
天気予報どおり、朝から小雪舞う1日。早く外に行きたい!、と朝食前から着替えをしようとするあては。毎日こうだとありがたいのだが。
ささっと用事だけ済ませ、こんな日には、時折窓の外の雪を眺めながら、気まぐれにキッチンごとなど。マーマレードを作り、それから。来月の大磯試作に向けて。来月は、例えば、クロックムッシュやエッグベネディクト、オープンサンドなどなど、パンをメインに使ったカフェメニュー風、と思案中。今日は、「クランブル」。今日はもう使って~、といわんばかりのバナナがあったので、「バナナのオートミールクランブル」。以前、教室でもリクエストいただいて、「アップルクランブル」をやったのはもう何年前のことだろう。その時にはバターを使って、粉とプードルとバターと砂糖でクランブル生地を作り。今日は、お手軽に菜種油を使って。オーブンからのバナナの香りがたまらない。こんな寒~い日には、あったかいクランブルにアイスクリームを添えて、雪を眺め、ほどよいプチ贅沢を満喫。
実はこのクランブル、今回はスイーツののみならず、料理として思案中。甘さを押さえ、野菜などと合わせて。サクサク、ほろほろ、おもしろい取り合わせになるはず。

今日買ってきた「しゅんかしゅんか」のキャベツがあまりにおいしそうで。思わず、手でちぎってパクリ。店員さんの言葉どおり、驚くほどの甘み。おいしいキャベツには、と時々お取り寄せに便乗させてもらっているドレッシングの原材料をイメージしつつ、ドレッシングを数パターン。実はここしばらくあれこれ試作中なのだが、まだまだよおし、の域には達しず。それなりに美味、なのだが、あの完成度、あの酸味のまろやかさ、そしてコク、には程遠い感。フレッシュのセロリやにんじん、玉ねぎ少々を加えるいわゆるフレンチベース。特にこういったドレッシングはできたてとしばらく落ち着かせてからのテイストの違いも大きく。夕ごはんまでにはおいしくなあれ、の呪文のもと。
ようやくの平日クラスご案内を済ませ、レシピもなんとなくの見通しが立ちつつも、まだまだここからの詰めが肝心。が、どことなくほっとする感も。と、陽だまりでスパゲッティを頬張るゆふき、このなんとも動物っぽいしぐさが、見出すと本当におもしろくて、思わず見入ってしまう。そんな目線に気づかず、夢中な姿もなんとも。
さて、今日は園帰りのあてはと一緒にお友達ママ主催の工作教室へ。ここ最近は子どもたちのみの参加が多いのだが、今回は久しぶりの親子教室。私自身も初めての、「紙版画」。紙を切って、貼って、表情を作り、絵の具をのせ、懐かしいばれんを使って。大好きなウルトラマンを自分なりのこだわりで仕上げ。私自身、あてはとこうやって、の共同作業は久しぶり。以前に比べて、自分がこうしたい、こういう風に作りたい、そんな想いがだいぶ強くなっているなあ、と。相変わらずの大胆仕事、ではあるのだが。刷り上った作品になかなか満足げな表情。親子共々、いつもながらありがたい機会。

朝から試作あれこれ。その1つ、「干ししいたけのポタージュスープ」。干ししいたけ?、そんな声が間違いなく聞こえてきそうなのだが、そう、干ししいたけ。以前、レストランでいただいて感激した1品を再現中。が、この「干ししいたけ」加減が難しく。干ししいたけが強すぎても、NG。イメージとしては、口にして、しばらくして、ほんのり、ほんのり風味を感じるくらいがいいのでは、と思案中。干ししいたけのだしがあまり得意でない方でもスプーンが進むように、玉ねぎベース、乳製品での優しいコクを加えて。そして、そのぐらいのほんのり、の仕上がりにしたときに、仕上げに何かスパイスを使うべきか使わざるべきか、ハーブやオイルを使うべきか使わざるべきか。1つのスープながら、実は小さなヴァリエーションが限りなく、そしてその印象もガラリと変わり。今日は優しい仕上がりには可能な限りシンプルに、そんな直感に基づいて。今日の試作スープをジップロックに詰めて。
待ち合わせ前に久しぶりに、「musubi 暮らしの道具店」へ。リピートものを買いに。そして、すぐ目の前、「ベーカリー清水」にて待ち合わせ。ランチのパンを調達し、今日はゆふきのシッターさんの彼女宅にて新年の打ち合わせなど。教室中の子守はもちろん、私の私用での預けも多く、まるで我が家同然に知ったり顔で彼女宅をあちらこちら動き回るゆふきがなんとも新鮮で。やや久しぶり、「ベーカリー清水」のパン。この野菜高値の今でも、溢れんばかり、というか、完全に溢れているキャベツや卵ペーストなどのフィリング。いつもながらのおいしさに完全に手が止まらず。どこか懐かしい、きめ細かな優しい生地。
彼女とは、最初の打ち合わせ以降、もちろん頻繁に顔を合わせながらも、こうやってゆっくりとおしゃべりをするのは久しぶりで。もちろん、ゆふきとの関係が出来上がってきていることもあるし、こちらからのお願いにもいつも、とっても柔軟に対応してくれる彼女には心から感謝。今後についても、いつもながら、柔軟な策を提案してくれたり。今の私の平日クラスは、彼女なしでは成り立たず。改めて、今年もよろしくお願いします、と、さっそくの日程調整など。

