fc2ブログ

「ケーク・サレ」の切り口



 今日は、「ケーク・サレ」を焼く。一時期、憑りつかれたように、あれこれ作り試し、昨年初めて、我がおせちの1品として登場。ドライトマトのアクセントにチーズやベーコンの風味とコク、そして塩味を効かせた生地がちょっとしたおつまみ感覚にもぴったり。私自身、大好きな1品。いつもはドライトマトと一緒にアクセントの1つとしてオリーブも加えるのだが。先日、子どもたちにも食べやすいように、とオリーブなしで焼いてみたところ、なんとなくこちらの方が整うような感覚。そんな確認も含めて。
 さて、そろそろご案内をしなくては、と毎日毎日思いつつ、なかなか最終的な心積もりが決まらず。2013年のおせちについて。すでにありがたくもお声がけいただき、おせちのご注文をお受けすることは決めているのだが、今の私が、実際に何品をどのくらいの数、お受けできるのか、その的確な見極めと、よおし、という勇気、というか。大げさでなく、「おせち」は私にとって、毎年毎年、1年の大切なしめくくりであり、また、その1年の自分の料理を振り返り、確認する機会。少しずつ少しずつ形となってきた、「販売」という仕事の原点でもあり。そして、ありがたくも、毎年の私のおせちを楽しみにしてくださる方々がいて。焼きあがった「ケーク・サレ」の切り口を眺めながら、しばし想うこと。心して、近日中におせちのご案内予定。
 ドライトマト、オリーブ再び。明日はほゆきの「お食い初め」。尾頭付きの鯛塩焼きよりもずっと、ずっとおいしい「真鯛のアクアパッツァ」は我が家でのお食い初めはもちろん、お祝い事での定番メニュー。今日のうちにドライトマト、オリーブ、アンチョビをみじん切りにし、ケイパーも一緒にして。

改めて 内祝 ほゆき



 2回目、内祝のお菓子作り。今日は仕込む単位がちょうどよかったのか、ほぼすべて思い通りの仕上がりに。我がお菓子の定番の1つ、季節のマドレーヌ。生地を型に流し、重さのないトッピング(アラザンやかぼちゃの種、ごまなど)をトッピングし、オーブンへ。生地がほどよく膨らみつつ、まだやわらかさのあるうちに1度取り出し、手際よく、重さのあるトッピング(ドライフルーツやナッツなど)をのせるのだが、このタイミングの見極めが重要。早いとトッピングが生地に沈んでしまうし、遅いと表面の生地にしっかりと火が通り、トッピングがつかなくなってしまう。時間、というよりも、オーブンの段位置や個数によって、そのときそのときの見極めが必要なので、何十回と作っているものにも関わらず、毎回緊張する瞬間。そして、ほどよいタイミングでの作業ができると、まるで、マドレーヌの表情を描くように美人な仕上がりに。今日もまずまずの美貌となったのでは。ほどなく、テーブルの上にはサブレとマドレーヌが整然と並び。レンズ越しの眺めになんとも心地よい充実感。
 今日は何度となく、駅前と自宅とを行ったり来たり、の1日。大学通り沿いのベンチにてゆふきとおにぎりランチを済ませ、その足で「国立コーヒーロースター」さんにお願いしていたコーヒーを取りに行き。帰宅後、ひとまず、今日発送分とお渡し分のラッピングを済ませ、「北欧、暮らしの道具店」さんへ。事前に内祝の相談をさせていただいたところ、器とコーヒーとお菓子との詰め合わせを了承いただき。その場でそれぞれを大まかに詰めてもらい、思い通りの箱の中の眺めに思わずにんまり。柔軟にそしてとっても丁寧に対応していただいて、ありがたかったこと。
 お手渡ししたときに、目の前で喜んでもらえること。仕事の時ももちろん同じなのだが、やっぱり、私の励みとなる瞬間。そして、我が内祝をこうやって、私らしく楽しみながら、作り上げることができたこと。「内祝 ほゆき」、さて、今日でちょうど3か月半になる、当の本人は。至って静かに穏やかなのは相変わらず。バウンサーにゆらりゆらり揺れながら、目が合うと片頬にえくぼを見せながら、ほほえみ。そばでの上の2人の大はしゃぎ声などなんのその、そこには境目がみえるのでは、と思うほどに別の空気が流れ、私もむりやりその空気の中に便乗するのだ。

ベビー大集合とテリーヌ



 我が家にベビー大集合。あてはの園つながり、こうやって、下の子共々同級生、という心強さ。それも、揃って同じ産院での出産、ということで、ますます。もうすぐ4か月、3か月のほゆき、そして、まだまだ1か月、と小さいながらにも、それぞれの月例ならではの動きというか。1か月の頃がまだ首も座らないくにゃくにゃとした姿がすでに懐かしく思えたり。それにしても、赤ちゃんが3人もいる部屋の空気は、明らかになんとも優しい空気が流れ。
 今日は午前中にゆふきと散歩しながら調達してきた「バンブー」のパンをずらり。そして、いつもの野菜スープに、試作で作ったテリーヌを前菜に。ベビー付き、どうしてもフォーク使いなど不便になることも多々、こういう時にはスライスしたテリーヌを4カットぐらいにカットし、元の形の戻して、お皿の上へ。楊枝で気軽に片手でパクリ。
 明日の仕込みに向けて、作り置きしておいたサブレ生地をカットし、天板に並べる。この状態でラップをかけて冷蔵庫へ。枚数が多いときにはここまで仕込んでおくだけでずいぶん違う。ふと振り返れば、1年前のちょうど今頃から、月に1度ペースでの「販売」という仕事が本格的に始まり。あれから1年かあ。ここしばらく、ありがたいお声掛けをいくつか。本当なら、すぐにでも、「ぜひやりましょう!」と手を挙げたいところ、今の私の現状ではやっぱり難しく。今の私が、今の私だからできることを模索中、の日々。

ジンジャーブレッドマン ミニサイズ



 ふらっと吉祥寺へ。まずはクリスマスレシピに向けてのリサーチも兼ねて、デリ巡り。街もそして、商品もすっかりのクリスマス色。最近お気に入り、「ローズベーカリー」にて、スイーツテリーヌのヒントに、スライスで量り売りされるパウンドケーキを何種類か。オリーブ油を使ったもの、コリアンダーやターメリックなどのスパイス使い、などなど、いつもながら、興味深く。
 久しぶり、井の頭公園近く、「キッチンマスター」へ。かなり品揃えよい、製菓材料の店。入口入ってすぐ、クッキー型がずらりずらり、はいつもながら思わず大人買いしたくなる衝動。今日はこちらもクリスマスに向けての探し物。あった、あった、手持ちのジンジャーブレッドマンよりもさらに小さいサイズを調達。
 そのままゆふきとお散歩しながら、秋色深まる井の頭公園へ。ところどころはすっかりの紅葉の眺め。池のふちのベンチにて、リンデのパンを頬張りながらの日向ぼっこ、今日は日差しが熱いくらい。何度、おじいさんたちから、「ぼく、池に落っこちないように。」と声をかけられたことか。ほゆきが生まれて間もないころは、我が家から徒歩5分かからない駅までも歩くゆふきを連れて、はちょっとした遠出のようだった。が、時が流れ、少しずつ、子どもたちを連れて、の形が変わっていく。ほゆきを抱っこしながら、ベビーカーを押しながら、歩くゆふきを追いつつ。それぞれにお互いがどうにか帳尻合うようになっているような。そのうち今度はほゆきの抱っこ重量オーバー、となるのだろう。
 夕方の公園にて、打ち合わせなど。形がみえてきたものと、みえそうで、でもまだぼんやりなものと。それでも、少しずつ前に進んでいる実感。そして、改めて、自分の仕事とは、自分の料理とは、そんなこともふと見直す機会となり。そろそろ帰り際になったころ、仲よく2人並んでの砂場姿など。
 

保育参観とボローニャ風



 あてはの、年長さん最後(たぶん)の保育参観へ。今日はじっくり参観したい、ということで、久しぶりにゆふきをシッターさんにお願いし、大急ぎで園へ向かい。
 年長ともなると、すっかり落ち着きある子どもたち。そして、もうすぐ小学生になるべく、もう園の椅子は小さいよね、そんな光景。まずは製作。クリスマスに向けての工作など。速さで勝負、多少の雑さはご愛嬌、のあてはも以前に比べれば、だいぶ作業が繊細になった印象。のりも以前のようにつけすぎ!立体的になってるでしょ!、と思わず隣に寄り、ささやく必要もなく。
 今度は体育の時間。まずは準備体操。子どもたちはもちろん、体育の先生、いつも以上にいい感じにテンション高く、そんな空気に子どもたちはさらに盛り上がり。前回り、後ろ回りを眺め。続いて、ドッチボール。試合スタート時には調子よくボールを投げたのだが、あれ?途中からは完全にはしっこが定位置に。確かにボウルは不慣れ、だとは思っていたのだが。「ドッチボールの強い男の子はかっこいい」、そんな小学生の頃の記憶は今もそのまま。あてはよ、ボールを取りにいってくれ~、勝手な母の想いなど。
 最後は自由時間となり、粘土を持ち出し。出来上がったものはガンダムとメロンパンという組み合わせ。そして、メロンパンは形を変え、ホットドックになる、と手を動かしながらの解説など。と、思えば、いつの間にか、教室の靴箱片隅に数人でじゃれ合いながら、そんな光景はなんだか小学校の頃の休み時間を思い出すような。改めて、3年間ここで、それはそれは楽しい日々を過ごし、そしていつの間にかすっかり成長した我が子の姿の余韻に浸りながらの帰り道。
 今日は久しぶりにシッターさんの彼女と我が家でランチをしながらのおしゃべりなど。小学校事情を耳にしながら、春からは我が子共々、新しいこと、新しい生活が始まるのだなあ、と。
 懲りずにテリーヌ仕込み。「季節野菜のボローニャ風」。冷蔵庫にある季節野菜、今日はなす、かぼちゃなどをホールトマトを加え、さっと炒め煮、ラタトゥイユ風にし、生地に加える。ポイントは仕上げに加えるケチャップと中濃ソース。ホールトマトベースのどこかぼんやりしたところを主張しすぎず、きゅきゅきゅっとまとめてくれる隠し味。いつものテリーヌとはまた違ったコクがあり、余熱のあるほのあたたかいところをいただいてもおいしそう。焼き上がったテリーヌに重石をし、あてはをスイミングへ送り出し。今日は今週末に整える内祝ギフトのオーダーのはしごなど。お店の方にもいろいろお手間を取っていただき、無事、イメージ通りの形に仕上がりそうで一安心。

深まる秋色サブレ



 今日は朝からサブレ生地を仕込む。今週後半に仕込み予定、内祝スイーツ、第2弾に向けて。分量は前回より多く、いつもの月一での販売のときと同じ。やはり。感覚、若干鈍り。そして、ほんの少しの気のゆるみが、ああ、結果に顕れる、など。それでも、「季節のサブレ5種(秋)」、仕込んだ生地がずらりと並ぶ光景は、すっかり深まる秋色なり。今日は仕込んだ生地を1本ずつラップで包装し、冷凍庫へ。
 最近は、動き盛りのゆふきとの散歩がほぼ日課となり。だいぶ、抱っこほゆき+小走りゆふき、のセットにも慣れてきた日々。それにしても、どうして、「歩く」のではなく、「小走り」なのか。この、「小走り」、当時のあてはより明らかに高速なので、私も、そして道連れのほゆきもたいへんなのだ。今日は散歩しながら、紀伊国屋までの数店舗、有意義な「ビスケットリサーチ」など。あちらこちらとよく歩いたこともあり、午後の昼寝は靴を脱ぐ間もなく、一騒ぎのあと、泣きながら大あくびを繰り返し、そのまま玄関にて。
 今日もテリーヌ談義など。「ショートパスタのテリーヌ」。ベーシックなテリーヌ生地、今日は鶏ひき肉を使って。それからお好みのショートパスタ。今日はフジッリ(細長く、らせん状のショートパスタ」を使ったのだが、ペンネなどもおすすめ。型にテリーヌ生地を詰めつつ、合間合間にゆでたショートパスタを詰めていく、というもの。ひき肉ベースのテリーヌ、とにかくのポイントは「生地をよく練ること」。先日も、「焼いた後、肉汁がたくさん出てきて・・・」との声があったのだが、たぶん、練り不足。手先でくちゃくちゃ、ではなく、手で生地を「撹拌」するような感覚。実はかなりの重労働。手先よりも、腕がだいぶ痛くなり、つらくなり、休み休みでなくと続けられなくくらい、これもちょっとした目安なのでは。そして、その頃には生地全体が白っぽくなり、ボウルの周りには肉の脂がしっかりとつき。こうすることによって、加熱しても、生地の中に水分が閉じ込められ、よりジューシーな仕上がりに。ひき肉料理全般にいえること。そして、テリーヌの醍醐味、カットした切り口は、その日その時限定の表情。今日は自由気ままな印象。

天下市の片隅で



 天下市へ。まさに国立の街はお祭り一色に賑わい。平日である、天下市初日を知っていると、とにかくその人の多さ、そしてなにかを買うにもしばし待つのは当たり前、が、なんだかしんどくも感じられてみたり。それでも、なんとかランチを調達し(が、ちょっと、いや?だいぶ、足りなかったようで反省)。やっぱり好きなものは好き!、ついついの、ベッカライしゅんたのパンにやっぱりおいしい!、ノイフランクのスモークチキン、それから韓国風海苔巻や春巻きなど。
 大学通りをだいぶ先に進み、通り沿いの緑地の木陰にシートを広げ。久々の大集合、みんなでいただきます!天下市のわいわい、をやや離れた、ほどよくしっとりと落ち着いた空気が心地よく。そして、ふと気づけば、シートの上、みんなのサークルど真ん中に腰掛けるあては。移動を促し。そのうち、緑地の中を駆けていっては、また駆けてくる子どもたち。とにかく楽しそう。と、思えばこちらでは、そのうち、赤ら顔で早々と出来上がり、本気の昼寝姿など。寝起きに、「危うく、寝てしまうところだったよ」って、寝てましたから。シートの上にごろり寝そべったほゆきのそばに落ち葉がはらり、はらり。ついでに駆けてくる子どもたちの靴についた土が容赦なく、急げ、避難、避難。そんな光景を眺めながら、おしゃべりなど。天下一の片隅で、ゆったりと過ごす午後。

ふらり石田倉庫へ



 入間の航空ショーへ向かう我が家の3人を送り出し。家の片づけを済ませ、今日は「石田倉庫のアートな2日間」へ。立川の倉庫街にある石田倉庫にはさまざまな作家さんの工房やアトリエが集まり。年に1度、その工房やアトリエを覗くことができる楽しいイベント。
 毎年毎年、思わず魅入ってしまうのは、家具工房「木とり」さんの工房。蔦の絡まる入口を入ると、そこはまさに「用の美」。使い込まれた工具や用具が壁面にずらりと並ぶ眺め。職人一色の中にところどころの遊び心も楽しく。アトリエ探訪の楽しさといったら。
 それからお目当ての「くろねこ軒」スイーツを調達し、「ラマパゴス」のカレーで早めのランチなど。アジアンテイストのジャッキーカレーなるものとインド風チキンカレーのハーフ&ハーフ。どちらもそれぞれのスパイスの香り豊か、そしてうれしい辛さ。粒マスタードのぷちぷちとした食感が思いがけず新鮮で。今は子どもたちとの生活、なかなかここまでスパイシー&辛さのあるカレーを作ることはできない日々、体が喜ぶ実感。
 来週に向けての、お菓子材料調達を済ませ、国立へ。帰り道の散歩がてら、お友達に教えてもらって、「匙屋」さんへ立ち寄り。手作りの「箒」の展示など。箒を作る、だけでなく、ほうきぐさを育てるところから手をかけている、その工程には驚き。
 みんなが帰ってくる前に、どうしてもやっておきたいこと、ようやくの衣替え。と、その前に、ゆっくりコーヒーを淹れ、くろねこスイーツをいただくことに。口に頬張りながら、何度、「おいしい」と声に出したかわからない。特に、「レモンマフィン」には少なくとも5回は声が出たはず。生地のしっとりしつつ、ふんわりとした感じといい、ポピーシードの口当たりの心地よさ、レモンの酸味の効いたアイシングといい、その完成度の高さには尊敬の念。ああ、本当においしかった、とやや余韻に浸り過ぎ、衣替え、今日は子どもたちの分まででのタイムリミット。
 たくさんの丁寧な手仕事とそういうものが生まれ出る場所を覗くことができた1日。

テリーヌ構想



 ゆふきの体操教室前に材料の下準備をし。楽しさがわかり、ようやく教室にも馴染み始めたゆふきにこちらも一安心。楽しそう、と思ったらすぐにその場に飛び込むあてはとはまた違って、まずは偵察から始まるゆふき。ある意味、その場全体が見えている、ということでもあるのかもしれない。
 今月の大磯レシピは「クリスマスメニュー」を意識しつつ、「テリーヌ」を特集してみようかと。「テリーヌ」と一言で言っても、さまざま。語彙としては、長方形や楕円形のテリーヌ型を使って、加熱したり、冷やし固めて作った料理のこと。肉を使ったもの、魚介を使ったもの、野菜をゼラチンで固めたもの、そしてチョコレートなどを使ったスイーツ、などなどなど。
 今日は、久しぶりに原点に帰るべく?、ここ5年以上、私のおせちの定番でもある「鶏肉とチーズのテリーヌ ジェノベーゼの香り」を仕込む。何度かフィリングや材料の分量を改め、今のレシピにたどり着いたのだが、今回は改めるべきかどうか思案していることもあり。
 それにしても、この「テリーヌ」のよさは、おいしさはもちろん、手間以上の華やかさ、演出力、というか。そう、手間をはるかに越えた華やかさと演出力。ポイントは、具材を型に詰めるときに、かなり押し気味に、特に型の端まで押し詰めるようにすると、きりりとした仕上がりに。そして、もう1つ、焼き上がりをしっかりとプレスすること。テリーヌの醍醐味、切り口の表情のおもしろさ。
 さて、今日から3日間、国立の街がお祭り一色となる。毎年恒例の「天下市」と「一橋祭」。1日目の今日は、夕方前、子どもたちと一緒に。まずは、お目当て、ノイフランクの「スモークチキン」!を調達し、ベッカライしゅんたのパンやしゅんかしゅんかの野菜を買い。毎年、子どもたちが楽しみにしているのが、構内の「こども企画」。今年は機関車を模った「巨大アート」。中を潜り抜けると、やけにすべりのよい、すべり台。もちろんすべて学生さんたちの手作り。そのうち、中でスタンバイする学生の男の子が鬼ごっこに付き合ってくれて。汗をかきながら、夢中になって追いかけているあてはたち。それはそれは楽しそうに。国立のお祭りは明日明後日と続く。

今年もキウイ狩りへ



 入園手続きで園お休みのあては。お友達と待ち合わせをして、今日は毎年この時期恒例のキウイ狩りへ。
 国立の閑静な住宅街の中に突然広がるキウイ畑。今年も、それはそれはたわわに実る光景。そして、ふと、ここへ来た1年前、2年前、3年前、が瞬間にフラッシュバックするおもしろさ。昨年はなんとなく、だったゆふきも今年はもちろん参戦。そして、すっかり知った顔のあては、ものすごいスピードでキウイをもぎ始め。気づけばかごにかなりの数、あっ、もうそれで十分、と諭し。キウイジャムののったクラッカーとお茶をいただき。この、ふらり歩いてきたのに、どこかとっても遠くへ来たような錯覚がなんとも。キウイ狩りの唯一の難点、採ったキウイはすぐには食べられないこと。10日ほどの追熟を要す。キウイ大好きの我が子たち、しばしのお預けに。
 お散歩しながら、一橋へ向かい、グランド脇にてみんなで早めのお昼ごはん。そして、すぐに駆けていく子どもたち。ふと、何してるのかな、と覗きに行くと、池の脇にて、棒を両手ですり回し、「火おこし」風。そのあとは飛行機作り、などなど、とにかく楽しそうに過ごしている姿。明日からの一橋祭に向けて、学生さんたちがあっちでもこっちでも楽しそうに準備している姿。図書館近くの池はいつもと違った風景。そう、この数日間限定、水が抜かれ。いつもの池の底を探険する子どもたち。私が大学生の頃、一橋のサークルに入っていた友人に連れられて、この池の脇のベンチで「レ・アントルメ国立」のシュークリームを頬張りながら。一橋祭の時には毎年、この池に飛び込む人が続出するので、前もって、水を抜くのだ、と教えてもらった記憶。いつも思うのだが、あの時には自分がその後、ここが何度となく訪れる場所になるなんて、夢にも思わなかったなあ、と。
 ベンチにてひなたぼっこしながら、いつのまにか楽しい、そして有意義な打ち合わせとなり。うわあ、楽しそう!、おもしろそう!、あまりにぼんやりの興奮から少しずつ、少しずつ、具体化していく過程のおもしろさ。
 最近はなかなか本屋さんでじっくり選ぶこともできないので、アマゾンでぽちっと買い、心待ちにしていたレシピ本が届き。今年も残り2ヶ月。心地よい気合が入る11月初日となり。
プロフィール

くにたちの食卓 いづい

Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
このブログをリンクに追加する
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR