満開の桜といちごのアイスクリーム



 3月最後の日。下2人保育園スタートを明日に控えて。明日の登園準備を進めつつ。昨日の夜中、ようやく仕上がった小物などの糸始末など。入園後にシーツセットをもう1つずつ、などなどまだまだあるのだが、ひとまず入園時にはなんとか形になって、ほっと。
 明日からの入園。今日は子どもたちとの時間をじっくり過ごしたいなあ、と思いつつ。一気に、すっかりの桜満開となった大学通りへ。毎年こうやって、この時期の桜の移ろいを眺めている。何年も前には、大きなお腹で、もうすぐ母となる日を待ちわびながら、眺めた記憶。まだまだよちよちだったあてはと、歩き、桜の木の下、タンポポを一生懸命に採っていた姿。そういえば、昨年は。3人を連れて、大学通り沿い、「レ・アントルメ国立」に立ち寄り、通り沿いでお花見をした記憶。
 今日も大学通りの桜を眺めつつ、うれしそうに駆け足の子どもたちを追いかけつつ、「レ・アントルメ国立」へ。パンを買い、今日はお目当てのシュークリームを買い。お会計待ちをしながら、ふと外を眺めると、上2人の姿。その眺めがふっと、ちょうど1年前の桜満開の頃と重なり。そのまま駅方面を歩いて。一橋内にてお友達と合流するつもりだったのだが、待ちきれないコールあり。桜を眺められる、通り沿いのベンチにて。ここのシュークリームは、手のひらにちょこんと収まる、愛らしいサイズ。そして上質なシュー生地と優しいカスタードクリーム。みんなであっという間にペロリ。
 構内、グランド脇にてお友達と合流し、せっせと駆け回り、遊ぶ子どもたちの姿。駆け回っていたかと思えば、みんなで一か所に集まり、しゃがみ込んでせっせと、せっせと、など。そんな光景を眺めながら、おしゃべりなど。ふと、こんな時間もこれからは一気に少なくなるんだろうなあ、と。
 今日のおやつは何がいい?、もちろんのリクエストは「アイスクリーム!」。貝印のアイスクリームメーカー、常にクーラー部分を冷凍庫の定位置に鎮座させ、いつでもスタンバイさせている。今日は、昨日実家の義弟君からもらってきたフレッシュのいちごを仕上げにふんだんに加えて。3人並んで、一気にそれはそれは静かになって、アイスクリームを頬張る姿。本当におやつを食べる子どもの姿は動物っぽくて、おもしろい。これからは3人揃っての、こんなおやつ時間も一気に少なくなるのだろう。
 明日はまずは真ん中ゆふきの入園式。そして2人ともに慣らし保育が始まる。親子ともども、新しい生活を目前にして、満開の桜の頃の新しい想い出がまた1つ。
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やいづの春休み



