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おせちを重箱に詰め



 おせちを重箱に詰めて、最後のお渡しを済ませ、無事の仕事納めとなり。どうか、みなさまのお口に合いますように。そして、どうぞみなさま、よいお年をお迎えくださいませ。ひとまずの先書き。

大晦日。おせちお渡し2日目。重箱におせちを詰めながら。お預かりした重箱と、それから実家の分と。使い慣れた重箱はもちろん、お預かりした、初めての重箱におせちを詰めていく作業。まずは、こんなに感じかな、大まかにイメージしつつも、やっぱりその場での直感や臨場感は大きく、ちょっと大げさに言えば、一期一会の盛り付け。私自身、盛り込みながら、ハッとしたり。おせち一品一品が、重箱に盛り込まれ、また違った表情となり。
今年も、ありがたくもみなさんからおせちのご注文をいただき。それから、なによりうれしいのが、この時期、私のおせちレシピが、皆さんのところで活躍すること。おせちお渡ししながら、「砧巻きはどの状態で置いておくのがいいかしら?」とか、「炒めなますの三つ葉を加えるタイミングなんだけど、」、「よかったら、赤大根、余っているから持って行って!」などなど。
新年の食卓のシーンはみなさんそれぞれ。家族水入らず、実家への帰省、ご主人のご実家にどきどきしながらの帰省、どこかほっとする場所での滞在、など。
本来はおせち一式20品目ほどでのご用意をしたいところ、今の私には難しく。厳選7品、ながらも、こうやって、黒豆、栗きんとん、テリーヌなど、手間のかかるものは作らせていただいて、手軽なものは私のレシピをもとにお家で作っていただく、今の私にとって、理想のおせち図なのかもしれない。
最後のお渡し。お預かりした重箱を開けて、お見せした瞬間の表情。こちらも思わずにんまり。やっぱり、作り上げたおせち1品1品を重箱に詰めさせていただくこと、本当にやりがいのある仕事であり、冥利に尽きる。重箱のお渡しを済ませ、無事今年の仕事納めとなり。
キッチンの片付けをし、年越しそばなどの買い物に行き、待ち合わせたように会えた近所のお友達と、公園へみんなをお迎えに。みんなでわいわい、の帰り道。次は新年会でね、と年末の挨拶をし。
にわか大掃除、と思ったが、いつも以上に子どもたちがせっせとおもちゃを引っ張り出すので、結局はいつもの片付けとかわらず。5人分の荷物とおせちを持って、東久留米実家へ。
車の中、下2人すやすや、私も思わずうとうとしながらも、今年もとっても楽しくて、実りある1年だったなあ、と。今年は教室再開を迎え、そして、来年からはより教室の充実はもちろん、新しいことにも挑戦していきたいなあ、と思い描くことあれこれ。こうやって、大切な家族の健やかな成長を見守りつつ、年末を無事迎えられたことに感謝して。
みなさま、よいお年をお迎えくださいませ。
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おせちお渡し1日目と無事発送



