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アミューズに「生ハムの砧巻き」



 午後、静かな家の中でもうすぐのテーブル支度。ちょこっとアミューズに、11,12月教室で作った「生ハムの砧巻き」、それからテリーヌ。この砧巻き、おせちにはもちろん、こんなクリスマスのテーブル、大人のお皿にぴったりの一品。子どもたちのお皿には、ちょこっといちごをのせて。こんな準備のひとときも楽しいもの。といっても、ついつい追われ仕事になりがち。なので、とにかく無理をしないこと。あれもこれもがんばりすぎると、いざ食事が始まるころにはぐったり、としてしまうことも、以前は私自身、多々経験あり。なので、楽しめる範囲の仕事に抑え、自分自身も準備から最後までしっかり楽しみ、そんなスタンスがおすすめ。ということで、「いなだのカルパッチョ」と、ついつい大人向けの「ロールケーキ」の準備をし、あとはお友達の持ち寄りと、ドイツ亭のピザにテーブルを託し。
 早めの夕方から、お友達ファミリーとクリスマス&忘年会。差し入れのとってもおいしいランブルスコと子どもたちはやっぱりのシャンメリーで乾杯し。みんなでわいわいテーブルを囲み、ほどなくお腹が満たされると子どもたちは隣の和室へ。ふとのぞけば、お互いに正座姿で将棋をさす光景など。そんな子どもたちの様子を眺めつつ、ゆっくりお酒を飲みながら、おしゃべりをし、ひたすら笑い。今は本当に親子ともども、こういう楽しみ方が1番いいようだ。うれしそうに書斎からプラモデルやらフィギュアやらを持ってきては、熱く語り合うパパチーム。そして、大切なおもちゃやらカードやらを持ってきては、夢中になって盛り上がる子どもたち。まったく同じように映る光景なのだ。おいしく、楽しい夜。
 

「鶏肉とチーズのテリーヌ」、おいしいレシピできました



 1人朗報!ここしばらく、いつになくレシピ仕上げに思い悩んできた、おせち料理の1品「鶏肉とチーズのテリーヌ」が、仕込み1週間前にして、今日ようやく「これだ!」というところにたどり着き。いやあ、長かったし、完全に我が家のみんなは食べ飽きているはず(こちらも、必死なので、敢えて聞きはしなかったのだが)。本番のおせちは重箱を開けても、箸が向かないのでは、と本気で思うほど。たどり着くまでにここまで時間がかかったのは、初めてで、途中何度も、お先真っ暗な気持ちになりつつも、心のどこかで、きっと最後にはなんとかなるはず、そんな私の根拠ない楽観主義。いつもはそんなことで失敗することもあるのだが、レシピについては、タイムリミット間近で、あるときふっと、自然に流れができるような、そんなことも多く。と、今日のテリーヌの切り口を見た瞬間は、思わず声がこぼれ、多分ガッツポーズをしていた記憶。これでようやく、おせち作りにしっかりと向かうことができる、そんな心持ち。
 ちなみに、「鶏肉とチーズのテリーヌ」、今回は鶏もも肉と鶏ひき肉を半々の生地に。鶏もも肉の「お肉」のおいしさとを堪能しつつ、半分は鶏ひき肉生地なので、しっとりと優しく、食べやすい印象。生地には、チーズのほかに、大葉、万能ねぎ、三つ葉、しょうがなどの薬味を加え、ふわあと和のハーブが香る。最後まで悩んだのが、「どなたでも切りやすく」仕上げること。鶏もも肉を小さくカットして、ひき肉生地としっかり練り込むことによって、一体感が出て。たどり着くまでの遍歴所以、ついついあれこれ想いが強くなってしまうが、結論、おいしいテリーヌレシピができました、ということ。心からほっと。
 そんなテリーヌをお皿にのせて。今日は、ここしばらく教室のときにもすっかりお世話になっている彼女をお招きして、今年のお礼とさっそくの来年の打ち合わせなど。それから彼女のお祝いも兼ねて。オープン時間に買いに走り、ベーカリー「ハース」のパンを並べ。新作のパン、「クリームチーズとクランベリー、ピスタチオのサンド」、いつもより焼きの優しい、白いやわらかいパンにクリームチーズの白、クランベリーのビビットな赤、そしてピスタチオの優しいグリーン、色合いがなんとも冬らしく、そして口の中での相乗効果のおいしさ。いつもながら、ご主人のセンスと心意気が伝わってくるような。
 夕方、近所の商店街での毎年恒例の抽選くじを引きに行き、一気に年の瀬を感じる。昨年は大当たり、ワイン1本になんと商店街内での商品券1万円、と、ついつい期待大、だったのだが。今回はおとなしく清酒の小瓶1本と100円商品券数枚など。その足で慌てて、年賀状を買い。さて、明日に向けて、ロールケーキ生地を焼き。ここ数日の、すっかりの冬の寒さも相まって、一気に年末と冬休みを感じる、そんな雰囲気。

一休みの日、久しぶりのチーロー飯



 年内の教室も無事終わり、来週からのおせち仕事を目の前に、一休みする日、として。
 今日は2人の子どもたちを預け、久しぶりの1人時間。いそいそと電車に乗り込み。行先は、いつもの吉祥寺。いつものコースを今日は1人でじっくりマイペースに。コットンフィールドで、チェックアンドストライプで、じっくり、じっくりと、ああでもないこうでもない、と納得いき心が決まるまで選ぶこと。今回はブローチのパーツをあれこれ、それから、冬のスカート用にネルの生地など。こういうところへ来ると、創作意欲が体からはみ出すくらいにむくむくとむくむくと沸いてきて、だからいつ作るの~??、そんなリアルな声が聞こえつつも、もう止められず。
 台湾茶藝館「月和茶」へ。ビルの2階なので、少しわかりづらいのだが、その雰囲気は、まさに台湾の茶藝館を想い出す、時々足を運ぶ店。
窓際の席、音の雨景色を眺めつつ、今日は、ついついやっぱり、鶏肉(チーロー)飯と小龍包のセット。以前、こちらで初めて口にしたチーロー飯、ごはんの上にゆで鶏とラー油と花椒の効いたたれ、そして薬味野菜など。とにかくとっても感激し、その後も我が家での定番となっている一品。たれは以前と少し変わっていて、今日は豆鼓や搾菜が効いていて、ああ、それも美味。台湾料理は全体的に、オイル控えめ、そして野菜たっぷり、味付けもアクセントはありながら優しく。と、ついついヒント探しにメニューを穴が開くほど眺めてみたり、心地よく有意義な時間となり。
 最近は食べる量も少し減ったようで、とんでもなくお腹いっぱいになり、ゆっくり歩きながら買い物へ。そうそう、1人歩きの今日だからこそ買わなくてはならないもの、子どもたちへのクリスマスプレゼントのラッピングものなどなど。そして最後に、いつもの「リンデ」へ。2階のカフェでゆっくりコーヒーを飲んで、のつもりだったのだが、とにかくお腹がいっぱいで、コーヒーも入らなないくらい。パンを買って。
 1人だと、驚くほどに効率よく事が進み。本当に驚くほど。予定よりだいぶ早く、リストアップしたメモ書きはすべてクリアされ。これで、年内乗り切るだけのエネルギーチャージはできたはず。さあ、帰ろう。
 チャイニーズは和食に続いて、立て続いても違和感なく楽しむことができる料理かもしれない。今日の試作は、「鮮魚のカルパッチョ仕立て 熱々のねぎ油をかけて」、とネーミングが長いのだが。今日はなぜか衝動的なリクエストに流され、ゆでだこを使って。この、「ねぎ油」、ラーメン屋さんなどでも定番なのだが、実にうまい!「おいしい」、というよりも、やっぱり、「うまい」の表現がしっくりくる。今日のエネルギーチャージ、次回の教室レシピにも反映されますように。

