
午前中からオーブンフル稼働。内祝のサブレを焼き上げ、明後日のキッズ教室に向けて、今日は抹茶を加えた星形サブレを大小合わせて、100枚ほど。と、ああ、ここできちんと気づくべきだった、というか気づかなくてはいけなかったあ。と、詳細は後ほど。
早めの午後、我が家にて、毎年恒例となりつつ、シュトーレン食べ比べなど。最近は本当にいろいろなお菓子屋さんやパン屋さんにこの時期になるとシュトーレンが並ぶようになり。今年は国立周辺メインになんと6種類のシュトーレン。まずはテーブルにずらりと並ぶ眺めを堪能し。そして、6種の皿に付箋を貼り、さっそくの食べ比べなど。備忘録として。エコール辻、モンマルシェ、ゼルコバ、ムッシュイワン、フェルマータ、そしてバンブーの6種。フォルムもそれぞれながら、そのお味もまさにそれぞれ。昼間にみんなでいただいたときの印象と、今、改めて1人食べ比べ中、夜長にじっくり、での印象と。
作り手からのこういうものを作りたい、そんな想いが伝わってくるような。特に印象的だったのは、まずは「エコール辻」、質の良い材料をふんだんに使った、さすがのおいしさは圧巻。特に、リッチな生地のしっとり感。そして、「ゼルコバ」、まずは粉糖などのコーティングなく、焼いたままのシンプルな見た目。そして、ほんのりの甘さとゼルコバならではぎゅぎゅっとおいしさの詰まった生地。キャラウェイがはっとするようなアクセント。そして、やっぱり、かなり私好み、「ムッシュイワン」。正統なおいしいシュトーレンなのでは。
まだまだ、国立周辺で気になりつつ、調達できていないシュトーレン数種。そして、またリピートしたいものも、と今から来年の食べ比べを妄想してみたり。
さて、夕方。あてはを習い事へ送り出し、ゆふきお昼寝中、おんぶほゆきを携えて。キッズ教室に向けて、明日のジンジャーブレッド生地を仕込んでおかなくちゃ。と、バターを取り出して、ぼんやり眺めることしばし。午前の仕込みを終えて、やけにバターが残っているような。「ひゃあ~!!!」、思わず悲鳴。そして、久しぶりに血の気の引く想い。やってしまった。どうしたことか、の分量ミス。こんなこと初めて、というくらい初歩的なミス。ああ、焼き上がった100個もの固いサブレたち。思い返せば、生地を仕込んだ時に、今日は生地が固めだなあ、とぼんやり。ああ、あのときにきちんと気づかなくてはいけなかった。後から思えば、気づかなかったのはなぜ、と本気で思うほど。まだまだ続くか、産後ぼんやり。もうその猶予は切れているか。しばし、撃沈ながらも、時は流れ、子どもたちとの時間も流れ。1度はきちんと沈んで、まだまだ間に合う、とここからは気を取り直し。
1人仕事をしていると、書くにも足らないような1人ドラマがあれこれ。もうすぐのおせち戦線ではうれしい1人ドラマとなるように、本気で念じつつ。

買い物帰り、車窓からの大学通り、いちょうの葉がはらりはらり、地面はすっかりの黄金色に。一気に師走の気分がかき立てられるような。
今日は最後となるはず、ほゆき出産内祝のお菓子作り3回目。といいつつ、あれやこれやしていたら、気づけば作り始めるのが3時過ぎ。ということで、今日はマドレーヌ焼き上げまででひとまず切り上げ、サブレ焼き上げは明日に回すことに。
冬の時期に困ること。日が沈む時間が早いので、自然光の中での写真撮影時間が限られること。夕方にはもう光が足りず、どうしても、イメージしたようには撮れなくなってくる。(光が十分あっても、イメージ通りの撮れないこと、多々、多々、なのだが。)今日も然り。マドレーヌが焼き上がるころにはだいぶ光が少なくなり、何枚撮り重ねても、だめ。そのうち、すっかり諦めモード、適当になると、ますます。そう、適当にとって、いい写真が撮れる試しがない。休日にはありがたくも、我が家のカメラブレーンにすぐ相談できるのはかけがえないのだが。それでも、やっぱりまだまだ撮りたい写真が撮れない想い。そんなこちらの想いとは裏腹に、クーラーの上にはちょこんと2種のマドレーヌが。
明日明後日と、サブレにジンジャーブレッドなど、オーブン稼働の日々。

