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ベーグル合戦



 我が家にて、ベビーちゃん集合。9ヶ月のゆふきを筆頭に8ヶ月、3ヶ月、と成長の過程を目の当たりにするような。こうやって、1人目に続き、2人目の子育てのときを一緒に過ごすことの出来る心強さ。それにしても、基本的には上の予定に日々、有無を言わせず付き添うことが生まれたときからの定めとなる第2子。時には下の子メインでの行動もね、と。ふと思い出すと、どうしても食べたくなるのは、柿屋ベーグル。店頭でのまじめなご夫婦の姿はいつも、こちらも背筋がほどよくピンとなる感覚。ということで、今日は久しぶりの柿屋ベーグルランチなど。まずは、できたてのブルーベリークリームチーズをほおばり。新作の紅茶チョコ、にんじんキャベツなどなど。今はまだまだおとなしく、少々を頬張る程度の子供たち、きっとそのうち、テーブルの上のものはあっという間に取り去られ、そんな日もそう遠くはないはず。ベーグル合戦となるか。なんとなくばたなたと、ざわざわと過ぎていった先週、そして気づけば今日で1月も終わり。かなりの慌てモードで来週、再来週へと気を向けつつ。来週の大磯レシピもこちらの教室同様、北欧モードで行こうかと。今日の試作は、「きのことナッツのキャラメルマリネ」。炒めたきのこにナッツいろいろを加え、軽くキャラメリゼ。そう、こっくりと炒めたきのこにナッツと甘さの相性。ぼんやり考え中のサーモン料理やお肉料理の付け合わせにも良さそう。
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トースト スカーゲン


 週末クラスの今日。どうしても白ワインと合わせたくなる一品、「トースト スカーゲン」。スカーゲン地方が発祥、定番のシュリンプサラダをのせたオープンサンド。今回はさっとゆがいたシュリンプと一緒に、アボカド、ミニトマト、そして春の食材、菜の花をサワークリームでさっと和えて。野菜のゆで方、特に香りやほろ苦さが魅力の春野菜については、とにかくゆですぎ厳禁。「この教室に来るようになって、野菜のゆで方が変わりました。」、と生徒さんの声。特に菜の花は茎の太さの割りに火の通りも早く、大げさでなく、沸いた湯にまずは立てて、茎の部分を5秒、横に倒して30秒。さっと氷水に落とす。青菜については、生で食べられるもの、その青さや香り、風味を引き立てるためにさっと湯を通す、そんな感覚でもいいのかも。カットした食材をボウルに入れて、サワークリームで和える前に「少々の塩」。この「少々の塩」が不思議とぐっと味をまとめてくれる。イメージとして、サワークリームは食材の周りをまとう、のに対し、塩は食材の中まで浸透してくれる。よって、味がすっと通る、といった感覚。そしてもう1つ、ちょっとした秘技は「少々の玉ねぎ」。口にしたときには玉ねぎを感じない、本当に「少々」がポイント。ハーブの使い方にも通づるのだが、主張しすぎず、味をきゅっと引き締め、グレードアップさせてくれる。特にサワークリームやマヨネーズなどこくのあるものには効果的。とにかく、入れすぎは厳禁。今回は薄くスライスして、さっと焼いたライ麦パンにのせて。いくつかの食材が口の中で1つにまとまるおいしさは、サンドの醍醐味。じっくりの下準備を重ね、ようやくの独立開業、彼女らしい、彼女にしかできないものづくりに全力投球している様子は会話の節々からもきちんと伝わってくる。お客様をさりげなくもてなく機会も増え、改めて、「手作り」の価値を感じることも多いようで。例えば、今回の食後のスイーツ、「シナモンロール」、二次発酵前の段階での冷凍も可能。お客様が来た頃に常温に移し、おしゃべりを進めつつの二次発酵、そして頃合を見計らって、出来立ての熱々、そしてシナモンの香り。お客様と心の距離も一気に縮まるはず。例えば、今日、初めまして、の生徒さんとも、テーブルを囲んでいるうちに一気に心近くなり。「食」の力なり。夕方、「ようやく会えたね!」、なかなか会えずにいた彼女と久しぶりに。「黄色い鳥器店」で一緒にものを選び、3階にての「たのしい古い紙物店」をのぞき、お茶をして。1時間ちょっとながらも、心和む帰り道。

おばあちゃん、さようなら


 朝早くの出発、日帰りで静岡へ。先日亡くなった静岡のおばあちゃんにお別れをしに。いとこのエイタロウくんの弔辞に気持ちを重ね。祖母から母が生まれ、母から私が生まれ、そして私から、今日一緒に立ち会ったあてはとゆふきが生まれ。こうやって、生きた証として受け継がれていくこと。いつもいつも、私のことを応援し、いつもいつも私のことを褒めすぎるほどに褒めてくれた祖母。そして、最後の最後まで私のことを見守ってくれていた実感。夕方、焼津の実家にて母が数枚の写真を持ってきて。生前の祖母と一緒に写るあてはなど。ちょうど今のゆふきぐらいの頃。「これ誰?」と聞けば、「あては?」「ゆふき?」と本人でも迷うほど。生きた証くんたち。

今年の教室、始まりました


 今年最初の教室が始まる。そして今年最初の教室はスウェーデン料理でのスタート。初めまして、の生徒さんが選んだのは、「ヤンソンの誘惑」。材料を見た段階で、「おいしそう!」、この感覚って大切なのかも。材料の段階でなんとなくのイメージが沸くこと。その名もなんとも魅力的なこの「ヤンソンの誘惑」、宗教的な事情で動物性を制限していたヤンソンさんという宗教家、でも、アンチョビを使ったこの料理にはすっかり魅了されてしまい、どうしても食べたくなってしまう、というなんともそそられる由来など。イメージとしては、じゃがいもと甘く炒めた玉ねぎのグラタン風。グラタンといえば、まずはホワイトソース、なのだが、ホワイトソースとなると、ちょっと気合が必要。そんなときに、ホワイトソースいらずでお手軽グラタン風、と実は日々の食卓にもぴったりレシピなのだ。薄くスライスしたじゃがいもと炒めた玉ねぎ、アンチョビ、塩を重ね、そこに生クリームと牛乳をひたひた弱まで注ぎ、チーズをのせ、オーブンへ。ポイントはこのひたひた弱。少ないとじゃがいもの火の通りが一気に遅くなり、多いとオーブンの中での吹きこぼれなど。オーブンで沸々と20~30分、ほどなく、いい具合に火が通り、こっくりとした仕上がりに。生クリームがなければ、牛乳のみ、チーズ多めのでアレンジでも可、と日々の食卓には朗報。熱々のじゃがいもにこっくりとしたソースがからまり、ふわりアンチョビの香りと塩気が、なるほど「誘惑」のフレーズを頷かせるおいしさ。みんなでおしゃべりしながら、キッチンに立ち、テーブルを囲み、大笑い重なるおしゃべりなど。帰り際、みなさんのすがすがしい笑顔を見送り、心地よい充実感。今年もここでみなさんとすてきな時間を作っていきたいなあ、と、これまた心地よい気合が入り。

心あったかく、ビーフシチュー



 先週のカレンダー作り、続きの日。ご近所のお友達宅に集合し、みんなでひたすら作業など。今日中になんとかベースを仕上げたい、そんな思いで、おしゃべりしつつも、どこか必死に。ひとまずは12月までの日付けスタンプ押しを無事終了し、ほっと。あとは時間のある時に布の切り貼りなど追加するか、しないか。と、キッチンからは間違いなくおいしい香りが。そういえば、ちょっと前からのうれしいお誘い、「ビーフシチューの味見しにきてね。」、そんな言葉を思い出し。テーブルにはお手製のサラダなど。そしてメインには数日前に仕込まれた、お皿の上にしっとりと落ち着いた本格ビーフシチュー。本当に香りだけで、おいしさが伝わってきて。そして、頬張ったら、全員のほっぺが落ちた!いつも姉のようにしてくれる彼女の優しさも伝わってくるような。体も心もあったかくなって。ゆっくりコーヒーまでいただいて、そろそろのお迎え時間、と、限りなく怪しい雲行きを見上げつつ。仲良しのお友達と並んで帰ってきた。そしてお友達と今日は公園に直行、そのうれしさが全身からあふれ出し。うれしさ余ってか、公園にて、思いっきりのすべり込みやら、砂場にての回転など。帰り道、体を振れば振るほど砂が出てくるあては。
 昨晩、静岡のおばあちゃんが93歳で天に旅立っていった。後付けなのかもしれないが、ちょっと前からの、そしてここしばらくの私自身の身辺との関わりをどうしても感じずにはいられず。「さちこちゃん、えらかったね。」、いつもいつも私のことを褒めてくれた祖母。お正月、私にとっては最後の祖母の笑顔を見ることができ、笑い声を聞くことができ、ゆふきの顔を見せることができ。週末、祖母に最後のお別れをしに。

材料を買う日


行きの電車、駅前で出してくるべく使い終わったトレー容器やペットボトルなどを袋に入れたまま、乗り込んでしまったことに気づき。まずは先日の忘れ物をとりに井の頭公園へ。あった、あった、とほっと。何かを忘れ、取りに行き、また何かを忘れ、に日々か、悲しくも。今日はこのまま、今週からの教室買い出しへ。粉ものなどは、「クオカ」にて。が、いつもの「富沢商店」で買い慣れていることもあり、粉1つ選ぶのにも手間取ること。気分転換にはいいのかもしれないが。それにしても、製菓材料の店「クオカ」にしても、手芸材料の店「コットンフィールド」にしても、今日の買い物は材料づくし。「買う」の次に、「作る」楽しみ、そして、「使う(食べる、も含む)」楽しみ。ついでに、気になっていたボタン専門店にも立ち寄り。それを使って、いつ作るのか、と思いつつも。先日の「デュルヌルテ」の感動から、久しぶりに「ダンディゾン」にも立ち寄り。午前中でさくっと帰る予定が結局はいつもの「リンデ」に足が向かい。シナモンロール風のデニッシュなど。昨日の確認も含め、「青のりとごまのクッキー」を焼く。カットの多少歪さはご愛嬌。お皿に並べたそばから手が伸びるおいしさ、お茶請けにもちょっとしたおつまみにもいいのでは。あてはの動き活発なのはもちろんいいことなのだが、ここ最近はズボンの左ひざが次から次へと破れていく日々。ジーンズなどの厚手だろうが薄手だろうが、外着だろうが、パジャマだろうが。お迎えのとき、そんな話をしていたら、なんと今日も新たな破れが。

青のりの香り、アーモンドの香り


 毎週月曜日は歯医者さんの日と化しつつある今日この頃。もうしばらくは続く、か。今日はお菓子の試作など。まずは、先日の「あおさのクッキー」をヒントに、いつものベース生地に青のりとごまのフィリング。いつもより少々塩を効かせて。麺棒で生地を伸ばし、包丁で一口サイズにカットし、オーブンへ。口にしたときのふわり青のりの香りがたまらない一品。これは採用!先日リクエストいただいたのは、「フロランタン」。私の大好きなフランス菓子。通常はまずはサブレ生地を焼き、焼き上がった生地の上にスライスアーモンドたっぷりのクリーム生地をのせ、さらに香ばしく焼く。のだが、まずはサブレ生地、でやや躊躇するかも、それに教室での時間の都合も含め、ということで、今回はお手軽に冷凍パイシートを使ってみることに。まずはパイシートを素焼きしている間にクリーム生地を仕込む。そして、焼き上がったパイ生地にアーモンドキャラメルクリームを伸ばし、オーブンへ。ほどなく、香りだけでコーヒーを堪能できるべく、甘くて香ばしい香りが広がり。焼き上がり、まだまだ余熱のあるうちに包丁で切り分け。パイ生地の難点、切りながらまな板の上には細かくなったパイの切りくずがたくさん。こちらはアイスクリームのトッピングにし、おやつに添えて。料理とはまた違ったお菓子作りのおもしろさ。そして甘さや香りの癒し効果、大。きりりと寒い1日。「外遊びの時間、上着ちゃんと着た?」の問いに、ちょっと間をあけて、「着たよ。」と。その声に目を向ければ、本当に、全身に「うそです!」と書いてあるかってくらいにわかりやすく挙動不審なあては。

囲炉裏に繭玉



 先日訪れた六道山公園へ。今日はお友達ファミリーも一緒に。小道に入ったとたんに一気に里山の景色になる。そして、里山民家へ。民家の中央、目を引いたのは立派な立派な繭玉飾り。豊作を願って作られるこの繭玉、うるち米で作った小さなお餅が枝にたくさん飾られ。聞けば、そのお米はもちろん、一緒に飾られた小さなみかんもこの里山で育てられたものだとか。囲炉裏の向こうに繭玉、なんとも心和む。今日は奥の部屋にちゃぶ台を広げ、みんなでお昼ごはん。調達してきたものあれこれを広げ、「今年もよろしく!」と乾杯し。お互いに家族が増えて、また新しい形で、こうやって時間を共有できること。そして、いつのまにか日の当たる縁側へ。ボールやフリスビー遊び、ちゃんばらごっこなどとにかく楽しそうに戯れる姿を眺めながら、縁側にてひなたぼっこしながらのおしゃべりをしていると、すっかりおばあちゃんにでもなったような気分。なかなか会えずにいた分、のんびり話も尽きることなく。「里山のほうを散策してみようか。」、とみんなで歩き出し。冬の田んぼとその周りの草むらやあぜ道をあっちへ進み、こっちへ進み、探検ごっこさながらの様子。分厚い氷の上に恐る恐る乗ってみたり。そのうち本人たちは怖がらず、こちらがひやひやで。こんどは枯れ草の広がるところへ転がり込み。姿見えずともうれしそうな子供たちの声が澄んだ響きに聞こえるのはこのロケーション演出も大きいのだろうか。子供の頃、こんな草むらでよく遊んだなあ、そんな懐かしい記憶がふと蘇ったり。ようい、どん!で走りすぎていったみんなを向こうに、ふと立ち止まると、小川の水が落ち葉を伝って流れ落ちる、なんともなんとも優しい音。また緑芽吹く頃に訪れたい場所の1つ。いわゆる「幼馴染」のアオキくんとあては、やっぱり一緒の時間は本当に楽しかったようで。送り際、思わず泣き顔を隠すあては。泣き顔をごまかすかのように舌を出してみたりして。それにしても、枯れ草だらけのコート。

トーストスカーゲンにスウェーディッシュミートボール



 ふらりと青山散策へ。まずは1年ほど前に訪れたスカンジナビア料理「AQUAVIT」再訪。ウィークエンドだけは子供連れOKのこのレストラン、今日はゆふきを連れて。今回はオーダーもあっという間、というのも、前菜もメインも1年前にいただいたもの。どちらも来週からの教室でのスウェーデン料理メニュー、ということで、舌の記憶を呼び戻したかったのと、こういう時間が欲しかったのと。まずは前菜の「トーストスカーゲン」、シュリンプサラダののったオーブンサンド。アヴォカドペーストとサワークリームのコク、そして、以前は感じなかったスモークチーズペーストの風味が口の中で1つにまとまるおいしさ。トースト自体のボリュームが前よりも増したようだ。そして、メインは、「スウェーディッシュミートボール リンゴンベリーソース」。前はカプチーノ仕立てだったソースが今回はしっとりとコクのある仕上がりに。リンゴンベリージャムの使い方がとっても洗練されていて、なるほど、なるほど、と。以前いただいたものと同じメニューをいただくおもしろさをつくづく。全粒粉とスパイスの香るキャロットケーキをいただいて、大満足。表参道方向へ足を向ける。この周辺にお勤めの生徒さんからのおいしい情報を頼りに、散策など。青山通り沿いにできたオーガニックショップ「デイルズフォード」、ベーカリーにてじっくりとかみ締めるパンあれこれなど。そして、とっても楽しかったのが、毎週待つ開催されている国連大学前でのファーマーズマーケット。ここはマルシェ?と錯覚するような。産地の新鮮な野菜や果物ずらり、焼き菓子やさんやかごや雑貨のお店など。そして多く目に付いたのははちみつやさん。おもいがけず新鮮野菜を袋に詰めて。「アンティーク」でドーナッツを買い、表参道を一歩入った小道をぷらぷら。「ブラウンライスカフェ」にて思わず選んだ「あおさのクッキー」、海藻の香りをクッキーに、ちょっとした感動の一品。最後に立ち寄った「デュヌラルテ」、やっぱりここのパンは絶品、今日選んできたパンたちのなかでもダントツなのでは。久しぶりのふらり青山散策、うれしいエネルギーチャージとなったことは間違いなく。国立駅までのお見送り付き、こんな時間を快くプレゼントしてくれた家族に感謝して。

チョコレート×ベリー


 来週からの教室に向け、試作とレシピ仕上げの追い込み。スウェーデン料理、というと、非日常的レシピと思われがちなところ、ご安心を。きちんとスウェーデニッシュながら、どれも日々の食卓に活躍予想大。シナモンロールと一緒にバレンタインイメージも抱きつつ、チョコレートとリンゴンベリージャムをフィリングに。あたためられたチョコレートとベリーの相性のよさ。と、試作をしつつ、ジャムを作ったり、クッキーを焼いたり、と時間を気にせず、思いつきでのキッチンごとなど。買い物ついでに外で久しぶりにおいしい緑茶をいただく。静岡県相良の深蒸し茶。ほどよい苦味とほっくりとしたコク。ついでに、そのお茶のルーツというか、ちょっとした背景をうかがうとまたおいしさが増し。ゆふきが我が家にやってきて、今日で9ヶ月、つまりは3/4才。何度もカットを重ねているふさふさの髪のお陰で、もっと大きく見られることが常なのだが。最近はつかまりながらの背筋まっすぐの立ち姿もだいぶ様になり、足にもだいぶ力がついてきて。ついつい、あては付きの思い出が多くなりがちだからこそ、ゆふきとの私との2人の時間をも意識して大切に過ごしていきたいなあ、ということで、いつもより多めに、のレンズ越しの時間など。
プロフィール

くにたちの食卓 いづい

Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

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