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七色のオオカブト



 お友達ファミリーと、「多摩六都科学館」へ。さすが夏休み、以前、確か平日にふらりと訪れたときとは比べものにならない人。こちらは世界最大級の立派なプラネタリウムのある傾斜型ドーム、サイエンスエッグでの迫力ある上映が魅力。駆け込みチケット購入、危うく、お目当ての「ダイナソーDX」を全員で逃すところだったほど。
 先にパンランチを済ませ、さてどこから回ろうかな、と。ここ六都科学館は宇宙、生命、生活、地域、地球、いろいろな角度から科学の世界に触れてみることができる。あてはたちにとって、もちろん、まだまだ1つ1つの展示を十分に理解することは難しいものの、こうやって、今の段階での触れ方があり、今の楽しみ方があり。と、本人たちはそれはそれはなにもかも楽しそうに。「地域の科学」のフロアにて、武蔵野の雑木林が再現され。前回はたぬきやうさぎなど大物のみに目がいっていたあてはだが、今回は解説パネルと見比べながら、隠れ組の発見を楽しんだり、と。そして、前回はそれこそ生まれて数ヶ月、スリングですやすやだったゆふきも、ひたすら小走りなど、と再訪した場所だからこそ感じることなど。
 お楽しみの全天周映画の前に一休み、とぬりえコーナーへ。選んだ題材と一緒に塗られたお手本が手渡されるのだが。あてはが選んだのはヘラクレスオオカブト。そしてお手本に目を向けることなく、オリジナリティー溢れる、情熱的な色使いと筆遣い(というと、なんだかとっても聞こえがいいのだが)。いつになくじっくりと熱中し、仕上がり。まさに七色に輝くオオカブト。
 さて、絶妙にキャンセルが出て、運良く全員で鑑賞することができることになった「ダイナソーDX」へ。天を仰ぐように腰掛け、時に空を飛んでいるような、時に恐竜がわが上をまたぎ越えていくような臨場感。と、お昼寝中だったゆふきもぱちりと目を覚まし、しばし天を仰ぎ、恐竜を眺め。
 夕方の屋外はあまりにも涼しい空気。敷地内に広がる雑木林を散策していると、一瞬どこか遠くへ来たような錯覚に。またふらりと訪れたときに、子供たちの成長をも楽しむことができるはず。

 
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しょうが様



 待ち合わせをして、今日は「黄色い鳥器店」での、「喫茶フードムード」へ。そう。フードムードさんの1日限定喫茶店。もちろん、すべて、黄色い鳥さんの器にて。
 案内されたカウンター席に腰掛け、運ばれてくる時間を楽しみつつ、おしゃべりを楽しみつつ、カウンター越し、なかしまさんのお仕事を拝見しつつ。
 まずは爽やかで優しい味わいの、自家製サングリア。そして、ずうずうしくシェアしてもらった一品は、「バインミー」。ほどよくあたためられた優しいフランスパン生地に甘みを効かせた鶏肉ハンバーグ、そして大根とにんじんの太めのなます、そして大葉とふんだんの香菜。口の中ですべてが1つにまとまる、なんともいえないおいしさ。そして、次は、「しょうがたっぷりのキーマカレー」。あちらこちらでこのカレーのおいしさは耳にしていたものの、やっぱり1度、ご本人作をどうしてもいただいてみたかった一品。一口、口に運んだ瞬間に、はっとするほどのしょうがのみずみずしい爽やかさ。これほどにしょうがの香るカレーをいただいたのは初めて。それも仕上げに加えているからこその、のフレッシュな風味。そして、爽やかな辛味もスパイスではなく、しょうがによるもの。これは、隠し味やハーブの一種、としてではなく、大切な「主要材料」の1つ。しょうが様。どの料理も、なかしまさんらしい優しさを感じつつ、優しいだけでなく、きちんとコクもあり、アクセントもあり、思いっきりの良さ、というか。トータルでやっぱり彼女らしい、なのかもしれない。
 ていねいな料理をゆっくりといただきながら、有意義なおしゃべり。「また楽しいこと、ご一緒してくださいね!」、帰り道にいただいたお手製の「くにたちさんぽ」マップ、これがすばらしい!お店セレクトもさることながら、それぞれのお店紹介のコメントが絶妙。数行にメッセージが凝縮。どう考えても、これは私の手元にだけとどめておくのは惜しいほど。
 夕方、これまたうれしいコーヒー時間。いつもながら、次のイベントに向かって、優しくエンジンをかけているご様子。「大人の文化祭」、そんなフレーズが印象的。
 と、今日はいつになく、やわらかい、優しい刺激をいろいろな方からいただいた1日。
 夜から雷雨。今日はデッキにて炭でお肉を焼こう!、火をおこしたところでぽついぽつり、そしほどなく本降りに。こんな日には雨景色を楽しみながら、の夜時間に、そんな気持ちのよい切り替えにできたのも、今日の優しい余波、のはず。
 夕方の火おこしあては。