 お正月以来の焼津帰省。せっかくの春休み、もう少しゆっくり滞在したかったのだが、4月1日からの下2人の新生活に向けて、今回は1泊でのいつにないショートステイ。ながらも、今回はいつになくゆっくり、のんびりと実家で過ごしたような。
 お正月よりもだいぶ体調がよくなった父の様子がなによりもうれしく。そして、隣の庭で、ちょこちょこと庭仕事をする母の姿。ますます母色の不思議なガーデンとなっていく、そんな眺めもおもしろく。
 こちらにもすっかりの春が到来し。家のすぐ裏の川へ散歩に行き。土手にはたくさんのつくしにのびる、川の向こうには桜並木とその下に菜の花が咲き乱れ。いつもの何でもない風景が、ぐっと春色となり。母とおしゃべりしながら、せっせとつくしを摘み、のびるを採り。
 昨日のお昼ごはん、母が用意してくれていた「かつおめし」。焼津ならではの郷土料理の1つ。しょうがを効かせて、かつおを甘じょっぱく煮たものを加えて炊いた、炊き込みごはん。今はかつおめしの素なるものも売っていて、手軽に作ることができるようだ。
 夜は、海沿いにある、焼津まぐろ問屋直営の店「まぐろ茶屋」へ。父母、妹ファミリーと一緒にそれはそれはわいわいと。なんといっても、しっとり、もっちりとしたまぐろのおいしさ。そして、これからの時期、ますますおいしくなる、ぷりっぷりの生じらすなどなど。それからおいしかったのが、さっくさくの桜海老かき揚げ。食後もみんなでわいわい、海沿い、すぐ近くの公園脇、階段スペースにてうれしそうに駆け回る孫5人。
 妹のところも、明後日4月から、園庭がパッチリ眺められる、実家のすぐそばにある保育園に子どもたち2人が入園する。ということで、お互いに2人分の入園準備に追われつつ。妹のこと、間違いなく、父母にいろいろと期待しているであろう、4月からの生活。ここ数年で一気に歳をとった2人にとって、励みとなる程度の期待であればよいのだが。
 摘んできたつくし、父が1つ1つきれいにハカマをとってくれたので、今日は冷蔵庫野菜と一緒にきんぴらに。あのほろ苦さはやっぱり春ならでは。
 短い滞在ながら、ゆっくりと過ごしたやいづの春休み。ここしばらくはなんだか目まぐるしかったでの、4月からの新生活の前に、ありがたい一呼吸となり。そうそう、昨日、みんなでふらり駅前を散歩していたら、とっても気になるお店を発見。チャンスあらば、いつかの帰省で足を運んでみたいもの。そんなスポットがまた1つ増え。

ポカポカのお花見日和、慌ただしい日の夕食はパエリア



来週の入園に向けて、なんとか駆け込み、昨晩、2人分のシーツ1セットずつは仕上がり。もう1セットは入園後に。ひとまず入園の日に持参するものの準備から、とかなり追われ仕事ながら。慌てて注文した、通園用のリュックサックやら2人のお名前スタンプなどが届き。シーツができあがったので、ひとまずは少し気が楽になったものの、まだまだ準備しなくてならないもの、準備したいものがたくさん。生地の裁断などしつつ、明日からの焼津帰省に向けて、準備を一通り。
 そんな合間に。電車で一駅、武蔵国分寺公園へ。幼稚園時代のお友達たちとのお花見。親子ともども、久しぶりの再会も多く、みんなそれぞれにすっかりの成長の姿。年長さんのときに担任だった先生も来てくださり、必要以上に恥ずかしそうな近況報告など。子どもたち同士、久しぶりの再会に、一緒に遊び出すまでにやや時間はかかったものの、ちょっとしたきっかけで徐々に。ぽかぽかの陽気、いつの間にか、半袖、素足すがたで、駆け回る姿など。ぽかぽかの日差しになんとも爽やかな風が流れ、頭上には桜の花。ああ、いい時間。ついついの長居など。
 帰り道、鬼ごっこしながらうれしそうに駆けていく後ろ姿。昨年だったか一昨年だったかの、お花見の帰り道にもみんなでこの道を走り、道の真ん中にある大きな桜の木に駆け寄っていた記憶。上の子も、それから下の子も、いつのまにかすっかりの成長をしみじみと。
 明日の帰省に向けて、母へのプレゼントやお菓子やコーヒーなどを買い、ついでに、子どもたちリクエストに便乗し、なんとなく食べそびれていた「クロワッサンたい焼き」を初めて口にしたら、想像以上においしかった。
 さあ、バタバタした夕方に、今夜はパエリア。えっ、パエリア?そう、パエリア。パエリア、一見、とっても手の込んだ、豪華メニューのイメージ。、もちろんそうなのだが、実はアレンジ自在。ベースを押さえつつ、手近な調味料で、冷蔵庫にあるもので、おいしく作ることができ、かつ、具材たっぷり、1つのパンで食事ができあがってしまう優れもの。食材をカットしておけば、あとは食べる15分ほど前に初めて火にかけて、水分を加えてからは弱火でそのまま。あれこれしているうちに出来上がっている、家事が押せ押せになった夕食にかなり魅力的なメニュー。実は我が家、試作も兼ねつつ、具材を変えて昨晩も。
 ちょっと先になるが、5,6月は、「初夏のスペイン料理」でいこうかと。だいぶ以前に(見返したら7年前くらい)定番パエリアはみなさんと作ったので、少しアレンジなども考えつつ。以前、大磯レシピで作った、「パスタパエリア」もいいかなあ、などなど。ということで、初夏のスパニッシュ、リクエストなどぜひぜひ!
 さあ、今夜ももう一山。ここからは作りたいものの自由製作、というか。手拭きタオルに小さな巾着、それから食事用エプロン、進むところまで。やっぱり小物のほうがテンションが上がるようだ

