
昨日の夕方遅くから、あてはの高熱。今朝は微熱となりつつも、やっぱりいつもとは調子が違い。迷ったものの、先生に事情を話し、幼稚園へ託し。珍しく遅い時間の登園、教室入り口にはクラスのお友達がたくさんたくさん出てきてくれて、あてはの体調不良を、「守ってあげる!」「私も!」「ぼくも!」とそのうち、「守ってあげる!、守ってあげる!」と応援歌のように。そんな中、ふわあ、と教室へ入っていくあてはを見届け、今日は大崎出張教室へ。ひとまず向かって、料理を仕上げてすぐに退散させてもらうことに。今回は「お手軽フレンチ」、ということで、いつも以上にシンプルなレシピなど。メインは「鶏肉のコルドン・ブルー風」。鶏むね肉のしっとり、決め細やかさが限りなく生かされるレシピ。ということで、まず鶏肉を観音開きし、ラップをかけて、麺棒でたたき、驚くほどに大きく広げ。中にチーズを包んで、衣をつけていくのだが。この、料理の定番行程ともいえる「衣つけ」、意外と見過ごされそうなポイントがいくつか。生地全体に均等に衣をまぶすためには。まずは薄力粉を全体にまぶし、余分な粉を落とし、まんべんなくまぶされた状態にすること。そして、次に卵液、パン粉、の順なのだが、1人でこの流れをするときには。まずは薄力粉をすべてにまぶしておいて、のスタート。右利きなら、左から、(瓦鬚泙屬靴親↓⇒呂卵、B腓めのボウルにたっぷり入れたパン粉、ぐ瓩鬚泙屬靴親鮹屬バットなど。左手で⇒呂卵をくぐらせ、生地を少々持ち上げた状態で余分な卵液を落とし、のパン粉のボウルへ。右手でパン粉をまぶし、ここはあえてパン粉を多めにまぶした状態でい離丱奪箸悄M省をきちんと外すことで、まんべんなくまぶされた衣となるはず。とにかく反省点だらけだった今日。最大の敗因はやっぱり、まだまだ癖を把握しきれていないオーブン。何度となくオーブン料理を試し、徐々に慣れてきたつもり、ではあったのだが、お菓子となると、その読み具合が顕著に。いつもとは違うキッチン、オーブンをはじめ、いつもとは違う道具、そして食材、そして調味料、そんな設定のなかで可能な限りの仕上がりを目指すこと、にだいぶ慣れてきたつもりではいたのだが。心の焦りや不安が料理に出てしまう未熟さを痛感。一足先に退散させていただいた帰りの車中、いろいろな思いがぐるぐると。そして、園からは「お熱が上がってきました。」との連絡。今日の私の選択は正しかったのだろうか、と。逆に来てくれたみなさんにご迷惑をかけてしまったのでは。大急ぎで園へあてはをお迎えに行き。病院ではウイルス性の風邪でしょう、と。初めての集団生活、こうやって免疫をつけ、強くなっていく年なのだろう。そしてゆふきにとっては初めての冬。そんな2人を抱えて、の仕事再開。生徒さんたちにも、そして子供たちにもたくさんの協力をもらっているのだから、与えられた場面ではいつでも、どんな場面でもきちんとした仕事ができるようでなくては、と心から反省の日。次回の出張教室では今日の分も合わせて、全品、大納得のいく仕上がりを目指して。
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とっても楽しみにしていた日。題して、「手仕事のじかん」。布小物はもちろんニット小物などなど、日々、すてきな作品をつくっていらっしゃるかずさん。今日はずうずうしいお願いをして、個人レッスンしてただくことに。勝手に「第1回」とさせていただいた今日は、以前お会いしたときにふわりと首元を演出していたストールがあまりにもすてきなだったので、「私も作りたいです!!!」、とストールを作ることに。まずは私のぼんやりすぎるイメージをおしゃべりしながら、何を使って、どんな風にするのか、と具体化していくその過程が、なんともなんとも楽しくて。私が何か1つイメージを提案すると、玉手箱のように、次から次へと聞けば聞くほどにすてきなサンプル案が引き出され。毎日毎日、布や毛糸と向き合っている彼女にとっては、どんな材料にもどんな展開の仕方もある、ようで。初心者の私にとっては、これをこう使ったらNGかも、とか、そもそも、たとえば、ここをこうしたい、というときの手立てが見当も付かず、のレベル。