
あてはのインフルエンザ予防接種へ。待ち時間に近くの東京エックス山へ。山に入る前から、木々のなんともいい香り。そして一面にどんぐりが。まさに一面に。大通り沿いにも関わらず、とっても静かな場所。ベンチに腰掛けて、のんびりお茶を飲んでいると、パサッ、パサッとどんぐりの落ちてくる音。音がするたびに、「あっち?」「こっち?」とどんぐり拾いに夢中のりすあては。いつのまにか、私の帽子をかごにして。来月の教室、イメージはロシア風クリスマスメニュー。発端はメインのビーフストロガノフ。今回はクリスマスらしさ演出、そこでクラシカルなサワークリーム仕立てではなく、赤ワインをしっかり使った大人の仕上りを検討中。ということで、ストロガノフ伯爵つながりで、ロシア料理からのメニューをメインに。ロシア料理、というとボルシチ、ピロシキなどがまずは頭に浮かんでしまいがちなのだが、実は日本の洋食のルーツなのでは、と思わせるほどのやけに親しみのある味も多いのだ。前菜、デザートによく登場するのが、「ブリニ」というパンケーキのような、クレープのような。パンケーキのように厚いものもあれば、クレープのように薄いものもあれば。小麦粉で作るものもあれば、そば粉で作るものもあれば。ということで、来月のデザートはクレープ仕立てのブリニに、こちらもロシアでは定番のりんごを添えて。昨日のランチでのガレット余波か。

あてはの幼稚園プレスクールへ。願書申込シーズンを目の前に。園庭での体育の授業を眺めつつ、思わずこちらまで笑顔になってしまうくらい、夢中になって体を動かしている子供たち。大好きなちひろちゃんとの久々の再会、ちひろちゃんの手を引いて、教室から出てきて、今日は靴まで履かせてあげるサービスっぷり。そして園庭ではすっかりデート風。そんなデート気分は引き続きのランチでも。先日オープンした紅茶専門店「Kunitachi Tea House」へ。ランチタイムには出来たてのガレットなど。注文した「季節のガレット」にはフレッシュトマトだけでなくドライトマト、そしてアンチョビがほどよく効いていて、そしてガレットならではの皮はパリパリ、中はほどよくしっとり、の食感も口が喜ぶ感覚。そしてうれしい紅茶のサービス。ということであれこれいただく。まずは冷たいベリーのブレンドティーがなんとも爽やか。そして先日買った「ハワイアンべりー」はなんとも華やか。そして「白桃アールグレイ」は少々の洗双糖が入って、まさにフレッシュのピーチをいただいているような。それからアップルティー、キャラメルティーなど。と、こんなにあれこれの紅茶をいただけるなんて。それにしてもフレーバーティにありがちなフレーバーの香りが主張しすぎる感じはまったくなく、きちんと紅茶がおいしい。そのフレーバーも天然のものを使って、香りや風味を引き出している、とのこと。すてきな旅行みやげと楽しい旅行話(特に旅先での食の話など)を聞きながら、の時間。今日のプレスクール、大きな画用紙には、紙で貼り付けた家とその周りにはたくさんのあてはが書いた絵。家にはこんなコメント、「かあか、おとうさんがおうちにいるの。」ここ最近、休み返上でいつになく忙しいだんなさん。お互いに一緒にいる時間を求めているのだろう。おうちにいる日はもうすぐ来るはず。