 心を込めて作ったおせちが旅立っていく日。おせちのお渡し1日目と発送。
 以前は30日にせっせとパック詰め、袋詰めなどをしていたのだが、精神的にかなり追われ続けるので、なんとか昨晩までにほぼめどが立つところまで進めておいたので、眠いながらも、精神的には少しゆとりを持ちつつ。それでも、やっぱり、お願いしていた時間までに運送屋さんに引き渡すところまではなんだかんだばたばたと。
 無事発送を終え、1品1品の撮影を終えたところで、見事にぴったり、お渡しの開始時間となり。こうやって、寒い中、足を運んでいただいて、ご注文のおせちをお渡ししながら、年末のあいさつや束の間のやりとりができること。年の瀬の、とっても、贅沢な時間なのかもしれない。お渡しの合間に、身内用に、「ナッツごまめ」を作る。ご注文いただいたおせちを作るのとは、またまったく違った心持ち。ゆっくり、ゆっくり、ゆっく~り、ごまめやナッツを乾煎りしながら、外の景色を眺めつつ。改めて。こうやって、料理にじっくりと取り組むことのできる時間の、今の私にとっての貴重さをしみじみ。きっと、あと数年後には、以前同様、こういう時間も当たり前のこととなるのだろうが、今の私にとっては、集中して、料理をする時間を持つことができることが本当にありがたく。同じ料理を毎年1年に1度作ること、毎年毎年のひとりごとのような小さな発見があり、そして、積み重ねてきたからこその、小さな前進や成長に気づくことができ。昨年のおせちノート片手に、まさに1年前の自分とやりとりするような。そして、とにかくなんでも忘れるので、記憶が新しいうちに今年のおせちノートに分量のこと、火にかける時間のこと、もう少しこうしたかった、そんな反省点などなどを書き加え、来年の私に託すような。そう、1年後には間違いなく、すっかりの忘却の彼方、なのだ。
 無事、本日のお渡し分を終え、近所へのお届けを済ませ、おいしいコーヒーをいただいていたら、ほっとしすぎたのと、眠気とに襲われて、ついつい根っこが生えそうに。ようやく、無事の終わりが見えてきた頃、私の場合、このあたりがついつい気が緩みがちで危ういところ。と、明日お渡し分の確認連絡をしていたら。なぜか、仕込み数は問題なかったのだが、勘違いでのご用意の量をご連絡していたことが発覚。慌てて冷蔵庫とご注文リストとにらめっこし。ふ~、無事解決し、ほっと。まだまだ、何が起こるかわからない私のおせち戦線なのだ。
 買い物目当てのサイクリングに出発する男子チームを見送り、アンサリーを聴きながら、にわか大掃除が始まり。まずは年末仕事をがんばってくれた1階教室キッチンと今年の仕込みメインはこちら、2階キッチンを一通り、にわかに、にわかに。それからお風呂掃除の途中で、タイムリミット。続きは明日に託そう。

*おせち日記* ナッツごまめ、おせち撮影、お渡しと発送
 

「ケーク・サレ」を焼き、最初のお渡しなど



 夜中のパック詰め作業を終えて、ようやく少しほっと一息するところ。まだまだ、明日のお渡しと発送までは気が抜けないのだが。
 おせち仕込み 4日目。黒豆の最後の火入れをしつつ。まずは、「ケーク・サレ」を焼く。サレは塩、の意、つまり塩味のきいた、お食事用のパウンドケーキ。おせちの変化球として、ここ何年か我がおせちと定番となりつつ、というよりも、おせちと一緒に、ちょっとした口直しに、私が食べたいのだ。今回は、今までよりもすこし手間を加え、生地をハンドミキサーでしっかりと泡立てることによって、より、ふんわりときめ細かく、軽いイメージに。フィリングはチーズ、ベーコン、ドライトマト、イタリアンパセリ、以上。今までは彩りなども考えて、もう少し野菜など加えていたのだが、今回は1つ1つ、入れる意義のあるものだけを選んで、と、生地も含め、見直しをし。型に流した生地の上に、ブラックペッパーとコーングリッツを散らし、オーブンへ。ほどなく、生地の香りとペッパーのスパイシーな香りが広がり。焼き上げの見極めに少々迷いが出てしまい。気持ち、もう少し手前で取り出したかった反省点など。と、「ケーク・サレ」を焼きながら、今日は一足先のお渡しがあり、まずは最初のテリーヌお渡しを済ませ、年末のあいさつをし。
 続いては、「なます2種食べ比べ」、「炒めなます」。以前の教室でもとっても好評だった一品。短冊切りにした、大根、赤大根、京人参、油揚げ、しいたけなどをさっと炒めて、まだシャキシャキ感が残るところで、甘酢を回しかけ、さっとからめ、三つ葉を入れ、ごま油を回し。仕上げに黒ごま、白ごま、そしてゆずの千切りを加え。昨日仕込んだ、きりりとした「彩りなます」とは対照的に、こっくりとしたおいしさ。まさに、それぞれにそれぞれのおいしさ。私自身、どちらも同じくらい大好き。さて、今回召し上がっていただくみなさんには、どちらに軍配が上がることか。
 「炒めなます」の余熱をとりながら、最後の一品、「海老と帆立のマヨネーズ炒め」にとりかかる。海老の下処理、殻をむき、背わたを外し、丸く形を整えるために楊枝をさし。黙々と数をこなす仕事。予定より、少し遅れはしたものの、無事品目を作り終え。
 毎年そうなのだが、作り終えて、ここからの作業がなかなかの容量なのだ。それぞれを計量しながらパック詰めにし、包装し、ラベルを貼り。どうしても、例年「追われる感」に襲われるので、なるべく前倒しに進めたいところ。ということで、せっせとパック詰めを進めつつ、苦手な伝票書きなどなど。気づけば、夕方になっていた。暗くなる前に、と、まだまだ書き途中なのだが、出せる分の年賀状を出し、それからお年賀のお菓子を買いに行き。帰る頃にはすっかり暗くなり。
 ひとまずほゆきを寝かせてから、続きの仕事を、と、「ただいま~!」、東久留米の実家から男子チームが帰ってきた。ありがたくも、夕ごはんはもちろん、お風呂も済ませてきて、真ん中ゆふきなど、寝ているし。ということで、そのまま寝室へ直行。子どもたちを寝かせながら、ついつい眠りに落ちてしまい。はっと、起きたのは予定よりだいぶ遅く。大急ぎ、おせち仕事の続きをしなくては、と、昨日印刷したお品書きを探すも、見つからず。ばたばたと1階と2階を行き来しつつ、1人プチパニック。こういうときは見つかるものも見つからない。結局は、「あったよ。」とあっさり、だんなさんが見つけてくれて。私よりも私の行動パターンを知っている、か。悔しいけれど、今までにも何度となくこんなことがあり。
 明日明後日のお渡しと明日の発送を控えて。まだまだ何が起こるかわからないおせち戦線。

*おせち日記* 黒豆、最後の火入れ、ケーク・サレ、炒めなます、海老と帆立のマヨネーズ炒め、パック詰めと包装、ラベル貼り、これから伝票と宛名書き、もう少しかあ。

彩りなますにも裏白を添えようか



 おせち仕込みも今日明日が山場。東久留米の実家での年末合宿?へ向かう我が家の男子チームを見送り、一気に静かになった家の中、心落ち着けて、いざ仕込み。
 試作を重ねた、「鶏肉とチーズのテリーヌ」。あれこれ試した結果、今回は、鶏ひき肉と鶏もも肉、半々の生地をベースに、チーズ、それから大葉、万能ねぎ、三つ葉、しょうがなど、和の薬味を加えて。ということで、今日も、すっかり大役を果たすマルチブレンダーでまずはひき肉ベースの生地を混ぜ、あとは我がハンドパワー(なんだか懐かしい響き)で、他の材料と合わせて、練り上げる。型に詰めた生地を湯煎したオーブンに入れ。
 テリーヌを焼いている間に、今度は、「なます2種食べ比べ」の一品、「彩りなます」。直前に包丁を研ぎ直し、ひたすらの千切り。大根、京人参、紅化粧大根という周りが鮮やかに赤い、赤大根、きゅうり、セロリ、そしてりんご。京人参など、固い野菜から千切りにし、次々に立て塩(3%の塩水)に漬け込んで、浅漬けにしていく。赤大根だけは、鮮やかな赤が他の野菜に移りやすいので、別にして。
 なますをキリリと仕上げるコツは、なんといっても、水切り。まずは浅漬けにして、しっかりと水切りをすることで、野菜の余分な水分を外に出し、ぱりぱりとした食感に。そして、甘酢に漬け込む。しっかりと水切りした分、野菜に甘酢がうまく染み渡り。このなます、年を重ねるごとに、その存在がいとおしくなる、というか。お渡しの際には、仕上げにいくらを添え、ゆずのせん切りと白ごま、黒ごまを少々あしらえば、一気にすべてが整う。
 仕込みの合間に、お財布片手にベーカリーハースに駆け込み。新作の「さつまいもの食パン」、しっとり、もちもち、そしてなんとも優しいさつまいもの風味。仕込み表とにらめっこしながらも、束の間の和みの時間となり。
 明日の下準備を進めつつ、多分、買い忘れがなければ、最後の買い出しへ。いくらや油揚げなど。それから、お花屋さんへ。今朝の「こちそうさん」のおせちは本当に本当に美しかった。そして、あれほどに、裏白の葉が美しく飾られているおせちを初めて目にした。なんとなく苦手意識のあった裏白なのだが。ということで、お花屋さんの片隅、裏白の葉の山からせっせと葉付きのよいものを選び。相当時間をかけていたので、かなりの営業妨害だったのでは。
 買い出しの合間に、道でばったり、「教室で習った炒めなますを作ろうと思うんだけど・・・」、そんな質問のやりとりもとってもうれしいもの。食の同士のお友達から、来年に向けてのうれしいやりとりがあったり。年末最後にお会いしたかった方にうれしいお立ち寄りをしていただいて、うれしい差し入れまでいただいたり。と、年末だからこそ、人との大切な繋がりをしみじみ。
 夕方からはせっせとテリーヌのカットとラッピングを進めつつ、明日の下準備をもう一息。ほゆきとの静かな2人時間、こんな時間も今年のおせちの大切な想い出の1つとなるはず。ああ、実家への荷物にみんなの歯ブラシを入れ忘れた。