ヨーグルトレシピあれこれ


 月に1度の、大磯のカフェ「APICCRIOUS」のメニュー試作。今回は柳田さんと一緒に、久しぶりに三女のエリちゃんも来てくれて。夏休み中のあては、久々のエリちゃんとの対面に照れる、照れる。時に完全に聞こえないふりなど。
 8月分を早回し、での今日。今回のメニューは「野菜ふんだんなギリシャ料理」。今回も、いくつものレシピに登場するのが、ギリシャといえば、のヨーグルト。事前に水切りしたものを使用。コーヒードリッパーにフィルターをしき、ヨーグルトを入れ、数時間。まずは、「ギリシャ風ヨーグルトのサラダ」。下処理した季節の野菜、今日はミニトマトにズッキーニ、なす、かぼちゃ、とうもろこし、枝豆など、を水切りしたヨーグルトと塩、レモン、EXVオリーブ油でさっと和え。アクセントにみじん切りにした香菜。爽やかながらも、コクのある前菜に。続いては、「鶏肉とフルーツのサラダ ヨーグルト仕立て」。蒸し煮した鶏肉と今日はオレンジをカットし、刻んだくるみを加え。水切りしたヨーグルトとマヨネーズ、レモンきゅきゅっと、仕上げにディルを加えれば、こちらもそれはそれは爽やかにまとまる1品。鶏肉のカットをやや大ぶりにすれば、暑い、この時期にはぴったりのメインとしても。ほどよい酸味とディルの相性のよさ。そして、デザートには水切りしたヨーグルトの上にはちみつをたっぷりかけて、とヨーグルト尽くしのコース仕立て。
 好評だったのが、デザートのもう1品。「パステリ風アイスクリーム」。パステリとは、ごまやナッツをはちみつなどで固めた「おこし」のようなもの。ということで、今回はピーナッツの飴がけをくだいて、アイスクリームに加え、再び冷やし。病みつきになりそうなおいしさ。盛り付けたところにディルを加えて、爽やかにまとめ。たとえば、それこそおこしやかりんとうなどを加えても間違いなく美味。
 お二人を見送り、キッチンの片づけをし。
 「国立本店」での「てぬぐいカフェ」にて、個性溢れるさまざまな手ぬぐいを眺めながら、いただいたお茶で喉を潤し。8月を目前にした、週末前のひとときにぴったり、の時間。

