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箱根の旅 2日目



箱根の朝、朝6時台からプールへ向かう3人、恐るべし。すっかり満喫し、またの来訪を心に決め。
強羅駅へ向かう。ケーブルカーに乗り、一面の緑の眺めを楽しみ、芦ノ湖方面へ。大好きなエッセイストで画家、そして農人でもある玉村豊男のライフアートミュージアムへ。以前からついつい収集しているポストカード、今回はぶどうにブルーベリー、ブラックベリーなど、ベリー系を選び。
みんなでスワンボートに乗って、芦ノ湖周遊。抱っこのほゆきが大きく動くたびに落ちたらどうしよう、と、どこか気は落ち着かず、ボートから下りて、ほっとする。
芦ノ湖畔にオープンして間もない「Bakery&Table箱根」にてガラス越し、芦ノ湖を眺めながらランチ。予想以上にパンがおいしく。一口サイズのケークサレは卵の風味リッチな、イギリスのパンプディングのような印象。
もう1軒、パン屋さんをはしご。今は無き、相模原のブノワトンのパンを引き継ぐ「麦師」。どっしりしすぎない優しい生地の印象。
と、道を進んでいくと、なんだかとんでもない暑さ。箱根は爽やかな風が流れていたのに。
相模原にある、自然の村公園へ。相模川沿いにある、広々とした公園には子どもたちが水遊びするのにほどよい流れ。水着姿でうれしそうに走り回るあてはとゆふきを眺めていたら。いつの間にか、2人だけにしかわからないやりとりや決まりごと、遊びの、ちょっとした間、というか。きっとお互いに今は、他の誰よりも1番身近な存在なのだろう。
買い物を済ませ、夕方には帰宅。それにしても帰宅したときの家の中は今までで1番暑かった。さくっと、箱根の旅。

箱根の旅 1日目



朝早く出発し。9時過ぎには、目的地の箱根へ。箱根の森近く、お玉ヶ池周辺を散策し。鳥のさえずりにそよぐ風、そして、澄んだ、爽やかな空気、このひと時だけでも、やって来た価値ある、というもの。
今回のステイ先、保養所「トスラブ箱根 和奏林」へ早めのチェックインを済ませ、さっそく館内のプールを大満喫の3人姿を見届け。ラウンジにて、窓の向こう、一面の緑を眺めながら、のんびり、のんびり、なんともありがたい午前時間。目の前にある、同じく保養所「ビオーレ」にてランチ。カルボナーラにはさりげないナツメグが優しいアクセントとなり。
車で10分ほど、彫刻の森美術館へ。訪れたのは何年ぶりだろう。緑豊かな庭園、彫刻家の名作の数々を鑑賞しながら、散策し、まず向かったのは、ピカソ館。絵画はもちろん、陶芸作品があまりにあまりにすてきで。ピカソの追究心と迫力、勢い、そしてひらめきに圧倒されながら、心踊り。
園内には、色鮮やかなネットの上を自由に駆け回ることのできる「ネットの森」や、ダイヤモンドの結晶を拡大した立体迷路「しゃぼん玉のお城」など、造形の美しさを意識したキッズエリアが充実。子どもたちも思いっきり楽しむことができ、こちらも気兼ねなく、じっくりと鑑賞することができる、今の私にとっては、本当に貴重な時間となり。
あっという間に眠りに落ちた4人。今回は広々とした和洋室、なんとなくの流れ、ほゆきと2人、和室にて。小さな寝息を聴きながら、ゆっくり過ごす夜。さて、隣の部屋、多分、ベッドから再び落ちているあてはを戻しに行こうか。

夏休みキッズ教室 2日目



 夏休みキッズ教室2日目。そろそろ夏休みも中盤、久しぶりのお友達との再会など、続々と子どもたちが集まり。
 今日も近くの市の施設、生活実習室にて。計18人の子どもたち、9人ずつテーブルを囲み、いざスタート。テーブルごとに、お手伝いしてくださるママたちのありがたいサポートのもと。
 「ほんとうにおいしいトライフル」作りから。まずは、下準備。1人ずつ包丁でバナナを切り、セルクルでスポンジ生地を抜き。1人ずつの作業、自分の順番を待ちながら、どこかわくわくしている様子がこちらまで伝わってきて。ちょっとした作業にも、おもしろいくらいにストレートな、その子その子の個性がきらり。きちんと並べたい、端まできれいに流したい、とにかく勢い命、などなど。同じ材料で同じ個数ずつ、同じものを作っていうのだが、その表情は1つ1つ、これでもかってくらいに違い。そして、小学生1年生、改めて、成長を感じることあれこれ。手先の作業がずいぶん上達し、そしてなによりも、こんな風にしたい、そんな主張もしっかり。
 型にスポンジ生地を詰め、ジャムをのせ、ヨーグルトをのせ、玄米フレークを重ね、カットしたバナナとブルーベリー、ラズベリーを重ね、順番にわくわくしながら、生クリームを絞り、最後にフルーツと子どもたちのテンション上がる大粒のアラザンを散らし、できあがり。
 冷蔵庫に出来上がったトライフルを一休みさせ、テーブルを移動し、今度は工作、「ほんとうにおいしそうなトライフル」作り。さすがにこの人数になると、お菓子作りの片づけ、テーブル準備などなど、合間合間の作業もだいぶ多くなり。なので、サポートの方たちの協力が本当にありがたく、こちらも、そのお陰で、じっくりとそんな合間の作業にも取り組むことができ。「うわあ、さっきと本当に一緒だ~!」、そんな声も。「おいしいトライフル」作りとほぼ同じ工程、そして驚くほど同じに見立てた粘土や色つきボンドなどを使って、「おいしそうなトライフル」が少しずつ仕上がっていく工程。そして、ほどなく仕上がり。メッセージスタンドを付け、ネームカードを飾り、完成。
 テーブルにセッティングした、「ほんとうにおいしいトライフル」たちのもとへ、うれしそうに「ほんとうにおいしそうなトライフル」を持っていてくれる子どもたち。そして、テーブルの周りに集まり、自分のトライフル探し。合わせて、36個のトライフルずらり、の眺めに、「ああ、この眺めを見たかったのだ。」、そんな想い。今回も、我ながら、納得のお仕事となり。
 みんなで、わいわい写真撮影をし、それぞれのお皿にのせ、みんなでいただきます!うれしそうに頬張る表情やいろいろな声が聞こえ。久しぶりのお友達大集合の、うれしい、そして充実した、夏休みのひとときとなったのでは。
 いつもながら、キッズ教室を楽しみにしてくれる子どもたち、そしてご参加くださるお母さま方には心から感謝して。そしてそして、お手伝いを快く引き受けてくださった方々、ほぼ第2の実家感覚か、それはそれは喜んでお邪魔する、真ん中ゆふき預かりを引き受けてくれる彼女にも感謝して。それから、コラボでの教室開催もこれで何度目になるだろう、工作教室「みずたま」を主宰する彼女にも、いつもながらありがとうの気持ち。いつも、こちらの意に合わせてくれる優しさ。最後に、今回も開催2日ともの参加、時にかなり調子に乗りつつも、それはそれは楽しそうに同じ時間を過ごす、我が家のあてはにも感謝して。
 ハーゲンダッツのアイスクリームとワインで、お疲れさま。夕方前には本日の営業終了な私。

ついつい吉祥寺へ足が向かい



 どうしても行きたくてうずうずしてしまい、吉祥寺へ。チェックアンドストライプにて、リバティ生地のセール。まだまだ小学生になっても、店内のおままごとコーナーにてしばし夢中になってくれることに感謝しつつ、タイムリミットを気にしつつ。それでも、いつもながらに迷いに迷い、グレー系の、花と女神や馬車、ドラゴンにライオンなどが描かれた、すてきな布に心魅せられ。それから、今回のお目当て、ほゆきとお揃いで簡単なギャザースカートを作ろうと、心決めて眺めたものの、ちょっとした冒険はできず、まずは練習も兼ねて、あまりにも定番色のリネン生地など。続いて、コットンフィールドでリボンなどを選び。自慢じゃないが、以前の私には信じられないくらいに、選ぶのがだいぶ早くなった、はず。今の私には、タイムリミットがあって、ちょうどよいようだ。
 さて、今度は子どもたちが楽しい場所へ。井の頭自然文化園、今日は涼を求めて、分園の水生物園の方へ。それにふらりと立ち寄るには、ちょうどよく。まずは魚にえさをあげ、今日は淡水魚のゆらりゆらり泳ぐ姿を眺め。園の方に教えていただいて、ミヤコタマゴのメスが卵を産み付けようとしている姿、そしてそれを守ろうとするオスの姿など。一通り周り、木陰の下のデッキベンチにて、お昼ごはん。大きな木々の下はあれえ?と思うほどに爽やかな風が流れ。そのうち、三者三様に動き回り。ふと、例えば来年の夏休みには、どんな風に子どもたちとのおでかけ時間を過ごしているのかなあ、など。
 とにかく今は、後ろ髪惹かれつつも、早め早めに用事を済ませ、子どもたちのタイミング見つつ、早め早めの帰り道、を心がけている。今日は習い事もあったので、昼過ぎには帰りの電車に乗り、下2人がスヤスヤのタイミングに、あてはとアイスを頬張って、明日の買い出しを済ませ。
 気づけば夏休みも中盤にさしかかるところ。さて、明日の、夏休みキッズ教室に向けて、準備を進めつつ。明日は1回目に比べ、人数もだいぶ増え。久しぶりのお友達大集合に、楽しそうな、楽し過ぎそうな子どもたちの表情が今から目に浮かぶ。そして、テーブルに「ほんとうにおいしいトライフル&ほんとうにおいしそうなトライフル」がずらりと並ぶ光景も、今から目に浮かぶような。

きのこのマフィン・サレ、今日のフィリングは



 粉仕事を一気に。明後日のキッズ教室に向けて、スポンジ生地を焼き。スポンジ生地を焼きながら、来客用に、ブルーベリーとくるみのパウンドを焼き。トッピングにカルダモンを少々。パウンド生地を焼きながら、試作の「きのこのマフィン・サレ」作り。粉ものやお菓子レシピは特に、なるべく材料やその分量、そして手順など可能な限りシンプルに、と心がけている。食べたい、作りたい、というなんとなく気持ちから、よし作ろう!とすーっと心と体が向かうような、そんなレシピに仕上がるように。ということで、前回はシンプルにきのことチーズのみのフィリングでの試作だったのだが、今日は、アクセントとコクを引き出すために、ツナを加えてみることに。ベーコン、ソーセージ、アンチョビ、そしてツナなど、動物性の塩気を加えることで一気にうまみが増す。今回はその中でも、「手軽」を意識して、カットいらず、そしてなんせ子どもたちも大好きな、ということで。今日の感想。もちろんおいしいのだが、きのこの風味が若干ぼんやりしてしまうような。そしてどこか悪く言うと、子どもっぽい仕上がり、というか。言い換えれば、子どもたち好みに仕上げるにはおすすめのフィリングなのでは。
 今日は、あては小学校のクラスのお友達が遊びに来てくれて。「今日もビニールプールなの?」と言いながら、うれしそうな顔。そして今日も楽しそうなはしゃぎ声を聞きながら。なんとも夏休みらしい日々。ご自宅で教室を主宰されている、ということでお会いする前からどこか通じるものがあり。業界は違えど、やっぱり日々、子どもごと、家のことと向かいつつ、そのすぐそばで仕事をする環境には同じ想いあれこれ。その、兼ね合いと両立について、子どものことを含めての仕事への向き合い方については、参考になることあれこれ、あれこれ。ちょうどいろいろ想うところある時期に、心にスーッと入る言葉など。それにしても、男の子ならではの、ちょっと照れくさそうな、えっ、と思うくらいにそっけない別れ際の光景。

 9.10月教室について。
 ―桔ラスについて。やはり、9月はご予定付きづらい方も多く、日曜日クラスについては、10月に開催を検討中です。もう少し、みなさんのご都合伺って、改めてのご連絡予定です。
 夏休みシーズン真っ只中、ご返信お急ぎにならなくても大丈夫です。大まかに組ませていただいて、後日の調整など。
 

コンセプト通り、レモンチキン



 ここしばらく、夜中に突然の足首の痛みを訴えることの多いあては。その痛がり方といったら。たぶん、以前にもあったのだが、いわゆる成長痛では、と思いつつも一応病院へ。「お母さんの予想通り、成長痛ですね。特に治療はないです。」とのこと。冷やすよりは温めた方が楽になる、ということが聞けただけでも。日々まさに成長中なのね。
 本腰入れて、探し物など。どこかに閉まってあるはずの小さいサイズのビニールプール、が見当たらず。見当たらなるようなサイズではないのだが、見当たらない。探す場所も押入れとロフトぐらいしか考えられないのだが。と、ロフトの片隅に数か月前に捨てた記憶のある、使えなくなったビニールプール。あれれ?どうやら、捨て間違えをしてしまったようだ。我ながら、悲しくなる。そしてあれこれ引っぱり出し、散らかった部屋の中。
 ビニールプールを2つ出して、との企みは叶わず。今日はあては幼稚園でのお友達たちが遊びに来る。みんな水着着用での到着。そしてしばし、子どもたちのはしゃぎ声を聞きながら。それそれの小学校生活を送り、同じ幼稚園に通っていたのがなんだか遠い昔のことのような。そして、それぞれの個性がよりはっきりとしてきて、なんともおもしろく。それにしても、まだまだまっすぐな、まっすぐ過ぎるほどにまっすぐな小学校1年生。
 9,10月教室に向けて。メインメニューの1つ、となりそうな一品、「レモンチキン」。チャイニーズ色も強い、シンガポール料理の定番メニュー。しょうゆベースの甘じょっぱいところにレモンの爽やかな酸味、そしてしょうがの風味は想像以上のまとまりのよさ、お弁当にはもちろん、日々の食卓にもまさにおすすめの一品。今回の、「秋の行楽弁当」、コンセプトとしては、「よかったらつまんでね。」とさりげなく自信を持って差し出せるような華やかさがありつつも、かつ、1品1品に可能な限り手間と時間をかけずに、手軽にできるもの、そんな欲張りなイメージ。この「レモンチキン」、まさにコンセプト通りなのでは。焼き上がり、落ち着いたところを切り分け、のし串を添え。差し出されたら、思わず手が伸びる予想。
 

ゆる市とお取り分けタイカレーの技



 ようやくの、9,10月教室のご案内をし。こちらの事情で、ご案内がいつもよりだいぶ遅くなってしまったこと、心苦しく。かつ、9、10月は運動会や行楽シーズン、特に週末クラスについてなど、ご都合つきづらい方も多いかも。まだ日程調整や、10月での追加開催など可能なので、ぜひお気軽にお声掛けなど。
 午前中、ふと静かな時間ができたので、ピンチョスのレシピ本などを引っぱり出し。9,10月の「秋の行楽弁当」、「よかったらつまんでね。」、人にお出しした時にも手軽につまんでいただけるような、「つまみやすいもの」を多くしたい、できれば、すべて、箸なし、ピックや楊枝使いなど、「つまみやすいもの」にしたいなあ、と思案中。
 小学校プール公開へ行くみんなを見送り、夕ごはんの下準備を済ませ、「ゆる市」へ。今回は夏祭り、ということで夕方前からのスタート。私のお目当て、まずは、今回の会場でもある「ノルブリンカ」の布地。質の良いダブルガーゼやリネンなど、思わずまとめ買い。ちょっと一休み、「くろねこ軒」のかき氷、迷いに迷い、すももを選び。爽やかな甘酸っぱさにははっとするほど。そして最後は、今回初出店ながら、すっかり落ち着いたサービスはさすが、「国立コーヒーロースター」のアイスコーヒーと焙煎機でローストしたカシューナッツ。お友達とおしゃべりしながら、楽しい歌や踊りを楽しみながら、スーッと心地よい風が流れ。
 夕ごはんは先日食べたら、また食べたくなったのでタイカレー。やっぱり夏には体が欲する。我が家もそうなのだが、小さい子どもたちがいるとなかなか手を出しづらくなるメニューなのでは。作るときにちょっとしたおすすめの技が。まずは、やっぱりタイカレーならではの風味は欠かせないので、カレーペースト(グリーンカレー、レッドカレーなど)をほんの、ほんの少々と油をフライパンに入れ、弱火に。香りがしてきたら、野菜と少々のココナッツミルク。もしくは、ココナッツミルク缶はちょっと持て余しがちで使いづらいので、牛乳とココナッツパウダー(我が家は日々、ほぼこちら)を少々で野菜をさっと炒め、さらに牛乳とココナッツパウダーで軽く煮る。そして仕上げにナンプラー。肉は一緒に炒めてもよいのだが、今日は別の鍋で蒸し煮した鶏肉をそぎ切りにして加える。先ずは子どもたちの分を取り分けたところで、フライパンを少し斜めにし、空いたスペースに少々の油とお好みの量のカレーペーストを軽く炒め、香りを出し、全体を混ぜるとしっかりとした辛みとレモングラスやこぶみかんの香りの効いた、大人仕上げに。それにしても、タイカレーペーストはほぼ唐辛子でできているので、少々でもしっかりとした辛み。最初の炒めの量、入れ過ぎに注意。スプーンの先にほんの少々、あくまでも香りづけで。
 できあがり、ゴムを通したばかりのワンピースを着て。

駆け込みブルーべり摘みとマフィン・サレ



 朝、少しのんびりくつろいでいると、近所のお友達からの電話。「みんな集まっているけど、今日のブルーベリー摘み、来ないのかな?」、たいへん!!、子ども会のブルーベリー摘み、なぜかまったくの勘違い、明日だと思い込んでいた。大急ぎ、朝食のパンをかじっているあてはのかじったままのパンを置き去りに、絵に描いたように寝癖だらけのだんなさんを叩き起こし、車を出してもらい、5分で出発、滑り込み、みんなに合流し。いやあ、衝撃的な出来事。
 そんなどたばたとは裏腹に、日差しもまだ弱い、なんとも気持ちの良い空気。そして、そんどたばたをすっかり忘れるように、しばし子どもたちとブルーベリー摘みに没頭。みんなでおしゃべりしながら、の帰り。家に一歩入ると、出発前のドタバタの形跡があちらこちらに。しばし修復時間、そんな朝。
 買い物ついでに、ゼルコバへ。午前中、ほぼ一通りのパンが並ぶ光景を眺めるのは久しぶり。そして、いつもの、大好きなバナナのパンやふすまパンなどを買い。
 パンと一緒になにかちょこっと手土産でも、と。試作のマフィン・サレと一緒に、ミニサイズのケーク・サレも焼くことに。カットしたきのことチーズ、今日はあえてベーコンなどは加えずに、きのことチーズの主張を試してみることに。この生地、バターを使わず、菜種油を使うので、しっとりしつつも、軽い口当たりが魅力。そしてなによりも手軽な手順。ほどなく、愛らしい焼き上がり。
 早めの夕ごはんを済ませ。今日は近所の神社の盆踊り。盆踊りへ出向く前に、通り道のお友達宅へ。タイミングよく、仲良しの顔ぶれで、おいしいシードルとおつまみずらりで乾杯。おしゃべりの時間は足りず、思わず、「盆踊り行くのやめちゃおっかあ。」、など。とはいいつつ、歩き道、盆踊りの音色が聴こえると、やっぱり心躍り。いたいた!神社には、かき氷を頬張る我が子たち。甚平姿のゆふきと、今年は、だんなさんのお下がりの浴衣姿がなかなか様になったあては。浴衣姿でお友達と駆け回る姿、神社の風情も相まって、完全に昭和の光景、というか。小さな小さな、いつもは素通りしてしまう神社が、1日だけ、どこか幻想的、まったく違う場所に思える日。帰り道、お友達と歩きながら、先日のあてはお泊まり(途中までだったが)秘話を聞きながら。どこか心細かったのだろう、何度も何度も、「これはお母さんが作ってくれたんだよ。」、そんな言葉を繰り返していた、などなど。だいぶ乱れた浴衣姿、日々成長しつつ、その成長の過程を目の当たりにできること。

風を感じる日、「松風」



 昨日遅くに帰ってきたあては、いつもより小声で、まだどこかぎこちない朝。徐々に徐々にいつもの様子に戻り。
 電車に乗って、来週のキッズ教室に向けて、買い出しなど。ついでにブルーベリー自由研究に向けて、ノート選びなど。と、予定よりスムーズに用事が済んだので、散歩しながら、昭和記念公園へ。午前中はそよそよと風が心地よく、うれしそうに駆けていく姿など。みどりの文化センター館内にて、子どもたちがそれはそれはうれしそうに見つけたのは、「ヤッターマン」に登場する、「ヤッターワン」のオブジェ。ここ最近、もちろんパパからの影響、ヤッターマンブーム、だいぶ落ち着いてきつつも、まだまだヤッターマンソングを2人で口ずさむことも多い日々、一気に2人のテンション上がり。
 午後は、お友達と一緒にビニールプール遊び、そんな光景を眺めつつ、ちょっとした打ち合わせなど。それにしても、本当にこの小さなスペースの中でここまで盛り上がることができるのだ。なんていうか、まじめに遊んでいる、というか。来月からの教室について、どうしようかと思っていたことがクリアになり、ひとまずほっと。
 ということで、来月からの教室ご案内、遅ればせながら、早急にご連絡予定。秋の行楽弁当、今回ぜひ取り入れたい一品、「松風」。アレンジ版として、上にくるみ、アーモンド、カシューナッツなどをトッピングした「ナッツ松風」は何年も前のおせちレシピで登場したことがあったのだが、今回はよりベーシックな「松風」を取り入れようかと。今日は焼き上がり、生地が落ち着いたことろを切り分け、即席のツメをぬり、トッピング数種。教室ではもう少し、トッピングの色味のコントラストを出すことができたらなあ、と。「松風」、表にはけしの実などのせるが、裏にはつけず、裏が寂しい→浦が寂しい、心(うら)が寂しい、海岸の松に風が吹くどこか寂しさを彷彿させる情景を表したもの。和食には、こういう、はっとするような趣ある料理名も多く。「風」を感じる日。

ウルトラマンクッキーと夏休みの想い出



 今日から8月。ここ1週間、どこかずっと意識しながら過ごしてきた様子のあては。今日は、先週泊まりに来てくれた、仲良しのお友達宅への初めてのお泊まりの日。昨夜、ふっと、家族5人みんなが笑顔の絵を何枚も書き始め、「お泊まりしないとだめかなあ。」とちょっとシクシク。まだまだ軟な7歳児。もちろん、ものすごく行きたい気持ちと不安な気持ちが入り混じり。ということで、早めに伺って、泊まれそうなら泊まる、帰りたくなったら帰る、そんな感じで送り出すことに。
 おみやげに作って持っていく?と聞くと、張り切って。久しぶりに登場、子どもたちとウルトラマンクッキー作り。いつもの菜種油ベースの生地で。この生地、なんといっても練らずに、イメージとしては、生地に空気を抱き込むような扱いがポイント。なので、特に一度伸ばした生地を再び伸ばすときに、生地をぎゅぎゅっとしないこと。麺棒で押し伸ばしつつも、どこか強く押し過ぎず、麺棒をそっと押し伸ばす、というか。生地が詰まってしまうと、焼き上がりが一気に固くなり、そして生地の縮みも大きくなってしまうので。
 さて、袋詰めしたクッキーをリュックのポケットに入れて。もともとは、国立駅からバスに1人で乗せて、見送る、そんなイメージだったのだが、そんな昨日だったこともあり、とにかくどこか過敏。明日の着替えも、「一応入れておこうね。」、そんなこちらのフレーズにどこか過敏に反応し。なので、一緒にバスに乗り込み。数個目のバス停で、お迎えに来てくれたお友達の姿。あてはだけが下車し、こちらはバスの中から手を振り。う~ん、表情硬かったわあ。
 一緒に行くのかな?僕は違うのかな?、嬉しそうにリュックを背負って家を出たゆふき。僕は違うんだ、きちんとわかっている姿になんだか胸がキュンとし、あてはと別れる前に、「今からかき氷、食べに行こうか?」、と声をかけ。バスにそのまま乗って、この夏、ようやくの「かきごおり ゆい」さんへ。私の迷いとは裏腹に、すっかり心は決まっていたようで。苺ミルク。丁寧に作られた、果肉たっぷりの自家製シロップとそして手作りならではの優しい練乳。毎年毎年、氷とシロップのバランスといい、氷全体のまとまり具合といい、より進化していくゆいさんの氷。そういえば、ちょうど1年間の今頃も、野球観戦に行くあてはを見送った足で、国立本店でのゆいさんの氷をゆふきと食べに行ったことを想い出し。あっという間に氷はなくなり、最後のおいしいジュースを一気に飲み干し、一言、「もういっこ、たべたい!」。「もう一個、食べちゃおっか!でも、今度はお母さんに選ばせて。」、そんな交渉条件のもと。私が選んだのは、やっぱり、ゆいさんの小豆たっぷりの、「あずきミルク」。2つ目の氷を頬張りながら、うれしい待ち合わせ。そしてうれしいおしゃべりとうれしい刺激を受け。
 夜、下2人を早々と寝かせ、楽しみなソーイング時間、とたくらんでいたところ。行ってしまったら、きっと大丈夫、そんな予想は外れ。あてはからの帰るコール。電話越し、こちらの声に、小さな小さな声で、「うん、うん。」と答える。お友達からの話を聞きながら、楽しいながらも、きっとどこか気が張り続けていた様子。帰宅後、「おとうさんとおかあさんといっしょにねたかった。」と、どこかぎこちなく。まだまだ軟な7歳児。それでも、途中まででもあれこれの初めての経験、ほろ苦さも残る、夏休みの想い出の1つとなったはず。
プロフィール

くにたちの食卓 いづい

Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

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