
気持ちのいい風が吹く1日。お友達と公園ランチなど。爽やかな風、まぶしい新緑、それはそれは仲良く遊ぶ子供たち、楽しいおしゃべり。いつのまにか土いじりをしていたあては、ふとこちらを向けば、とんでもない顔に。どうやったら、そこまで土色になるのだろう。そんな演出もあり、それはそれは心緩む時間となり。
麻婆レシピの手直しなど。麻婆といえば、麻婆豆腐、麻婆茄子が定番だが、実はそれぞれの季節野菜でのアレンジにもぴったり。季節の野菜をひき肉ベースの赤辛みそ味で、といった感覚。例えば季節の野菜を塩味ベース、甘じょっぱいしょうゆベースなど、1つのレシピからの派生率は幅広く。チャイニーズの魅力。
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買い出しのはしごをし、東久留米の実家へ。今日は父とゆふきの合同バースデーパーティー。ということで、まずは真っ赤な風呂敷に包まれた一升餅を背負うゆふき。泣き顔。続いて、お約束のように、次々と餅を背負う者あり。と、オーブンからはそろそろ仕上がりの香り。やっぱりこういうお祝いの席にも華やかにメインテーブルを演出してくれる「真鯛のアクアパッツァ」をテーブルの真ん中に並べ、みんなでテーブルを囲み、楽しい宴が始まり。おいしい料理とお酒、楽しいおしゃべり。そして、いつの間にか、テラスにたくさんのおもちゃを持ち出し、遊び出す子供たち。4才あてはの後ろに2才琉啓くんがくっつき、時折のそれなりのやりとりもおかしくて。1才ゆふきの参戦もそう先ではないかも。そして、また新しい眺めを心待ちにして。
ちなみに今日のメニュー
前菜 野菜のテリーヌ
鶏肉と豚肉のテリーヌ アスパラガスとグリンピース
お造り 真鯛をメインにお造り盛り合わせ
メイン 真鯛のアクアパッツァ
ごはん お赤飯
椀 父の十八番 自家製つみれ汁
デザートの前に、タイミング見計らって、もう1度、一升餅を背負うゆふき。やっぱり1才なりたての身には重過ぎる一升餅。右に転がり、左に転がり。
バースデーケーキ、今日は「くろねこ軒」にオーダーした「いちごのショートケーキ」にキャンドルをたて。そして、別皿には「アイシングクッキー」。1つの皿には、にんじん、だいこん、グリンピースなど愛らしいベジタブルデザイン。日々畑仕事に精を出す父へ。そして、もう1つの皿にはゆふきの大好きはいちご、それからこいのぼり、車など。ああ、やっぱり職人の力量とセンス。なによりも最初にいちごの描かれたクッキーを手にするゆふき。まずは父とゆふきとで1本のキャンドルを吹き消し、これまたお約束のように、次々と吹き消す者あり。と、笑いっぱなしの1日。

今月最後の教室。「春」から、すっかり「初夏」の陽気に流れつつ、にすべり込むようにして、最後の春イタリアン。付け合わせにぴったりの1品、「春野菜のグリル」。つまりは、シンプルに焼く。こういうシンプルな仕事だからこそ、実は大切なのが、イメージ。例えば、新じゃがいもは厚めに切って、ゆっくりゆっくり焼き、ホクホクの仕上がりに。スナックえんどうはやや火を強め、両面をさっと焼き、しゃくしゃくと青い香りを生かして、の仕上げ。作るときに、どんな風に仕上げたいのか、一瞬でも頭にイメージすること、この価値はかなり大きい。新玉ねぎ、こちらもやや厚めに切り、崩れないように楊枝で留め。ここでちょっとしたコツ。楊枝をさすときには、焼き鳥などするときも同様、まな板の上に食材をおき、楊枝をくるくる回しながら、通していく。焼き上げた後に楊枝を抜くときも然り。繊維や身の崩れをなるべく押さえるために。例えば、やわらかいパンなどを切るときに、パンナイフを大げさに前後させながらカットする、そのコツにも近い。今日はマヨネーズベースのソースにバルサミコ酢を少々加え、これまた楊枝で混ぜると、美しいマーブリングが描かれ。と、楊枝ヂカラ発揮の1品。
今クールの教室も無事終わり、ほっと一息。そして、いつものように、うれしいタイミングで連絡が来て。
「あては、お家にあてはの大好きなお友達が待ってるよ!」うれしそうに坂道を駆け下り、「ただいま!」「「おかえり!」とあいさつを交わし。明日からGW。いつもより、ゆっくりと過ごせる夕方もいいもの。

大げさでなく、吹き飛ばされそうなくらいの強風の中、明日の買い出しへ。風が強いから、さくっと回って、さくっと帰宅!、と急ぐものの、家に着いたところで大きな忘れ物に気づき、ふりだしに戻る、など。
今日は子供たちの喜ぶ顔を想像しながら、我が家でこいのぼりクッキー作り。ここ数年の端午の節句には我が家の定番となりつつ。型もなし、アイシングもなし、シンプルながらも、愛嬌のある表情など。みんなで「お菓子を作る」、料理とはまた違った、ゆったりとした時間の流れもいいもの。ほどなく、クーラーには3色のこいのぼりクッキーがずらりずらりと並び。もちろん、まずは焼き立てが落ち着いた頃に、頬張り。
こんな強風にも負けず、こんな強風の日に限って、なぜ砂場遊びなのだろう。さすがに被害も大きく、場所変更など。それにしても、子供たちの大はしゃぎっぷりは、「意気投合」を絵に描いたような。
今日は久しぶりにゼラチン仕立てのテリーヌの仕込みなど。断面をイメージしながら、野菜を詰めていく行程はほどよく心弾むもの。

テリーヌの仕込みをしつつ、空いたコンロで緑豆を炊く。以前、大磯レシピや出張教室でも登場した「薬膳パフェ」をイメージしながら。改めて、このネーミングを好印象ととるか、否か。ついでに、とあてはの大好きな小豆も炊き。小豆を炊くと、その香りはもちろん、小豆がしっかりとはじけた頃に砂糖を加え、ほんの少々の塩を加え、火を止め、と、どこか心落ち着くものがある。たまりにたまりに、たまりにたまってしまった料理写真の整理とレシピの整理など。以前は記憶が新しいうちにきちんとファイルし続けてきたのだが、そう、ここ1年は、そうはいかなくなり。写真をプリントしながら、うわあ、懐かしい!と想い出に耽るほど。特にレシピファイルについては、大げさでなく、わが身の分身。と、反省を込めて。あてはのスイミング前にここまでは、と最後はかなり急ぎ足で・・・、が、ああ、急がば回れ、が何度もこだました瞬間。思いっきり、のプリントミスを大量に。と、かなりの敗北感で今日の作業は終了。緑豆と小豆を頬張って、気を取り直すことに。以前はたいてい、豆の6割ほど(これでも通常よりは甘さ控えめ)の砂糖で仕上げていたが、ここしばらくは4割ほどに慣れてきた。甘さを感じながらも、豆の味も満喫できるようだ。

自転車を走らせて、午前中の図書館へ。調べ物とヒント集めに。街路樹のハナミズキがピンク、白、ピンク、白、と交互に咲き始め、新緑の力みなぎり、思わず心弾む季節。5、6月の教室は久しぶりのチャイニーズ。華やかなイタリアンやフレンチもいいが、やっぱりファミリーみんなの反応もよし、日々の食卓にはもちろんよし、のチャイニーズは根強い人気。ということで、今回は白いごはんにぴったりのおかずレシピから飲茶レシピなど、とイメージを膨らませつつ。その中の1品、みんな大好き「麻婆茄子」。これから夏、秋に向けて旬を迎える、私も大、大、大好きななすをふんだんに使って。ああ、やっぱり白いごはん添え、は必須。
夕方、思い立ったように庭いじりなど。毎年、この時期にはついついいじりたくなり、夏頃にはなんとなく見て見ぬふり、そして秋が過ぎ、冬には完全放置、にも負けず、いとおしい新芽たち。玄関先のブラックベリーにも新芽が次々に。オカメヅタの威力に圧倒され、おとなしく葉を広げ、おとなしく実をつけ、がここ数年のブラックベリーに今年こそは快適な環境を、と今日もオカメヅタのつると奮闘など。そして、水まき隊扮するホース付きあてははかなりの危険人物。

ゆふきの誕生日プレゼントを買いに。そして、なぜかあてはにもお揃いで。お兄ちゃんになった1周年記念というくくり。帰り道、あまりにもいいお天気に誘われて、公園ランチなど。公園の片隅には何連にも連なるこいのぼり、そして見上げれば桜の新緑、と1年で1番心地よい公園季節がやってきた。砂場に真剣取り組み中のあてはあれば、すべり台のすべる側をよじ登るゆふきあり。時に手の置き位置を誤り、スーッとすべり落ちていく後ろ姿。遊具にも少しずつ参戦できるのがとにかく楽しいようで。
夕方、ちょっと時間ができたので、自転車で「くろねこ軒」のマルシェへ。と、なんとなく走らせていたら、完全に迷った。ふと気づけば、一面畑だらけの小道にポツリ。やけに寂しくなってきて。道案内をもらい、その後は難なくたどり着き。いつもは軒先お買い上げ、なのだが、今日は中でいただくことに。お家の中に一歩入ると、そこは想像以上にしっとりと落ち着いた、それはそれはすてきな空間。和、洋アンティークに囲まれ。それも、運良く、完全な貸し切り状態。そして、さらに運良く、オーナーの池谷しのさんとゆっくりおしゃべりしながら。まずは先日お電話で注文した、後日のお菓子についての相談など。たくさんの焼き菓子の型を拝見させてもらいながら。今日は愛らしいアイシングのデイジークッキーとコーヒをいただきながら、骨董市について、それかDIY(というかDIYの粋を越えていらっしゃる!)について、などなど。ついでにのぞかせてもらったキッチンはまさに用の美。おもわずうっとり。きちんと使い込まれているのがよくわかる。そして優しい職人姿。後日のお菓子、お祝いの当本人たちよりも楽しみにしているのは、間違いなく私なのである。
すてきな職人姿を目の当たりにして。子供たちとの日々を過ごしながら、今きちんとできるだけの仕事に押さえつつ、の今。そしてそこに焦りを常に感じつつ、の日々。が、きっとこの「焦り」の気持ちも無駄では、はず。でないことを信じ、たくわえの時期と題して。

買い物の仕方は人それぞれ。私については、可能な限りに情報を集めて、納得して買いたい、そんな私のやり方を押し付けてしまって、少々反省など。と、あれこれ不毛なような、不毛でないような店巡りとなり。今日うれしかったこと2つ。1つは、もうすぐ我が家から近く、国立駅北口にて、くにたち地元野菜を置くお店がオープンする、ということ。かなりの朗報!だいぶ前から、かなり念じていた願望なので。さっそく試しに買ってみた野菜やハーブの苗、作り手から直接受け取ることの価値、そしてまっすぐに伸びた鮮度と力みなぎる野菜たち。もう1つうれしかったことは、見たこともないような大きな虹を見つけたこと。今日1日の不思議なお天気が功を奏したようで。限りなく、いいことがありそうな気分にさせてくれる。
買い物前に立ち寄った「黄色い鳥器店」にて、「カルナー」の焼き菓子を買う。優しい食材を使いながらも、大きさといい、カットの仕方といい、クッキーの厚さといい、男性ならではの焼き菓子のよさ。料理にしても、お菓子にしても、作り手の人となりがどことなく伝わってくるおもしろさ。そして、深読み傾向あり。こちらも、作り手から直接受け取る、の日。

平日クラス。今月のデザートはティラミス。イタリアン定番のティラミスについては、教室でも実は3度目。ということで、今回は「いちごとコーヒー香るティラミス」というアレンジに。まずはフレッシュのいちごをバルサミコ酢と砂糖でマリネ。このバルサミコ酢マリネはかなり価値あり。おいしいフルーツはもちろん、ちょっと甘さや酸味の足りないときにマリネすると、一気にフルーツのグレードアップ。マリネ仕立てもよし、しばし置いたものはもちろんよし。今回のティラミス、ベーシックな材料はマスカルポーネチーズ、卵、砂糖、以上。イメージとしては、コクのあるおいしいマスカルポーネチーズに卵のコクをさらに加え、生地をふわりとまとめ、砂糖の甘さを加え、といったところ。ポイントはメレンゲの加え具合。まずは卵黄だけを加えた濃厚なやわらかいティラミスのベースにお好みの量のメレンゲを加え、優しいふんわり感を。スポンジ生地を作るときもそうなのだが、メレンゲを加えるときには、片手のゴムベラとボウルを持つ反対の手と、両方を動かしながら、なるべく混ぜる回数少なく、効率よく混ぜたいもの。ふんわりの仕上がり具合の違いは歴然。今回は仕上がりの表面に、細かめに挽いてもらったコーヒー豆、それから少々のストロベリーパウダーでほろ苦く、甘酸っぱい演出。その色合いもなんとも。ティラミスと濃い目に淹れたおいしいコーヒー、と至福の時間。そして、ああ、もっとコーヒーをおいしく淹れられるようになりたい、と。
今日は、お財布をきれいに空っぽにして、近くにあるすてきな手縫い革教室「shuji works」へ。修理の見積もりなど。ずらりと並ぶ、使い込まれた工具や糸、それはそれは重そうな縫い道具などなど、「工房」感がなんとも心地よく。この、目の前の道と一歩中に入ってからの空気の違いのおもしろさ。またお邪魔するのが、今から楽しみ。

ゆふき1才の誕生日。表情(特に目)にしても、髪質や体質、体型(ぼっちゃり型、足短め)など、私のDNAも強いようで。伝え歩きはお手の物ながらも、歩くのはもうちょっと先になりそう。
ようやく、端午の五月人形を出す。焼津の父母に手伝ってもらいながら。明日の買い出しの帰り、和菓子屋さんに一升もちを注文。こちらは後日のお誕生日会でのお楽しみに、と。
昼過ぎ、「次に会うときにはゆふき、歩いているだろうね。」と、焼津の父母が帰っていった。孫たちとの時間をじっくり満喫できたようでなにより。見送った後の家の中は、いつもそうなのだが、やけに静かに感じ。さて、とまずはスポンジを焼く。今日はゆふき1才のお祝いプレートなど。食欲限りなく旺盛なゆふきの大好きなものを並べて。あれから1年。我が家にゆふきが生まれて、たくさんの想い出が積み重なる日々。あてはのことがとにかく大好きなゆふき。生まれたときから無条件にそばにいる存在。そんな2人のじゃれ合う姿を眺めていると、「母」となれたことのありがたさをしみじみ。ケーキに立てられた1本のキャンドルを吹き消すのは、もちろんあては。
今日のメニュー ・しらすごはん
・トマトとモッツアレラチーズ、豆腐のマリネ
・スパゲッティナポリタン
・ハンバーグ
・いちごヨーグルト
・いちごロールケーキ