*おせち日記* 鶏肉とチーズのテリーヌ、彩りなます、明日のケーク・サレの下準備、テリーヌカットとラッピング、それからお品書き印刷はこれからの夜中仕事となるか、年賀状との駆け引きで。

ピスタチオのテリーヌ、マルチブレンダー+手の上手な使い合わせ術



 おせち仕込み2日目。黒豆に再び火を入れつつ。我がおせちの定番の1つ、「ピスタチオのテリーヌ」。本数多く焼くので、何回かに分けて、生地を仕込む。いつもフーフー言いながら、手で生地を捏ね上げてきたのだが、今回は、先日から何度か練習?を重ね、貝印のマルチブレンダーでベースのひき肉を捏ねることに。使い方によっては、一気に撹拌しすぎてしまうこともあるので、強すぎず、加減しつつ、まずはひき肉と塩、卵のみを合わせ、まんべんなく混ぜていく。そして、他の材料も加え、ここからは手で練り上げるというパターン。やっぱり最後の捏ね上げは「手」。マルチブレンダー、うまくコツがつかめるようになったら、もう手放せない存在に!今まで何年もほぼお蔵入りさせていたのが信じられないくらい。生地が、今まで以上にもっちりとそしてふわりと練り上げられ、私自身もフーフーと力尽きそうになることもなく。今までは、やっぱり「手」でしょ!一筋できたのだが、利器と手との上手な使い合わせ、にあっさり移行。きっと、次回からの教室でのひき肉料理にも登場するはず。
 そういえば、ずっと以前には、網で濾していた「栗きんとん」の「きんとん」も、今はすっかりの、フードプロセッサー頼り。1つ1つ裏漉す、そんなていねいな手仕事の、あたたかみと細かいところまでの気配り、そして作った立場からする達成感というか、そういうものと、利器だからこその効率よさ、そして、手だけでは成しえない質の仕事ぶり。焼き上がった「ピスタチオのテリーヌ」は焼きたて、熱いうちに重石をし、重ね、形を整えつつ、余熱を取る。
 今日は仕込みの合間に、あまりに駆け込み、インフルエンザの予防接種へ行き、注射をがんばったらね、と約束したドーナッツ屋さんでドーナッツを食べ。買い出し帰りに、小雨が降り出したので、お花屋さんなどの買い物は明日に回し、急いで家へ向かい。
 型から外し、ご注文のサイズに揃えたテリーヌの切り口にほっと。
 夜、サンタさんから真ん中ゆふきに届いた、貝印のアイスクリームメーカで、アイスクリームを作ってみる。本体を冷凍庫で長時間冷やしておかなければならないのだが、それさえしておけば、手軽に十分おいしいアイスクリームができあがる。今日は作り置きしていた小豆と生クリーム、牛乳半々で。本当に十分満足のいくおいしさ。そして、回転するアイスクリームメーカーにぴったりと寄り添う子どもたちの姿。マルチブレンダーにアイスクリームメーカー、今日は利器の魅力を感じる1日。
 おせち仕込みの山場を明日明後日に控え、おせちお渡しのご連絡などを済ませ。どうか、どうか無事な仕事納めとなりますように。

*おせち日記* ピスタチオのテリーヌ、黒豆の火入れ、明日のテリーヌ下準備、ドライトマトのオイル漬けなど。ラベル準備、これからお品書き、いけるか。年賀状も書かなくては!
 