久しぶりの吉祥寺へ。駅に着く前、もちろん開店直後のスーパーへ、キリちゃんを探しに。「11時からの出勤よ。」と。いつものコットンフィールドへ。買おうかどうしようか迷っていると、「買わないの?」とあてはに後押しされ、心決まり、生地をいつもより多めに買い込み、そろそろ待ち合わせへ。もうすぐ4歳、恥ずかしがり屋のさとるくん。今日も会った瞬間に道の向こうへ、向こうへ走り出す。そして追いかけるあては。駅近くにある「カフェ ロシア」へ。店員さん全員がロシア人のロシア料理のお店からはなんともおいしそうな香り。まず出てきたのはボルシチ。鮮やかな色合いはもちろん、野菜から甘みと肉のだしの優しいお味。そしてこちらも定番のコールスロー。そしてメインはやっぱりりビーフストロガノフ。こちらのお店ではサワークリーム仕立ての白いストロガノフ。食事中、へんにもじもじというか、していたあては。後から聞けば、違うランチを注文していたさとるくんのピロシキが気になっていた、とのこと。ランチの後は、散歩しながら井の頭公園へ。さとるくんのリュックから出てきた刀や鉄砲のおもちゃ(なのか?)を2人で交代で持ち、追いかけっこしながら。お陰でこちらはベンチに座り、のんびりおしゃべりなど。10月とは思えないぽかぽか陽気にたくさんの木々に囲まれて。公園からの帰り道、手をつなぎたいあてはとやっぱり恥ずかしいさとるくん、2人の想いはなかなか相容れず。テラスでのお茶タイムを済ませ、おやつの交換をし、そろそろ駅へ向かう道。さりげなくあてはがさとるくんの手を取り、ようやく、別れ際3分前、2人で手をつなぎ。国立駅に着き、もちろん買い物へ。「キリちゃん、いたよ。」明らかにぽーっとしながら、レジ前に立つあては。数日ぶりの再開、これまたよき演出なのだろう。

駅に着く前に、開店早々のスーパーをのぞきに行くあては。もちろん大好きな店員さん、キリちゃんを探しに。「今日はキリちゃん、お休みよ。」「明日はいるから。」 立川での用事を済ませ、帰りの電車へ。帰りに立ち寄ったときにも、キリちゃんを探しているあては。明日も立ち寄ることになるそうだ。完熟したいちじくでジャムを作る。今回はかんきつ果汁を多めに加えて、しっかりめの酸味をつけたのが勝因。甘ったるくなりがちないちじくがきりっとまとまる。そして、これは何のジャムなのだろう、と思うような優しく、鮮やかなピンク色、これも酢酸の効果。今日はホットケーキに添えて。

「とれたの」で野菜を買い込み、今日は近くの商店街、ダイヤ街のお祭りへ。時々あてはと遊びにやってくる汽車ぽっぽ公園にミニSLがやってくる。ということで到着早々、目をキラキラさせてSLに向かうあては。商店街の小さなお祭りながら、大満喫の子供たち。別の場所でその都度、チケットをもらって、乗るときに、その都度、チケットを出す、というシステムなのだが、そのうち、乗り終わったら、続けて列に並び、いつの間にか乗車、そして出発。を繰り返すことしばし。トータル何周したことだろう。それにしても、何周しても、うれしそうにこちらに手を振る子供たちの姿を、ベンチで腰掛けて眺めながら、おしゃべりしつつ、思わず心が緩む。公園の一角ではハロウィンの帽子作りなどを楽しみ、商店街をぶらり。実はじっくり歩いたことのなかったこのダイヤ街。まず立ち寄ったのは「清水ベーカリー」。やけに懐かしさを感じる店の奥ではみんなの手仕事が覗き見られ、並ぶ惣菜パンからはフィリングが溢れんばかり。ふんわりやさしい生地のパンが並ぶ。そして次に立ち寄った「富士見製麺」。レトロですてきな木枠のケースにはこちらもお店の奥でまさにご主人が仕込み中の麺がずらり。今日は細めの焼きそばめんなど。そしてランチには、こちらも商店街にある「東京パスタ製麺所ジャポネ」。生パスタのテイクアウトは何度もしたことがあるのだが、お店で食べるのは今日が初めて。生パスタならではのモチモチ感に、かなりコクのあるソースがしっかりと絡み。食後は子供たちセレクトのジェラートで。帰り道、あてはの赤い風船が飛んでいってしまった。高い、高い木にひっかかった風船を見上げ、「おとうさんなら取ってくれるかなあ?」