「教室の風景」、ようやくのアップです。11.12月教室、「クリスマス&おせち料理」、よかったらご覧くださいませ。

今年最後のシュトーレン、仕上げにバターを塗って2度焼き



雨が降り出す前に、万が一雨が雪に変わる前に、と、皮膚科、買い物(1番の買い物を買い忘れ、2度行くことに)、子どもたちと一散歩、など、いつもより前倒しに済ませ、家へ。
 年末に向けて、カウントダウンが始まりつつ、実は、まだ試作中の、おせちの一品「鶏肉とチーズのテリーヌ」。生地のベースは方向性が決まりつつも、「カットしやすさ」という点でなかなか思うようにいかず。生地は、鶏もも肉と鶏ひき肉を合わせる方向で進めている。今日は、教室での、「ミートローフ パイ包み焼き」でも何度も話題に出たので、久しぶりに教室キッチンの片隅に鎮座しつつも、ほぼ出番のない、マルチブレンダーを使って、ひき肉生地を混ぜてみることに。久しぶり過ぎて、アタッチメントの装着も怪しいくらい。今までは、「手が一番!」の通り一遍等だったのだが、ひき肉300g程度を混ぜるだけでも、なかなかの重労働。使ってみると、手だけではありえないパワー。が、パワーがありすぎて、当てた部分が一気に撹拌されすぎてしまう。ということで、ほどよい加減ができれば、仕上げは、やっぱり「手」を使う形で、効率的にできそう、かと。もう少し回数を重ねたら、もうブレンダーなしなんて、そんなフレーズも出てくる、かも。
 と、生地捏ねは上々だったのだが、まだまだ発展途上の仕上がりに、やや意気消沈しつつ。追い込みでなんとかいい仕上がりに昇華できますように、とかなり焦りもありつつ。
 少し煮詰まるときは、試作などではなく、かなり気まぐれなお菓子作り、これが私にとっては手近なリフレッシュとなる。ということで、今年3回目のシュトーレンを焼く。気まぐれすぎて、目分量計量も多々。先日の「シュトーレンの時間」、感激した、吉祥寺「ダンディゾン」のシュトーレンを参考に、今日は焼き上がったシュトーレンに刷毛でパターを塗り、再度温度を上げたオーブンで数分。ふふふ、周りがほどよくカリカリとバターの風味香ばしい、変化球シュトーレンの完成。
 おせちに向けて、新しいカラーのラベルをプリントしてみる。いつもデザインをお願いしている友人に今回もお願いし、お正月らしいイメージで。いつものちょっと落ち着いた印象とはまた違った印象、清潔感のある華やかさ、上々のコントラストなのでは。思わず眺めながら、にんまり。あとは・・・、テリーヌレシピを無事仕上げること。
 ついつい、あれこれがぎりぎりとなる日々。大急ぎ、駆け込み、3人の子どもたちのクリスマスプレゼントを注文し、ひとまずの大仕事を終えた感。冬休みに向けて、お家でお手伝いをしましょう、学校でのそんな課題に対し、「家に届く箱を受け取る=アマゾンから届いたものを自分が受け取る、の意」」、そんな課題を掲げていたあては。もちろん、これは却下したが、ピンポンにはかなり反応する日々。うまく切り抜けなくては。