本当は年末までに手を出したかったのだが、もちろんタイミングなく。確か、昨年も年が明けてから、作った記憶、を心の支えに。昨年習ったリネンカレンダーを今年は自分で作ってみることに。押し入れの布段ボールから厚手のリネンを引っぱり出し。今回は接着芯もつけずにお手軽に。昨年、お友達のお店で買ったカレンダースタンプも引っぱり出し。スタンプ打ち始めの1月はかなりのご愛嬌。打ち損じはもちろん、左右バランス、上下バランスなどあったものではなく。が、すでに月半分は過ぎ、気楽なもの。スタンプを押し、これまた布段ボールからはぎれを引っぱり出し、カットし、貼り。ひとまずは半年分の仕上がり。近いうちにもう半年分も仕上げる予定。年末の手作りアドベントカレンダー同様、我が家の定番になりそうな気配。
今日は1度帰宅せずに、久しぶりにじっくりあてはのスイミングを見学することに。かなり久しぶり。そして、こちらの予想以上にうれしそうなあては。以前はこちらを向いて手を振ることなどほとんどなかったのだが、今日は何度こちらに手を振ったことか。それも時にちょっと照れながら。それで、いつもより集中力が低下していたら、問題あり、なのだが。そして、ゆふきが自分に気づくと、ちょっと誇らしげな表情など。
子どもたちの好みに合わせて、トマトベースに作ったキーマカレー。優しくておいしいのだが、やっぱり大人の私にはパンチが。もちろん、昨日仕込んだ「スパイス塩」をパラリ、パラリ、パラリで、ガラリと印象が変わり、結果、食べ過ぎた。

年末から、そしてここ数日どうしても足を運びたくて、吉祥寺へ。とはいえ、まったくのいつものコースをのんびりと歩いて回るのだが。そして、最後はいつもの場所、ドイツパンの店「リンデ」。私がここへ足を運ぶようになってもう10年近くになるのかもしれない。ふと思うと、足を運びたくなる場所、というか。10年前の私は、こうやって、膝の上にちょこんと座るゆふきと一緒にこんな時間を過ごすときが来るなんて、想像もしていなかったなあ、など。
さて、教室レシピに向けて。今回は「体に優しい早春フレンチ」、かつ、気づけばすべてのレシピに何かしらの「乾物」が登場。乾物、のカテゴリーに入るのか、やや微妙なイメージがありつつも、その1つ、ナッツやスパイスを使ったちょっとした1品、その名も「スパイス塩」。フレンチベースはもちろん、和食やノージャンル料理の仕上げにパラリ、と一気にスパイスほどよく香るアクセント。特に、例えば、スパイスやハーブはあまり、できればなしで、そんなコメントが聞こえてきそうなだんなさまやパートナー、そして作る側の彼女はもちろんスパイス、ハーブ大好き。それから、小さな子どもたちとの生活、やっぱりスパイスやハーブふんだんはNG、でもやっぱり恋しい、そんなときにまさにぴったりの、魅惑の1品。仕上げの自分の分にパラリ、と、はっとするようなスパイスの香りを満喫することができるはず。いつも、ぼんやり気まぐれに調合していたスパイスやナッツ、今日は1つずつ計量しながら。
今日はフライパンでさっと蒸し焼きした魚と野菜にEXVオリーブ油と私の分にはスパイス塩をパラリ。使える、使える、と、にんまりの1品。みなさん、お楽しみに。
お知らせ。平日クラスのご案内、いつもより遅れています。近日中にご連絡しますので、ごめんなさい、もうしばらくのお待ちを!