一方はトマト多め、一方はトマト少なめ


 明日の大磯試作に向け、今日はなるべく仕込みを進めておく。ついでに、先日またいただいたたくさんのあんず、今回はご指南通り、皮付きのままジャムにしてみることに。とっても柔らかい皮、すぐに実の部分と一体化し、まったく口に当たらない仕上がり!
 今回の大磯レシピは野菜ふんだんなギリシャ料理。ギリシャ料理、というと、イメージしづらいかもしれないが、トマトやヨーグルトそれからハーブのディルなどをベースに、ふんだんな野菜とひよこ豆やレンズ豆、米粒パスタなどの乾物を上手に生かした、至って癖がなく、口にしやすいものが多く。
 まずはスープもの2種の仕込み。玉ねぎを炒め、他の野菜と少々の肉(一方はソーセージ、一方は豚肉ブロックを細かくしたもの)をさっと炒め、ホールトマトと水分を加え。一方には生のレンズ豆を加え、一方には米粒パスタを加え。と、基本的にはまったく同じ流れを踏みながら、それぞれの仕上がりイメージがあり、そして、それぞれに仕上がるおもしろさ。そうそう、やや大げさに聞こえるかもしれないが、作る前に、今からどんなものを作りたいのか、「イメージ」することが実は仕上がりに大きく影響。例えば、水分多めのさらっとした仕上がりにしたいのか、水分少なめでぎゅぎゅっと濃縮したイメージか。ホールトマトを多めに加え、トマト全開、なのか、他の具材と同量、あくまでのうまみを引き出す食材の1つとして、のイメージなのか、ハーブやスパイスをしっかり効かせて、印象的にするのか、一切使わず、優しい仕上がりにするのか、などなど。その日その時の気分やイメージに合わせて。それぞれに煮込む手前で仕上げ、この時期は一気に冷やし、明日の出番待ちとする。
 お友達に会うときには、お友達に合わせて、持っていくおもちゃを選ぶあては。自分がこれを使って、お友達にこれを貸して、などなど1人シュミレーション風のこの時間、しゃがんで、リュックサックに詰めている、その後ろ姿がすでに、楽しそうで。それにしても、1人2つずつだから、5個だよね、と自信満々に。うーん、6個だと思うのですが。お友達のおうちで遊んで、そのままみんなでスイミングへ、そんな流れも楽しくて仕方がないのだろう。暴走スキップで駆けていく子供たち、こちらはまったく追いつかず。

ブルーベリーとところてん


 午前中はやめ、涼しいうちに、と。子供たちとブルーベリー摘みに、近くの「内藤農園」へ。近く、なのに、なぜかしばし迷い。
 さっそく、ブルーベリー畑へ。いつ見ても、木にたわわに実るブルーベリーの美しさといったら。「食す」以前に、視覚として、目に効能があるのでは、と思うほど。ありがたくもご主人に完熟の見分け方などレクチャー、そしてより実のなる木を案内してもらいながら、摘んでいく。ここへは何度来ていることか、勝手知ったるあてははかごを首からかけて、つまみ食いしつつ、摘みつつ。そして、今年は参戦のゆふき、完熟よりもまだまだ固い赤い実に惹かれるらしく、抱っこされながらも手を伸ばし、摘んでは、なぜか私の口へ。それもときに小さな枝付き。あっという間にかごいっぱいに完熟のブルーベリー。こちらの農園のうれしいところは、摘んだあとに、こちらの農園産ブルーベリーの入った、ミルクトップのアイスクリームをいただくことができること。ということで、もちろんあっという間にアイスクリームはなくなり。
 この周辺にはブルーベリー農園があちらこちらに。ということで、この夏はお散歩感覚で何箇所か回ってみたいなあ、と計画中。
 帰宅してもまだ10時半、「プール開きしようよ!」の言葉に押し切られ。昨日届いたばかりの新しいビニールプールに水を注ぎ。今回はオーバル型、以前よりやや小さいサイズのものを選んでみたのだが、諸々ほどよいのでは。
 合間に、昨日のアンザックビスケットをイメージして。今日はいつもの生地に黒糖を加え、ナッツをたっぷり。アーモンドスライスにくるみにかぼちゃの種など。通常の三温糖などに比べ、甘さがよりマイルドな黒糖。ほんのり、ほんのり、黒糖の香りはするのだが、次回はもう少し甘みを足すべし。黒蜜やはちみつを加えてみるのもいいかも。が、やっぱり材料レシピはなるべくシンプルにしたいなあ、など。
 午後、あてはの図工サロンの合間に買い出しへ。と、最後に立ち寄った「あひるの家」の縁側に腰かけ。「たいやきやゆい」さんの自家製ところてんを初めていただく。自家製ところてんに自家製黒蜜、圧倒的美味。体も心もスーッと涼む感覚がなんとも。それにこの、軒先の縁側でところてんをつるつるっと、癖になりそう。
 さてさて、今日は工作でへびを2匹作ってきたあては。その色たるや、実に情熱的。2回目、ということで、お友達とのやり取りも楽しくなってきて。和む→一気に緩む、このあたりも含め、先生、次回もよろしくお願いします!
 

豆からのだしの力


 キッチングッズ調達へ、子供たちと吉祥寺へ。製菓材料、製菓道具の店「キッチンマスター」、以前、お寿司やさんのお手伝いををしていた頃には休み時間に足繁く立ち寄っていたお店なのだが、道具、材料ともにかなりの充実。今日はクッキー型の買い足しや粉ものなど。
コットンフィールド、ついでに今日はユザワヤ、そして相変わらずのいつものコース、ドイツパンの店「リンデ」にて早めのお昼ごはんを済ませ。
 コピスのキッズスペース、あてはには物足りないかと思いきや、夏休みシーズン、同じくらいの年の子供たちも多く、ゆふき以上に満喫していた様子。帰る頃には汗でしっとり、なほど。早めの午後、今日オープン、フランスで人気のベーカリーカフェ、ローズベーカリーにておやつを買って、の帰り道。思わず手に取った1つは、以前、レシピを見ながら作ったことのある「アンザックビスケット」。実際に口にしたのは初めて。ココナッツやオーツ麦などがふんだんに入った、オーストラリアの昔ながらの焼き菓子。ゴールデンシロップのコクのある甘みがなんとも。黒糖とカラメルを合わせたような風味。その土地のその土地ならではのお菓子のおもしろさ。
 そんな流れから、ギリシャならではのお菓子の1つ、パステリ。ごまをはちみつで固めた、古代ギリシャ時代からのお菓子だとか。ごまおこし、のイメージ。
 今日のギリシャ試作は「レンズ豆と季節の野菜のスープ」。まさにレンズの形をしているレンズ豆。その魅力は、その形はもちろん、乾燥したままで、10~15分で煮えること。別の鍋でゆでてから、加えてもよいのだが、豆からのだしの力、恐るべし。かつ手軽さから、スープを仕込みつつ、乾燥したレンズ豆も加え。豆が茹で上がった頃がスープの仕上がり。いろいろ野菜と少々の肉、そしてレンズ豆から引き出されたおいしさの相乗効果。
 

夏休み的な1日


 今日も夏休みらしい1日。バスに乗って、水遊びのできる公園へ。公園に着くと、お友達がたくさん、もううれしさ全開、駆け回る子供たち。もちろん、さっそくの水遊びへ。午前中は日差しも穏やかで、湿度も低く、こちらも水遊びに参戦のゆふきに付いて回っていながら、足元に感じる水が心地よく。それにしても、楽しそうな子供たちの無邪気な姿。まさに、水を得た子供たち!午前中めいっぱいの水遊びをし、東屋でお弁当を広げ。と、あてはの仲良しのお友達が到着。テーブル越し、お互いに目配せをして、ごはんを口に頬張り、いつのまにか公園を駆けていく姿。こちらも、緑に囲まれた気持ちのよい場所でのランチタイムがやけにあり
がたく。
 午後、遊具でもう一遊びしている頃からジリジリと日差しが強くなり、そろそろ、と帰りのバスへ。1番先頭、1つの席にお友達と2人で腰掛け。ちょっと後ろから2人のやりとりを眺めつつ。
 午後、買い物帰りにちょっと立ち寄って、かき氷を食べていると、「あてくんの水着、間違えて、荷物に入ってました。」メール。借地に立ち寄り、すっかり洗濯してもらった水着を引き取り。なんとも、夏休み的な1
日。
すべり込みに近い大磯レシピ仕上げ。と、柳田さんから、「今週うかがうときに、握りずしの握り方、もう1度教えてもらえるかしら?」、と。この年になって初めてのことって楽しいのよ、柳田さんらしい言葉。

焼き立て熱々もよし、きりりと冷やしてもよし


 7、8月最後の教室。今回はごま豆腐に野菜ずし、など、日々の食卓、というよりはおもてなしレシピが多いかな、そんな印象の中、こちらはまぎれもなく日々レシピ!の一品が、「夏野菜の焼き浸し」。これが、シンプルながらに、実に美味な一品。わが教室での、和食の月にはほぼ定番の「六方だし」、ベースのだしが6に対し、しょうゆが1、みりんが1、のいわゆる天つゆほどのだしに焼き立ての野菜を浸していく。なんといっても、おろししょうがが欠かせない。お浸し、というと、ほうれん草など青菜をゆがいて、しょうゆとかつおぶし、のイメージが強いかもしれないが、本来は、「お浸し」の名の通り、下処理した野菜をだしに「浸す」もの。ゆでて浸す、もあり、煮て、浸す、「煮浸し」あり、「揚げ浸し」あり、そして今回の「焼き浸し」あり。揚げる手間はなくして、やや油を多めに焼くことによって、一気にコクが増し、満足感のある一品に。「ああ、やっぱり私って日本人なのね。」そんな、DNAも喜ぶような一品、というか。
 どんな野菜もおいしくいただくことができるのだが、今回特におすすめなのがゴーヤー。油との相性もよく、六方だしがほどよくしみ込んだゴーヤーが実にジューシー。ゴーヤー同様、油と相性のよいなす、前回の麻婆茄子同様、加熱前に切り口に油をまとわせると、一気に火の通りがよくなり、コクも増す。油をひいたフライパンに置いた段階で切り口全面にさっと油をまとわせて。焼き立て熱々もよし、冷蔵庫できりりと冷やしてもよし。例えば、鶏肉や魚の切り身も一緒に焼いて浸しておけば、立派なメイン料理に。
 ここ最近は週末クラスの日程がかなり少ないため、どうしても大人数クラスになることが多く。今日も生徒さんが定員いっぱいの6人、と、どうしてもキッチンでのみなさんの動きづらさを感じつつ。ということで、特に大人数の日には、今までは生徒さんに任せっぱなしだった、冷蔵庫出し入れ、それから洗い物など、キッチン奥での作業をもっと私仕事にしていってみようかと。みなさん、またご意見などお聞かせくださいね!
 夕ごはん後、甚平姿の子供たちと近くの盆踊りへ。どこからか聞こえてくる太鼓の音に、それこそ耳を澄ませ、小躍りしているあてはなど。ビール片手に心地よい風、もう言うことなし。夜にふらりとお友達と会えるなんて、それはそれは楽しいはず、「もっとここにいたいなあ。」、そうだよね。

こりゅうくん、初めまして



 義妹アカネちゃんが無事第2子出産!まずは、角上魚類でお寿司を調達し、東久留米の実家へ。まずは、お兄ちゃんになりたて、もうすぐ3才の琉啓くんにおめでとうを伝え。そうそう、母に教えてもらったのだが、今日も調達してきた1品、角上の太巻き、新潟寺泊のご当地版はふんだんの魚介に加え、くるみがアクセント。そしてこれがなんとも、なんとも、絶妙で。そのえもいわれぬ存在感。
 さて、病院へ。昨日生まれたばかり、初めまして、の小さな小さな命。元気な元気な男の子。名前は昨日の案からは変更になった、とのことで、後日の報告を心待ちに。ひとまずは、琉啓くんにちなんで、父命名、こりゅうくん、と。そういえば、父、ゆふきが生まれたときにも、こあてくんと命名。こんなに小さな体で一生懸命に泣き、体を動かし、と、見ているだけでもあまりにいとおしく。そして、みんなが、こちらをちらり、「ゆふきがとんでもなく大きく見える!」と。小さな、小さな赤ちゃんからのみなぎる生命力。それも昨日のお昼ごろまではまだお腹の中にいた、まさに生まれたての赤ちゃんから届く優しく、力強いエネルギーがまっすぐ我が身に届くような。
 東久留米宅に戻り、生まれたばかりの本人不在ながらのバースデーケーキと称して、のコーヒー時間など。そして、ありがたくも、のんびり、ゆったりの時間が流れ。我が家の玄関先のブラックベリーはここ東久留米の実家育ち。ということで、実家の脇にもブラックベリーがたわわに実り。あてはから手渡された1粒をつまんで、魅了されたゆふきがまだまだ赤黒く熟す前のベリーをもぎ取るからたいへん。
 それにしても、父母のもとには元気いっぱいの男の子の孫がなんと合計4人となり。想像がつくような、つかないような。これは、リーダーたるあてはに統率役をがんばってもらうしかなさそうだ。

クッキー実験


 いつものクッキー生地で少々あては実験など。子供の手、それもどちらかというと雑なタイプでの生地の比較。来月に予定している、「夏休みキッズ教室」に向けて、少々。キッズ向け、だからこそ、大切にしたいのは、「おいしさ」。「作る」ことを学んで、楽しむのはもちろん、自分が作ったものがとってもおいしかった!、そんな食の記憶がきっと子供たちの心のどこかに宿るはず。
 今回は材料の違う2種のクッキーを作り、その食感や風味など食べ比べも楽しむことが出来たら、と思案中。大人の手に比べ、生地への力の加え加減などがストレートな子供たち。だからこそ、楽しく、そしてきちんとおいしくできる成型をイメージし。こういう、いつもの試作とはまったくちがった目線もなんとも新鮮でおもしろく。
 1日中、心地よい風が吹いていた1日。お友達へのちょこっとプレゼントを持って、待ち合わせ場所よりだいぶ手前でばったり、うれしさが隠し切れず。一橋のベンチにて、思いがけずお互いにお手製お菓子でうれしいお茶時間など。それにしても、あまりに爽やかな風。いつのまにかあっちへこっちへ、自由気ままに駆け回る子供たち。そのまま、大学通り沿いベンチに、みんなでぎゅぎゅっと座り、お昼ごはん。風があまりに心地よい今日だからこそ、の貴重な1日なのかも。それにしても、なにかもがなんとも夏休みっぽくて。
 今日のギリシャ試作は、定番の、ヨーグルトを使ったサラダなのだが、ちょっと楽しい演出など。以前、教室でも何度か作ったのだが、まずはヨーグルトをできれば数時間水切りし。塩とレモンとEXVオリーブ油でさっと和えた野菜を器に盛り、水切りしたヨーグルトを上に盛り、塩とEXVオリーブ油をかけ。いただくときに、全体を混ぜながら。ヨーグルトサラダっぽい、水っぽさがなく、野菜のおいしさもヨーグルトもおいしさも生かされ。この水切りヨーグルト、こういった前菜としての使い方はもちろん、ギリシャではこれにはちみつをたっぷりとかけてデザートに、と。以前、教室では、「自家製フロマージュ」として、作りたてのトマトのジャムを添えた記憶。ペーパーフィルターをひいたコーヒドリッパーでの水切りがとっても手軽でおすすめ。
 
プロフィール

くにたちの食卓 いづい

Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

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