
今回、母のお出かけメモ(出かけたいところをリストアップしてくることがよくあるのだが)に書かれていたのは、「西国分寺の子供カフェ」。メモと母の話をまとめると、間違いなく、「クルミドコーヒー」のことだった。ということでタイミングよく今日開催される蓄音機コンサートの時間に合わせて。大好きな屋根裏部屋風のスペースではなく、今日は蓄音機を見下ろすことのできる2階真ん中のテーブルへ。さっそくくるみをごりごりと割り始める母。蓄音機ならではのあたたかい音色を聴きながら、しっとり雨の外の景色を眺めたり。コーヒーと一緒にかぼちゃマフィンなど。あたためられたマフィンにはちみつとバターをのせて。「ホットケーキの味がする!」とはちみつ追加のあては。子供も楽しめるカフェ、ということで確かに親子のお客さんが目に付く。パパと女の子の組み合わせ、その2人の後ろ姿がなんとなくよくて。いつか、もっともっと大きくなったあてはと一緒にここに来ることもあるのかなあ、などとぼんやり。
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結婚して10年。冷蔵庫の10年保障にも納得。先日10年活躍した冷蔵庫が壊れ、今日は冷蔵庫を買いに。思ったよりはズムーズに心も決まり、あとは後日の搬入を待つばかり。みんなで立川中華街、「龍福門」にてランチ。もちろん、大きな窓側、電車やモノレールが見えるテーブルにて。今朝のWiiでのみんなの食運勢のキーワードは「中華」、「麺」。迷いそうなときの参考にいいのかも。昔の中央線(オレンジ色)、新しい中央線、かいじ、あずさ、スーパーあずさ、貨物の金太郎などなど。私にとっては、あてはが生まれる前にはすべてが「電車」一言で片付いていた。飲茶セットの水餃子、手作りならではももちもちと食べ応えのある皮と黒酢との相性もよく。雨も上がり、遠く山々の景色も見晴らしよく。もう少し立ち寄りたいところもあったのだが、「動きすぎ」と母から忠告を受け。正直わずらわしいと思う反面、こうやっていつまでも心配してくれる存在はありがたいもの。夕ごはんも無意識に焼き餃子など。今日のキーワード、「中華」は正しくも、「麺」だったのだが。同じ小麦粉料理と、カテゴリーを大きく広げてみた、ということで。

今月最後の教室。ようやくここまで来た、という想いと、なにか終わってしまう、そんな想いとが混在するような。今月のメニューはいつも以上に想いも強く、1つ1つのレシピについても、そしてメニュー構成についても、私らしい料理の仕上がりになった、と。「そば粉のガレット 春野菜のサラダ仕立て」はシンプルな生地にあえて、クレソンに三つ葉、せりにうど、春菊にイタリアンパセリなど癖の強い春野菜あれこれ。「合鴨ロースと春野菜のグリル」はシンプルに焼いた春野菜にしょうゆベースのこちらもシンプルなマスタードソースをかけて。「いろいろ棒ずし」では鯛やサーモンのほかに万能ねぎに大葉に三つ葉などの薬味ずし、そしてイタリアンパセリにディルにタイムのハーブずしなど。デザートの「ブラウニー」にはふんだんにナッツを入れて、さっと焼き上げ、全体をしっとり、コクのある仕上がりに。だからこそのアクセントにはレッドペッパーとブラックペッパー、そしてアールグレイの茶葉など。今日はデザートタイムの前に、みんなで別室にてフィギュア鑑賞など。キム・ヨナの美しすぎる演技もやっぱりすばらしかったし、真央ちゃんの等身大でのまっすぐな姿にも心打たれ。教室も無事終了。みなさんを見送り、心からほっと一息。こうやって、優しい生徒さんに囲まれて、たくさんのうれしい言葉をいただき、支えられていることがとにかくうれしくて。通常のクラスは今日で終了、来週の出張教室などを終えたら、しばしの産休に。アオキくん宅ステイのあてはをお迎えに行くとすぐに、焼津母からのメール。旅行帰りの今日、我が家へ立ち寄ることになっている母。朝から、「今日の到着は何時くらい?」とメールした最初の返信が、今届いた「国立に着きました」って。慌ててあてはと家へ向かい。

今月最後の子連れクラス。今日のメンバーはもうすぐ幼稚園組のアオキくん、ヒロくん、そしてあては。自由気ままにひたすら楽しそうに遊び回る子供たち。なんとなく幼稚園の光景を目の当たりにしているような。やっぱりみなさんの反応大、なのが、鴨料理。大好きなのだが、鴨は外で食べるもの、そんなイメージも強いようだ。が、実はコツさえつかめば手軽な調理で、華やかさともちろんのおいしさを演出できる食材。さっとレアに焼き上げて、立てかけた状態に落ち着かせること約1時間。今回はその切り方について。柔らかい肉をなるべく薄いそぎ切りにしたい、そんなときには斜めにあてた包丁を大げさに上下に動かしながら、そんなイメージで。やわらかいものをつぶさずに切りたいときにも効果的。逆に今回の棒ずし、せっかくうまく巻き上げたものを断面美しく切るためには、包丁をまな板にたたきつけるように、の落とし切り。と、それぞれの食材をうまく、おいしく切る包丁使いあれこれ。そしてなにより、切れる包丁を使うこと。産休中も包丁研ぎはお預かりするので、お近くの方、お気軽にどうぞ。教室終了後は、我が家御用達の近所のお肉屋さんへみんなで鴨肉を買いに。うれしそうに駆けて行く子供たち。帰り道、近所の早咲き桜スポットへ立ち寄ると、やっぱり、早々の桜開花!この時期なんとなくの癖で、時折チェックしに行くのだが、やっぱり開花を見つけた日が1番心弾むもの。道端にはオオイヌフグリも愛らしく。あては付きでの子連れクラスも今日で最後。「今日は誰が来るの?」、はいつのまにかあてはの口癖に。生まれて半年の頃から気づけば約3年間、一緒に子連れクラスをやってきた、ある意味パートナーともいうべく。ねんねの頃からひたすらおんぶ時代、1番たいへんだった2才児時代を経て。その時その時の悩みを抱えながらも、なんとか続けてこられたのは楽しみに来てくれる生徒さんのためはもちろん、私自身にとって、そしてあてはにとっても、子連れクラスが貴重な体験だと思えた、そんな一面もあった気がする。お礼を込めて、「今日のおやつは何がいい?」と聞くと、「ぱりぱりのおせんべい!」との答え。炊いたごはんにごまをふんだんに加え、フライパンでじっくり焼く。今日は塩とごま油少々。大きく丸く焼いたおせんべいをうれしそうに頬張るあては。「かあか、すごいよ!」「すごくおいしいもん!」生徒さんからのありがたい言葉とは、また違ったうれしさかも。でも、やっぱり「おいしい」はいつも私が聞きたい言葉なのかもしれない。お礼をたくさん伝えると、かなり恥ずかしそうにちょっとごまかしながらも、バリバリとおせんべいを頬張るあては。

今日は1日入園、ということであてはが4月から入園する幼稚園へ。ちょっぴり緊張しつつも、わくわくしているあては。まずはホールにて、紙芝居鑑賞など。その後は、年中さん、年長さんがお迎えに来てくれて、それぞれの教室へ。年長さんクラスでは、1人の子に1人の年長さんが付き添い。担任の先生がリードしながら、年長さんがやさしく声をかけてくれ。まずは幼稚園の歌を歌いましょう、と。ほぼ知らない歌ながらも、一生懸命に歌おうとしているあてはの姿を見たら、最近はやけに涙腺のゆるい私、大笑いしながらも、涙が止まらなく。部屋の端にいるこちらに目を向けることもなく、先生や年長さん、お友達との時間をすっかり楽しんでいるあては。とにかく楽しそう。最後に年長さんからの言葉、「4がつになったら、げんきによいちえんにきてください!」なぜか、あてはも見よう見まねで一緒に叫んでいる様子もおかしくて。4月から始まる幼稚園。いろいろなことを経験し、成長していくのだろうなあ、と。絵本をいただいて、今日の1日入園は終了。まっすぐ園庭へ駆け出し。今日もすっかりの春日和。園庭にはもうすぐ満開を迎えそうな梅の木から優しい香り。ここ最近、実験のようにあれこれ試作中のケーク・サレ。今日は新玉ねぎと春菊を加えて。新玉ねぎの優しい甘みがなんともいえず。ここまで暖かい日が続くと、本当に春が来てしまったのかと心身ともに錯覚してしまう。春はすぐそこ、幼稚園バッグなどもほぼ仕上がり、あては自身も幼稚園に行くことを楽しみにし。スイミング帰り、珍しくすでに眠そうなあては。あまりに久しぶりに夕ごはんを食べながら、眠りに落ち。1日入園お疲れ様。

昨日、春一番が吹いたとか。春を思わせるようなあたたかな1日。まさにお弁当日和、買い物を済ませて、いつもの昭和記念公園へ、と向かうが、あれ?今日は閉園。「モノレールを見ながらお弁当が食べたい!」というあてはリクエストに応え、モノレールのレール真下の遊歩道スペースへ。それにしても、あたたかな日、空いているベンチを探すのが難しいくらい。こんな日差しの中、外で食べるお弁当のおいしさ。2人でぺろりと完食。こういう日差しを浴びていると心身ともに浄化される感覚。時折頭上を走るモノレールにその都度、手を降るあては。そのうちデッキスペースへ走り出し。「ポテトやさんだよ。」落ち葉を集め、袋に詰め。帰り道、さほど歩いていないのに、やけに疲労感。きっと布屋さんでの半端ないレジ待ち時間のせいなのだろう。昨日のふきのとう話続き。最近あれこれ試作中の「ケーク・サレ」にせん切りにしたほうれん草とふきのとうを加え。焼き上がりの切り口からはふわりとふきのとうが香り。おやつ前に慌てて作ったこともあり、ケーク・サレながらも、「サレ」つまりは塩を入れ忘れ。急いで上に塩を振ってみる。夜は昨日に引き続き、ふきのとうごはん。解毒効果のある春の摘み草。ということで今日は心身ともにデトックスな1日。

子連れ教室2日目。まずはもうすぐ幼稚園組の彼方くんとあては、そして2才のアリちゃん。今日は私も含め、なんと全員が妊婦さんという珍しい設定でもあり。今回の重箱の1品、「合鴨ロースと春野菜のグリル」。新じゃがいも、新玉ねぎ、大好きなうど、そしてアスパラガスなど。野菜の表面に少々のEXVオリーブ油をぬって、オーブンで数分、以上。これがシンプルにとってもおいしいのだ。まずは火の通りに時間のかかる新じゃがいもと新玉ねぎをオーブンに入れ、残り1分のところでうどとアスパラガスを投入。今回はこちらも手軽に出来上がるしょうゆマスタードソースをかけて。やっぱり口がほっとするしょうゆベースに粒マスタードの酸味がほどよく、焼いたお肉や魚のソースとして、またはカルパッチョや前菜のドレッシングとして、かなり応用範囲の広いお手軽ソース。こういうシンプルな料理やソースの時には、ふと、「料理」ってなんなんだろう、そんな命題が頭をよぎる。今日はやけに妙なこだわりをお友達にも訴えたあては。エプロンを一緒につけたい、とか。教室終了後、散歩しながら、器と古道具の店「GARAGE」へ。シャム屋さんの作る手作りの洋服の展示を見に。道の途中、「あっ、あては!」ふきのとうがあちらこちらに。2人でふきのとう摘みなど。春のなんともいえないほろ苦い香り。夕方、突然あてはが私の膝元でシクシク。聞けば、「悔しかった」と。お友達と一緒に遊びたかったのにうまく遊べなかったのが悔しかった、と。ずっと心のどこかで気になっていたのだろう。1つ1つの経験の積み重ね。摘んできたふきのとうをみじん切りにし、少々の塩とごま油で和え、炊き上がったごはんに混ぜてみる。簡単ふきのとうごはん。ふわりと香るふきのとうとごま油の香りを塩が優しく引き立て。味見したい、とやってきたあてはに「大人の味だよ。」と一口。最近の傾向として、「大人の味」というフレーズに弱いのか、本当に味覚に合ったのか、お試しに作った今日の分はほとんどあてはの元へ。明日は多めに作ってみよう。
摘んできたふきのとうと先日いただいた機関車マドレーヌ。どれを食べるのか散々迷って、1日1両ずつ、と決めているらしい。

国立にある辻調グループの料理学校、エコール辻東京の文化祭「国立祭」へ。まずは館内をぶらりと見学など。以前にも1度訪れたことがあるのだが、さすがの辻調、設備の充実ぶり。他の調理師学校とは違って、日本料理、フランス・イタリア料理、製菓などそれぞれの専科コースをみっちりと習得、ということで若い生徒さんだけでなく、いろいろな年齢層のコックコート姿が目につくのも印象的。ガラス張りの美しいキッチンでは学生さんの料理の仕込みや焼き菓子の仕込みをしている姿を見学し、作品展示会場へ。まさに作品というべく、春の懐石の展示やテーマの食材を使ったフレンチの前菜とメイン料理のお皿の数々は思わずうっとりするほど。せっかくなので、とちょっと早めの「ランチプレート」を注文。こちらで午前の部、終了です、と運良く最後の列に並び。キッチンにてきびきび動く学生さんたちの立ち振る舞いを眺めながら、料理を待ち。今日のメニューは自家製タリアテッレのミートソース、穴子だし巻き玉子、そしてアーモンドプードルをふんだんに使ったイタリアの焼き菓子。赤ワインをふんだんに使ったミートソースはコクがあってとっても美味、ミートソースにしてもだし巻き玉子にしても、食材のよさがすぐにわかる。キッチンの向こうでは何十個の聖護院かぶらを懸命にむいている姿。日々こうやって質の良い食材に触れられることのすばらしさ。学校にしても、職場にしても初めて取り組む食の環境はやっぱり大切だと思う。あては用に、と焼き菓子の1つを包んでもらい。それにしてもシンプルで美しい業務用キッチン。キッチンつながりで、今日、我が家の2階の冷蔵庫が壊れたようだ。運良く、というか我が家には冷蔵庫が2台あるので、ひとまずは整理しつつ、1階教室の冷蔵庫に食材を移し。まったくの想定外、急ぎの大きな買い物となるか。ということで今週の教室ご参加のみなさんにはそんな諸事情でご迷惑おかけすることに。冷蔵庫の豆腐や納豆、今回のレシピには登場しないので、あしからず。

今日の教室、重箱に入った鴨料理2種。「合鴨ロースと春野菜 銀あんがけ」と「合鴨ロースと春野菜グリル」。どちらもリクエストいただいた野菜料理を鴨と組み合わせ。わが教室の和食の月にはほぼ100%登場するのが八方だし。あっさりとした煮物を炊くときのだしと調味料のバランス。だしが8に、しょうゆが1、みりんが1。今回は春らしく、色づきを押さえた薄口しょうゆで春野菜とさっと炊いたり、お浸しにし、仕上げに水溶き片栗粉でとろみを付けた銀あんに仕上げ、冬の名残のゆずを加え。合鴨やそら豆など優しい春色にゆずを散らした銀あんがしっとりとかかり。水溶き片栗粉についてはどうしても苦手意識が、という人も多いはず。ポイントはまずは今回ならば八方だしをしっかりとあたためること。あたたまったところに片手で糸をたらすように水溶き片栗粉を加えながら、片手では常に八方だしを混ぜ続け。もう1つのポイントは加え終わってから、1度しっかりと沸騰させること。これで沢よく、持ちの良いあんが仕上がる。炊きすぎは調味料の風味が飛ぶのでご注意を。いつものように料理が仕上がり、いつものようにみんなで大笑いしながら食事をし、いつものようにみなさんを見送るのだが、産休前、最後の週末クラス、なんとなく自分の中に余韻が残り。帰り際、生徒さんからうれしいプレゼントあれこれ。すてきなすてきな手作り石けんに、こちらはあてはへ、と手作りの機関車型のパウンドケーキなど。なんと貨車付き!月に1度、ここへ足を運ぶことをとっても楽しみにしていてくれるかわいい生徒さんたちに、そしてこうやって教室が無事開催できる環境を与えてくれる家族に感謝せずにはいられない。いただいた機関車ケーキ、さっそく大きな皿に連結し、大喜びのあては。夕方、野菜直売所へ。梅やロウバイが咲き乱れ、店頭にはふきのとうが並び。春がすぐそこまで、そう思うだけで心が弾み。

買い出しの帰り、毎年のスポットになんとふきのとう発見!今年は例年よりも早いのでは。残念ながら、この場所は眺めることしかできないのだが、一気に春気分高まり。心と舌に記憶が残るうちに、ということで昨日の食事マフィンをイメージに入れつつ、「ケーク・サレ」の試作など。今日は冷蔵庫にあったかぶの葉ふんだんとごま、そしてトッピングにコーングリッツを散らして。この辺りはあては作。オーブンからはいい予感の香りが広がり。もちろん焼き立てをカット。切り口、かぶの葉の優しい緑とコーングリッツの黄色がなんとなく春を想わせる。甘いスイーツは最初の二口、三口で、以前よりもそんな傾向にありつつある最近のあてはには、今日の「ケーク・サレ」はかなり好みの様子。「おいしいからもうちょっと食べたくなっちゃった!」と繰り返すこと数度。野菜をふんだんに混ぜ込んで、食事用にもそれからおやつにもかなりいいのでは。だいぶ納得の仕上がり。今日は諸事情であまり使い慣れない一眼レフをいじるも、やっぱり手馴れず、モタモタ、そして結局は撮りたいように撮れず。すかさずあてはに、「いらいらしないで。」と見透かされ。「はい。」と返事をし。