丹波の黒豆「飛切」、今年も「お久しぶりです。」



 来週からのおせち作りに向けて、いつもよりやや気合を入れて、買い出しへ。毎年ほぼ同じところでの買い出し、なのだが、やっぱりおせち、となると日々の買い出しとはまた違った緊張感は毎年のこと。
 まずはいつものパッケージやさんにて、パックや袋などを買い、乾物の調達へ。年々入荷が遅くなっているとのこと、丹波の黒豆、それも直径が10.7舒幣紊痢嵌切」の新豆、「ようやく入荷しました。」の連絡のもと。新豆なので、目にするのはもちろん初、なのだがどこか、「お久しぶりです。」、と1年に1度の再会シーンのような。丹波の黒豆「飛切」、私のおせちになくてはならない存在。黒豆の炊き具合がその年1年の私の運勢を導くのでは、と思いほどに、どこか願掛けにも近いような。
 黒豆に、栗の甘露煮、くちなしの実、テリーヌに使う、殻つきピスタチオ、それから時間がとれたら両家用に、とナッツごまめの材料などなど。毎年この時期、お店の売り場ではメインはクリスマスものなのだが、私の中では、ついついクリスマスはスルーし、完全に年末モードとなりつつ。
 買い出しをはじめ、改めて少しずつ緊張感が増し、そして、そうそうこの感覚!、そんななんというか、優しい高揚感。そこに、黒豆の炊ける香りやら、ゆずの香りやら、年末のきりりとした空気やら、いろいろなものが合わさって、私のおせち作りの記憶が毎年積み重なっていく。ご注文くださったみなさまに心から感謝して、1つ1つ丁寧に心を込めて、ご用意させいただこう、心引き締まる想い。と、夜中に走り書きすると、ついつい想い熱く。
 さて、今日の「あったかちゃーニーズ」試作、こちらも今回リクエストの多い「中華ちまき&中華おこわ」。「中華ちまき」、以前に1度、教室でみなさんと作ったので、今回はおこわ自体を少しアレンジしつつ、さらに、使い分けシリーズ、ということで、,茲し、というときは竹の皮で包んで、△手軽に、というときは、包まずに、そんな展開も楽しんでみてもいいかなあ、など。
 蒸し器からの蒸気、そして、蒸したての香り、まさに、「あったかチャイニーズ」にイメージにぴったり、なのでは、と有力候補なり。しょうがとねぎの取り合わせに優しくしょうゆの香り、ああやっぱりアジア人として体が喜ぶ感覚。

年内最後の教室、それからロールケーキをお届けに



 年内最後の教室。どこか名残惜しさも感じつつ。
 メインの、「ミートローフ パイ包み焼き」、今日も上々の仕上がりにほっと。そして、その切り口の美しさ。毎回、ほんの少し落ち着いたミートローフを試しに1カット切り分けて、切り口を上の皿に盛りつけたときの、みなさんからの「うわあ!」の声、そんなことも秘かな私だけの楽しみなのだ。
 今回のミートローフ、パイシートで包み、オーブンで焼き、焼き上がりをクーラーで少し落ち着かせるのだが、焼き汁が垂れ落ちるのはほんの少々。つまり、おいしい水分はほとんど生地に閉じ込められ、驚くほどにジューシー。パイシートに包まれて焼かれること、それから温度を低めにじっくり優しく火を入れていくこと、そしてなによりもしっかりと生地を練り上げること。それから、分量通りの塩をきちんと加えること。塩は味付けをするだけでなく、生地自体に粘りを出し、水分を含め、生地全体をひとまとめにしてくれる役割。おいしさを作る科学。
 ほのあたたかいところを切り分けて、クリスマスディナーのメインに、しっかりと落ち着かせたところを薄く切り分けて、おせちの一品として。無事、11.12月「クリスマス&おせち」教室終了。
 ほっとするのも束の間、大急ぎで昨日作ったロールケーキをカットし、詰め。今日は、あてはが通う、友人が主宰する「図工サロン」のクリスマス会。今日は、子どもたちがケーキデコレーションをする、ということで、そのケーキを作ることに。こういうことは喜んで。慌ただしく、ケーキを無事お届けし、あてはを見送ると、プレゼント交換用のお菓子を持たせるのをすっかり忘れていたことに、連絡をもらい初めて気づき。慌てて、お菓子を買い、帰宅し、ラッピングし、再び彼女宅へ。お陰で、子どもたちが食べたロールケーキの絵を描く教室風景、それからプレゼント交換など楽しそうな様子を眺めることができた、ということで。
 6月から再開した教室、12月最後の教室が終わり、夜になってようやくほっと一息。改めて、楽しみに足を運んでくださる生徒さんみなさんに心から感謝して。こうやって、「食」を通して、人と関わることができること。3児の母となり、想像以上にバタバタの朝をなんとか乗り切り、見てみないふりをするものも大いにありつつ、それでも、やっぱり私にとって、大切なライフワーク。ほっとしつつ、さて、来年に向けて。と、その前に明日から年末までは、一気に「おせち」へシフトチェンジしなくては。今日はさっそく重箱のお預かりなど。31日にお預かりした重箱にぴしっと詰めて、晴れ晴れとお渡しすべく。
 

たたきごぼう、ありがたい質問の数々とともに



 年内最後の週末クラス。11,12月教室が始まったころには、まだまだ先のこと、と思っていたクリスマス&年末がぐんと近づいた実感。
 重箱に盛り付ける、おせち3品は、「生ハムとスモークサーモンの砧巻」、以前にも登場した、人気レシピ「ナッツごまめ」、そして、「たたきごぼう」。
 この、「たたきごぼう」、私自身、大、大、大好きなごぼう料理なのだが、やっぱりそういう方は多いようで毎回何気に早々と作る担当者が決まり。もちろん今日も。関西では、祝い肴3品の1つとして、おせち定番なのだが、関東ではあまり口にする機会がないかもしれない。が、私の中では、ごぼうの1番おいしい食べ方なのでは、と信じきるほどにごぼうの味わい、風味を生かした料理。
 ごぼう、間違いなく土付きを選ぶのがおすすめ。洗う際にはたわしなどで優しく泥を落とす程度、皮はなるべくついた状態に。たわしで軽くこすりながら、ふわあとごぼうの香り。
 まずは衣作りから。白ごまをじっくり乾煎りし、すり鉢に移し、半ずりにしたところに調味料を加え。「すりごまじゃだめですか?」の声。もちろん、もちろんだめではなく。ぱぱっと作るときにはもちろん「○」。が、すり鉢ですった方が格段においしく、ごまを煎ってからすったほうがさらに格段おいしく。いわゆる、手間ひまのおいしさ。が、いつもいつもそうできるわけではなく、ケースバイケース、使い分けでいいのだと思う。例えば、今回のデザート、「ブッシュ・ド・ノエル」も然り。手間ひまかけられるとき、かけたいときには、クリームで華やかにデコレーションし、手間ひまかけられないとき、それからかけたくないときには仕上げは粉糖のみ。もっと気楽に、というときには買ってきたロールケーキをアレンジする、など。全部正解かと。
 たたきごぼうは長めのごぼうをゆで、熱いうちにすりこぎでたたく。たたくことによって、繊維が軽く壊れ、食感がよくなるのと、調味料の絡みがよくなる。それから。「ごぼうは短く切ってからゆでるのではないんですね?」、の声。長いままゆでるのが当然でその理由を意識して考えたことなどなかったのが。短く切ってゆでると反りが強くなってしまうのだが、長いままにゆでて、たたくことによって、ほぼまっすぐの美しい姿に。と、生徒さんに質問されて、初めてこちらも気付いたり、感じたりすること多々、多々。そして、その場できちんと考え、正しく答えること、この瞬間の秘かな緊張感と、瞬間に思考を巡らせることも私にとって、大切な刺激となっているはず。時に冷や汗などかきながら。
 週末クラスは、平日クラスとはまた違った雰囲気とおしゃべりと。みなさんをお見送りし、明日の教室準備をし。それから、明日に向けて、いつもより大きめのロールケーキ生地を焼き。このロールケーキ、明日、出張し、楽しい活躍予定。
 

パイシートと落ち葉



 明日、明後日で年内の教室は終了。朝一で買い出しへ行き、準備をし。いつもながら、2か月1クール、いろいろ慣れて落ち着くころには、1クールが終わり。名残惜しさも感じつつ、ほっとしつつ、頭の中はすでに次の月へ。こだわるくせに飽きっぽい私には実に絶妙なタイミングなのかもしれない。
 そうそう、何度かお問い合わせいただいている、今回のメイン「ミートローフ パイ包み焼き」で使っている、冷凍パイシートは、ニュージーランドのメーカー、ベラミーズのもの。マーガリンなどではなく、100%バターを使ったパイシートなので、もちろんリッチなおいしさと芳醇な香り。そして、正方形、というのも使いやすく。思わず、次回1,2月教室でも登場予定など。とにかく、パイ生地の演出効果は大きいもの、メインにデザートに活躍力、抜群。
 おにぎりを持って、六道山公園へ。まずは地場野菜をあれこれ買って、車に積み。傾斜を生かしたアスレチックが並ぶ「あそびの森」を巡り、まさに山道を散策しながら、こちらも木を生かした遊具が充実した「冒険の森」へ。まさに師走、12月はいつも以上になんだかばたばたと過ぎていくウィークデー。週末のこんな、ゆったり、ぼんやりと流れる公園時間は上々な気分転換。
 と、ぼんやり眺めていたら、1番下のほゆきがあっという間に落ち葉まみれになっている姿など。落ち葉のカシャカシャと擦れ合う音も楽しいようで、嬉しそうに足をバタバタ、落ち葉をカシャカシャと。歩く姿にも、まるでそんな衣装のよう、全身に落ち葉がまとわりつき。なんだか、こういう光景を1番上のあてはのときにも、2番目のゆふきのときにも、同じころに眺めた記憶。
 気づけば、12月も半分が過ぎ、あと半年で今年も終わり。改めて、2013年残り半月も楽しく、実りある日々となりますように。

パイ生地でいきます、エッグタルト



 昨日に続き、ゆふきの通う体操教室、クリスマス会。いつものように体を動かしながら、ツリーにオーナメントを飾ったり、サンタさんに代わって、プレゼントを運んだり、最後にはサンタさんが登場し、プレゼントを受け取り、と、たくさんのクリスマス演出にうれしそうな様子。今年のクリスマスプレゼントリクエストは、「おやちゅ(おやつ)」と答えるゆふき、さて、クリスマスには何が届くやら。まだ3人分共に決まっていない、とか。焦り・・・。
 クリスマスを通り越し、1,2月教室、「あったかチャイニーズ」に向けて。タルト生地かパイ生地か想い巡らせていた「エッグタルト」、ありがたき情報や声をいただき、今回はパイ生地で作ることに。とにかく、薄く薄く伸ばして、より、パイ生地のサクッとした食感と卵黄生地のトロッとした食感のコントラストを生かすべく。
 あまり作る機会もないのでは、そんな「エッグタルト」なのだが、実はとってもお手軽スイーツ。おいしい冷凍パイシートと卵、生クリーム、砂糖さえあれば、火も使わずに、あっという間に焼くところまで。あとはオーブンに入れて、片づけをしつつ、コーヒーやお茶の準備など。なんといっても、焼き立てを頬張るべし。写真を撮ろうとエッグタルトをのせた皿を持ち運んでいると、おいしい気配に、もれなく小さな2人がくっついてくる。画像横では、2人が間近でスタンバイしている光景をご想像いただければ。パイ生地はなるべく薄く、が真髄。ということで、アレンジ版として、なんと、昨日の小龍包に引き続き、餃子の皮を使う、なんてレシピも発見。思わず、餃子の皮尽くし!、なんてことも脳裏をよぎりつつも、こちらスイーツについては、パイ生地の優しいバターの風味は欠かせないので、不採用。が、チャンスがあれば、試してみたいなあ、と。
 教室の買い出しついでに、「ロルカ」へ。展示中、「家具と活版展」をのぞきに。お店にいつも展示されている、「安藤木工」のすてきな家具と、国立にある活版印刷「九ポ堂」の味わいある紙雑貨などなど。同じ1本の木を舞台に、それぞれの季節を感じるポストカードを何枚か。いつもより、少し心ゆったりとする金曜日の夕方、ちょっとうれしい寄り道となり。

皮は作らず、小龍包



 今日は何するの?、の問いには間違いなく、「おかいもの」と答えるほど、日々私の用事に連れ回されている子どもたちを連れて、久しぶりに幼稚園プレスクールへ。お友達とそれからたくさんのおもちゃに囲まれて、それはそれは楽しそうな姿など。そして、私自身、ここへ来るといつもそうなのだが、いつになくゆっくりと流れる時間がありがたく。今まではゆふきのための時間に、小さなほゆきも連れて、だったのが、いつにまにか、2人ともが楽しんでいる姿、それから、以前担当してくださったかわいらしい先生が生まれて1か月の小さな、小さな赤ちゃんを連れてきてくださって、と、やけに時の流れを感じるような。
 幼稚園からすぐ近く、お友達のお家にお呼ばれして、うれしいカレーランチなど。「エヴェレスト」のカレー、それからびっくりするほど大きなナン、そして、ナンの生地にはちみつとチーズがされているもの、などなど、どれも想像以上においしくて。気さくなもてなし上手の彼女の、すてきなすてきなキッチンからは次々にさりげなく手が込んだ料理が運ばれてきて。とってもおいしいボジョレーまでごちそうになってしまい、あまりの居心地良さ、図々しくも座りっぱなし、おしゃべりしっぱなし、そして、「たいへん、そろそろタイムリミット!」、と食べ逃げのように去り。
 我が家も気づけば、もうすぐ築10年。あちらこちらにだいぶ、手直しが必要な部分も出てくる頃。気付いて気づかないふりをしているところも多々あるのだが。気づかないふりはもう無理、その1つ、2階キッチンの水道が蛇口からチョロチョロ水漏れをし始め。ということで、近所のお友達の住設やさんに見てもらい。ひとまずは明日の部品交換をお願いし。気づけば、10年かあ、と。きっと、これからはこうやって、家を手直ししながら暮らしていく時期に入ってきたのだなあ、と感じ。
 さて、そろそろ本腰を入れて、1,2月教室に向けて。1,2月は、かなり久しぶりのチャイニーズ。「あったかチャイニーズ」、ということで湯気の上がるような、あたたかいイメージで。そんなフレーズのイメージからか、今回はいつになく「点心もの」のリクエストも多く、どれしにようなか、2つくらいいってみようかな、などなど思案中のところ。ということで、今のところ1番声の多いリクエスト、「小龍包をもう1度! 手軽に!」 
 以前の教室では、皮から作る本格小龍包をみなさんと作り、ハフハフしながら堪能した記憶。ちょっと大変だけれど、なんと自分でも小龍包を作ることができる!、の目線から、今度は、餃子プラスアルファ、くらいの感覚で小龍包ができる!、とだいぶハードルを下げて。そう、餃子の皮で作る小龍包。これがこれが。私自身、絶対に邪道!、とたかをくくっていたのだが、しっかりとおいしいスープを閉じ込めてくれる、なかなかに「あり」のレベルなのだ。そして、とにかくデリケートな手作りの小龍包の皮にくらべ、数段扱いやすく。ということで、久しぶりに、餃子の皮で小龍包を作る。こういう点心ものならではの、細かい手のひらサイズの作業も、時に心地よい集中時間。夜の我が家、「ショーロンポー!、ショーロンポー!」、お代わりを求める行進が始まり。
プロフィール

くにたちの食卓 いづい

Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

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