黒豆を炊きながら、栗きんとん作り



 おせちをまじめに作り始めて、気づけば早10年くらいにはなるのだろう。もともとは両方の実家分を用意するところから始まり、少しずつご注文をいただくようになり。以前は、おせち一揃え20品目ほどをすべて仕込んでいたのだが、長男あては出産以降は、きちんとご用意できる品目数だけを作らせていただく、という形で、なんとか途切れる年なく、おせちを作らせていただいている。子育てがもう少し落ち着いたら、もちろん全品でのご用意、の夢を抱きつつ。ということで、今回も、昨年同様7品限定でのおせち作りが始まる。とはいえ、ありがたくも、身の丈に合うほどに、少しずつご注文も増え、毎年この時期には、いつになく身の引き締まる緊張の日々、が、すっかりの私の年末の恒例となり。
 おせち作り1日目。まずは朝から黒豆を炊く。丹波の黒豆、飛切。今までで一番多い量の黒豆、そして私のおせちにとって、1番の自信作、と、うたっているだけに、やっぱり前日の下準備から火を入れるところから、ほどよい、をだいぶ超える緊張感は続き。そしてほどなく、黒豆を炊く、いい香りが家中に広がり。
 と、黒豆を炊きながら、栗きんとん作り。鍋に、なると金時と、切り込みを入れたくちなしの実を入れ、火を入れたそばから、あざやかなくちなし色が広がり、毎年のことながら、なんともはっとする瞬間。きんとんも今までで一番多い量。のはずだが、なんだか昨年とさほどかわらないかも~、なんて呑気にそろそろ炊き上がるなると金時を眺めて、はっと。おせちノートを見返せば、なぜか昨年の仕込みページが開かれており、そう、昨年の分量で仕込んでいた!ここで気づいて本当によかった。大急ぎ、別鍋にて、追加のなると金時をゆでる。どこか集中しきれていない実感。はあ。無事炊き上がったきんとんにはそんな少し前のざわめきの気配は微塵もなく。ここ数年は、黒豆もそうなのだが、特に栗きんとんについては、だいぶ甘さを抑えている。以前はさつまいもの半量ほど加えていた砂糖だが、今はさつまいもの20%程度、さつまいもの優しいおいしさを堪能できるところではないか、と。
 きんとんの余熱をとりながら。今日は子どもたちと電車に乗って、一駅、急ぎの買い物をし、注文していたお肉などの食材を調達に行き。帰り道、豪快に転び、膝が痛い、とあては。帰宅後もしばらくは歩くのも辛そうなので、今日の習い事はお休みし。そのうち落ち着いたので、ほっと。本当に、いつ、誰に何が起こるかわからない。そして、ついついこちらも焦ったり、イライラしてしまうので、いつも以上に心にもそして実質的な容量にも、余裕をもって事を進めるべし、そんな教訓を改めて。
 クリスマスツリーを片付け、クリスマスリースを、毎年恒例、手直しし、お正月仕立てに。明日以降の仕込みも無事進みますように。

*おせち日記* 黒豆、栗きんとん、明日のテリーヌの下準備

ヤマト、貝印のアイスクリームメーカー、木の調理道具



 朝、子どもたちのうれしそうな顔を楽しみに、楽しみに、と。いつも以上になかなか起きない子どもたち。さすがに、そろそろ終業式登校に起こさなくてはいけない時刻。と、目を覚まし、プレゼントを開け、それはそれはうれしそうな子どもたち。この光景が私たち親にとって、なによりのクリスマスプレゼントなのだ。
 今年のサンタさんのプレゼント。長男あてはは、「宇宙戦艦ヤマト」に登場する、戦艦「アンドロメダ」のプラモデルとこちらはリクエストせず、のサプライズに大喜び、ポケモンXYカードゲームセット。真ん中ゆふきは、「宇宙戦艦ヤマト」の、こちらは戦艦「ヤマト」のプラモデル、それから、リクエストコール「おやつ」に対して、のプレゼントは、実は私も欲しかった、むしろ私が欲しかった、貝印の「アイスクリームメーカー」!小さなほゆきには、あては代筆通り、おままごとセット。木製の調理道具メインのもの。慌ただしくあてはを送り出したあと、さっそく、おままごとで遊び出す、ほゆき、ではなく、ゆふき。そして、予想通りの「アイスクリームコール」。が、事前に本体を冷凍庫で冷やさなくてはならないので、こちたは明日への持ち越しとする。
 と、ついついわいわい、ばたばたのクリスマスの朝。そんな余韻を感じつつ。明日からのおせち仕込に向けて、本格的な買い出しや発注など。昨日ようやく書き上げた「おせちノート」と電卓片手にを片手に、今日は主に調味料や日持ちのよいものをメインに。いつも以上に調味料はもちろん、1つ1つの食材も吟味しつつ、なので、買い出しだけでもいつも以上に気を使うことも多く。
 通知表を持って、あてはが帰ってきた。忘れ物やものの管理などなど、気になることは多々ありつつも、毎日、楽しく元気よく通った2学期も無事終了。午後は、仲よしのお友達と一緒に、我が家にて、クリスマス&2学期終了お疲れ様のお茶時間など。テーブルには、持ち寄りの手作りのお菓子と並んで、昨日に引き続き、試作用に作った「クリスマスお菓子の家」も並べ、みんなでつまみながら。明日から冬休み、親子ともども、少し心緩む午後。
 夕方の習い事帰り、クリスマス気分を最後まで満喫すべく、大学通りのイルミネーション点灯のタイミングにイルミネーション下のベンチに腰かけて、スタンバイ。こんな時間もいつもより、ゆったりとした気持ちで過ごすことができるのはなによりのこと。

*おせち日記*
 今夜、黒豆の下準備、テリーヌ用にピスタチオの殻割り(アンサリーのCDを聴きながら、の夜中仕事)

今年は3人でお菓子の家にかぶりつき



 クリスマスイブ。電車に乗って、おせちに向けての買い出しへ。ありがたくも追加でのご注文、乾物などの買い足しをし、それから危うく買い忘れていたものもあったので。おせちのことが頭を巡りつつ、昨晩クリスマス気分を満喫してしまったので、街中クリスマス一色の眺めもなんともどこか他人事のような感覚すら。いえいえ、今日がイブなのだ。
 おせち仕込み本番前に。分量確認のため、今日は「ケーク・サレ」の生地を焼く。昨年レシピとは手順を少し変え、粉の量を少し変え、より、きめ細かく、ふんわりとしたイメージに。価値ある改良にほっと。
 昨日のローストチキン。少し残った身をほぐし、マヨネーズとヨーグルトと和え。試作のケーク・サレを添えて。骨は水炊きし、スープに。昨日クリスマスディナーをしたので。いえいえ、今日がイブなのだ。そして、せっせと今日も餃子の皮で作る「小龍包」作り。餃子の皮も種類さまざま、皮によって、適しているもの適していないものがあり、まだまだあれこれ模索中。せっせと包んでいると、「ただいま~!」、明日の終業式を前に、今日から半日授業のあてはがもう帰ってきた。「うわあ、今日の夜は小龍包!」、昨日のローストチキンよりよっぽど反応よし。ということで、今夜はリメイク&小龍包イブディナー。
 さて、クリスマスイブらしく。先日のクリスマスキッズ教室で作った、「クリスマスお菓子の家」をみんなで食べることに。昨年は2人がお菓子の家にかぶりつく眺め、だったのだが、今年は2人の真ん中に、食いしん坊のほゆきがちょこんと陣取り。あっという間にお菓子の家は小さくなっていく。そして、ハウスの中には袋詰めされたジンジャーブレッドが2枚。来年はなにかメッセージでも入れたらまた楽しい演出になるかもしれないなあ、など。まさに、眺めて楽しい、そして食べて楽しいクリスマスお菓子の家。食べている姿を眺めているのも楽しい、クリスマスお菓子の家。
 「学校でサンタさんはいないって言っている子もいたよ。」、少しずつそんな洗礼を受けつつ、なにかおかしいかも、と感じつつも、まじめにサンタさんへのお手紙を書くあては。長男として、兄弟3人分。読み間違えなどあったら、たいへん、ちょっとの間違いに書き直しをし、いつもよりよっぽどきれいな字。いつも、そういう字を書いていただきたいところ。そして、サンタさんへのクッキーも添えて、枕元へ。
 先ほど、こちらも一仕事を終え。明日の朝が楽しみ、楽しみ。