夕方前の駅前にみんなで散歩しながら、クリスマスプレゼントの下見など。そして、駅前で解散し、買い物帰り、「黄色い鳥器展」へ。昨日から始まった、「寺門広気展」。寺門さんの遊び心溢れる、すてきな器を使っての、1日限定、男子料理ユニット「つむぎや」さんの「あまのじゃくそろいの料理店」へ。
夕ご飯前の時間帯、ちょこっとお茶とスイーツでも、の心積もりが、階段を上がり、3階スペースに足を踏み入れると、途端にカレーのいい香りに誘われて。たまたま同じタイミングで、同じように思い悩むお隣さんにずうずうしくもお声掛けし、カレーをシェアしていただくことに。そんなオーダーにも快く対応していただき、それぞれの器に小ぶりに盛り付けてられたカレーを頬張りながら、おしゃべりなど。
さて、「男前料理」と謳う、その料理とは。まずは、「ピュアな人におすすめのカレーライス」という名の、真っ黒なカレーが目の前に!あまのじゃくな料理、ということで、ピュアを裏切る黒。黒ごまをたっぷり加えたひき肉ベースのカレー。口に運んでみると、辛さはほとんどなく、びっくりするくらいに優しい風味。そしてごまとカレーの相性には驚き。圧力鍋で炊かれた、もっちりとしたごはんとのバランスもよく。食べ進めていくうちに、器の絵柄が顔を出し始め。続いては、「腹黒い人におすすめのデザートスープ」。すてきな六角の器にて。こちらも、腹黒い、を裏切る、真っ白いスープ。そして、白い食材、ということで、しゃりしゃりとした蓮根がふんだんに入ったココナッツスープ。さっぱりとしていて、優しい甘さ。
技術としてのおいしさはもちろん、こんな風に料理にストーリーを持たせるおもしろさと魅力。そして、男性ならではの料理観もとっても新鮮で。カレーをシェアした方とおしゃべりしていると、「お友達ですか?」と尋ねられ、「カレー友達なんです。」、そんなやりとりも楽しく。
小腹もすっかり満たされて、お店を出ると、外はすっかり暗くなり。足早に家路へ。さて、みんなの夕ごはんを作らなくちゃ。

だいぶよくなったものの、寝不足とまだ少々の頭痛もある、とのこと、今日も園をお休みのあてはと、そしてなぜか一緒に1日パジャマ姿で過ごしたゆふき。どことなくいつもよりはスローペースな空気に便乗し、私も今日は欲張らず、のんびり過ごすことに。と、午前中からいつのまにかスヤスヤのほゆきカイロを膝にのせ、ソファでお昼寝など。
昨日仕込んだ「彩なます」。もちろん、おせちの定番なのだが、日々の食卓でも、箸休めにぴったりの一品。定番の大根、にんじんに加え、きゅうり、セロリ、この時期直売所名物、色鮮やかな紅心大根、そしてリンゴを加えた、色鮮やかななます。子どもの頃にはおいしさが理解できなかった「なます」、年を重ねるごとに、その存在にありがたみすら感じるほどに。仕上げにぱらりとあしらうごまの風味が優しいアクセントとなり。「おいしさ」に、ついつい「コク」を求めるなか、まさに引き算の「おいしさ」をじんわり堪能できる一品なのでは。
午前中はごろごろしていたあてはも、昼過ぎには活動が始まり、夕方からはいつもの賑やかな我が家に。ほっとしつつも、あの、いつもより静かな空気がすでに恋しくもあり。

なんだか日にちの感覚がなくなりつつ。3児の母のプチ初試練だったかも。
例年より早め早めに準備を進めておかなくては、と。おせちの乾物買い出しや注文予約などをし。昨日試作で炊いた黒豆も、今日再度火入れをし、ふっくらと漆黒のつや。ようし、ほどよく気合を入れつつ。
と、夜からあてはの歯に激痛が。一晩なんとか明かしたものの、今度は歯痛に加え、歯茎にも痛み、そして、家を出てみると歩けないほどの頭痛。慌てて、ベビーカーのゆふきに話をし、あてははベビーカーに。20kg近い体、もちろんサイズオーバーもオーバー、足を不自然に曲げ。先生に抱えられて診察台へ。どうやら、夏に治療した歯に膿が溜まってしまったようで、処置後、少しずつ頭痛は落ち着いてきたものの、歯茎にも膿が回っているようで、まだまだ痛みは引き切らず。今度は腹痛まで。これは風邪かも、と、歯医者後はあてはを園へ送り、のはずが、3人引き連れて、小児科医へのはしごとなり。へえ~、と思ったのは、こんなとき、今は1番手のかかるゆふきが心なしかたくましく振る舞って。ベビーカー交渉も、「りょうか~い!」とあっさり。さすがに昼近くお腹が空いてしまってからは、パン屋さんまでのパンパンコールが続いたが、一応、土壇場ではその場の空気は読んでくれるようだ。
改めて、平日の子どもたちとの4人生活にて、私がどれほど、あてはを頼りにしているかをしみじみ実感。絶え間なく3人の世話が続き、時には完全に手が回らず。一段落したかと、ふっと部屋の片隅に目を向ければ、オムツ替え途中のまま、完全放置のほゆきなど。
夕方にふと、あてはもゆふきもスヤスヤ。家中が静かすぎて不安になるほど。そして、改めて。私のことを無条件に信頼し、いつもそばにいてくれる子どもたちを、きちんと守ってあげなくちゃ、と。運命共同体の結束が強まる、なんて、きっとこれからはそんなこともいっていられないくらいの試練が来るはず。

いつもの元気なゆふきの姿にほっと。が、一応の病み上がり、外の雨模様を眺めつつ、のんびり過ごす。
昨日仕上げたクリスマスツリーに、届いた姫りんごと一緒に添えられていたカラフルなボタン飾りもオーナメント風にひもをつけ、飾り。1階教室の天井にも、ようやく、秋冬用の落ち葉モビールを飾り、ひとまずの冬支度が終わり。って、やりたいところだけ。大掃除も少しずつ始めなくてはならないのだが・・・。
キッチンからは黒豆を炊く香り。毎年、甘さの確認とどこかしらおせち戦線への願掛けにも近いような、おせち作りが始まる前に、ちょっとした恒例仕事の1つのなりつつ。黒豆を炊いていると、いつも、なんというか、時が止まっているような、いつもとは違った時間が流れているような、ちょっと独特の気分になる。そして、この、黒豆の甘い、優しい香り。
黒豆を炊きながら、ついついの粉いじりなど。先日食べた、「キイニョン」のシリアルバーをヒントに、ネーミングは思いつきなのだが、ひとまずは「グラノーラスティック」と。お菓子販売でもリクエストを多くいただく1つ、「グラノーラ」。今日はいつものグラノーラベースをいつもの菜種油を使ったクッキー生地でまとめ、スティック状に。今日は試しにしっかりと焼き上げて、生地全体がざくざくとした食感に。この、例えばすぐにレシピに仕上げなくてはならない、とか、次回、販売するお菓子の1つに、とか、そういうプレッシャーなしの、気まぐれ試作は私にとって、手近ながらも、かけがえのないリフレッシュとなり。

大磯カフェ「アピッククリオス」のメニュー試作を、月1よりもややペースダウンしつつも、再開させていただくことに。ということで、久々の1階キッチンでの仕事に前日からどこか気が張りつつ。
柳田さんの到着を待ちながら、大まかな仕込みは進めておく。そして、到着前に昨日仕込んだテリーヌを切り分け、その切り口ににんまり。
柳田さん到着。数か月ぶりの再会、そして、話し込むことしばし。毎日、現場で食と、そしてお客さまと向き合っているその姿は本当にまぶしいほど。そして、子育て時代を経て、今を過ごしているからこそ、の含蓄ある言葉あれこれ。話し込みだすと止まらず。さすがに、「そろそろ始めましょうか。」、と。
今回のテーマは「フォルムを意識したクリスマス料理」、ということで、テリーヌ型にグラタン皿、そしてセルクルなどを駆使して。角がピンとした料理の美しさ、というか。いつもながら、テリーヌのあっぱれ度には感服。見た目の華やかさと遊び心、そしてそれに十分見合った、もしくはそれ以上のおいしさ。フィリングを型に詰めるときに、切り口のイメージをお忘れなく。特に、今日の一品、「季節野菜のテリーヌ ムサカ風」、ひき肉ベースのテリーヌ生地と下処理した野菜、チーズ、を交互に重ねていくので、重ねる厚さや色合い、そして味の相性などをまずはイメージしながら詰めていく。とはいっても、最終的には焼き上げたものをしっかりと冷まし、切り分けてからの出来栄え判定となるのだが。特に今回はフィリングの野菜がどうしても、ひき肉生地と分離しがち、という難点をチーズとそれから野菜に少々の片栗粉をまぶすことにして対処。
今日はテーブルに皿をずらり並べたところで、柳田さんに試食をしていただき、私はエプロン姿のまま、お友達シッターさんのもとへ、ゆふきを迎えに。実は昼過ぎに体調不良、との連絡あり。
ひとまず今日の仕事は無事終え。いつもよりだいぶおとなしいゆふきの様子を見つつ、片づけなど。改めて、お互いに運命共同体であることをしみじみ。そして、この冬もなんとか運命共同体として、乗り切りたいところ。
結局は12月に入ってしまったのだが、今日、ようやくのクリスマスツリー完成。毎年恒例、先日つけた松ぼっくりに加え、届いた姫りんごを吊るし、袋詰めしたジンジャーブレッドを吊るし。昼からほとんどなにも口にしていなかったゆふきが、クッキーを食べたい、と。1枚をいつもよりゆっくり口に運び。明日は元気になっていますように。

第2回「kunitachiゆる市」へ。国立市周辺の作り手さんや店主さんたちが集まる、とっても楽しい市。お友達の運転にずうずうしく便乗し、久しぶりのおしゃべりも楽しみながら。
まずは「くろねこ軒」にてお菓子を調達し。初めて見かけた「じゃがいもクッキー」、甘みはなく、優しい塩味の効いたソルトクッキー。その風味といい、食感といい、おもしろく、ついつい手が止まらなくなるおいしさ。今回は出店数が前回よりだいぶ増え、会場は前回に比べ、だいぶ来づらい場所ながら、次から次へと人の流れ。それぞれに魅力のあるお店がこうやって集まる集客力たるや。
「神山農園」にて、明日の試作に使えそうな、黄色いにんじん、それかポロねぎなどを買い、「will cafe」にて焼き菓子と一緒にスパイスミルクティーを注文し、市の片隅に並べられた椅子にて、お茶を飲みながら、しばしおしゃべりなど。今はこうやって、ふらりと出向いて、そこで束の間ながらゆったりと過ごすことができるのが、私にとっては上々の気分転換となり。帰り道、近くの公園にてドッヂボール特訓中の我が家の3人の様子をのぞきに。
明日は久しぶりの大磯試作の日。まだまだぼんやり思考(毎度、産後の一時的なもの、と信じているのだが)が続く私にとって、数か月ぶりの本格仕事、前日からどこかそわそわ。午後はせっせと仕込みなど。今回のテーマは、「フォルムを意識したクリスマスメニュー」、ということで、まずはテリーヌ数種をオーブンへ。それから、「季節野菜のセルクル仕立て カレー風味」を仕込む。本来はこちらもテリーヌ型に仕込むのだが、今回は少量をセルクルに詰めて。季節野菜、今日はかぼちゃ、さつまいも、ブロッコリー、なす、パプリカなど。小さくカットした野菜をほどよくくたくたっとするくらいに炒め煮し、塩と少々のカレーパウダーで味をととのえ、それを型に詰めていく。ほどよくくたくた、がポイント。そうすることによって、テリーヌ型にしても、セルクル型にしても、角の美しいフォルムとなり。特にパプリカは弱火で長く、じっくりと加熱することによって、うまみとコク、甘みが増し、他の食材との相性もぐぐっと増す印象。ほんのりカレーの風味のきいたこっくりとしたおいしさに、しょうがを効かせたマヨネーズソースを添えて。
一気に走りゆく師走が始まり。こういうときだからこそ、1日1日をていねいに過ごしていきたいなあ、と。

今日はだんなさんの誕生日。といいつつ、午前中ふらりと、近くの幼稚園でのハンドメイドマーケットへ。いつもながら、みなさんのすてきな手仕事にうっとり。チャイを飲みながら、久しぶりに会ったお友達も交えての、おしゃべりなど。、と、外を眺めると、ざざーと雨が降ったかと思うと、今度は木枯らしに落ち葉が踊るように舞う姿など。
駅近くのパーキングで待ち合わせをし、焼肉亭「いなみ」へ。今日はお肉大好きなだんなさんの誕生日。といいつつ、ここ最近、一気に食べ盛りに突入してきたあてはが、ハイペースにお肉を消費。
今日はだんなさんの誕生日、といいつつ、靴屋さんへ。子どもたちのお揃いの靴を注文しに。
夕方のキッチンにて。ロールケーキ。巻くところはサポートしたものの、あとはほとんどあては1人で。クリームはラフ塗りでもそれなりに雰囲気が出るのがいいところ。仕上がったロールケーキを1階キッチンの冷蔵庫にしまってくる間に、残りのホイップクリームがほとんどなくなっていた。
ここ何年もこの日のメニューの定番は「カルボナーラとハンバーグ」。もちろんリクエストのもと。今日のハンバーグ、以前、お友達からヒントをもらい、練り込んだ生地をフライパンにそのまま広げ、大きな大きなハンバーグを焼くことに。これが想像以上に大好評、かつ上等な仕上がりに。特に周りがしっかりと固められ、「中身」の部分が通常のハンバーグよりもずっと多いので、とにかくジューシー。これから、お肉消費量間違いなく増加傾向の我が家では定番になりそう。
今日はだんなさんの誕生日、といいつつも、もちろんケーキのろうそくを吹き消す子どもたち。そして、模造紙サイズのメッセージカード。だんなさんの誕生日、といいつつ、ケーキのほとんどは子どもたちとついでに私が頬張り。横では、今までに見たことのないほどによだれいっぱいのほゆき。