春にんじんのマドレーヌ、ココアといちご風味のマドレーヌ



 昨日に続き、ご注文のお菓子を焼く。
 「季節のマドレーヌ2種 春」。まずは、「春にんじんのマドレーヌ」。この時期に出回る、新にんじんを使って。細かいみじん切りにし、少々の砂糖と、今日はレモンではなく夏みかんの果汁を加え、電子レンジにかける。レモンよりも、よりフルーティーでにんじんとの相性もよく。トッピングにはかぼちゃの種、アラザン、ナッツを散らし。もう1つ、なにかしら「いちご」を感じるマドレーヌをということで、今回は「ココアといちご風味のマドレーヌ」。ココアベースの生地、トッピングにいちごのジャムを少々。ココアのコクと甘酸っぱいいちごの風味。いちごのジャムをトッピングするタイミング。最初からだと、のせてオーブンに投入したときはよいのだが、焼けていくうちにいつの間にか下へ沈んいってしまいがち。なので、半分くらい焼いたところでいったん取り出して、手際よくトッピングしていく。一緒にトッピングするナッツも然り。小さなトッピングもの、カカオニブとかぼちゃの種はその軽さから沈むことはないので、最初から、重みのあるトッピングは途中で、置き位置を考えながら。途中取り出し、基本的にはあまりマドレーヌに優しくないこと、なので、なるべく手際よく。
 クーラーで余熱をとりながら、大急ぎ、お品書きを作り。本当は余裕をもって、明日の発送予定だったのだが、運送屋さんに聞けば、さすがに増税前の、年度末のこの時期、だいぶ運送が滞り気味、とのこと。急遽、今日発送の明日着とすることに。発送を終え、3月の仕事が無事終了。3月は、ありがたくも、いつになくお菓子のご注文も多く、そしてイベントやケータリングのお仕事もあり、ただでさえ、去っていく3月がさらに駆け足で去っていった実感。が、それでも、初めての経験もあれこれ、本当に有意義で、充実した月となり、4月以降徐々にの本格始動に向けて、ほどよくエンジンがかかったはず。
 と、余韻に浸る間もなく、さあ、あと数日後にせまる保育園入園に向けて、準備が。ひとまずは作りかけの2人分にお昼寝用シーツだけは仕上げなくては、などなど。
 午前中からしとしと降っていた雨も上がり、打ち合わせ前に、明日で国立店がクローズする「北欧、暮らしの道具店」へ。いつも使っているバターナイフの買い足しへ。時々ふらりと立ち寄って、お目当ての小物などじっくり選んだり。内祝の時には、お菓子を一緒に詰め合わせてもらって、すてきなギフトに仕立ててもらったり。少し寂しさはありつつも、これからも道でお会いするだろうし、これからも、こちらまでわくわくするような事業を展開されていくのだろうなあ、と。そして、なによりも、5月からはこの場所に、また新しい、楽しいお店ができあがる、はず。大学通りの桜、木によっては、一気にほころび始め。春に向かっいく時の流れをしみじみと。

季節のサブレ 春、焼き上がりにピンク色



 3月最後の仕事。今日明日と、ご注文のお菓子を焼く。
 「季節のサブレ 春」。桜の開花に合わせて、ピンク色をメインに華やかなイメージで、ということで、今回は、ピンクペッパー、それから青のりに加えて、くるみの入った生地を焼き上げたとところに、半分は仕上げにフリーズドライのストロベリーパウダー、半分は、桜塩をふり。サブレに、一気にお花が咲くような、ぱっと華やかな表情に。同じピンク色でもその色合いはまったく違い、そして袋詰めしたその眺めは、いつになくパステルでポップな印象。焼き上がりにパウダーをふるときのポイントは、なんといっても、熱いうちに、ということ。冷めてしまうと、のせたパウダーが断然落ちやすく、取れやすくなり、まったく美しくなくなってしまうので。明日のマドレーヌの下準備を少々済ませ、今日はここまで。
 お友達と、かなりフライング気味ながら、早々のお花見など。大学通り沿い、過ごしやすいスポットに、シートを広げ。肝心の桜、上を見上げると、ところどころに愛らしく開花した桜の花。まだまだ数えられる程度ながらも、こうやって、咲き始めた桜を感じながら過ごす時間はいいもの。無事1年生の1年間を終えたこと、そして、下の子たちがそれぞれ、春に入園を迎えること、そして、ちょうどお互いに仕事の山を越え、少し落ち着いたところ、そんなすべてをひっくるめて、乾杯。お昼ごはんを一気に頬張って、上も下も混ざって、キャッキャ、キャッキャと駆け出し。屈託のない子どもたちの笑顔と笑い声。「こんな時間もこれからは一気に少なくなるのかなあ。でも、きっとすぐに慣れちゃうんだろうね。」など。話に夢中になっていたら、いつのまにか、敷いていたシートやら傘やらをみんなで運び出し、ちょっとした木立の小さな隙間に基地を作り、狭い狭い空間に嬉しそうに4人がきゅきゅっと詰まっていて。
 3月最後の、それから今年度最後のスイミング。今日は振替もあり、時間差で2人ともに。ところどころの見学となりつつも、久しぶりにじっくりと子どもたちのスイミングを眺め。ここしばらくは、入園前の、どこか心穏やかならぬ日々、スイミングに行きたくないモードが続いている真ん中ゆふき。今日も然り、だったのだが、なんとなくうまく流れ、練習中、これでもかってくらいうれしそうに、そして一生懸命こちらに手を振る姿。そして、ここ半年くらい、恐ろしいほどに、そして長すぎて気が持たなくなるほどのスランプにはまっていた長男あてはが、ようやく、ようやくの進級。1年生のうちに、の目標がぎりぎり達成できたこと。うれしい瞬間に私の顔を探し、私の顔を見つけた瞬間の表情。帰り道、いつも以上にスキップの足取りは軽く。スキップを通り越し、小躍り風。

パンケーキ、前菜仕立て、メイン仕立て



 大磯試作の日。
 こちらも、「春のブランチメニュー」。教室では食後のデザートで作る「パンケーキ」を今回は、デザートはもちろん、前菜はメイン仕立てに。スフレタイプながらも、ふわあとした焼き立てはもちろん、冷めても生地がしぼんでしまうことなく、しっとりふんわり。焼き立てを試食していただいたら、「なにこれ!」、予想通りの反応に思わずにんまり。努力の甲斐あったもの。
 今回は、このパンケーキを使って、まずは前菜仕立て。パンケーキにゆでた春野菜、それから生ハム、アボカドを添え、ヨーグルトマヨネーズソースを皿全体に。爽やかなパンケーキプレート。それからメイン仕立て。「鶏肉のソテー パンケーキ添え 、ジャムとマスタードソース」。フライパンで鶏肉を焼き上げ、パンケーキと一緒に皿に盛り、先ほどのフライパンに今日はいちごジャムと粒マスタード、バターを加え、さっと温め、全体にかけ。酸味とコクのあるソースとパンケーキの相性のよさ。こちらはコクのあるパンケーキプレートに。
 「実はシュー生地が苦手で」、ということで、すでに仕込んであったのだが、急遽一緒に作ることに。シュー生地のポイントは、1つ1つの工程をきっちり、しっかりやる、ということ。たとえば、まずは鍋にバターと水を入れ、火にかけ、きっちり、しっかりと沸騰するまであたためる。それから、そこへ粉を加え、混ぜ、火にかけるのだが、鍋底に薄い、白い膜ができるくらいまできっちり、しっかり混ぜる。こんなところか。今日は焼き上げたシュー生地に、春野菜やアボカドのタルタルをフィリングとし。
 一気に作り上げて、テーブルにずらりと並ぶ料理を試食しながら、の、柳田さんとの会話のやりとりはいつも本当に有意義で。初夏に向けて、久しぶりの改装を計画中、とのこと。いつもながら、聞いているこちらまでもがわくわくするような。次回からは久しぶりに私が大磯へうかがうことに。本当に久しぶり過ぎて、いつ以来かはっきりは思い出せないが、真ん中ゆふきが生まれてからはずっとこちらへ来ていただているので、ざっと4年以上ぶり。それまでは基本的には毎回大磯へうかがい、心地よい刺激を受けて、の帰り道だった記憶。次回うかがうときには、すっかり腕をあげ、すっかりの戦力となった、三女エリちゃんの、「土鍋で作るチーズケーキ」をリクエストさせていただき。
 柳田さんを見送り、2階へ。これまで教室や試作の際、プロの保育士、東久留米の母に本業をお休みしてもらって、サポートしてもらってきた日々。長男あてはの頃からずっと。無理な日程調整をしたり、病院へ抱え込み、連れて行ってもらったり、プレスクールや体操教室に連れて行ってもらったり、それから最近は何人かのお子さんも一緒に保育してもらう機会もあったり。ここしばらくは、春からの新生活に向け、いつになくセンシティブで甘えん坊の真ん中ゆふきにもじっくりと対応してもらって。たくさんの愛情とそれからさすがのプロの技を目の当たりにし、私自身、母から学ばせてもらうことも本当に多く。母のサポートなくしては、成り立たなかった日々。そして、ずうずうしくもこれからも機会あれば、まだまだ母にお願いしようかと、いったいいつまで私は母をこき使うつもりなのだろう。まだまだお元気なうちは、お願いしたいところ。ひとまずは一区切り、本当にお世話になりました。そして、これからもよろしくお願いします、そんな日。
 夕方、習い事からの帰り道、少し遠回りして、大学通りの桜の様子を見に。あちらに、こちらに、ポップコーンがはじけるように、桜の花が咲き始め。明日は仕込みを早くに済ませ、一足早いお花見ができますように。

鍋と泡立て器と桜の蕾



 明日の大磯試作に向けて、朝からせっせと。こちらも、「春のブランチメニュー」をテーマに、春野菜あれこれ。春野菜、菜の花にスナックえんどう、グリンピースに芽キャベツ、それからしつこく、うど、などなど。明日作るちらしずし用に、鶏そぼろ。先日のホワイトソースと同じく、用意するのは、大きめの鍋と泡立て器。定番の菜箸よりもよっぽど効率よく、きめこまかなそぼろを作ることができる。鍋に鶏ひきを入れ、酒とお好みでみりんか砂糖を加え、いわゆる「岡混ぜ」。火にかける前に全体を混ぜ、調味料をなじませる。調味料がまんべんなく全体に広がる効果。あとは火にかけながら、泡立て器で全体をほぐしながら、そぼろに仕上げていく。仕上げに薄口しょうゆを回し。ポイントは火を入れ過ぎないこと。全体に優しく火が回った、まだしっとりと水分が含まれている程度で火を止め、余熱が通り過ぎないように、タッパーなどに移し。余熱がとれ、落ち着いたころにはとってもしっとりとした仕上がりに。シンプルなそぼろごはんやビビンパはもちろん、明日はちらしずしの具材として。
 明日の終業式を控え、今日は6年生卒業式のため、小学校はお休み。ということで、合間に、子どもたちを連れて、近所のお友達と久しぶりの一橋へ。今日は卒業式。スーツ姿や袴姿でまさに希望と明らかに有能な可能性に満ち溢れた学生さんたちの姿はなんともいいもので、なんだかこちらまで心一新されるような。グランド脇の森の中でみんなでお昼ごはんを食べ、すぐに駆けていく子どもたち。せっせと基地作りなど。草を摘んできては基地へ運び、棒きれを運んできては基地へ運び、まだまだかわいいもの。まさに春日和。そんな様子を眺めつつ、ふと鳥のさえずりなど、こんな時間がなんだかいつもより久しぶりで。
 帰り道、大学通り沿い、毎年1番最初に桜の花が咲く、陽当たりのよいスポット、濃いピンク色の蕾が少し開き始めていた。明日にはぽっと咲くはず。毎年この時期はついついそわそわと桜の移ろいを眺めに。気づけば、あっという間にそんな時期。

パリパリ、サクサク、ドロドロ、サラサラ、オニオンリング



 週末クラス。
 今回のメニューの中から、パンケーキ、イングリッシュマフィンなど、せっせと粉ものをすべて担当してくれた彼女。なんとさらにもう1品、「オニオンリング」も。ちなみにこちらも、衣に粉を使うので、本日の粉もの、すべて担当。お一人で3品、は初めてかも。ありがたい限り!
 「オニオンリング」、今日は「エッグベネディクト」のプレートに一緒に盛り、また仕上がりのお皿の表情がぱっと華やぐ印象。好きだけど、作ったことないかも、そんな声も多く聞こえ。
 パリパリ、サクサク、そして軽い感じの仕上がりにたどり着くべく、フリッターに近い衣生地。今回は、薄力粉と片栗粉を半々、そこへ水を加え、イメージとしては、「ドロドロとサラサラの中間」くらい、と、いつもながら、生徒さん泣かせの表現。ということで、先日の教室で、生徒さんが量りながら作ってくれたところ、約100cc。が、やっぱり粉の具合、水の温度の具合によって、それから加えてからの時間などによって、変わってくるので、目安として。あくまでも衣の感じを印象に残していただきたいなあ、と。
 衣が付きやすいように、まずリングになった玉ねぎに薄力粉をまぶし、いざ揚げるところで、1つずつ衣をつけ、油へ優しく投入。鍋肌からすーっと。教室では、揚げ物をするときにはほぼ100%中華鍋を使用。半球状、下が狭く、上に広がっていくので、より少ない油で、効率よく揚げ物ができる上、材料を油へも入れやすく。ポイントは温度。今回のオニオンリング、さっと手早く、というよりは、じっくりじっくり衣の水分を飛ばしながら、ゆっくりと揚げていく。なので、油の温度が高いと、入れたそばから衣が色づき、まだまだ衣の水分が残るうちにあっという間にきつね色、テーブルに盛り付けるころには、サクサクではなく、しっとりとした仕上がりになってしまいがち。鶏のから揚げ、とんかつ、メンチカツ、大学いも、それからオニオンリングなどなど、じっくりゆっくり揚げながら、火を通したい揚げ物の時には、揚げ初めの油の温度にご注意。まだまだ低め、食材を入れた時には、ゆるーく泡が出てくるくらい。お肉ものなどは火をつけたそばから入れるくらいのタイミング。今回のオニオンリングはいわゆる150~160度くらい。そして、火力は限りなく弱火で、じっくりゆっくり揚げていく。薄力粉と同量の片栗粉が入っているので、そのうち衣がカリッカリになってくるので、それまではあまりいじらず。ついついまだ衣がやわらかいうちに菜箸でツンツンすると、衣が菜箸につくは、オニオンリング同士はくっつくは、と。中華鍋についつい、多めに投入、鍋肌から油に入りきらず、顔を出してしまっているオニオンリングに、鍋全体を優しく揺すりながら、油を回してあげるくらいで、基本的には様子をじっくりと見守り、手は出さず。教育論にも通じるような。
 揚げたて、鍋の上でしっかり油切りをし、熱々のうちに塩をぱらりぱらり。ついついつまみ食いをしたい衝動に駆られる「オニオンリング」のでき上がり。
 みなさんで囲んだテーブル、おしゃべりと一緒に、あちらこちらから、パリパリパリ、サクサクサク、軽快な音が聞こえる楽しさ。
 今日で3,4月教室の3月レッスンは終了。4月からはご本人、それからお子様が新しい生活や環境を迎えられる方も多く。我が家も然り。また心新たに4月の教室でお会いできますように。
 気づけば3月も残すところあと1週間。保育園準備、限りなく滞り中。今日は教室が終わり、大急ぎ、電車に飛び乗り、子どもたちの靴下やら下着やらを買いに。ひとまずは2人ともが無事の入園を迎えられるように、大慌てで整える1週間となりそうだ。