ローストチキンとロールケーキの眺め



 毎年この時期駆け込みの恒例、年賀状の写真撮影。毎年そうなのだが、みんな揃って、パチリの画像が狙いではあるのだが、その前後、準備している写真やら子どもたちが思いっきり自由にしている写真やらに秘かな名作の1枚が生まれたり。大騒ぎしながら、なんとか撮影が終わり。さて、ここから大急ぎで年賀状に仕上げなくては。(正確には仕上げてもらわなくては。)
 そりを車に積んで、今日は小金井公園へ。年内最後の家族みんなでの公園納めのはず。しばしひたすらソリゲレンデにて夢中の姿。坂の上からとびっきりの笑顔でこちらへすべり向かってくる姿は無条件に心和むもの。公園には寒桜1本。
 公園の帰り、おせちの仕入れに、「角上魚類」へ。いつ行っても混んでいる繁盛店なのだが、この時期ならではのいつも以上の活気。毎年ここで、冷凍のほたてと海老を調達している。ついでに自宅用の魚介も。やっぱり鮮度抜群、品揃えすばらしく。
 帰宅後は大急ぎでクリスマスディナーの準備。まずはロールケーキ生地を焼き、続いて、鶏の丸をオーブンへ投入。食べたいから、というよりも年に1度は眺めたい、と言った方が正しいかもしれない。それから、ミートドリアの仕込みをし、カルパッチョを作り。鶏丸のローストチキン、オーブンに入れてしまえば仕上がるので、実は手軽。オーブンからチキンの香ばしい香りが広がってくる頃、こちらもお手軽なソース作り。同量のしょうゆとみりんと酢におろしにんにくとおろししょうが。そのままでもきりりとおいしいのだが、ローストチキンが焼き上がったら、その焼き汁を加えると一気に風味とコクが増す。
 が、実は我が家、骨付き肉NG数名、そして私自身、以前はいくらでも食べられたのだが、なんだか作っているうちにその香りでお腹いっぱいになってしまったような。来年は趣向を変えて、スモークチキンあたりに挑戦してみようかなあ、など。それでもやっぱり、1年に1度この時期の、テーブルに置かれるローストチキンの眺めはいいもの。
 さて、明日はクリスマスイブ。ツリーに飾られたジンジャーブレッドは例年になくハイペースに数が減っていき。「明日サンタさんに食べてもらう分がなくなっちゃうよ。そしたら、サンタさん、来てくれなくなっちゃう。」の言葉が予想以上に効果あり。ああ、もっと前からこのフレーズ、使えばよかった。明日はちゃんとサンタさん、我が家へやってきますように。

小舟の器ぢから



 久しぶりに自転車を走らせて、「やぼろじガーデンパーティー」へ。国立市谷保にある「やぼろじ」。風情ある古民家や広々としたお庭の昔ながらの佇まいを大切にしながら、そのスペースをカフェや工房、オフィス、そしてギャラリーにと、とても魅力的に生かしている場所。
 最近はなかなかここまで足を運ぶことができず、今日はぜひぜひ、まずはcircle/garllery&booksを覗きに。蔵をそのまま生かした、落ち着いた空間に洗練された内装はさすが。今回は、古道具を扱うお店の出店も多く、なかなかじっくりは見られなかったものの、「kodouguya」にて、とってもすてきな木の器を買う。たしかウォルナット材、小舟を想わせるような器が5枚、仕切りのある、とっても個性的な大器1枚。それから、「ミモザ」の焼き菓子を買い、「すみや」のお弁当を買い、野菜を買い込み。と、お庭では、クリスマスの演奏が始まり、ほゆき、最前列にて手拍子姿など。帰り際、「kodouguya」の奥様にばったり。「この器、いづいさんのところにぴったりって思ってたんです!」、の一言に思わずにんまり、の帰り道。
 今週後半からのおせち仕事に向けて、今日は梱包資材などの調達へ。おせちメモを片手に、サイズ確認などしつつ、それでもどこか不安になるような。発送、については、やっぱりまだまだ慣れないことが多く、それもおせちについては当たり前だが1年に1度のことなので、回数を重ね、少しずつ学習しつつも、1年前のメモを書いた私に頼りつつ、なんとも心もとないような。1年の締めくくりの大切な仕事。どうか、どうか、無事の仕事運びとなりますように。願掛けも兼ねて、ここしばらくは私、悪いことしませんから!、そんな想い。子どもたちにもガミガミしませんから!、それは無理か。
 昨日作った「ロールケーキ」、ほろ苦いココア生地にコーヒー風味の甘さ控えめのクリームを巻いたら。びっくりするくらい大人っぽいおいしいロールケーキができあがり。つまり、子どもたちにはちょっと申し訳なかったけれど。ということで、秘かにとっておいた一切れを本日の戦利品に盛り付けてみる。器ぢから、大。
プロフィール

くにたちの食卓 いづい

Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

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