッチン。あれこれどうしようか想い巡らせていらっしゃる姿を拝見していたら、なんだか本当に懐かしくて。どうか、すてきな工房キッチンが仕上がりますように。

さて、しとしと雨を受けて、新緑の緑もより鮮やかな眺め。暑い夏を迎える前のこの時期に、この時期ならではのイベントのご案内を1つ。

*新茶と和菓子のじかん*

おいしい和菓子を囲みながら、この時期限定の新茶をご一緒に飲み比べしませんか?

・日時  6月3日(火)、6月6日(金)
     10時半から12時
・参加費 1300円
・場所  くにたちの食卓 いづい(国立駅北口より徒歩5分。ご参加の方、追って道案内などさせていただきます。)

煎茶の新茶と深蒸し茶の新茶と2種類を、そしてそれぞれの1煎目と2煎目を飲み比べします。同じ茶葉でもお湯の温度でまったく違った味わいになるおもしろさとそして緑茶のおいしさを楽しんでいただけたら、と。合わせるのは、国立のおいしい和菓子屋さん「一真庵」の上生菓子です。おいしいお茶とおいしいお菓子を囲んで、ほっと一息しにいらっしゃいませんか?

今まで、教室の生徒さん向けに開催してきた「季節のイベント」。まだまだご案内の形が整っておらず、心苦しいところなのですが、ご興味ある方など、ホームページの、メニュー内、「Mail」より、またはお電話(042-576-0524)にて、お気軽にお問い合わせくださいね。
プロフィール

くにたちの食卓 いづい

Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

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