子連れクラス1日目。まずの顔ぶれは彼方くん、あおきくん、あてはの完全なる電車チーム。そして久々の子連れクラス参加、1歳の大河くん。電車チームからは勝手に電車を手渡され。今月の一品、「あさりと秋野菜のチャウダー」、秋冬にはあたたかく、優しい湯気が恋しくなるもの。今回は殻つきあさりと野菜をふんだん、クリーム仕立てのチャウダーをとっても手軽に。ホワイトソースを作るのはちょっと気合が、というときにとっても使えるフレンチレシピが、今回の「ブールマニエ」。溶かしたバターに小麦粉を加え、スープの仕上げに加えれば、クリーミーでやさしいとろみのチャウダーにきちんと仕上がる。ポイントはブールマニエを加えてからは少々火を強めること。水溶き片栗粉と同じように、しっかりと温度を上げればきれいなとろみがつくのだ。そして今回もチャウダーをすてきに引き立ててくれるのが、我が教室の定番、いつものエルブ・ド・プロヴァンス。ハーブの香りが一気に料理のグレードをアップ、そして今回、何度か聞くフレーズ、「おいしいレストランの香りがする」、そんなイメージの仕上りに。こちらのエルブ・ド・プロヴァンスもしっかりと加熱することがポイント。仕上げに加えるよりも、早めから加えたほうが演出度高し。追記でさきほどのブールマニエ、手軽にクリーム系のパスタソースを作りたいときにもぜひぜひ。フライパンに茹で上がったパスタと具材を合わせ、牛乳、そして少々のブールマニエ。一気に仕上げて、熱々をテーブルへ。
「教室の風景」、だいぶ遅ればせながらの更新。ランチティータイム風フレンチ。

あてはの幼稚園願書受け取りを済ませ、粉ものなどの買い足しへ。バスでの帰り道、少し空けた窓からは心地よいキンモクセイの香り。あてはのためのみならず、だいぶ遠回りになっても時々乗りたくなるバス。お昼には2人で「ロージナ茶房」へ。ロージナとはロシア語で故郷、の意。時々ついつい足が向いてしまうこの頃。久しぶりのビーフストロガノフを2人で頬張り。ビーフストロガノフと一言で言っても、サワークリーム系、トマト系、デミグラスソース系、とあれこれ。来月11月の教室は毎年恒例クリスマスメニュー、ということで候補の1つに。今日はとってもうれしい届き物。新潟・長岡に住む食仲間、レイコさんから長岡の香りあれこれ。長岡のお米に初めて目にする長岡野菜など。それから彼女の手がけた料理あれこれが記載されている地元のフリーペーパなども一緒に。離れた場所での、今はなき、「あづみのの食卓」仲間のていねいな活躍。届いた長岡野菜、枝豆にも似た「肴豆」、ゆでてみると、枝豆とは明らかに違う、鮮やかな色の豆たち。そして甘さもコクも絶品。ピーマンかと思いきや、のかぐらなんばんは肉厚な実質としっかりとした唐辛子の辛味。初めての食材を目の前にすると、やっぱり心躍る。

平日クラスの日。今回の前菜の1つはリクエストのあったライスサラダ。銀シャリ大好きな日本人としてはお米のサラダになんとなく違和感のある人も多いかも。が、今回のライスサラダがかなりの絶品、と自画自賛。まずは炊き上がったごはんに塩と酢とEXVオリーブ油を加え、さっと混ぜ、しばし冷ます。この行程って、そう、酢めし作りにとっても似ている。つまりは酢の酸味を和らげ、味を整えるために砂糖を使うか、油を使うか。マリネしたライスが冷めるのを待ちながら、野菜やサーモンなどをカット。今回はきゅうりにミニトマト、アボカド、しめじにオリーブ、そしてスモークサーモンにいくらなど、それからイタリアンパセリ。みじん切りにした玉ねぎ少々もポイント。不思議と全体をきゅっと引き締めてくれる。それに追加したいライスサラダのポイントはライスをややしっかりめの調味料でマリネすること。それからオリーブやスモークサーモン、いくらなど塩味や酸味の効いた、アクセントになる具材を取り入れること。これで、なんとなくぼんやりしがちなライスサラダが一気にグレードアップ。わざわざ作りたい一品に。今回は仕上げに秋のすてきな演出、かぼすをぎゅぎゅっと絞って。キッシュにスコーンにチャウダー、と全体に優しい味が広がる中、すてきなお口直しの一品。「帰りにあさりだけ買えば、そのまま今日のメニューが再現できるかも!」と気合を入れて、帰路に向かった彼女から、さっそく夜にうれしい報告メール。フィリングと一緒に愛情まで溢れんばかりのおいしそうなキッシュ。
今日みんなで作った「ライスサラダ かぼすの香り」。

久しぶりのあては幼稚園プレスクール。もうすぐ願書申込。あれこれ悩んだ幼稚園選び、あてはにとっても、そして私にとってもやっぱりこの幼稚園なのだろう、と。園庭にある大きな遊具の高いところに登り、1人大盛り上がりにハンドルを回すあてはを眺めながら。今日もハロウィンクッキー作りなど。今回はやわらかくしたかぼちゃをマッシュして、生地に加えてみる。配合もかなり多くして。麺棒を使わず、手で生地を伸ばし、ハロウィンかぼちゃの型抜きをしているあては。型をあて、周りの余った生地をそ~っと外す、そのそー~っと具合がやけにおもしろくて。手で伸ばした感あるハロウィンかぼちゃに好きなようにかぼちゃの種で顔を描き。焼き上がったあてはクッキー、これは間違いなく懐かしのE.T!夕方、明日の準備をしていると、ベーコンの枚数の間違いに気づく。悲しくも足りない1枚。「あては、お肉屋さんで買ってきてくれる?」「いいよ!」もちろん、私が後ろから追いながらではあるが、100円玉を握り締め、近所のお肉屋さんへ走っていく。我が家からすぐのところにある小さな小さな商店街。商店街の入り口手前でくるりとこちらを向き、私に「ここで待ってて!」と。1人勇んでお肉屋さんへ向かい、お店の軒先に置いてある丸椅子をカウンター越しに移動し、その上に立ち上がり。こっちから見ていても、ぐらぐらして危ない、危ない。さすがに近づくと、「来ないで!」と。と言われても支えられずにはいられない。椅子を支えに来ただけた、ということを伝え。いざ、自分の注文の番になると、ちょっと小声で恥ずかしそうに「ベーコン1枚ください。」 そして、つり銭片手に、ベーコンの袋片手に、両手ふさがり、今度は椅子から下りられず。

東久留米の実家でのありがたいのんびり時間。父からあてはへのプレゼント、父作の機関車。あてはのリクエストはトーマスシリーズのゴードン、ということで落ち着いた青がなんともいいのだ。そしてあてはが他のおもちゃと一緒に激しく扱うのが申し訳ないくらいの美しさ。「あ~て~ちゃ~ん!」、近所のお友達からのお誘いコールなど。昨日は父と畑でかぶを抜き、と、あてはにはここにももう1つの生活があるのだなあ、ぼんやり。昼過ぎ、「外で食べるとおいしいよ。」、庭のデッキにてみんなでランチを済ませ、いざ国立へ。送ってもらった足で、今日はみんなであてはのスイミング参観など。小走りにスクールに入り、着替えも済ませ、うれしそうにプールへ向かうかと思いきや、「プール入らない。」と。なんとかプールサイドまでいったものの、しゃがんだまま、ずっと泣くのをこらえている様子。そして体操が始まると、おや、泣き顔。が、予想通り、シャワーを浴び、みんなで電車ごっこしながらの登場シーンではすっかり笑顔。あてはの威勢よい、「ポッポー」コールに一安心。あてはなりに緊張したのだろう。プールに入ってからは、いつになく調子よく、順番は追い抜くは、勝手な動きはするは、で、ガラス越しの母からは何度となく、「順番、順番!」の声。プール帰り、みんなで和食「国立桜花」にて早めの夕食。巻きたてのだし巻き玉子はやさしい甘さと熱々でのジューシーさが。そして土鍋で炊いた五穀米。ほんのり味噌の風味がさわやかで、ぷちぷちした食感も心地よく。夜、寝付くとき、あてはと今日のプールの話など。「どきどきしちゃった。」「みんながみていたからどきどきしちゃった。」と。どきどきを乗り越えたあてはをみんなでちゃんと観ていたよ。