fc2ブログ

おいしい秋の香りに包まれて



 青梅方面へ車を走らせて。お友達のカナさんファミリーと一緒に。めざすは、「内沼きのこ園」。数週間前からの父チームリクエストにより。今日は、あてははもちろん、私自身も初めてのしいたけ狩りなど。「完熟」しいたけの見分け方などをうかがい。きのこに「完熟」という表現がなんとも新鮮。そしてさっそく。原木にはあちらこちらにおもしろいほど見事なしいたけたち。そして小さな、小さなしいたけたちのかわいらしいこと。短くて太い軸にアンバランスな笠、この感じ、何かに似ている、そう我が家のゆふきを思わせるフォルム。摘み取るとふわりとしいたけのいい香り。と、隣ではなぜか怖がっているあては。聞けば、やわらかいのが怖かったようで。そして、お楽しみ、摘みたてを炭火でいただく。焼き始めたそばから、なんともいえない香り。焼き加減を習得しつつ、その香りといい、ジューシーさといい、この雰囲気といい。かめばかむほどに「うまい」! きのこのうまみグアニール酸がこれでもかってくらいに口中に広がるのだ。秋深まる頃にはまいたけにしめじなど、他のきのこも楽しめる、とのこと。まさに、「木の子」の姿を楽しむことのできた時間。眺めのいいところでランチでも、と狭山湖畔をめざす。湖の脇、テーブルにお弁当を広げ、秋の空気を堪能しながらの青空ランチ。いつのまにか目の前の草むらで無邪気に戯れる子供たちを眺めながら。大人になったらできないような遊び方。その設定といい、展開のおかしさといい。のんびり過ごした後は、天然酵母パン「ゼルコバ」へ。諸事情でなかなか立ち寄れないので、今日は久しぶり。紙袋からは、しっかりとかみ締めるべく、おいしいパンでないとありえない香り。と、おいしい香りに包まれた秋の1日。夜は、しいたけのオイル蒸しなど。私としては、おいしさを1番堪能できるのではないかと。しいたけをオリーブ油でさっとマリネして、電子レンジでふわりと仕上げ。岩塩をつけながらいただくその味には興奮した感想のコメントが止まらず、止まらず。100種類以上あるしいたけの品種から選んでいます、そんなコメントにも納得のうまみ。まさにしいたけでごはんがすすむ、そんな夜。

「製造者販売」


 あてはの熱もだいぶ下がり、昨日の分を取り返すべく、食欲もだいぶ戻ってきて、一安心。ゆっくりゆっくりおもちゃ遊びでいろんな感覚を呼び覚ますべく、そして気づいた頃には、いつもの、もしくは昨日の分との帳尻合わせか、いつもより一層元気なあてはに、いつもの、もしくはいつも以上に部屋中に広がるおもちゃたち。今日も身軽に自転車を走らせて、久しぶりのニチニチ日曜市をのぞきに。無国籍のお店「ニチニチ」にて月に1度開かれる楽しいマーケット。お店の前に掲げられた、「製造者直売」、のわざとまじめなロゴの旗がなんともなんともいい味。まずはTAIYODOのクラッカー、それからトサカンムリフーズのカレーパンにkweebuuのコーンブレッド、それからエバジャムのすももジャムなど。まさに店頭の旗ではないが、製造者、作り手の顔を見て、ちょっとおしゃべりもして、買って。そして後からそんな流れも含めていただくことのおもしろさ。そんなバックグラウンドもおいしさなのだ。そして、「食」にまじめにおもしろく向き合っている人たちの姿。夜にはすっかり元気になったあてはの1人思いつきダンスなど眺めながら。やっぱり動きが「和」なのだ。大和魂、宿る。

明日はよくなりますように



 久々のあては体調不良。病院では風邪でしょう、とのこと。楽しみにしていた東久留米合宿(1人お泊り)は残念ながら、の断念。ゆっくりと体を休めることに。いつもは部屋中におもちゃをあれやこれや引っ張り出してきては遊んでいるのに、今日は部屋がちっとも散らからず。そして静かなあては。元気すぎるあてはに元気がないと、なんだか自分自身の体のどこかがおかしいような感覚。明日には元気印のあてはの戻りますように。3人の昼寝のすきに買い物ついでにちょこっと立ち寄ったのは、その名の通りのお匙やさん「匙屋」。連休限定での「喫茶さじや」、ということでお店の中央、手作りの匙をじっくり眺めながら、おいしいお抹茶とココナッツ緑豆ぜんざいなど。いただきながら、お店の中を優しい秋の風が流れ。たった10分程度の時間ながらも、ありがたいチャージ。夜、ようやくの「ホノカアボーイ」など。ところどころで登場するのが、ハワイアンスイーツ「マラサダ」、そしてビーさんお手製の優しい手料理の数々(さすが、高山なおみさんのセンス)。大好きな「ごちそうさま。」という言葉がもっと、もっと好きになった夜。