クロッカンブッシュにパングラタンブッシュ



 夕方からのケータリングに向けて、仕込みを無事終え。
 夕方のやぼろじへ。到着早々、さっそくキッチンにて7時からの乾杯に向けて、せっせと仕上げを進める。家屋のちょうど中央にあるこのキッチン、作業をしながら、あちらから、こちらからおもしろいくらいに人の行き来があり、楽しい、自然なやりとりがあり、そのうち、いつの間にか外は暗くなっていて。ふとここがどこなのかわからなくなるような。
 ありがたくも、みなさんにもお手伝いいただき、料理が1つずつ仕上がっていく。ちょっと気がかりだったオーブンの様子も使い始めていくうちにだいぶ慣れ、さあ、気づけば、もうすぐパーティーが始まる頃。まずは、テーブルの片隅に、「クリームチーズとナッツのクロッカンブッシュ」。プチシュークリームを積み重ねる、ウェディングケーキの定番、「クロッカンブッシュ」をイメージして、今回はフィリングにクリームチーズ、ナッツ、ドライフルーツなどを加え、前菜の一品として。それから、前菜の一品、「真鯛と春野菜 ねぎ油ソース添え」。そぎ切りした真鯛とさっとゆでたのらぼう、それからいちごをあしらい。仕上げにねぎ油と酢じょうゆをかけて。
 「春の棒ずし3種」を盛りつける。鯛の昆布〆めに、生ハム&ハーブ、そして、仕上げに桜塩をかけた、春らしい3種。
 オーブンの様子をうかがいつつ、一気に仕上げ。お子様プレートを仕上げ、テリーヌ2種を盛り合わせ。盛り付けたお皿が次々と運ばれていき。そして、最後、乾杯が始まる頃に、「春野菜のパングラタン」がいい具合に焼き上がり。こちらも、クロッカンブッシュをイメージして、10個ずつほどを積み重ね、ちょっと楽しい演出など。料理をお部屋へお届けして、ようやく一息。乾杯の後、ちょこっと、ご挨拶と料理のご紹介をさせていただき、キッチンへ。楽しそうなウェディングパーティーの様子を拝聴しながら、キッチンの片づけをし。こんな感覚が本当に懐かしくて。今はすっかり、我が家の教室キッチンにて、「教える」ということがメインの日々。こんな厨房時間が本当に懐かしく、そしてもちろん違う場所ながらも、その厨房感覚は不思議と体が記憶していて。みなさんの楽しそうな、おいしそうなお顔を少し拝見し、ほっと。初めての、30人単位でのケータリング。ありがたくも充実した仕事となり。今回、このような大切な場でのお声がけをくださり、お手伝いまでしてくださって、さらにうれしい言葉をかけてくださったすがいまゆみさんに感謝して。
 今日はその足で、「D Lounge」へ。小学校1年1組の茶話会へすべり込み。遅れての参加ながらも、ずうずうしく担任の先生の横に座らせていただき。ひとまずの生ビールのありがたさ。ベーコンと卵を合わせたパンケーキを頬張りながら、面談や懇談会とはまた違ったお話、というかおしゃべりができ、あっという間の楽しい時間。と、充実した1日。帰宅後、ドアを開けると、寝室からみんなの寝息と1名のいびきが聞こえ。

本日のお品書き ・クリームチーズとナッツのクロッカンブッシュ
 ・真鯛とのらぼう ねぎ油ソース添え
 ・紅白なます
 ・アスパラカスの入ったテリーヌ
 ・鶏肉とチーズのテリーヌ 春の薬味の香り
 ・ベーカリーハースのパンを使った、春野菜のパングラタン
 ・春の棒ずし3種

