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シュトーレンにサンキライ


 今日はまさに朝からほぼ1日中キッチンに立っていた。午前は焼き菓子試作。まだまだ生地に悩みあり、のカップケーキ、そして、この時期ならでは、のシュトーレンを焼く。分量確認のため、だったので、キッチンストックを把握しないままに作り始め。あっ、マーマレードがない、とドライのアプリコットを少々の水を加え、レンジでやわらかくし、今年仕込んだ梅のジャムと合わせ。結果、今日ならではのシュトーレンの仕上がり大貢献。このシュトーレンレシピ、強力粉50g、薄力粉50g、アーモンドプードル25g、砂糖25g、卵に牛乳に、ナッツにドライフルーツ、ええいみんな25g、と、材料のほとんどが50gか25g、と、ある意味、私らしいレシピの1つなのかも。
 オーブンから香る、シナモンとナツメグとバターの香りに、そんな季節の到来をしみじみ。いつも、天下市が終わる頃にお花屋さんに並び始めるサンキライ。毎年、買ってきてはクリスマスリースに仕立てている。今年は例年になく、実のなりがいいようで。シュトーレンにサンキライ、そして松ぼっくり。カメラのレンズ越しに冬の眺め。こうやって、その時期その時期に繰り返される風物詩をよりしみじみと感じるようになってきた。焼き立てに溶かしバターをぬり、粉糖をまぶし。おいしい気配を感じて、うれしそうに近づく姿あり。
 

きんとんを炊きながら


 お散歩がてら、天下市&一橋祭へ。大学通りには国立駅周辺の商店の出店がずらり、そしてそのまま一橋構内に流れる、という、街全体がお祭り一色なる3日間。
 今年は手作りパテが魅力のハンバーガーやさん「ラ・フレスカ」のハンバーガーに、タイ料理「バーン・キラオ」のガイヤーン、そしてお団子などを調達し、お友達ファミリーと一橋構内へ。さっさと食べ終え、それはそれは楽しそうにひたすらかくれんぼ風追いかけっこなどに夢中の子どもたちを眺めながら。こちらがおしゃべりしながら、食べ終わる頃には完全に汗ばむほど、ひたすら走っていた。
 毎年、恒例、大学館内でのチャリティー古本市をのぞき、鉄道研究会の教室へ。教室の窓際、佇みながらじっとNゲージを眺めているあてはの姿も、1年前とはだいぶ違う印象。そして、教室の真ん中でNゲージを操作している学生くんも昨年みた顔。君もまたぐんと成長したね、とついついの母目線など。都心の大学祭とはまた違った、なんともあたたかみのある大学祭。
 来週からの教室に向けて、それから来年のおせちに向けて。くちなしの実を割り、きんとん作り。ここ数年は甘さをかなり抑えて、さつまいものおいしさを引き立てる甘さ、を意識。最初の頃はいもの半量の砂糖を加えていたのだが、ここしばらくはぐっと押さえて、約1/5。ほどよく甘く、そしてさつまいもの風味が生かされるバランスなのでは。と、出来立てのきんとんについつい、手が伸び。甘過ぎないのはいいのだが、つまみ食いが止まらない、という悪循環。が、このくらいの甘さならおせちに限らず、日々のちょっとした甘味や箸休めとしても、いいのでは。
 次回の教室でのメインレシピともいえる「ミートパイ」もようやく、フィリング、生地ともに納得いくものに近づいた感。予定通り、欲張って、2種のレシピでいくことに。レシピ自体の目処は立ったものの、あとは型とオーブンの立て込み具合が悩みどころ。

クリームに少々の岩塩



 大学時代の友人たちと待ち合わせ。時々会っている友人と、ひょんなことからあまりに久しぶりの再会となる友人と。そして、顔を合わせた瞬間に、お互いに「プッ!」と吹き出し。お互いに基本はちっとも変わっていないようで。
 今日も、「カフェ トロワグロ」へ。毎月メニューが変わり、続けて足を運びたくなるカジュアルフレンチ。さすがの3つ星トロワグロをベースにスパイス使い、ハーブ使いがとっても魅力的。もちろん今日も然り。まずは前菜、サラダに添えられたひよこ豆のフリトー(いわゆるひよこ豆のコロッケ ファラフェル)。中近東での庶民フードなのだが、さすが、しっとりと上質な仕上がり。添えられたヨーグルトソースもコクがあり。そして、メインは「トロワグロ風ポトフ」、添えられたミントとバジルのペースト、それからトマトベースのペーストを、時々少々添えながらいただくと、まったく違った味わい、と1皿で驚くほどに印象の変わる楽しみ方を堪能。そしてほんのり香るレモングラスには感激。最後のデザートも、「モアルーマロン」は初めての出会い。半生焼きのパウンドケーキといった印象。ほんのりあたたかく、しっとりと、そして溶けかかったバターの香りがなんとも。添えられたラム酒とバニラのクリームと一緒にいただくのだが、クリームの上には少々の岩塩!これがとにかく絶妙。全体をきゅっと引き締めて、そして甘みをきりっと際立たせてくれる。と、前回同様、期待以上の料理に完全に魅了されながら。
 友人たちとの会話は大学時代を思い出す、歯切れよいテンポ。1つのテーマにポンポンポ~ンと声が上がり、新たな会話が始まったかと思えば、2、3の話題が同時進行、など。とにかく、そんなやりとりの空気は時が経っても変わらないようで。歳を重ねることで、柔らかく落ち着きを持ちつつも、それぞれに、「自分の目」を持っている彼女たちは私にとってもありがたい刺激。
 国立駅に戻り、「黄色い鳥器店」に立ち寄り、器を眺め。ちょっと前にこちらで買ったお気に入りのカップ、少々気になる線が入ってしまったので、お店の方に相談など。「近々持ってきてみます。」と。さて、みんなが待っている家へ帰ろう、と家に着き。まずはキッチンの片付け、となんと、さっき話していた、お気に入りのカップが、ああ、割れていた。ああ、いくつもある中で、それもゆふきが使った、とは。ちょっと着崩れた姿、うれしそうに私の元へやってくるあの笑顔で、帳消し、とまではいかなかったものの。使い込み始めて、心入るモノ、となりつつだったので。「こういうこともあるよね。」、と。想い出の1つになる、はず。

結構楽しい天下市&一橋祭


 吉祥寺へ。製菓材料の品揃えが充実の「キッチンマスター」へ。型などの書い足しは大抵ここで済ませることが多い。今日はかなり小さいサイズのパイ皿やプリンカップ、グラシンケースなど。今日は必要な用事だけ、と思いつつ、完全に無意識のうちにコットンフィールド→リンデ、と、ちらりいつものコースへ。ちょっとした洗礼の儀式に近いのかもしれない。
 待ち合わせに、お渡ししたいものそのものを忘れた私。そして、「実は家を出たら、持ってきていないことに気づいて、慌てて取りに戻ったの。」と。紙袋にはマルメロにフランス500年前の品種という青りんごなど。使ったことのない食材、優しい意欲が沸いてくる。そして、いつもながらのとっても優しい言葉にこちらの心までもがすーっと透き通るような。
 さて、今日から今週末にかけて、国立駅周辺では天下市と一橋祭が始まる。街全体が、子どもから大人まで楽しむことができるイベント満載の週末。ということで、今日は園後にぐるり天下市を回り。「お祭りって、結構楽しいね。」と浮き足立つあてはの、「結構」が気になってみたり。しゅんかしゅんかの野菜や1番のお目当て、「ノイフランク」のスモークチキンなど。そして、一橋構内でのこども企画のスペースへ。学生さんたち手作りの「からくりハウス」へ駆け出す子どもたち。壁に落書きスペースあり、中には抜け穴あり、すべり台あり、と多分何十往復したことか。途中、100円玉を握り締めて、綿菓子を買いに行き、大きな綿菓子を頬張る子どもたち。
 お腹が空いて、大騒ぎのゆふき、お団子片手に、の帰り道。

飛行機片手に駆け抜ける



 航空自衛隊・入間航空祭へ。途中の駅で東久留米の父と待ち合わせをし、稲荷山公園駅を目指し。入間基地に到着し、滑走路近くの飛行展示会場へ向かい。ほどよい場所を探し、シートを広げ。飛行のタイミングを待ちながら、お弁当を広げ、おやつをつまみつつ。それにしても、航空祭って、これほどまでにたくさんの人が訪れるイベントなのかあ、と。そして、ほどなく飛行展示が始まり。1つ1つのフライトに歓声が上がり。
 初めて、身近で目にした飛行姿、そして飛行音。想像以上にかっこよく、迫力があり。そして特に最後のブルー・インパルスの展示飛行には思わず感激。美しい!数機が均等な間隔を開けて、目の前を走り抜け、背後にまっすぐな白煙が走り。そして、空高く、それぞれの方向へ走り抜け、白い線が四方へ、とどこか幻想的でもあり、完全に魅了される。なるほど、「蒼い衝撃」。
 帰りにはすぐ隣にある稲荷山公園を抜けて、隣駅まで歩くことに。父に買ってもらった飛行機模型(イーグルっていってたかな?)を片手に飛行気分を満喫中のあては。どうしても、広いところをその姿で駆け抜けたい、としばし公園遊びなど。聞けば、私は訪れなかった昨年も同じこの場所でこうやって飛行機を手に持ち、駆けていた、とか。飛行機を手に持ち、駆ける姿って、なんだか絵に描いたようで。
 帰宅後、さっそく自分の部屋からブルー・インパルスのDVDを持ち出してきて、余韻に浸るだんなさん。と、間違いなく今日の航空祭を我が家で一番楽しみにしていた人なのだ。

プチハレノヒ



 気づけば、週1ペースでの打ち合わせ。あっちへこっちへ、迷った末、ようやく、形が見えてきた感。そして気づけば、余裕を持って進めてきたはずが、そうでもなく。私のいつも以上に優柔不断なリクエストにも、忙しい日々の中、心込めて対応してくれる彼女には心から感謝。でも、やっぱり、こういう形で関わることができることがうれしくて。急ぎ足の帰り道、今週末に控えた天下市&一橋祭の準備モード一色の道を歩いていたら、たくさんの赤松の松ぼっくりを発見!いつもは物に覆われて、気づかない場所、ああ、ここに赤松あり。色合いも、形も、そして硬さも質よし、の赤松の松ぼっくり、なかなかの収穫となり。
 保健所の方が来る前に、いつになく緊張しながら、教室キッチン作業あれこれ。我が教室の重鎮、水屋にとんでもなく詰め込まれた食器類をすべて取り出し。何年もの間、少しずつ少しずつ増えていった食器類、そして明らかなる容量過多。いつも生徒さんたちも取りづらそうに、しまいづらそうに、が申し訳ないと思いつつ。取り出してみると、改めて、これほどまで、と我ながら驚く。なんとか整理し。時間ぴったりに保健所の方がやって来て。心配していた項目も、少々考慮していただき、かなりほっとした瞬間。久々の感覚というか。無事、営業許可書を交付していただくことに。証書は後日。そもそも、料理教室を始める際には特にこういった手続きは必要ないのだが、当初から、タイミングをみて、と思い描いていたこと。これで、このキッチンから発信できることがぐっと広がるはず。少しずつ、ゆっくりとていねいに、きちんと感じる流れを大切にしながら。
 どことなく、新生した感のある我がキッチンに改めて、想いを込めて。と、大げさながら、やや感慨深い日となり。
 さっそく、オーブンを余熱にかけ。今日の試作は、「牛肉のパイ包み焼き」。表面をさっと焼いた肉をパイシートで包み、オーブンへ。一気にハレノヒメニューに昇華効果抜群のパイシート。それは印象だけでなく、肉をパイ生地で包むことによって、かなり均等に肉に火を入れることができる。そして、肉の水分もしっかりと残るので、肉質が実にジューシー。焼き立て、ではなく、焼き上がりをクーラーで落ち着かせてからの切り分けが重要。クリスマスにもお正月にも、そして、今日みたいにちょっとしたうれしいことがあったときにもぴったりの一品。

秋のおとしもの拾い



 うわあ、今日から11月。
 午前中、教室キッチンのプチ大掃除。シンク下などの器具や食器棚の器などの大移動。あれ、こんなサイズの型、あったんだ、とか、これ、こんなにたくさん、あったのね、など発見というか、など。後の作業は明日に託し。
 今日はあてはの通う園では、新しく入園する子どもたちの入園手続き、ということで、在園児はお休み。ということで、前から楽しみにしていた「秋のおとしもの拾い」へ。あてはが通う工作教室2つの合同企画、なんて設定も楽しくて。秋色の一橋にてみんなで集合、そして、グランド脇、まさに秋の眺めを満喫しながら、のピクニックランチ。そして、ほどなく、今日の趣旨を完全に忘れ、遊び走り出す子どもたち。
 場所を移しながら、「秋のおとしもの拾い」が始まり。どんぐりに松ぼっくり、小枝に落ち葉などなど。拾っては、袋に入れ、そのままま穴堀り遊びが始まり、追いかけっこが始まり、とにかく楽しそうな子どもたち。私自身も、ついつい夢中になって、秋色探し。あっ、これ、リースにいいかも、など真剣目線で。子どもたちとの日々、こうやって、思いっきり、その季節その季節を満喫できる楽しさ。
 今日の試作は、大磯お正月レシピに向けて、リクエストの「牛肉のたたき」。今日はお肉屋さん、奥の熟成室から出してもらった飛騨牛をかなりおまけしてもらって。肉の大きさによって、焼き加減は変わってくるのだが、やや強めの火で香ばしさも出すのがポイント。焼いてからの工程にはパターンあれこれ。私は一番手軽に、かつ価値ある「そのまま放置」パターン。さっと焼いて、トレーなどに置くことしばし。他の作業をしているうちに肉質が落ち着き。今日はしょうゆと粒マスタードを添えて。クリスマスにもおすすめの一品。
 今さっき、拾ってきたおとしもたちを煮沸など。ざるに並べてみると、松ぼっくりが少なかったよ、あてはくん。後日追加で取りにいけるかな。
プロフィール

くにたちの食卓 いづい

Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

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