fc2ブログ

展開の楽しみ



 おせち材料の下見をし、来年のスケジュール帳リフィルなどを買ったら、気分はすっかり、クリスマスを通り越し、年末モードに。慌てて、気を取り戻し。買い出し帰りに立ち寄った「キイニョン」、会計を済ませたところで目に入ったのが、オリジナルのシリアルバーあれこれ。何種類も展開され。作る目線として、楽しいかも~、と。
 ぱぱっとお昼ごはんを済ませ。我が家からほんの数分歩いたところなのだが、久しぶりのお友達宅へ。木々に囲まれた、広々としたデッキからは優しい鳥のさえずりが聴こえ。カルダモンの効いたチャイを淹れてもらい、おしゃべりなど。ありがたい気分転換。
 今日もクリスマス試作は「ライスバーガーピンチョス」。ほのあたたかいごはんに少々の塩と片栗粉を加え、さっと混ぜ。今日はセルクルで軽く型抜きをし、フライパンでさっと焼き。シンプルなフィリングでもおいしく、楽しめる1品なのでは。今日は生ハムにスモークサーモンに、焼いた鶏むね肉など。ミニライスバーガーと一緒に、マナリッコのバゲットをスライスし。パンとごはんが両方あると、なんとなくうれしい。フィリングについては、味付けも含め、、限りなく展開が広がりそう。
 と、あれこれやっていると。届いた、届いた!毎年この時期の恒例となりつつ。教室の生徒さんでお花屋さんの彼女から。毎年注文させてもらっている姫りんご。箱を開けた瞬間に、ふわあ、と優しいりんごの香りと一緒に、今年はスターアニスの香りも。そのりんごとの香りの相性はしばし完全に酔いしれるほど。そして、りんごはもちろん、毎年楽しみなのがりんご周りのデコレーション。毎年毎年、まったく違う展開なのがとにかく楽しみで。今年は、ゴールドの染められたスターアニスと一緒にカラフルなボタンがたくさん飾られ。見ているだけで思わず心弾む。姫りんごは我が家のクリスマスツリーとリースに飾るのだが、我が家も今年はほんの少しポップなクリスマスイメージにしてみようかな、など。早くクリスマスツリーを出さなくては。

プチリラックスデーと称し



髪を切りたくて切りたくて、うずうずしていた日々。まだまだねんねのほゆきを同行し、今日はプチリラックスデー。産後、ようやく、「ぱいんゆ」さんへ。髪を切ってもらうのはもちろん、ゆったりと心落ち着く空間にて、ほどよいおしゃべりができるのもありがたいこと。美容師と料理、まったく違う業界ながらも、通づる想いあれこれ。どこか、「同志」のような感覚すら。髪も心もふわあと軽くなる帰り道。
 大学通りのいちょうもここ数日で一気に色づき、すっかりの秋色に。そして今日の空気はすっかりの冬を思わせるような。そんな紅葉の眺めを絶景のスポットから堪能すべく。大学通り沿い、ビルの2階にある、ベトナム料理「桜サイゴン」へ。上質の木材をふんだんに使った、すてきな店内、カウンター越しから眺める外の風景、それだけで試みたされるような。
 プチ・ランチコースをいただく。前菜盛り合わせの、シンプルななますが優しい味わい、そしてどれもとても整っていて。メインは、「今日は私の都合で4種類のうちの2種類です。」、1人でキッチンを切り盛りするベトナム出身の彼女、そのキュートな雰囲気でさらりという言葉にはまったくの違和感がなく。おしゃべりするのは今日が初めてだったのだが、実は同じ幼稚園つながりのご近所さん。
 メインは「ブン・チャー・ゾー(春巻きのせビーフン)。さっとゆがいたビーフンを揚げ春巻きやレタス、大葉、ミントなど野菜と一緒にさっと和えながらいただく、というもの。さわやかな甘みと酸味の効いたたれも一緒に絡めて。ビーフンのこういう楽しみ方は初めて。そして、その優しいおいしさ。どの料理も、地元のおいしさを大切にしながらも、日本人の口に合うように優しく整えた、澄んだお味。「自分の国の料理でも、まだまだやってみないとわからないことがたくさん。」と。料理が大好きなことはもちろん、料理に対する、確固たる、それでいて優しい想いが伝わってくる。まだまだ小さなお子さんも抱えながら、こうやってきちんと、そしてとっても愛らしくお仕事されてい姿。と、おいしいデザートをいただいると、実はすっかりの常連さんだったようで、国立で楽しい活動をされている知り合いとばったり。こちらも、思いがけず束の間のおしゃべりができ、気づけば、たいへん、我がタイムリミット!と慌てて。まずはゆふきを迎えに行き、ほどなくあてはが帰ってきて。あっという間にいつもの日々に戻る瞬間、というか。さあ、家まで追いかけっこだ!

初めての「審査員」



 パジャマ姿のままのみんなに見送られ。今日は、東京経済大学主催、国分寺が後援するイベント、「国分寺野菜を使ったレシピコンテスト N-1グランプリ」へ。今回は審査員の1人として、参加させていただくことに。
 会場となるファーマーズ・マーケット、2階の審査員控室にて、お顔合わせなど。食育・野菜コーディネーターの方、畑のある料理教室を主催する旬菜料理家の方、西洋料理教室を主催する方など、日々すてきな活動をされている、魅力的な方々とご一緒に。さて、コンテストがスタート。優しい光が差し込む、清潔感溢れるキッチンにて、予選を通過された方々の調理が一斉に始まる。事前にいただいたレシピと照らし合わせながら、工程をじっくり拝見させていただき、ときに質問もさせていただきながら。料理を作るもの楽しいが、こうやって、料理が出来上がっていく過程をじっくりとみる楽しさ。そして、それぞれの料理のそれぞれの魅力と、そして作る方からの想いが伝わってくるような。
 すべての料理が完成し、審査室にての試食、そして、最優秀賞、優秀賞が決まり。みなさんの意見はほぼ一致。まず印象的だった最優秀賞は「ごちそう野菜椀」。ピーナッツかぼちゃという、その名の通り、ピーナッツのようなフォルムの、珍しい国分寺野菜を使った「すり流し椀」。かぼちゃの鮮やかなオレンジ色に、これまた色鮮やかな季節野菜がふんだんに使われた、見た目もおいしさも完成度の高い1品。そして、優秀賞の1品、「国分寺野菜のシフォンケーキ」、甘みのないシフォン生地にサツマイモ、パプリカなどの角切り野菜がフィリングに。その生地の整ったお味には感激。そして、もう1品の優秀賞、「里芋とひき肉のグラタン」、シンプルながら想像以上のおいしさ。「子どもが大好きな1品なんです。」、忙しい日々の中でのママのお子様への想いが伝わってくるような。
 「審査員」という初めての仕事、いつもとは違った緊張感を感じながらも、心から楽しい時間を過ごさせていただき。そして、参加者の方々、審査員の方々、日々、「食」と向き合う方々といろいろお話できたことは本当に有意義で。コンテストが無事終了し。帰り際、すてきな屋上庭園を案内していただき、直売所で野菜やお値打ち品、東京エックスの切り落としなどを買って、の帰り道。
 玄関を開けると、「おかえり~!」、うれしい声、というよりも叫び声。今回のお声掛けをいただいたときには、まだほゆきは生まれる前だった。まだまだ3か月のほゆきも含め、3人の子守りを快く引き受けてくれて、今朝も寝ぼけ眼で送り出してくれただんなさんに、そして運命共同体として協力してくれている子どもたちに、感謝して。1日では消化しきれないほどのありがたい刺激をたくさん。しばし、時間をかけて、新たな活力となるはず。うれしいお声掛けをくれた東京経済大学、福士正博ゼミナールの学生さんたちにも心から感謝して。
 夕方前、お菓子工房「くろねこ軒」のマルシェへ駆け込み。焼き菓子と一緒に、出版を楽しみにしていた「くろねこ軒の焼き菓子ルセット」を受け取り。思わず、サイン入りでお願いし。うれしい教科書が手元に。