パングラタンの想い出



 朝早く、自転車で大学通りを駆け抜けて。谷保にある「やぼろじ」へ。広々としたお庭のある古民家を再生し、昔ながらの佇まいを大切に受け継いでいきながら、カフェや、工房、蔵を生かしたギャラリー、オフィス、シェアハウスなどを運営している、個性あり、とっても魅力的な場所。
 明日、こちらでのウェディングパーティーのお料理を作らせていただく、ということでキッチン事情、器事情、テーブルセッティングなどの打ち合わせに。こちらへは何度となく足を運んでいるので、遠目からのキッチンは拝見済みなのだが、中へ入らせていただくのは初めて。以前の住まいをそのまま生かし、有効的にリノベーションされていて。みなさん、ランチの仕込み、それから夜の宴会の仕込み、真っ盛りのキッチンにて、あれこれ下見させていただき。と、その、キッチンの活気といい、スタッフの方々のおしゃべりといい、食材の感じといい、ふっと、以前働いていた、荻窪のオーガニックレストランでのキッチンの想い出とあまりに重なり。今日特に拝見したかったのは、オーブン。以前働いていたお店では使ったことのある直火式。明日、突然うまく使いこなせるかしら、そんな不安もありつつも、明日に向けて、ほどよく気合が入り。
 魚類などの買い出しを済ませ、帰宅し、さあ、仕込み。まずはシュー生地から。昨日のホワイトソースにしても、今日のシュー生地にしても、生地を炊き、練るときに。火にかけた熱々のベースの生地に、昨日は冷たい牛乳、今日は冷たい卵液を加え、混ぜ合わせる。混ぜ立ては温度の違う両者、一向に混ざる気配薄く、はっきりと分離、が、そんな気配もなんのその、ゆったりと混ぜているうちに、なんとなく2つの温度が近づいてきて、混ざり合いそうな気配。ここでは初めて、よおし、と一気に混ぜれば、ほどなくなんともきめ細やかな統一感。一気に、ではなく、なるべく両者に負担なく進むように、数回に分けて。焦らず、急がず、ここぞ、というところで力と気持ちを入れて。こういう作業は、どこか教訓めいていて、道徳めいていて。
 今日は仕込みの合間に、みんなで近くの自転車屋さんへ。4月への駆け込み、新しいチャイルドシートをつけてもらいに。シートを付けてもらっている合間に、久しぶりの「ロージナ茶房」でお昼ごはんを食べ、帰り道、新しいシートになぜかサイズアウトの真ん中ゆふきを乗せて、少し練習など。束の間の気分転換がついつい、だいぶのタイムオーバー。
 いつものように早々と完売しているベーカリー「ハース」へ。明日の料理に合わせて、サイズや生地などをありがたくもオーダーさせていただき、パングラタン用のパンをパンを焼いていただき。家に帰って、さっそく中をくりぬく作業が続く。もちろん、中のもっちもち、おいしい生地は自家消費用に。パングラタン、中学生だった頃、英語の塾の先生が、なにかのお祝いに、山の奥も奥にある小さなすてきなレストランに私たち生徒を招待してくださって。その時に初めて食べたパングラタンに感動した記憶。その空間の雰囲気はもちろん、こんなすてきな食べ物があるんだあ、そんな憧れのような気持ち。パンをくりぬきながらふとそんな想い出が蘇り。
 パンに詰めるのは。今回は春野菜、くにたち産芽キャベツをはじめ、新じゃがいも、新玉ねぎ、スナックえんどうなど。それからベーコンを少々。いつもそうなのだが、季節の食材を並べると、おもしろいくらいにその季節の感じがぐっと出る。春は鮮やかなグリーンがアクセント、全体に優しい色合い。明日、これらの野菜をホワイトソースと合わせ、パンに詰め、初めまして、のやぼろしオーブンで焼く予定。どうかオーブンのご機嫌をうまくとることができますように。
 お子様分も合わせると、約35人分のお料理。この段階でも、その容量がいまいち見えていない不安がありつつも、仕込みもひとまずは一山超えたかな、と少し心落ち着いたところ。常に何か忘れていることがありそうな、そんな思いが付きまといつつ。
プロフィール

くにたちの食卓 いづい

Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

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