
平日クラス。毎回5、6品のレシピの中から、担当したい1品を生徒さんたちに選んでもらっているのだが、今日の1番人気は、「アスパラガスとグリンピースのリゾット」。生米を炒め始めて、15~20分ほどで仕上がるリゾット。つまりは、炊飯器で炊飯するよりも早く、食することが可能。ということで、例えば、日々のお手軽お1人ランチなどにもぴったり。リゾット、というとチーズなど乳製品ふんだんのこってりとしたイメージが強いかもしれないが、今回はあえて、乳製品、動物性なし、野菜だけで仕上げるシンプルなリゾットに。ポイントはまず水の量。炊飯と違って、蓋をせず、時折混ぜながら、仕上げていく。米の量や火力によって、かなり変わってくるのだが、大まかなイメージとしては、生米の3倍前後、といったところ。水が少ない分には足せるのだが、入れすぎてしまうと、リゾットとおじやの合いの子のような、わざわざ食すには値しないもにに仕上がってしまう。ので、最初はそこそこ多めに加えつつも、後半はちょっとずつ加え、調整、と4、5回に分けて、水を加えていくのがいいようだ。仕上げのちょっと前に生のアスパラガスとグリンピースを加え、1分ほど加熱。どちらも下ゆでしてから使う、と想像しがちなのだが。この1分ほどの生からの加熱でほどよく火が通り、色合いも風味もしっかりと生かされる。特にこういった春の豆類など、火の通しすぎは厳禁。さっと加熱し、ふわあと口に広がる青い香りがきちんと残るように。今日は仕上がったリゾットをセルクルで型抜きし、ちょっとよそゆきな印象。セルクルがなければ、器などで型抜きをぜひ。
夕方、生まれたばかりの赤ちゃんに会いに、ゆふきを出産した、近所の産院へ。産院に入った瞬間にびっくりするくらにちょうど1年前の記憶と重なり。窓からの外の眺め、木の芽吹き具合などがあまりに記憶と近く。
夜、母お手製のちらし寿司を囲んで、焼津の父母と一緒に、ゆふき1才の誕生日前夜祭など。あれから1年かあ、としみじみ。懐かしいアルバムを開きながら、たくさんの想い出が蘇り。

幼稚園お友達ママのうれしいレクチャーへ。みつろうがたくさん手に入ったから、と今日は「アロマハンドクリーム作り」など。日々、シアバターをそのまま容器に入れ、ハンドクリームやリップクリームとして使っているのだが、みつろうを使ったクリームには興味があったので。今日は2種類を作ってみることに。スイートアーモンドオイル、みつろう、シアバター配合のしっとりタイプとホホバオイルメインのさっぱりタイプ。どちらも大好きなラベンダーの香りを加えて。とにかく手軽なレシピ、あっという間に2種類のクリームが仕上がり。それに、料理もそうなのだが、こうやって、みんなで一緒に作る楽しさ。また次回も楽しみにしつつ、今日は早めの退散。焼津の父母が国立へ来た時には、行きたいスポットNO1、ジョイフルホンダへ。到着する頃には朝からの曇天が嘘のような青空が広がり。もちろんいつものガーデニングコーナーへ直行。絶妙なタイミングでの青空がやけにガーデニング気分を盛り上げてくれる演出大。ハーブや寄せ植え用の苗を買い、今日はこの辺で、と。帰りの車でふわりとタイムの香りが広がり。と、アロマな香りがうれしい1日。

買い出しついでに、大学通りの新緑の芽吹きとこれから見頃を迎える八重桜など。帰り際、出産間近に控えるお友達とばったり。まさにちょうど1年前の自分と重なる想い。無性に食べたくなったフレンチトーストを食べ終わった頃、焼津の両親がやって来た。ようやく妹がお嫁に行き、長老パオ(オス猫 多分18歳?)は初めてのペットホテルステイとなり、の運び。今日は幼稚園懇談会へ。玄関を出るときに、2階からはゆふきをあやす母の、「コケコッコ~!」の叫び声など。新しいクラス、ちゅーりっぷ組。心から、あてはにとっても、そして私にとっても楽しい幼稚園生活が送れますように、と。土色になったあてはと坂道を駆け下りで、の帰り道。きっとこの1年でも大きく大きく成長するんだろうなあ、と。それにしても、通訳が必要なくらいに自分本位な母の話。防災頭巾を作ったら、と綿を持ってきてくれたのはいいのだが。「ほら、あのほたるちゃんもかぶってたでしょ?」「それって、「火垂るの墓」のセツコでしょ!」基本的に、相手が良心的に理解してくれるのを前提での発言の日々。

お友達と待ち合わせをして、まずは「黄色い鳥器店」をのぞき、すてきなものに囲まれて、うっとり。ゆっくり散歩しながら、「フジカワエハガキ」へ。週末だけオープンするドローイング作家・藤川さんのアトリエ。今日は2階にて「seiken工作所展」。入口脇の階段を上がると、窓際やテーブルにずらりと並ぶ土の器。「土の実験」と題し、同じ型をベースにサイズ違いや釉薬違いで楽しむ、というもの。色の違いはもちろん、1つだけを眺めるおもしろさ、並べてみたり、重ねてみたり、など。そして窓からはなんとも、なんとも心地よい風が流れ。今日はここで、「かえる食堂」松本朱希子さんのカステイラがいただく。すやすやと眠る子供たち、やわらかい風、そして、フォークを入れたときに、「シュッ」とやさしい音が聞こえる、ふんわり、そしてしっとりとした、そしてほんのり柑橘の香りのするカステイラをいただきながら。「こんな風に静かにおしゃべりできるの、初めてかもね。」 食べ終わった頃にふっと目を覚ましたゆふき、私の膝の上でいつになく穏やかに。「小さな子にも、心地よさ、わかるんでしょうね。」の隣に腰掛けていた方が。そのうち、お隣さんのカステイラをじっと見つめていたらしきゆふきに、「一切れ食べる?」なんて、声をかけていただいて。短い時間ながら、ふらりと気持ちのよい散歩となり。すっかり浄化され、映画帰りの公園遊び2人組を迎えに行く足取りも軽やかに。

国立駅北口に今月オープンしたばかり、ドライフラワーと古道具の店「Marca」へ。「ドライフラワー」のイメージを覆すような、鮮やかな色合い。古道具を使ってのアレンジも魅力的で、しっとりと落ち着いていて。今日はドライフラワー好きの母へのプレゼントに、と愛らしい色合いのリースを選ぶ。ついでにケーキも調達し、東久留米の実家へ。今日はちょっとした母のお祝い事など。ということで、出発前に思いつきで出来上がった製作(箱と折り紙)と手紙と一緒に母へ手渡すあてはなど。みんなで、いつも行く「同心居」へ。季節ごとの野菜をふんだんに使った、優しいチャイニーズ。「そら豆と海老の塩炒め」は、まずその色合い、そして具材を優しく包む塩味ベースのあん。例えば、同じ具材でも調味料や味付けのアレンジで、まったく違ったおいしさを楽しめる、ここへ来るといつも、そういう中華のおもしろさを堪能できる。お腹いっぱいで家に着くと、待ち時間用にと持っていった数冊の絵本と一緒に、見慣れぬものが1冊。見れば、「同心居」の立派なメニュー。メニューの読解大好き、かつ来月からの教室はチャイニーズ、ということで、まずは熟読させていただくことに。下手なレシピ本よりもよっぽど得るものも多く。母のお祝いと一緒に、一足早いゆふき1才の前祝いも兼ねて、なぜかあてはが1本のろうそくを吹き消し。

2度焼きが特徴のビスコッティ。今日は2度目の焼きをもう10分ほど追加したかった仕上がり。それから油分と水分の配合ももう一歩のところ。お届け物がてら、お友達のお家でおしゃべりなど。ほんの1時間ほどなのだが、やけに気分転換になったような。この、限られた時間、の感覚がまたいいのかもしれない。自転車に乗っていると思わず汗ばむ陽気。その前に、我が家の玄関先、かなり野性的に育ちすぎてしまったオカメヅタとの格闘で、すでに一汗、ニ汗かいていたのだが。
今日もあてはスイミング中についつい足が向かう「国立コーヒーロースター」へ。不調だった我が家のコーヒーミルのメンテナンスをお願いしていたので。ついでに、新しく入った豆でコーヒーを入れていただきながら、おしゃべりなど。帰宅後、さっそく挽いてみると、今までのあの不具合はなんだったのだろう、同じミルとは思えないほど。これで、豆を挽く時間も楽しめそう。
時折、気が向くと、お下がりの「マイカメラ」で撮影に熱中するあては。見てみると、時になかなかの名作もあったり。そして半分以上の被写体はゆふき。至近距離でのフラッシュ攻撃など。

買い出し帰り、ムッシュイワンのパンを調達して、昭和記念公園へ。まだまだ桜を楽しめる眺めについつい引き寄せられるように。近くにいた女性が、じっとゆふきを見つめ。なんとなくおしゃべりが始まり。「うちの子は食が細かったから、この頃は苦労して。」、聞けば、大学生になる息子さんがいる、とのこと。いつか、私も小さな子供たちを目にしたとき、我が子との想い出と重ねて眺める日がきっと来るんだろう、と。あと1週間で1歳を迎えるゆふきとの時間。
かなり遅ればせながら、「教室の風景」アップしました。春イタリアン、よろしかったら。

月に1度の大磯アピッククリオスのメニュー試作の日。今日の気候はまさに、そろそろこういうものが食べたくなる季節、を思わず先取りしたような。テーマは「季節野菜ふんだんのアジアン」。ポイントはエスニックの香りを楽しみつつも、エスニック過ぎないこと。そして、フルーツの力を借りたり、季節野菜をうまく取り入れて、初夏らしい爽やかなテイストに。例えば、ベトナム屋台の定番、バイン・ミー(いわゆるバゲットサンド)には、なますの定番、大根、にんじんに加え、きゅうりにうど、みょうがなど。そして今日は生ハムと一緒にバジルと大葉を1枚ずつ。仕上げにナンプラーを少々。口の中で爽やかにまとまる感覚。日々の食卓に、日々の味との違和感なく、アジアンテイストを取り入れたいときにお勧めなのが、「タイカレーペースト」。タイカレーのみならず、ほんの少々を加えての利用価値、大。例えば、マヨネーズに少々加えるだけで。たとえば、鶏のから揚げの下味に少々加えるだけで。例えば、ぶりの照り焼きの砂糖としょうゆの合わせ調味料に少々加えるだけで。一足早い初夏気分を堪能しながらの試食時間。先月はほっとする和をテーマに、そして今月はほんの少しだけ、ほっとしながらもちょっとしたうれしい驚きがあるような、そんな気持ちがお客様にも伝わったら、と。毎月こうやって、ありがたくも尻をたたかれるように、新しいレシピを作り出していくこと。そして、きちんとよいものとそうでないものを評価してくれる価値。
夕方の坂道自転車散歩は暑さのせいもあり、堪えた。一気にお茶を飲み干す感覚に、初夏を感じ。
鮮やかな黄色が印象的、ベトナム料理の定番、バインセオ(いわゆるお好み焼き風)など。

明日の買い出しへ。昨日、今朝と続いた余震などまだまだざわつく心を桜がなだめてくれるような。午前中の静かな桜並木。まだまだ棚の空いたスペースなども多く目に付くものの、いつのまにか並ぶ食材にも春から初夏への移ろいが見えて。ということで、明日は春の名残と初夏のイメージでのアジアン。アジアンの時にいつも意識するのは、アジアン過ぎない仕上がりにすること。時に、そういったローカルテイストが無性に恋しくなることもあるのだが、大抵はアジアンエッセンスの取り入れ具合を意識し。例えば、酸味は酢よりもレモン汁で爽やかな仕上がりにしたり、ナンプラーはあくまでも風味付け程度に、とか。香菜は控えめに、その代わりにバジルやミント、大葉を多めに、など。今日の仕込みの1品、「春野菜とひき肉のラープ」。さっと炒めたひき肉がほんのり余熱とれた頃、薬味野菜の新玉ねぎ、万能ねぎ、そしてミントにバジルなど、そしてナンプラー少々にレモン汁ぎゅぎゅぎゅっと。薬味ハーブがきりっと、かつ優しく。春野菜には筍にグリンピースなど。ナンプラーの使い方について、ちょっとしたコツなど。塩味を全部ナンプラーで仕上げると、やっぱり私たちの口にはちょっと主張と香りが強く。なのでベースは塩や時にしょうゆで押さえ、仕上げの風味づけにナンプラーを加え。またナンプラー+レモン汁はナンプラーの野性味を一気に爽やかに演出してくれる効果絶大。ふとアジアンが恋しくなったときにはぜひお試しを。
あてはをスイミングに送った後、バゲットなどの買い足しへ。と、予想通り、眠りに落ちたゆふきを抱え、1人静かなお花見時間など。ちょうど1年前にはぎりぎりおなかの中にいた我が子が、今は抱きかかえていると、目の前のトレーが運びにくいほどにすくすくと育ち。ああ、下に落とした、バゲット保存用、くるくると巻かれた袋が、拾えない。

あてはの新学期が始まったものの、今日は年少さんの入園式、ということでお休み。元うさぎ組でのお花見に都立国分寺公園へ。1駅の移動ながらもすっかりの遠足風景。ほどよい広さの芝生が広がり、時折の桜吹雪を楽しみながら、のお花見となり。まずはお弁当を広げ、あっという間に芝生に駆けていく子供たち。公園端にある井戸の周りに大集合したり、芝生の斜面を転がり下りたり。あてはも仲良しのお友達と手をつないで、「探検に行ってきま~す!」と雑木林を駆けていき。もうすぐ1才の我が家のゆふき、もちろん動きたい盛り。自由気ままにあっちへこっちへ。本人が至って楽しそうなのはなにより、なのだが、これから当分はこちらも付きっきり時代に突入。そう、当分は続く、のだ。時折の花吹雪、やっぱり桜のこの時期もいいもの。ふと気づけば、ゆふきの頭にも桜の花びらが1枚。もちろんそんなことにも気づかず、ベビーカーと格闘中。みんなでの帰り道もそれはそれは楽しそうで。大きな桜の木の下で写真を撮ろう、と集合してみたものの、ぼくがここ!、私がここ!、ぼくもここ!、私はここはいや!、と。そんな流れをパチリと撮ることに。国立駅に着き、買い物ついでにこちらも桜吹雪始まる大学通りを歩き、と桜三昧の1日。
夕方、慌てて、明日からの幼稚園準備、名前シール付けやボタン付けなど。今日もずっと一緒に遊んでいた、とっても仲良しのお友達とは別々のクラスとなったあては。でも、「寂しくないよ。」と。「なんで?」と聞けば、「幼稚園にはいつもいるから。」とゆっくり一言。こちらを向くわけでもなく、絵の具遊びの手も止めずに、。へえ、なんか、今のかっこよすぎない?、思わず我が子にはっとした瞬間。