予想どおり、だいぶ朝寝坊の朝。いつもよりだいぶゆっくりの朝食を済ませ。まあ、休日ならでは、の楽しめる範囲。
やや遅めの出発ながら、昨年末から子どもたちと行きたいね、と話していた「しながわ水族館」へ。道の途中、モノレールと並行して走る車道、子どもたちのみならず、私も大喜び。
10年以上ぶりのしながわ水族館。が、まったく記憶になく。まずはアシカショーに行ってみよう、の道のり、初めての水族館にこちらの予想通り、泳ぐ魚たちに大興奮のゆふき。「キャッキャッ!」ならまだしも、指をさして、「ギャ~!」の叫びなど。喜んでいるのに間違いはないのだが。トンネル水槽は、しばらくぼんや~りと居座りたくなる心地よさ。「これって、ソイじゃない?」「高級魚!」 だんなさん曰く、水族館で「食す」目線なのは日本人ぐらい、だとか。そう言った本人も、「今夜は寿司だな。」とポツリ。そういえば、園内の売店、レジの店員さん同士、お寿司の話してたなあ。
あてはが楽しみにしていたシャークホール。水槽の目の前を迫力ある表情でゆっくりと泳いでいくシャークの姿に思わず、身をのけぞらすあては。そして、同じ水槽の下のほうを泳ぐ小魚に大喜びのゆふき。昨年は、あてはメイン、ゆふきはどこへでも付き添い感があったが、今年はあてはもゆふきも楽しめることがより増えるはず。それぞれの目線で。今年も2人にいろいろなものを体感させてあげたいなあ、とまだまだ新年、ということでちょっとした抱負として。
帰り道、高速を下りた近くに新しくできたショッピングモールに立ち寄ってみることに。野菜などは特に、なのだが、魚介類はなかなかの充実ぶり。ということで、お寿司とはならずとも、魚尽くしの今夜。

「彩り野菜のラペ」、今日は京にんじんと紅心大根を使って。フレンチのお惣菜定番のにんじんラペ、作るたびに思うのは、これがにんじんメインでの一番おいしい食べ方ではないか、と。煮物や煮込み系に色合いも兼ねて、もちろん私も日々にんじんを入れるが、果たしてそのにんじんにあっと感じるようなおいしさを求めるか、というと。このラペは、本当ににんじんのおいしさをしみじみと感じる1品。千切りにしたにんじんは電子レンジで軽く火を通すのだが、この加熱加減が大切。シャキシャキ感は残しつつも、ほんのり甘みを感じるくらい、というか。半生、という表現が合うのかも。大根は立て塩に漬けて、浅漬けにし。2つを合わせたボウルにツナと塩、酢、今日は夏みかんをきゅきゅっと、そしてEXVオリーブ油、もしくはその時の気分でもっと香りの少ない植物性オイル。
今日はもう1品、お肉屋さんで買ってきた牛すじを野菜と一緒に煮込んだ牛すじ煮を仕込んで。
すっかり暗くなってから、温め直した牛すじ煮を器に盛り付けて、器も抱えながら、ご近所さん宅へ。うれしい新年会。テーブルにはおいしそうな料理がずらり。みんなでテーブルを囲み。完全に時間を忘れて、のおいしく、楽しい時間。そのうち、遊び出す子どもたちを眺めながら、大笑いしながら、楽しいお酒の時間。心から大笑い。
そろそろ?そろそろ?、とそわそわしている子どもたち。最近すっかりお気に入りのケーキ屋さん「ICHIRIN」で調達してきた新年の伝統菓子「ガレット・デ・ロワ」。アーモンドクリームが詰まったパイの中に1つだけ、フェーブと呼ばれる小さな陶器が入っていて、切り分けて、誰のパイが当たりかな?と、想像しただけでなんとも楽しい演出。お店では安全上、陶器はケーキの上に飾られ、代わりに切り分けた1つだけがアーモンド入り。少々の?私の把握ミスで途中まで全員で陶器を探していたものの、見事に「あった~!」の声。ふみちゃんのケーキにはアーモンドがきらり。それにしても、このガレット・デ・ロワのおいしさ!中のクリームも甘さが強すぎず、そしてサクサクのパイ生地にしっかりと塩味が効いていて、絶妙も絶妙。食べきれず、のゆふきの分も私により、いつも間にか小さく小さくなっていく。以前、カットでいただいたことがあったが、やっぱりホールはより美味なような。
すっかりの深夜の帰宅。明日はみんなで朝寝坊予報。

月に1度の大磯試作の日。今回は早春チャーニーズ。、まずは粉ものの生地仕込みから、ということで、今回は餡餅(肉入りおやき)と肉餅など。小麦粉と水(今回はぬるま湯)、シンプルな材料だからこそ、の優しくシンプルな生地。そしてシンプルだからこそ、フィリングとの相性のよさ。そして、復習を兼ねてリクエストをいただいていた「海老と春野菜のマヨネーズ炒め」。マヨネーズへの火入れ具合が悩みだった、とか。蒸し焼きした海老と下処理した春野菜を用意し。フライパンにマヨネーズを入れ、火をつける。マヨネーズが溶け始めた頃に、もうしばし待ってから、材料を一気に加え、一気に絡め、余熱が回りすぎないうちに一気に器へ。チャイニーズならではの、華のある仕上げ、というか。ここで躊躇していると、マヨネーズがすっかり溶けて、油っぽい仕上がりに。ほどよく溶けて、ほどよく食材をまとう、そんなイメージで。定番の海老だけなく、鶏肉などの肉類、それから野菜だけでも優しいコクに箸が進む1品。今日は仕上げにブラックペッパーを散らして。最後にゆで餃子を仕上げ、花椒を加えた酢じょうゆを添えて。
熱々チャイニーズを試食しながら、新年早々、人生の先輩たる柳田さんからたくさんのことを伝えていただいて。やっぱり、月に1度のこの日は私にとって、料理についてはもちろん、料理以外でもかけがえのない時間となっている実感。
昨日の寒さは落ち着いて、今日は日差しもやわらかく。幼稚園の園庭でいつもよりのんびり子どもたちを遊ばせてあげられたのは、ほんのちょっとのあたたかさと金曜日の夕方、という相乗効果。

明日の試作に向けて、仕込みを進める。早春チャイニーズ、ということで、粉ものもいくつか。ひき肉のフィリングつくりなど。以前、教室でも早春チャイニーズの月があり、確か「焼き餃子」を作った記憶。今回もひき肉ベースの生地に、細かくしたせりとグリンピースを加え、春の香り。
見た目はチャイニーズっぽくないのだが、一口口にすれば、紛れもなくチャーニーズ、のもう1品。「牛肉とトマト、春野菜のあんかけごはん」のあん作り。片栗粉をまぶしてさっと焼いた牛肉、炒めた玉ねぎやセロリ、そしてはっとするようなアクセントのグリンピースにスナックえんどう、新じゃがいもなど。トマト、フレッシュでは甘みもコクも足りないこの時期、やっぱりホールトマトの存在はかけがえなく。ホールトマトとミニトマトを合わせて、しっかりとした甘みとコク、そこにさわやかな酸味。まずは油で豆板醤を炒め、しっかりと香りと辛味を引き出してから。チャイニーズとはいえども、ホールトマトを使った煮込み系のときに外せないのが、少々のケチャップと中濃ソース。まさに「少々」が功を奏す。直接その2つの味は感じないほど「少々」、が、どこかぼんやりの全体をきゅっとまとめてくれる。やっぱりごはんと合わせたい1品。
今年最初のあてはスイミングへ。そろそろ、入口でのお見送り→1人で受付→1人でお着替え→1人で荷物をロッカーに入れ、いざスイミングへ、へと促したい、と願いつつ。う~ん、まだまだできそうで、ああ、そこで、ひっかかるのか、ああ、そのままバッグに入れちゃうのね、ほら、ベストが床に忘れ去られてるでしょ、などなど。泳ぎの上達とともに、こちらのほうも上達していこうね、と願う。

コツコツとチャイニーズ試作。と、気分転換に、1、2月教室に向けて、のスイーツ試作など。定番の菜種油ベースのクッキーにチョコレートがけ。今まで、なんとなく適当にやってきたテンパリング。テンパリングとは、チョコレートを上手に扱うためにするチョコレートの温度管理のこと。例えば、チョコレートを溶かして、コーティングしたはいいものの、時間が経つとチョコレートがべたべた、そんな経験のある方も多いのでは。それは、テンパリング行程が抜けているから。大まかに言うとチョコレートの温度を1度高く上げて、しっかり冷まして、そしてもう1度あたためてから使う、という行程。本来、温度計片手に、きっちりとする作業なのだが。調理に使う温度計はない、そんな声もあるはず。教室でのお菓子作りについては、なによりも、家で作ってみよう、作れそう!、そんな気持ちになっていただけるような、おいしくて、手軽なもの、を意識している。なので、このテンパリングについても、ポイントは押さえつつも、なるべくあまりレクチャー的にならずに、取り入れられたら、と。コーティングして、クーラーに並べた眺めがやけに愛らしく、思わずシャッターを切り。撮るなら、もう少しきれいに並べればよかったかな。
今日のチャイニーズ試作、シンプルに心からおいしい1品、あまりにおすすめなのでご紹介。「鶏肉と早春野菜の蒸し物」。細切りにした鶏肉に少々の塩と酒をまぶし。季節の野菜、今日は菜の花にせり、それからせん切りにしたきくらげやえのき、そしてねぎとしょうがなど、材料をすべて1つのボウルに入れ、塩と酒、そしてオイスターソースで下味をし。器にこんもりと盛り付け、そのまま蒸し器で5分ほど。蒸し器を開けた瞬間に、これは間違いない!、そんな香り。シンプルに、体に染み入るおいしさ、というか。優しいエネルギーがチャージされた実感。