柿屋ベーグルランチ


 近所の生徒さんたちが遊びに来てくれて。今日はみんなで「ベーグルランチ」でも、と。とってもうれしい報告あり、こんにちは、赤ちゃん、の初めまして、あり、などなど。まずはみんなでキッチン作業の仕上げをし。こんな風におしゃべりしながら、手軽なキッチン仕事をする楽しさ。そして、テーブル準備をし、ベーグルの到着を心待ちに。7月にオープンしたばかりの「柿屋ベーグル」で調達してきてもらった、まだまだほの温かいベーグルたち。うれしい大人買いであっという間にテーブルにはベーグルが見事にずらり。10種類以上のお味、ということでいろいろちょこっとずつ楽しめるように、とカットし、並べ。今日はベーグルと一緒に簡単なディップ数種と昨日仕込んだ「丸麦と秋野菜のスープ」など。そして、もう待ちきれず、でいただきます!まず最初に選んだのはブラックペッパーとクリームチーズ。生地の中にクリームチーズが包まれた、間違いないおいしさ。とにかくその、きめこまかく、もっちり、しっとり、の生地。あまりのおいしさに、マカデミアナッツチョコ、ごまとくるみ、かぼちゃ、フレッシュハーブ、ワイルドブルーベリーチーズと次々に手が伸び。以前、夕方に買って食べたときよりも、出来立てならではのおいしさが引き立ち。ていねいに作られた、専門店ならではのおいしさを堪能。教室お休み中にも、こうやって、優しい生徒さんたちに囲まれて、の時間は本当にうれしくて。そして時の流れも感じながら。そろそろ、お迎えの時間、と立ち上がってみると、これはたいへん、ものすごい満腹感。なんとなく心ゆったりの金曜日の午後。一橋でうれしそうにひたすら走り回る子供たちを眺めながら、のはずがいつのまにか姿見えず、には少々焦ったが。まだまだ残暑ながらも、しっかりと秋の空気。そういえば、今朝は我が家の前の林からススキの穂や赤紫色のヨウシュヤマゴボウ、それからまだ青い野ばらの実など。

想い出があれば


 気づけば9月も後半。教室再開に向けて、少しずつエンジンをかけなくては、と。しとしと雨を眺めながら、たまっていたレシピの写真整理など。こういう作業は進みそうで、やけに時間がかかり。怠けていた分、懐かしさすら。どうしてもまとめておきたい、と思いながら手をつけられずに時は経ち、そんなものもあり。午後、あてはと「カールじいさんの空飛ぶ家」を観つつ、手仕事を進めつつ。大好きだった妻エリーに先立たれ、2人の想い出がいっぱいの「家」にこだわり続けたカールじいさん。最後は「そこにはいつも君がいた」、たくさんの大切な想い出があれば、と。オープニングの2人の出会いから別れまでのセリフなきシーンはさすが。今日もキッチンでは丸麦をゆでながら。今日の1品は「丸麦と秋野菜のスープ」。いつもの野菜スープに麦を加えて。プチプチ、モチモチ、そしてアルデンテの食感の楽しさに加え、さりげなくとろみがつくのも魅力。今日は味見止まり、1晩置いて、明日のお楽しみに。夜、「かあかと結婚したかったのに。」と布団に包まってしくしく涙してくれるわが息子。本人は間違いなく忘れるであろうこんな出来事も、私にとってはきっと、きっと大切な想い出になるはず。

プチプチ、モチモチ


 一気に秋めいた今日。思わず外歩きがうれしくなる。買い物ついでにちょこっとお届けものなど。ふらっと待ち合わせをし、さくっとおしゃべりをし、じゃあ、またね、こんな感じもなんとなく秋らしく。あまりに心地よい秋の空気を満喫せずにはいられず。オーブン仕事もあったので、1階キッチンそばのデッキにいすを持ち出して、おやつ付き読書時間など。そばではゆふきが新たな動きの練習中。ようやくの秋、この心地よさは子供たちにももちろん伝わるようで。公園遊びに勤しむ子供たちを眺めながら、の時間も一気に過ごしやすくなり。お迎え前に浸水しておいたはと麦と丸麦をゆでる。来月の大磯レシピに向けて。今日の試作は薬膳フレンチ、「秋野菜とはと麦、丸麦のサラダ」。フランスではスペルト小麦を使うことが多いのだが、手に入りやすいはと麦、丸麦を使って。ゆで上がった麦のプチプチ、モチモチとした食感はたまらない。なすにさつまいも、茶豆などなど、今日はついつ野菜を入れすぎた感。麦の比率がもっと多い方がその食感の楽しさを満喫できるはず。以前、教室でも作ったライスサラダにしても、雑穀のマリネにしても、穀類を野菜の一種として、サラダの素材の一種としての使うおもしろさ、そして価値あるおいしさ。このプチプチ、モチモチはいろいろなレシピで魅力を発揮できる予想。

離乳食始まりました


 気づけば、我が家のゆふきもあと1週間で5ヶ月。早いような、もっと前からずっと一緒にいるような。もう待ちきれない想いを確信し、今日からちょっと早めの離乳食を始めることに。とはいっても、ここ数週間のさりげないコツコツ練習の成果は抜群。まずはスタートのおかゆを一口一口上手に食べ、そのたびにとびきりの笑顔付き。あてはの時に作った離乳食日記を引っ張りだし。何かの役に立てば、とまじめの毎日の写真と記録など。だいぶ忘れ去られた記憶。参考にしつつ、ゆふきペースで進めていければ、と。今日も駅までたどり着き、いざ改札を、のところで財布を忘れたことに気づき、もう1度、など。出かける前の一瞬、今日は荷物がやけに軽いかも、そんな思いを深読みすることもなく。最近のパターン。そろそろ深まる秋に向けて、私自身も含めて、いろいろと準備していきたいなあ、と。そんな折の声がけに「楽しみにしています!」、そんな言葉がとっても心にしみて。あっ、帰りの電車でのプチ独り言など。やっぱりの買い忘れ。メモのリストにしっかりと書いてあるのに。それも丸印付き。実はここ最近はメモを書いたそばから、持ち忘れ、も多く。相当なリハビリが必要なようで。恋しくなった頃に、絶妙なタイミングで「ご注文承ります!」メールが彼女から届き。今日もうれしいドレッシングが届く。フレンチベースに野菜やごま、そしてたくさんのスパイスが絶妙にブレンドされている。そういえば、このドレッシングをヒントに何度が試作しかけたまま、やりかけだった記憶。リハビリも兼ねて、ドレッシングを使い切る前にもう1度、と。
 少々のおかゆ、前菜風。

今日は薬膳創作和食


 月に1度の大磯カフェ、試作の日。今月のテーマは「薬膳創作和食」。柳田さんの到着前にコツコツと仕込みを進めつつ。例えば、今回のメニューより、「季節野菜のけんちん」、「季節野菜の粕汁」、そして「季節野菜の和風ラタトュイユ」など。食材を並べるだけで、なんともいえない秋色が出来上がる。なすにかぼちゃ、さつまいも、しめじ、まいたけ、えのきに玉ねぎ、そして豆腐など、使う材料はほぼ同じ、そして今回は切り方も一緒に。まったく同じ材料から始まり、そこからの展開のおもしろさ。そして、当然ながら仕上がりはそれぞれにまったく別のものに。和のみに収まらず、ここにチャイニーズやフレンチ、イタリアン、アジアンなどなど。展開パターンは限りなく。ここにも料理のおもしろさ。と、柳田さんの到着。手書きの薬膳料理一覧表をいただく。毎日毎日、お店と教室とで、お客様との目の当たりの真剣な時間を重ね、日々磨かれていく姿。こちらが料理をお伝えする立場ながらも、教わることもたくさん。そしてありがたいプレッシャーもこうやって回数を重ねるごとに増していく実感。先ほどの展開料理数品、良質なタンパク源、そしておいしさはもちろん、かさを増す意味でも有用な豆腐。レシピに「豆腐を水切りし・・・」、と書かれていると、なんとなく面倒になってしまうのが本音では。ということで今回は一切の水切りなし、ポイントは小さめにカットすることと、早めに加え、炒めながら水分を飛ばすこと。これで、まったくの水っぽさも、豆臭さも感じず、とちょっとしたこつ。今日は柳田さんがゆふきを見てくれて、デモンストレーション風に。これはこれでおもしろく。もう少し、涼しくなった頃には久しぶりの大磯へ足を運びたいなあ、と。帰り際、早くも「おせち」話など。それにしても、のこの暑さ、ふっと暑さが和らぐ心持ちとなったのは一瞬のことか。

今週はベジタブルウィーク



 東久留米で過ごす1日。川沿いのおばあちゃんのお家にも顔を出し。東久留米の実家は、あてはにとって、「お父さんの昔のおもちゃで遊ぶことのできる」場所。到着するなり、我が家のように、まずは今日のおもちゃを物色しに。そして、1つ1つに名前の書かれた、使い込まれたブロックでなかなか壮大な創作など。映画「アントブリー」、気弱でなかなか友達ができない少年ルーカスがありの世界に迷い込み、少しずつ成長していく、というストーリー。すっかり入り込み、迫るシーンでは、いつものように顔をなにかで覆いながら、しっかりと覗き見、あり、机の下に潜りこみながら、しっかりと覗き見、あり、そしてすっかり主役を演じ、走り回って、あっちへこっちへ逃げ回ってみたり、と大満喫の様子。夕方、自転車の練習をするあてはを眺めながら、母とおしゃべりなど。お兄ちゃんになって数ヶ月、心身ともに大成長中のあてはとの向き合い方。と、道の向こうから自転車姿の父。かごにたくさんの野菜をのせて。モロヘイヤに空心菜ににらなど、摘みたてのぴんとした青菜たちがまるで花束のようにすてきに見えるのは私だけだろうか。夜、みんなで出かけた焼肉やさん。私の完全なる大誤算のせいで、食べきれないほどの肉が次々にテーブルに。勝手に気落ち、のところを優しく、そして体を張ってフォローしてくれるみんなに囲まれて。危うく、焼肉やさんトラウマになるところをだった。間違いなく、ここしばらく分の肉は消費したはず。ということで、今週はいつも以上にベジタブルウィークとなる予報。

作り手を眺めながら


 直売所も少しずつ秋の色。売られるなすの大きさが少しずつ小さくなり、ちらほらとススキの穂など。が、今週末が最後なのだと、自分に言い聞かせ、の今日もすっかりの夏日。お散歩しながら向かったのは、国立駅北口商店街のワイワイ祭り。ふと思い出せば、お腹にゆふきを身ごもったばかりの昨年には薄手の長袖でちょっぴり寒かった記憶。地元商店街のお祭りに個性溢れる、すてきな屋台がずらり、のとっても楽しいお祭り。すでに始まっていた子供ひょっとこやピエロにかなり硬直気味のあてはをよそに、屋台巡りに忙しい私。気になるものを一通り調達し、の帰り道。初めての綿菓子に口の周りをとんでもなく汚しながら、のあては。キックボード2人乗り姿など。涼しい部屋でビール片手に戦利品をずらりと並べ、のランチ。「ラマパコス」のキーマカレーは、辛さではなく、香り豊かなスパイスと野菜の甘みが引き出され。楽しみにしていたのは、「フードムード」、なかしまさんのバインミー。手作り感溢れるミニバケットにはしっとりとしたチャーシューと野菜など。口の中でうれしく1つにまとまる。「食堂マルミヤ」のランチボックスでは玄米おにぎりいろいろの楽しみ方。混ぜごはんあり、炊き込みご飯あり、などなど。ふと、ちょうど1年前の教室にて、玄米きのこ炊き込みごはんを作ったことを思い出してみたり。それから、「ミモザ」や「TAIYODO」の焼き菓子など。作っている人たちの顔が見えるものをいただくことのおもしろさ。作っている人の顔を見ながら、といえば。とり皮など、お肉屋さんで無理言ってお願いしたものに加え、ねぎ間を仕込み、今夜は炭火での焼き鳥など。ベランダにての焼き職人姿を眺めながら、頬張る、頬張る。やっぱりこういう演出もおいしさのうち。難点は、その演出に、うれしくて盛り上がりすぎるあては、なのだが。
プロフィール

くにたちの食卓 いづい

Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
このブログをリンクに追加する
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR