
お試しに、も兼ねて、今月の大磯レシピの試作。今日、明日と、今月分のレシピの中から仕込める分だけ仕込んで、明日、大磯へクールで送る。作りたてでなければNG、といったものは難しいのだが、紙面上のレシピだけでは伝わらないものがより多く伝わるように、と。まずは先日からあれこれ試していたタジンなど。彩り鮮やかな季節野菜と今日は鶏肉を使って。まったく同じ材料で2種類のタジンなど。1つは定番、クミンにシナモン、カルダモンなどのスパイス香るモロッコ風。そしてもう1つは薄口しょうゆと砂糖少々にしょうがが香る和の仕上がり。出来上がった2皿の、見た目は同じようなのだが、一口口にしたときのまったくの違い、そんな料理の楽しみ方もおもしろいのでは。食材を生かす調理法として、優秀な「蒸し煮」。いわゆる煮物が主流の和の調理ではあまり登場しないのだが、少ない水分で食材に火を通し、食材の水分もうまみも大切にする、理に適った調理法。と、考えると、よく聞く、「ひたひた弱の水加減」で煮る、というのは、蒸し煮を目指している、といえるのかもしれない。が、今回のタジンはもっと、もっと少ない水分。厚手の鍋に食材を入れて、その1/4~1/3くらい。仕上がる頃には鍋底にほんの少し、とろみのついた、うまみの詰まった煮汁、を目指して。ゆふきの様子を見つつ、の仕込み、思った以上に手強く。ということで、今はここまでやらなきゃ、ではなく、運良くできるところまで、そんなスタンスで、と心して。といいつつも、1品でも多く、送ることができますように。
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今日も肌寒い1日。買い物ついでに買ってきたパンとスープで簡単ランチ。パンを買うときから言っていたのだが、肌寒い中、外で食べたい!、と切望すらあては。ということで、教室脇のデッキにテーブルと椅子を出し。が、ゆふきも一緒にではさすがに寒い。が、外がいい!と言い張るあては。ということで、窓を閉め、ガラス越し、デッキにはあてはとだんなさん、屋内には私とゆふき。声を上げれば、会話も成り立つし。いつもと違う設定にはわかりやすくテンションの上がるあてはの気持ちはよくわかる。が、明らかに寒そうな2人。早くみんなで遠出でもしたいね、と言いながらも、こんなゆったり時間もありがたいもの。それにしても、ますますふさふさ傾向のゆふきの髪。最近のあだ名はモンチッチ。ちなみに、こあて、に続き、命名は東久留米の父。

おばあちゃんの野菜直売所に真っ赤なトマトが並び始め、そんな季節がやってきたんだなあ、と。トマトと並ぶ夏の野菜、ゴーヤー。先日鉢植えしたゴーヤーのつるが少しずつ延びてきた。庭から教室脇のデッキへ場所を変え、2階のデッキから麻ひもをつるし、ゴーヤーのつるを結わえ。少しずつ伸びていく様子を楽しもう、と。それにしても、肌寒い1日。レシピ作りも兼ねて、今日は中華風ごま団子を作る。と、買い忘れに気づき。中華の点心などに時々登場する「浮き粉」。ふと、思いついたのが、コーンスターチ。同じでんぷん、ということで、試しに今日はコーンスターチで。結果、コーンスターチでの代用、「可」!ほどよくもちっとした食感に仕上がり。レシピについては、作り方はもちろん、材料についてもよりシンプルなものが求められる。特に手に入りにくい材料、買っても、その後使うことのなさそうな材料などの登場するものは敬遠されがち。ということで、今回のコーンスターチ代用、は即採用に。張り切ってごまをまぶし、揚げたてが待ちきれないあては。続けざまに4つも頬張り。そして、いつの間にか、私の食べかけも小さく、小さくなっていた。
今日から新しい一眼レフを使うことに。もちろんお下がりなのだが。今までのものよりも少し重くなったり、とまだまだ使い慣れず。時間を見つけて、いじらなくては。

我が家のキッチンにて、ちょっとした撮影のお手伝いなど。料理やデザートの写真の撮り方、ということで、まずはケーキの撮影が進んでいる間に前菜の準備など。事前に、というよりも、その場その場で流れが決まっていく。ということで前日にイメージしたパスタ料理以外は、用意された食材とおおまかな指示のもと、その場で何を、どう料理して、どう盛り付けるかを考えていく、という臨場感がなんとも新鮮。久々、教室のキッチンにての料理はやっぱり楽しくて。が、メインの肉料理「鶏肉のグリル」など、盛り付けに大いに迷いが、とだいぶ勘というか、盛り付けでの勢いが鈍っているのを実感。そして最後のパスタ料理。私の勝手な提案で、昨日買ってきた彩り鮮やかなミニトマトたちの登場。クリームベースのフェトチーネに合わせて。赤、黄、グリーン、オリーブ、紫、ミニトマトのキュートな色合い。ひとまず私のお手伝いはここで終了、ほっと一息。料理にしても、その周りのものにしても、またタイミングなどにしても、求められているものがご用意できていたことを願って。ありがたくもゆふきの子守を引き受けてくれた母にも感謝。大の字になって、珍しく昼寝中のあてはを眺め、「もうすっかり少年だね。」と母。そして、夕方、母が帰っていった。「またすぐ来るから」、と洋服を1つ置いて。夕方、どう策を練ってもばたばた、ざわざわする日々、数日でもこうやって母がいてくれるのが、とても心強かった。
今日作った「彩りトマトのフェトチーネ」。詳細についてはまた後日。

焼津母のばら巡り。母とゆふきと散歩しながら、近くのばら専門のショップ、ひかりフラワーへ。近づくだけでばらの香りがただよい、見事に見事に咲き乱れるばらの花。ぼんやり眺めて楽しむ私とは対照的に、お店のカタログを片手に真剣に花をみる母。満開だからこそ、のこの時期に、次に自分が育てたいばら選びに夢中になることしばし。ごゆっくり、と私のお目当て、園内にてこの時期限定のくろねこカフェへ。葉々屋のおいしいアイスティーと一緒にいただいたのは、国分寺産さくらんぼのクラフティー。贅沢にも加熱したさくらんぼのなんともいえない優しい甘みと酸味がなんとも。家に帰ってからも、ばらのカタログを眺め続ける母の姿など。夕方、あてはを引き連れての買い出しへ。あてはへの誘い文句は「あおくんに会いに行く?」 お互いの姿を遠くに見つけた途端にうれしそうにお互いの名前を呼び合って,走りより、ひたすらうれしそうにはしゃぐ2人。お互いに新しい幼稚園生活を迎え、それぞれにちゃんと成長がみられ。さてさて、買い出しへ。先日久しぶりにランチに立ち寄った「農家の台所」へ。ここでは農家から直送の新鮮な個性的な野菜などを購入することができる。ということで、今日選んだのは、いろいろな色のミニトマト。赤いトマトが数種類に黄色、緑、オリーブ色、紫など。ミニトマト全体での量り売りなので、種類を混ぜて、買うことができるのがなんともうれしい。あてはが選定し、袋に入れていく。それにしても、見ているだけでうれしくなってしまう色合い。頭の中で料理のイメージが沸々、沸々。

「ゆふきくんは目がきらきらしている!」、と母。昨日から来てくれている焼津の母にゆふきをお願いし、今日は幼稚園うさぎ組、ママたちの親睦会へ。ご近所さんについてはだいぶ覚えてきたものの、クラス全体となると、まだまだ把握しきれず。自分自身、ではなく、子供を通して、の集団、という設定はなんとなく新鮮だったり。「あてはがいつも一緒に遊んでるって言ってます。」「家では、あて君の名前がよく出てきます。」、とか。あてはが初めて自分で築いている人間関係などなど、こちらも楽しくバックアップできれば、と。ばらの花が大好きな母。今日もばら巡りに出かけたのを見送り。あてはの幼稚園お迎えへ。「のばちゃんはどこ?」数度、電話してみるも、つながらず。しかたなく家へ戻り、もう1度コール、と、隣の部屋の母の荷物から怪しい着信音が流れ。やっぱり携帯を携帯しない母。大磯のカフェから急ぎでレシピのリクエストなど。「本当に、できる範囲で構わないから」、そんな言葉に支えられて、ほどよいやる気がわきてきてしまう。
今日はオムライスなど。やっぱりオムライスの色合いといい、形といい、心和み、心弾む。

あてはの幼稚園保育参観へ。まずは教室にて、みんなで幼稚園歌を歌う。前奏が流れ、いい感じに身が乗り出してきて、楽しみに動画を撮り始めたのだが。歌う、というよりも絶叫に近く。歌い続けるほどに、体がどんどん前へ、前へ。あてはだけでなく、あてはのいるテーブル全体がそんな雰囲気。そして、他の5つのテーブルは体を軽く動かす程度に、穏やかな歌声。こちらもあまりに驚いたのと、おもしろすぎたのと、思わず涙が止まらず。その後も、出欠の名前を呼ばれれば元気すぎるほどの返事をし。次は園庭に出て、朝の体操。と、焼津の母が到着し、ゆふきを引き取りに来てくれた。身軽になって、あてはの動向をしばし眺めることに。体操はなかなか上手。調子に乗って、手だけでなく、勝手に足を上げてみたり、とそんなこともしばし。そして、教室に戻り、みんなで給食をいただく。幼稚園では週3日は給食、週2日はお弁当、のサイクル。今日のメニューはハンバーグカレー。いつも完食している、という給食は思っていたよりもボリュームがあり。みんなで丸くなって、先生の絵本の時間を楽しんだり、みんなで歌を歌ったり、数人でちゃんとした会話のやりとりがあったり、大好きなお友達に飛びつき、2人でふざけて倒れこんでみたり。家にいるときとはまた違ったあてはの姿は、すっかりすっかり少年のようにも見えて。それにしても、最初から最後まですべてに全力を降り注いでいる幼稚園時間、これは、毎日疲れて早く眠りにつくはず。幼稚園での本当に伸び伸びと、楽しく、楽しすぎるくらい楽しく過ごしている様子を目の当たりにできた貴重な時間。夕方、あてはと買い物ついでに散歩へ。「ココア、飲みにいこうか。」先にドーナッツの皿をテーブルに置き、座って待っているあては。私がココアを持って、席に着くと、あてはの額にはドーナッツにまぶされた砂糖がたくさんついている。食べずに我慢していたのだろうが。久しぶりの2人時間。

ゆふきの熱も下がり、一安心。念のため、病院へ行き、ほっと一息。こんな早い時期にゆふきの名の診察券が2枚もできあがってしまうとは。今日もスコーン作りなど。一言でスコーン、といっても、そのテイストはさまざま。しっとり系もあり、ざくざく系もあり、固いものもあれば、ほろほろしたものも。甘いものもあれば、甘くないものも。ということで、今日はいつものクッキー生地をベースに、まわりざくざく、中ほろり、そんなイメージで。なかなかの私好みに仕上がったのだが、やっぱりあてはのおやつにはこちらも覚悟が必要なスコーン。ほろほろ、ほろほろ、これでもかってくらいにあてはの下にはスコーンが散りばめられ。

ゆふきが38度弱、初めての発熱。2人目とはいっても、やっぱりこういうときにはあたふたしてしまう。結局は心配を解消するためにも、と東京ER(東京都立小児総合医療センター)へ。365日24時間体勢で対応してくれる施設が近くにできたことは、本当に心強く。念のためのの採血検査など済ませ、ウイルス性の感染などではなく、いわゆる風邪でしょう、とのこと。帰る頃には不思議と熱も下がってきた様子で、ほっと。新生児のこの時期の一瞬の動きや表情などなど、見方によってはすべてが体調が悪そう、とか、どこか痛そう、とか元気がない、とか、そんな項目に該当しかねないので、見極めにくいのも正直なところ。ただ、家であれこれ心配し続けるよりも、病院に行って、ほっとできることの価値。
久々に焼いたスコーン。今日はバターではなく、菜種油を使って。いつものレシピのバターを菜種油に変えて、と、1つのアレンジ版を作ると、ついついその次のアレンジが頭の中を巡る。ということで、いつになく在宅時間の多いこの時期は、きっと私にとって、粉もの強化月間なのだろう、と。

ゆふきのお宮参りへ。あてはの時と同じく、東久留米にある南沢氷川神社にて。あてはと同じく、だんなさんが生まれたときにお宮参りをした地にて、母が用意してくれた、当時だんなさんが羽織った着物を羽織って。すぐそばには湧水溢れる緑地もあり、しっとりと落ち着いた場所。静けさの中、ゆふきのお宮参りは滞りなく行われ。あてはにもその厳かな空気は伝わっている様子。社の前で記念撮影など。と、いつのまにか、あてはの服の裾にははらぺこあおむしならぬ、あおむしが。さっきまで葉っぱでつんつんしながら遊んでいたのに、至近距離となると半泣きのパニック。無事、お宮参りも済み、改めて、ゆふきがこれからも健やかに成長していきますように、と。緑地を少し散策して、これまたあてはの時と同じく、ひばりが丘の新日本料理「るたん」へ。しつこく、これまたあてはの時と同じ、奥の個室に、あてはの時と同じように椅子でベッドを作ってもらい、当の主役はほぼ寝続ける中、初夏のお料理をいただく。豆乳の茶碗蒸しにはしっかりとこくのあるべっこう餡。炊き合わせの飛龍頭には具がふんだんに入り、口が喜ぶ食べ応え。ゆふきの寝るこの場所にあてはが横たわっていたのが、遠い遠い昔のような。夕方、東久留米の家にて、ゆふきと寝そべっていると、家の軒先ではあてはがお隣の年上のコトちゃんと遊んでいる声が聞こえてくる。コトちゃんが、「おいで!」、その後ろを駆けていくあては。そろそろ別れ際、「こっち、おいで!」、とあてはがコトちゃんに呼びかけ。ずっと言いたかったんだろうなあ、と。あまりに心地よい風の吹く夕方。