そんなときに私のこの、ぼんやり過ぎる、そして変わりやすいイメージを優しく方向付けしてくれるありがたさ。いろいろ含めて、自分にとっての「料理」にも通じるものを感じつつ。なんとなくイメージが具体化されて、ほっとしたところ。そして、じゃあ、ちょっと手仕事でも、と。針箱を持ち出して、2人でおしゃべりしながらの、チクチク時間。外からのやわらかい光を感じつつ、なんとも至福の時間。そして、プレゼントなのだろうか、と思うくらいに、隣の部屋でいつもより、ずっとずっと長くお昼寝中のゆふき。いつまででも、こうやって続けていたいくらいの心地よい手仕事のじかん。「そろそろお昼にしましょうか。」といいつつ、もう少し、もう少し、と。作り始めのなんとも楽しい感覚。そして追加のこまごました資材を今すぐにでも買いに行きたい衝動など。手土産に、といただいたのは、「アトリエ辻 東京」のシュトーレン。さすがの辻調、間違いなく質のよう材料で生徒さんたちがまじめに作ったシュトーレン、となんともリッチで贅沢なお味。少しずつ切り分けて、クリスマスまでにゆっくり、ゆっくり楽しむシュトーレン、なのだが、ついついもう1スライスしてみよう、など。夕方の公園時間、ご近所さんとキッチン話など。日々の子育てに追われつつ、日々の料理について、あれこれ思うことも多いようで。たとえば、このレシピには砂糖が使われていて、このレシピには砂糖なし、みりんが使われていて、そして酒の役割は、などなど。到底、一言ではお伝えしきれないのだが、ああ、楽にしてあげたい、そんなセリフも妙なのだが。近々、恩着せがましく?お伝えしちゃうかも。

今日は、「国立パワージャズ2010」へ。一橋兼松講堂をメインに、街の6ヶ所ものステージにてジャズの生演奏など、と紅葉シーズンのお散歩にもぴったり。まずはそのステージを巡ってのスタンプラリーなど。と、スタンプを押しながら、あまりに大音量での予行演奏に怯えるあては。ついでに、私も大音量が大の苦手、ということでこのステージは早めの退散など。スタンプラリーを終え、一橋キャンパスへ向かい、今度は楽器作りワークショップへ。選んだのは本物のひょたんを使った、ひょうたんマラカス。まずはひょうたんの底に穴を開け、中身を取り出し、とうもろこしの種を入れ、蓋をし。想像していたよりもずっと、ずっと、澄んだ音が鳴り響き、とあてはとの合作は納得のいく仕上がりに。しばらくはゆふきの必須アイテムになるのでは、と。兼松講堂脇、いちょうの木の下には一面、黄色いじゅうたん。そして時折、はらはらといちょうの葉が舞い降り、それはそれは幻想的で。あてははもちろん、ゆふきもじゅうたんのもと、秋の景色に溶け込んで。帰り道、大学通りにてあてはが吸い寄せられたのはなんと紙芝居。と、おもしろいのはiPadを使っての即興紙芝居など。子供たちに好きなヒーローを聞き、そのヒーロー同士が戦う、なんてストーリーなど。そして子供たちには水あめが手渡され。終わってからのお話では、国立にストリート紙芝居を蘇らせたい、とのことで今後も楽しむことができそうだ。道の脇に腰掛けて、「イパネマの娘」を聴き、と、秋の楽しい散歩日和。
久々の、「教室の風景」、更新しました。一足も二足も早い、「クリスマスにもぴったりのおせち」など。よろしかったら。

久しぶりの週末クラス。久しぶり、のはずなのだが、いざ始まってみると、今まで通りの継続的な感覚がなんともありがたく。毎年おせちと一緒に恒例なのが、お雑煮レシピ。ということで、ご当地雑煮あれこれ、を巡る年月。そして今回は「奈良風雑煮」。丸餅の白味噌仕立て、そして特徴はなんといっても、添えられたきなこ。甘いきなこをもちにまぶしながらいただく、という趣向はなんとも女性心をくすぐる演出。丁寧に一番だしを引き、あたためた具材を1つ1つ丁寧に椀に盛り、そして汁を張り。こんな修業の感もあるような仕込みも時にはいいもの。具材の1つは定番の鶏肉。いつものように少々の塩と酒をまぶした後は、さっと霜降り、つまりは湯通しをする。それによって、一番だしで煮上げるときにすっきりと澄んだ仕上がりに。その違いは煮魚同様、歴然。と、こんな一手間の価値の大きさ。日々の料理にこういった和食の、理に適った、優れた技法は取り入れていきたいもの。和食にとどまらず、あらゆるジャンルの専門料理についても然り。例えば、肉や魚にまずは「少々の塩と酒をまぶし」、このフレーズは私のどんなレシピにもほぼ呪文のように登場し。もともとはチャイニーズの技法なのだが、動物性の肉や魚に下味をつけることと同時に、肉くささや魚くささをうまみに変え、そしてジューシーに、とその効能は大きく。など、料理の「理」について、少々。毎年この時期の教室では、みんなで「いただきます!」の後、まずは雑煮のだしをゆっくりと味わい、と至福の時間。平日クラスとはまた違った時間の流れも心地よく。教室再開第一弾が無事終わった実感。実は昨夜にゆふきが39度の発熱など。と、やっぱりまだまだ慎重に、無理なく、できる範囲のことを丁寧に進めていくべきなのだ、と。夕方、あてはとゆふきを車に乗せて、だんなさんの帰宅。東久留米の実家からのたくさんの野菜と一緒に。「おかえり!」の言葉に、洗面所で手を洗いながら、「ゆふを守ったよ!」とあてはの声など。みんなに支えられている実感。
今日みんなで作った「雑煮 奈良風」。

明日の準備をほぼ済ませてから、と思っていたのだが。そういうときに限って、なぜかホームベーカリーでの餅作りに失敗など。まず取り付ける餅用の羽根のセットが緩かったのが敗因。いつもとは違う回転音に気づいたときには遅し。限りなく中途半端なおこわが出来上がり、悲しい敗北感。まさに、急がば回れ、の教訓が脳裏をぐるぐると。気を取り直して、今日はあてはの幼稚園うさぎ組のランチ会へ。西国分寺「ボン・マリアージュ」へ。素直に楽しめるこんな時間がなんともうれしく。あてはの幼稚園生活が始まり、ほぼ9ヶ月。母立場としても、ようやくいろいろな流れや子供同士の交流、そして母同士の交流など、スムーズになってきた感。ということで、スタートからとにかくおしゃべりが止まることなく。メインの「沖縄琉球豚と南仏野菜のバスク風煮込み」、トマトベースで煮込まれたお肉と一緒に、皿には季節の野菜がふんだんに。赤かぶやヤーコンなど、彩りも食感も楽しく。パンを頬張った後、本気昼寝に突入したゆふき。ちょっと怒ったような寝顔を眺めつつ、後半はゆったり料理を口に運びつつ、おしゃべりを楽しみつつ、デザートタイムのコーヒーを飲み終わる頃に静かに目を冷まし、となんともありがたい親孝行。店内中が不思議な熱気に包まれていたせいか、ランチ後の外の空気の心地よさ。お天気もいいし、とお散歩しながら、木のおもちゃやさん「こどもの木」に立ち寄り。どこを眺めても紅葉シーズン、ということで今日はそのまま歩いて国立まで向かうことに。お迎え前においしいコーヒーをいただき、とすっかり浄化された感。そして夕方の餅はもちろんなかなかの仕上がり、と一安心。今日の試作は、「海藻と冬野菜のタルタル」。小さめにカットした海藻と野菜が口の中でふわりと落ち着くおいしさ。切り方によって、おいしさの主張が異なるおもしろさ。

久しぶりの教室が始まり。キッチン準備をしながら、みなさんの到着を待つこの時間も、なんとも懐かしく。ここしばらくは2ヶ月1クールでペースですすめさせていただくことに、ということで、11,12月は毎年恒例クリスマス&お正月レシピを合わせて、「クリスマスシーンにもぴったりのおせちレシピ」など。重箱に盛られた1品は、「ケーク・サレ」。サレ=塩、ということで、直訳は塩味のケーキ。今日のフィリングは多めのドライトマトにオリーブ、チーズなど、と塩気を効かせれば、お酒に合わせた前菜にぴったり。そしてフィリング次第でお食事パンとしても、バナナなど甘さを出せば、スイーツとしても、となかなかの演出範囲威力。ケーク・サレに留まらず、こういった粉もの全般での何よりのポイントは、混ぜ過ぎないこと。ついついまじめに混ぜがちなのだが、ここはかなり大雑把に。全体をさっくり混ぜつつも、とにかく回数重ねず。多少、白い粉が残っていても構わないので、とにかくさっくり。そして型に流すときにも、極力生地をつぶさないように。と、生地の膨らみはもちろん、ふんわりながらのしっとり感。出来立てよりも、ちょっと置いて、生地が落ち着いて、おいしさが増した頃に、お好みの厚さに切り分けて。カットの仕方でも印象が変わるおもしろさ。今日は1儷の厚さに切り分け、それを半分にカットし、楊枝をさし、ピンチョス風に。さてさて、久々のみなさんとのキッチン時間、さすがのブランクにかなり怪しい動きなど。そして、オーブンに入れてからの忘れ物など。そんなときにありがたいくらいに優しくフォローしてくれる生徒さんたちに救われて。が、こうやって、みなさんに支えられえていることを実感し、感謝しつつも、甘んじてはならず!毎月毎月、その月の第1回目の教室が終わったときのえもいえぬほっとした心持ち。そして今日はそんな想いもひとしお。こうやって、無事、教室を再開できたこと、そして今日の教室を無事迎えることができたこと。そして、私にとって、このキッチンでのこの時間のかけがえのなさ。数回の慣らしを重ね、ゆふきもていねいな時間を過ごすことができたようで一安心。終了後のキッチンにて、彼女の優しい手記に目を通す、うれしい時間。

明日から、久しぶりの教室再開、ということであっという間に過ぎる1日。まずは買い出しへ、とその前にちょっと眺めに、と紅葉真っ盛りの一橋へ。青空を背景に一面黄金色の眺めなど。そして松ぼっくりは、と。やっぱり今年の猛暑のせいなのか、ここ数年でまれに見る不作ぶり。ということで、今年の我が家のクリスマスツリーはやや年季のの入った松ぼっくりたちに再登場してもらうことになりそうだ。約9ヶ月のブランクは思いのほか、大きく、買い出しはもちろん、いつになくの緊張感。この緊張感が裏目に出ないことを祈るばかり。そして、どこか不安な気持ちも。こういう感覚、今までにはあまりなかったかも。今までとはまた違った、新しい環境での再開、特に明日は初めての設定もあり。とにかく来てくれるみなさんに楽しく、心地よく、そして納得のいくお時間を過ごしていただけますように。午後は教室の掃除の続きや準備など、とあてはの帰宅までには仕上げるはずだったのだが、予定通りには進まず。ということで、幼稚園帰りのあてはも参上し、玄関周りの掃除など。と、デッキにまさに「デッキブラシ」を持ち出して、ズボンの裾を巻くし上げ、裸足で水掃除など。頼んでいないのだが、その気持ちがありがたい、ということで。「明日来る人たち、きれいだね~っていうように。」など、せっせと、せっせと。お陰さまで夕方にはなんとか片付いた教室を眺め、心地よい気合が入り。「さあ、行こう。」と歩き出したのはいいものの、汚すぎるあてはのズボン。もう1度履き替えて。今日も「国立コーヒーロースター」へ。注文しながら、今日は国立ブレンドNO4を淹れていただき。う~ん、同じ豆なのに、家で自分で淹れるのとは明らかに違い。プロの方に、お店で淹れてもらう、そんな「設定」のおいしさもあるのだろうが、それにしても違う。コーヒーをいただきながら、思いがけない話が弾んだり、と。明日の再開に向けて、ほどよく心弾む帰り道。

生まれて7ヶ月ながら、ゆふきのそれはそれは豊かな御髪のヘアカットもだいぶ慣れてきた私。特に後ろ髪がすっきりして、なにより。昨日の「クオカ」に続き、今日は「富沢商店」へ買い足しへ。「クオカ」の楽しいプレゼン型と比較し、真面目に並んだ品々をじっくり見比べて、のこちらも、どこか職人気質型で私としては好きなのだ。そして、前から欲しかった「クッキースタンプ」も。今日はせっせと、教室キッチンの掃除など。ようやく換気扇までに手が伸び、とこういう作業はどうしても逃げ腰なのだ。それから昨日のモビールを手直しし、飾ってみることに。当分は2つのモビールがみなさんのお出迎え役となってくれるはず。と、みんなで昼寝中かと思いきや、やってきたあてはがクッキースタンプを見つけ。もちろん掃除も中断、のクッキー作りなど。まずはすべて連なったアルファベットの文字盤を1つずつ取り分け、つなぎ目をはさみでカットし、整え。「ATEHA」にハートマークをつけて。いつものクッキー生地を丸く型抜きし、そこからは「1人でやる!」とすべてあては作業。が、案外きれいにスタンプできるようで。「初めてでも、お子様でも上手にできます!」の売り文句が使えそうな一品と判明し、ほっと一安心。続けて、「YUFUKI」にクローバーマーク。オーブンから焼き上がったあてはクッキーとゆふきクッキーなど。焼き上がりの印象からは、思ったよりもだいぶ強めにスタンプするのがコツのようだ、と大切な反省も含め。久しぶりの買い出しが始まり、いつも以上に独り言をいいながら、の自分を感じつつ。ようやくの再開を無事迎えられますように。ということで、一足、二足早く、クリスマスにも活躍のおせちレシピなどご用意して、お待ちしております。

教室再開に向けて、の調達へ、と吉祥寺へ。一足早めのお正月レシピについて、お正月食材など業務向けにも充実した八百屋さんに立ち寄り。そのついでに、と教えてもらったばかりの手芸用品「ホビーラホビーレ」に立ち寄ると。愛らしい毛糸にフェルト、そしてコットン生地などなど。身震いしそうなくらいに作ってみたいものだらけ、とそのうち、作るつもり、ぐらいの気持ちになってきて、これはたいへん。と、その足でコットンフィールドへ、など、やっぱりいつものコースをたどり。ここ最近の吉祥寺散策でのコースに追加されつつある「クオカ」。いつも行く「富沢商店」とはある意味、対照的かも。お菓子やパン好きの女性心をくすぐる演出があれこれ。ついつい、これも作ってみたい、とか道具一式揃えてみたい、そんな衝動に。そろそろ、と帰りの電車に乗り。国立駅に下り、今日オープンの「国立コーヒーロースター」へ。店の前を何度となく通りすがり、待ちわびたオープン。生豆をその場で焙煎してくれる、ということで、注文を先に済ませ。幼稚園帰りのあてはも連れて、再び。店内一角のスペースにて淹れたてのコーヒーをいただきながら、豆の上がりを待つ時間。パチパチっと豆が弾ける音と、えもいえぬ香り。そしていただいた「国立ブレンドNO3」、中深煎りのそのコクとそしてなんとも優しい甘み。焙煎仕立て、挽き立ての香りは家の中でもコーヒーを置いた近くを通るたびに、思わず酔いしれそうになるくらい。そんな香りを堪能しながら、モビール作りの続きなど。吊るしながら、あれこれ手直ししつつ。ついつい、あれもこれも吊るしたい、となるのだが、ただの足し算ではだめなのだ。ふと、料理にも通づる感覚、というか。しばらくは吊るしたままで、その足し算引き算を楽しんでみようかと。料理については、足し算のおいしさの醍醐味はインド料理。スパイスの融合力。そして引き算のおいしさの醍醐味、といえば、やっぱり和食。ということで、今日のモビールはインド料理仕立て、となるのだろう。ここから少々、引かなくては。

朝から餅作り。とはいっても、ホームベーカリーで。もち米の炊ける香りがなんともたまらなく。そして、大きめの丸餅を仕上げ。さて、今日は東久留米の父の畑の収穫祭へ。到着すると、畑の脇にはござにテーブルがずらりと並び。ちゃっかりのお呼ばれ気分で座り、まずは甘酒をいただき。そして畑の野菜がたっぷり入った豚汁と焼きそばをいただく。ぽっかぽかの日差しを浴びながら、畑の脇で、その畑で採れたての野菜をいただく、そのおいしさ。それも親子4代で、とそんなシチュエーションもおいしさの相乗効果となり。「ほら、ゆふちゃんにやわらかい野菜をあげたら、お父さんに懐くわよ。」と母。そして、その言葉通り、のゆふき。父の畑へ。青々とし、肉厚な葉とそのつる、そして優しいピンク色の花(多分?)が思いがけず美しいツルムラサキなど。それから、あてはのかぶ収穫など。父の畑に便乗し、完全にいいところどり、の私。野菜ってきれいだなあ、なんてのんきなことをしみじみと言っていられるのも、そんな設定下だからなのかもしれない。が、本当に野菜は美しく、思わず見とれてしまうほど。そして、食べきれないほどにたくさんの野菜をもらって。なによりもうれしいおみやげなのだ。もちろん、夜は野菜をふんだんに使って。採れたて野菜の優しい力は、間違いなく心身共なる栄養となり。ツルムラサキはさっとゆがいて、まぐろやサーモン、トマトと一緒に和えて塩とEXVオリーブ油でシンプルに。もちろんの鮮度と、それから父が目の前で1枚1枚摘んでくれたということ、そして、その脇でシャベル片手にありに砂をかけて遊ぶ(微妙なのだが)あてはの姿と、いろいろなことが相乗されて、のおいしさ。この数日は「おいしさ」いついて、あれこれ考えることばかり。ということでありがたい「スローライフ」週末。