アドベントカレンダーにシュトーレン



 雨が降る前に、と。子どもたちと近くの公園へ。そろそろあてはにも新しい自転車を、と思っているこの頃。小学1年生のご近所さんが乗っている24インチの自転車に試しに乗らせてもらったら、あらら、ちゃんと足がつくのね、びっくり。きっと、こんな感じでいつのまにか、あてはに背を抜かれる日がやってくるのだろう。雨が降るまで、と束の間ながら、待ち合わせをして。思いがけずじっくり話をすることができ。ぱらりぱらり、雨が降り始め、「じゃあ、またね。」、子どもたちと駆け足、大急ぎで家路へ。
 怪しい空模様を眺めながら、アドベントカレンダーつくりなど。おととしだったか、お友達のキッズ工作教室で教えてもらって以来、12月の我が家の風物詩の1つとなりつつ。折り紙で小さな封筒を作り、日付シールをつけ。中に小さなお菓子を忍ばせ、カレンダーのように壁にかける、というもの。おととしは、あてはのお菓子1つずつを、昨年は1つの封筒にあてはとゆふきのお菓子2つずつを。そして今年は。封筒2つにそれぞれお菓子を1つずつ。トラブルを避けるため。今日は封筒を仕上げ、日付シールを貼るところまで。あとは12月に近づいたころ、お菓子を詰めて。
 買い物ついでに大好きなべーカリー「IVAN」にて、ミニサイズのシュトーレンを買う。先週目にして、買わなかったことが悔やまれたので。何年も前、教室でのクリスマスメニューでシュトーレンを作って以来、大、大好きになったお菓子。たかがシュトーレン、されど、シュトーレン。そして、立派なフルサイズ1本を買うのはなかなか躊躇われるシュトーレン、数日で食べきってしまうほどのミニサイズのありがたさ。今日のシュトーレン、まずの感激は砂糖使い。表面は定番の粉糖ながら、底面にはグラニュー糖がまぶされ、グラニュー糖のシャリシャリとした食覚の楽しさ。それから、レモンスライスのさわやかな酸味も絶妙。そして、優しいバターの風味。思わずうっとりといただくおいしいシュトーレン。アドベントにシュトーレン、クリスマスを感じる1日。実は我がシュトーレンもなかなかの自信作。加えて、試してみたいフィリングもあるので、今年も1度くらいは焼くことができますように。と、大好きなシュトーレンに想いを馳せて。
 

新しい名刺を携えて



 ここ最近すっかりはまってしまったもの。今日もゆふきの体操帰りについつい立ち寄り。近所の、とってもおいしいピザ屋さん「マナリッコ」で売られているバゲット。もっちもっちのピザ生地のおいしさがそのままバゲットに。絶妙な塩加減もたまらなく、ここ数日ほぼ毎日のようにどうしても食べたくなるほどのおいしさ。そういえば、今日のゆふきの体操でおもしろかったこと。体育館の脇にあるキッズ休憩室、ガラス越し、ベビーベッドにて心地よさそうにまどろむほゆきの周りには、体操教室に参加中の子どもたちがずらりずらり、10人以上。そのガラス越し感といい、子どもたちが背伸びして覗き込む感じといい、なんだか動物園っぽい眺めに思えたり。
 大磯レシピ試作、ここ数か月はレシピと画像での対応とさせていただいていたが、やっぱり、実際に目の前で料理をみて、味を感じて、の価値はお互いに大きく。今回から無理ない範囲で、我がキッチンでの柳田さんと一緒に試作、いつもの形式にしていくことに。それまでにだいぶ、というか悲しいほどに衰えているいろいろなものを少しでも取り戻しておかなくては。本当に。今日の大磯試作は、「季節野菜のドフィノワーズ」。いわゆるグラタンなのだが、特徴としてはじゃがいもなどの野菜をクリーム煮したものを耐熱皿に盛り、焼く、というところ。通常は牛乳+生クリームで煮るのだが、ついついすぐに煮詰まりがち。なので、まずは牛乳と水を半々で煮て、仕上げに生クリームを加えるのがおすすめ。少なめの生クリームでも、十分に風味が生かされ、優しいコク。生クリーム使いにもちょっとしたコツあれこれ。
 さて、届いた、届いた。新しい名刺が出来上がった。デザインの仕事をしている友人と度重なる打ち合わせを経て、それが今日、形となり。名刺の片隅には、以前、彼女にデザインしてもらった我が家のイラストがシンボルに。眺めながら思わずにんまり。新しい名刺を携えて、ほどよく気合を入れ。ここしばらく、仕事がかなり忙しい中、私のわがままにいつも優しく対応してくれる彼女には心から感謝の気持ちでいっぱい。実は今、もう1つ、「くにたちの食卓 いづい」のカードも彼女に依頼しているところ。ありがたくもその過程を楽しみながら、取り組み中。
 「ゆふきが昼寝したら作ろうね。」、あてはと内緒話。今年もそろそろ、恒例となりつつ、のアドベントカレンダー作りなど。が、眠いのに、寝ない、最近のゆふき。特に、こちらからのそんな想いが強ければ強いほど、寝ない。少し心ゆるむ金曜日の夕方。ちょこっとだけね、と約束のもと、夕方の幼稚園へ遊びに。駆け回る、というよりも一か所での砂いじりに没頭中の子どもたちを眺めつつ。「こういうのも、いい思い出になるんじゃない?」、少しずつ卒園に向かっていく日々を実感することが多い、今日この頃。

ボジョレーとおせちご案内



 最近は言い出したら、その意志を貫き通すブーム?のゆふき、散歩途中で、突然、ボタン付きの洋服がいやだ!と言い出し、冷たい風の中、肌着1枚での公園時間など。そして、肌着姿のゆふきを連れて、近所のワインショップ「ユンヌペルル」へ。お願いしていたボジョレーヌーボーがカウンターに2本並び。
 噂通りの、あまりできのよくない今年のボジョレー、ながらも、さすがのペルルさん、それでも、きちんとおいしく仕込まれたものをセレクト、そしてこれまたいつもながら、彼女の説明を聞いているだけで、口にする前に、すでにおいしさを感じてしまうのは。
 早めのお昼ごはんを済ませ、今日はご近所さんたちと我が家にて、「ボジョレー飲み比べ」など。ワインに合わせて、ちょこっとつまめるもの、ということで、先日焼いたケーク・サレをさっと温め直し。それから、みなさんからのうれしい差し入れがテーブルにずらり、そしてボジョレー2本がテーブルに鎮座し、ベンチ席にて、さっそくチーズを山分け中のちびちゃんたち。
 さてさて、ボジョレーの飲み比べ。1本目はボジョレー村の会長さんのワイナリー、間違いない1本。ボジョレーながらの軽やかさ、なのだが、きちんと整ったお味。そして、「ドメーヌ・ロシェット」、こちらは通常のボジョレーよりもだいぶ手をかけて、じっくりと丁寧に作られた、という店長さんおすすめの1本。ボジョレーならではのふわあとした華やかさと、ボジョレーとは思えないほどのしっかりとした渋み。どちらもそれぞれのおいしさながらも、私自身は2本目により感激。気づけば、そんな時期かあ、としみじみ。
 こちらも、気づけばそんな時期、ということで、ようやくのおせちのご案内など。ほぼ大まかには決まりつつも、なかなか最後の自分への一押しに時間がかかり。ありがたくも、毎年毎年作らせていただいているおせち。恒例では20以上の品目をご用意させていただいているのだが、やはり今回も、まだまだ小さい子どもたち付き、それも人数も増え。きちんと丁寧にできる範囲でのご用意、ということで、昨年の引き続き厳選7品、とさせていただく方向に。

*2013年 おせちのご案内*

1.丹波の黒豆 飛切 1200円・・・特上の「飛切」を甘さ控えめにしっとり、ふっくらと炊き上げた、私のおせち1番の自信作。

2. 栗きんとん 1000円・・・なると金時を使った、優しい甘さの栗きんとん。さつまいもの風味を生かすべく、優しい甘さに。

3.なます2種食べ比べ 800円・・・定番の甘酢に漬け込んだ「彩りなます」と、彩り鮮やかでコクのある「炒めなます」の2種盛り。

4.ピスタチオのテリーヌ ハーフ 1000円、1本 1900円・・・我がおせち定番。鶏ひき肉と豚ひき肉ベースの生地にピスタチオがふんだんに。

5.鶏肉とチーズのテリーヌ ハーフ 1000円、1本 1900円・・・こちらも我がおせち定番。鶏もも肉の生地にじゃがいもとチーズを詰め。自家製バジルソースが香る一品。

6.海老と帆立のマヨネーズ炒め 花椒の香り 1300円・・・チャイニーズ風味。男性陣からリクエスト多い一品。ふわり香る花椒がアクセント。

7.ケーク・サレ ハーフ 800円、1本 1500円・・・お食事用塩味のケーキ。塩味のきいた生地にドライトマト、ベーコン、チーズなどアクセントになるフィリング。

 この7品を丁寧に作らせていただくことに。今回もおせち全品でのご用意ができないでのご案内に心苦しさを感じつつも、みなさまのお正月のテーブルに添えていただく形で喜んでいただけたら幸いです。分量の目安としては、それぞれ、3、4人で軽くつまんでいただくイメージです。テリーヌ、ケーク・サレはすべて18僂離僖Ε鵐彪拭▲蓮璽侫汽ぅ困韮機■競ットほど。

 いつもながらの1人仕事、かつ今回は通常よりもご用意できる量をやや控えて、でのご案内となりそうです。お渡しは今のところ30日午後と31日午前を予定しておりますが、恐縮ですが、時間帯を例年より狭めさせていただくかも、の可能性。ありがたくも注文ご検討の折、お早めにお気軽にお声がけいただければ、と。今日はひとまずのご案内まで。私自身、ここでのご案内を今、終え、恐らく年末まで続く、ありがたい緊張感が一気に。

秋色深まり、クリスマスに向けて



 だいぶ秋色に色づき始めた大学通りを抜けて、一橋に一歩足を踏み入れると、午前中のやわらかい日差しを浴びて、まさに黄金色に輝くいちょうの木には思わず声がこぼれるほど。秋の眺めを満喫しながら、束の間のおしゃべり時間など。
 さて、今月の大磯レシピもそろそろ追い込み、のはずが、なんだか他にも気を向けることが多くなり(いつもそうなのだが)、慌ててピッチを上げてみたり。今回はクリスマスメニュー、というリクエストに、「フォルムにこだわったクリスマス料理」、そんな展開をイメージ。フォルム美しき料理、といえば、のテリーヌあれこれ、ということでいつになくテリーヌをせっせと仕込む日々。今日の試作は、「季節野菜のムサカ風テリーヌ」。以前、教室でもやった、ギリシャ料理「ムサカ」。いつものひき肉ベースの生地と下処理した季節野菜。今日はなすにかぼちゃ、ほうれん草など。そしてホールトマト。ひき肉生地、フィリング、ひき肉生地、フィリング、ひき肉生地、とミルフィーユ状に重ねていき、オーブンへ。次回は間にチーズを挟んでの再度試作を。
 テリーヌをオーブンで焼いている間に。今日は慣れないアイシングごとなど。来月に向けて、まだまだ、まだまだぼんやりながら、今日はちょっとしたヒント探しといったところ。ずっと以前から、1度は作ってみたかった「ヘクセンハウス」。そう、グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」に出てくる、あの、1度は憧れる「お菓子の家」。ドイツやスイスなどではクリスマスシーズンの風物詩でもあり。途中、かなりの敗北感を感じつつも、なんとか構築。いつものとはかなり違った感覚でのキッチン時間となり。さてさて、ここからどんな風に展開されていくのか、私自身も楽しみ、楽しみ。そう、気づけば、そろそろクリスマス支度をしなくては。

もうすぐ1年生



 今日は子どもたちみんなの健やかなる成長を感じる1日。
 午前中はゆふきとほゆきを市が主催する身体測定へ。ゆふきは、やや予想通り、のご辞退。まあ、そういうときもあるよね、とこちらもあまり執着せず。3か月半のほゆき、59.9僉■.3圈この月例のほぼ平均値。すくすく、すくすく。
 昼前に東久留米の父母が来てくれて。母とゆふき御用達、近所のとんかつやさんへ。大人用、とんかつランチのとんかつを1人でペロリと平らげたゆふき。今日はお店の前にて2人を父母に託し。お迎えまでに少し時間があったので、本当に本当に久しぶりに1人でのコーヒー時間を過ごし、あてはを迎えに。ゆふきがそばにいないのはもちろん、抱っこほゆきがいないのは、なんだか大きな忘れ物をしているようで、どこか落ち着かないような感覚すら。
 近所のお友達みんなで歩いて小学校へ。うわあ、楽し過ぎてしまって、見ていて危なっかしいほど。そして、ほどなく小学校に到着し。外からは何度となく眺めていたが、敷地内に入るのは初めて。そして、外から眺めるよりもずっと広く感じられる校庭。学校帰りの子どもたちが行き交い、チャイムがなり、なんだか懐かしい放課後の空気感。
 手続きを済ませ、一通りの健康診断へ。まずは教室の席に着き。後ろ向きになってお友達とおしゃべりしている姿など、すっかり、小学校の休み時間の光景。初めての検査あれこれ。視力検査では首をかしげながら、ありえない方向を指さしているあてはの姿など。最後に簡単な面接を済ませ、無事終了。校庭に出ると、そのままみんなで駆け出す後ろ姿。ずっとずっと向こう、うれしそうにあっちへ走り、こっちへ走りの姿など。帰り道、「早く、小学校行きたいなあ。」、その一言を聞くことができただけでも、有意義な1日。そして、束の間ながら、本当に久しぶりのあてはとの2人時間。

どちらにしましょうか



 バスのシートに腰掛け、うれしそうに外を眺めるゆふき。あてはの時には特に遠回りになっても、「バスに乗る」こと自体を遊びとして親子で楽しんだりもしていたが、今はなかなかそんなこともできないなあ、とちょこんと腰掛けるゆふきの後ろ姿を眺めながら。2人ちび付きで出歩いていると、見知らぬ方からも手助けしていただくことが本当に多く。今日も、国立駅に着いて、バスを降りようとしたときに、みんなが降りるのを待ってから、としばしわたわたとしていると、「ここだと、みんなが通るときに通りづらいでしょ。」と、ささっと、ベビーカーの位置をずらしてくださったおばあさま。メッセージをきちんと伝えながらの、さりげない優しさ。
 雨もすっかり上がり、一気に青空が広がる。先日の試作をついつい食べきってしまう前に、「ケーク・サレ」の試作をもう1本。今回はいつも通りのレシピ、ドライトマトと一緒にオリーブも加えて。切り口の印象は黒のアクセントでぐっと全体が締まる印象。そして、それぞれにそれぞれの風味。おせちの1品として、ということで、数日間ちびちびと楽しんでいただく趣向。そんなイメージをしつつ、どちらにしましょうか、ちびちびと両者を食べ比べしつつ、どちらにするか見極めることに。
 園の懇談会へ。「小学校入学に向けて・・・」、そんな先生の言葉が何度となく。もうすぐ小学生、かあ。我が子の成長をしみじみ感じながら、駆け寄ってきたあてはの顔をみれば。砂場でのせっせと水遊び、の末、顔に見事に泥の斑点があちらこちらに。もうすぐ小学生、大丈夫かあ。園庭からの脱走経歴あり、のゆふき。ふと目を離すと完全に見失い。お友達ママやあてはのお友達の協力に何度助けられたことか。最後に見当たらず、必死に探した時には、「ゆふくん、剣道見学しているよ。」 いつのまにか靴を脱いで、入り口わきにちょこんと。みんなで追いかけっこしながら、の帰り道。そして、明日はみんなで、春に入園する小学校へ。

お食い初めとアクアパッツァ



 店員さんとの少々のトラブルを乗り越えて、真鯛を無事調達。思い出しただけでも再び腹が立つのだが。
 今日は東久留米の実家にて、ほゆきの「お食い初め」。到着早々、キッチンにて、「真鯛のアクアパッツァ」を仕込む。あてはのときにも、ゆふきのときにもテーブルの中央にはアクアパッツァのお皿が鎮座していた記憶。とにかくの華やかさととにかくのおいしさ、そしてイタリアンならではのシンプルレシピが魅力。本来はフライパンなど直火で仕上げるのだが、例えば今日も然り、2坩幣紊△詒付き丸の場合は、オーブンの天板を使って、の調理が適切。オリーブ油をひいた天板に魚をのせ、まずは表面をさっと焼き、今度は天板に直接水を少々、そしてうまみを引き出すドライトマト、オリーブ、アンチョビ、ケイパーなど。途中であさりとミニトマトを加え。時々、うまみが凝縮された、おいしい水(アクア=水、パッツァ=おいしい)を魚に回しかけながら、仕上げていく。大皿に盛り付けて、EXVオリーブ油を回し、イタリアンパセリを散らして、出来上がり。
 今日は母がほゆきに朱色のお着物を着せてくれて。テーブルにはリクエストさせてもらった、母のお赤飯に、父の芋煮も並び。ほゆきの器に少量ずつ盛り付けて、みんなでわいわいテーブルを囲み。小さく生まれたほゆきも、今では腕についている輪ゴムは何本でしょう、すっかりぷっくぷくに。そして、ここ最近は、明らかに私たちが何か食べている姿をじっと見つめ、口をもにょもにょさせ、そのうちよだれがたらり。今日も口元へお赤飯を運んでみると、そのうちよだれがたらり、たらり。そんな食欲旺盛予想のほゆき、どうか一生、食べものに困ることがありませんように、そんな願いを込めて。
プロフィール

くにたちの食卓 いづい

Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
このブログをリンクに追加する
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR