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夏の大磯へ



 朝早く出発し、月に1度の試作の日、久々にこちら国立から大磯へ向かうことに。それも今日は1人で。出発早々、読みかけの本を忘れたことに気づき。何ヶ月ぶりから大磯、本日定休日のカフェにて、まずはリフォーム以降初めて拝見する2階には長女ナミちゃんのシンプルですてきなマッサジサロンと隣にはギャラリースペース。ますますの可能性広がる。8月にこちらで開催されるイベント、スローフードコートのメニュー相談など。ここへ来るのは半年以上ぶりか、基本的には変わっていない空間ながらも、日々の、カフェとしての充実ぶりがうかがえる。そして毎月とはいかずとも、私自身にとっても片道2時間かけてでも、ここへやってくることの価値。今回のテーマは「基本の和にほんのひとひねり」そして「雑穀あれこれ」など。ということで夏野菜ふんだんにしっとり炊き上げる炊き合わせ風の夏野菜おでんなど。下処理した夏野菜と厚揚げ、ゆで卵などを八方だしに浸し、冷製仕立てに。加えるのは木綿豆腐から作る「夏野菜の自家製がんもどき」や雑穀を加えたつくねなど。ここ最近は雑穀にかなり魅了され中の私。白米に加えて炊く、にはまったくとどまらず、前菜のマリネからメインの付け合せに、そしてゆでたものに少々の砂糖を加え、和スイーツにまで、とシンプルな味、シンプルな行程でその魅力が十分引き出される。そしてそのぷちぷち、もちもちとした食感の楽しさ。私好みはアルデンテな仕上り。ずらりと並んだ料理たち。スローフードコートメニューにも一気に採用となったようでなにより。もともとの自宅を改造して始めたカフェ「アピッククリオス」、よくぞここまでがんばってきたキッチン、この夏にはようやくのリフォームとなるようだ。50歳を過ぎてからこのカフェを始めた柳田さん。いつからでも遅くない、そんなメッセージも込めて、キッチンはなるべくお店風ではなく、「家」らしい演出をしたい、とのこと。新しいキッチンからまた新しい風が吹くのだろう。いつもより遅めの帰りの電車、やっぱり大磯からの帰り道はどこか気分が高まる。家に着くと、遅めの昼寝あては、枕元には新しい電車のおもちゃが置かれ。父と子、2人にとってはいつも以上に密な週末だったようだ。ありがとう。
 今日みんなで作った「夏野菜のおでん 冷製仕立て」

乾物談義など


 今月の教室、テーマの「アジアン乾物料理」。乾物を手軽に使ってみようかな、そんな気持ちを奮起させるべくレシピあれこれ。その1つが今回の「とうもろこしと青大豆のごはん ベトナムの香り」。乾物の代表選手である豆を前もっての戻し、なしで。今回はひたし豆としてもよく知られる青大豆を使って。ごはんにお豆を入れて炊いてみようかな、と思い立ったところで青大豆を電子レンジに2分ほど。下準備は以上。つまりは乾煎りをする。レンジを開けるとなんとも香ばしい香り。その豆と米と生のとうもろこし、それから雑穀少々、そして塩。ベトナム風、ということで今回はココナッツパウダーも加え。炊き上がったお釜から広がるのは、ほんのりココナッツの香りと青大豆の香ばしい香りととうもろこしの甘い香りと。そして炊き上がりに加える小口の万能ねぎが全体をほどよく引き締め。今回はおこわ仕立て、ということでもち米とうるち米(普通の白米)とを半々にし、ほどよくモチモチとした仕上りに。もち米についても、前もって十分浸水させるのが鉄則、そんなイメージがあるかもしれないが。となるとついつい敬遠しがちになってしまう。が、たった15分浸水させるだけでもそれなりにモチモチとした仕上りに。なので、今日はおこわにしようかな、と思い立ったら、ひとまずはもち米を水につけ、そんな感覚でいいのでは。こんな風に乾物をいかにより身近に感じてもらえるか、が今回の私の大切なテーマの1つ。多少なりとも実感していただけていたらなにより。教室終了後、どこか外からあてはらしき声が。今日もお隣さん宅でのブルーベリー摘み、お声をかけてもらったようだ。今年植えた我が家の小さなブルーベリーも少しずつ色づき始め、玄関前、外階段脇のブラックベリーも早いものはすっかり完熟の色に近づき。野菜にしても、フルーツにしてもビビットな色合いが一気に夏を感じさせる。アントシアニン、ポリフェノール、と、ついつい赤ワインも便乗。
 今日みんなで作った「とうもろこしと青大豆のごはん ベトナム風」

怒ったスコーンと安らかなスコーン


 週に1度通っている幼稚園、とどらーずくらす、夏休み前のパーティーへ。久々に会う顔ぶれなど、子供だけでなく大人の私たちもなんだかわくわく。あてはは、といえば、手作りのスライム遊びなど。洗濯のりと絵の具を使って、こんな風にスライムが作れるなんて。夏らしい色合いと暑い夏にぴったりのひんやりとした感触。みんなで歌を歌ったり、手作りのおやつをいただいたり。夏を向かえ、その次にやってくる秋。未だに思いっきりぐらぐらと心揺れている、あてはの幼稚園選び、どちらにするのか、その頃までには心を決めなくては、と。ランチに立ち寄ったのが、さくら通り沿いに今年オープンした蕎麦茶寮「かり庵(ほ)」。ジャズやボサノヴァが流れるすてきなおそばやさん。そして我が家のあては、暇さえあれば、その音楽に合わせて、体が勝手に動いてしまうようだ。お昼のコースの質の良さ。まず最初の1品に出てきたのが、きりっと冷えたガスパチョ。その後に期待が膨らみ。アンティークの有田焼の器に盛られてくる料理の品々。そしてコースの〆のそばは細めで香りよく。あっ、追加のせいろお願いします、と。夕方、ぷりぷりしながらのお菓子作り。まだまだこういうときの統制力甘し。お菓子に覿面にその怒りが現れてしまう。そうそう、お菓子作りの時には特によくあること。急いでいたり、いらいらしていたり、そういう感情が作業を乱してしまう。分量間違えだったり、手順違いだったり、行程は間違いなくとも、仕上りにそれが現れてしまったり。ということで反省し、もう1度やり直し。今日は年に1度から数年に1度に移行しつつあるだんなさんカレーの日。背中を丸め(ないと、レンジフードに頭がぶつかるので)ながらのキッチン姿、隣の蛇口ではあてはの水遊び。今日の隠し味はマンゴーソースとごま油少々、のよう。野菜の切り方などなど予想以上に繊細なカレーに仕上がるのだ。頻度アップ願う。夜、久しぶりにあては発熱。明日、明後日と仕事モードの私への協力体制、ということで今日新調しただんなさんの水着とあてはのゴーグル、明日の出番は見送りとなる予報。

今日の気分はヌクマム、酢、ごま油で


 さて、今月の子連れクラス1日目。やっぱり食への追究心人一倍?のアリちゃん、出会った頃の草食系イメージは幻だったのか、日々わんぱく進化中のアオキくん、そして声の大きさは人一倍、酔いどれ風の熱唱あては。「サラダのレパートリーがなかなか増えなくて。」そんな声にも十分お答えするのが、今回の前菜「ひじきと雑穀、夏野菜のマリネ ベトナム風」。和え物の感覚にほどよい刺激を与えてくれる一品かも。まずは食材の下準備。今回のテーマ「乾物」、戻し時間を考えるとどうしても手が伸びず、そんな気持ちを払拭すべく、事前戻しはなるべく短時間で単純に済む得策もあれこれ。その1つがひじきの戻し方。電子レンジにさっと数分。そのまま数分、以上。そしてもう1つの乾物、雑穀。10分ほどゆで、ほどよくアルデンテに仕上がったところでざるへ。まるでクスクスのような食感、他の食材との絡みも心地よく、調味料の味もよくしみ込み。今回はベトナム風、ということでヌクマム(タイではナンプラー)、酢、ごま油で味をととのえて。ついついキッチンの奥に使い切らぬまま眠っている方も多いはず、そんなナンプラーやヌクマムが無理なく、普段使いで活用できるレシピ。使う食材についても、調味料についても、これをこれに換えたら、とか、これは無しでも、とか、そんなアレンジができるようになると一気に料理が気楽になるはず。我が教室での前菜ものの調味料パターン、何かしらの塩分、塩、しょうゆ、みそ、ナンプラーなど、何かしらの酸味もの、酢(米酢、ワインビネガー、バルサミコ酢などなど)、果汁(レモン汁、かんきつ類、時にはいちごなど酸味のあるフルーツなんでも)、そして何かしらのオイル、EXVオリーブ油、ごま油などなど。その日の食材とその日の気分、他の料理とのバランスで気軽にアレンジ。今日はみなさん香菜大好き、ということでみじん切りをふんだんに加えて。さて、いただきます!いつものように1つの椅子をむりやりアオキくんと2人でシェアしていたあては、アオキくんのハムにちらりちらりと目線。交渉のつもりなのだろう、のりの切れ端やらぶどうの粒やらをアオキくんのお弁当箱に置く作戦。が、最後の1枚をアオキくんが口へ運んだ瞬間に大泣き。こちらもびっくり。教室後の買い物、「ハムだ~!、ハムだ~!」、ハムを持ってレジに並ぶあては。今日は相当なハム気分なのだろう。
 今日みんなで作った「ひじきと雑穀、夏野菜のマリネ ベトナム風」 ひじき、雑穀、きゅうち、ミニトマト、枝豆、みょうが、新しょうが、そして香菜ふんだんに。

採りたて野菜に導かれ


 とどらーずくらすを終え、今日はみんなでバスに乗って、野菜採りへ。お友達と一緒にバスに乗る、とにかくそのわくわく感が伝わってくるのだ。いつも週末に買いに行く野菜直売所からすぐ近く、農園の畑にはたくさんの野菜がずらりと育っている。まずはすぐ近くの公園にてみんなでお弁当を広げ。この時期の木陰は別世界。お弁当をつまみつつも、公園遊びに夢中の子供たち、そろそろ畑に行きましょう、と、すでに土まみれ過ぎるのだ。畑にて、まずはじゃがいも採り。それから大好きなにんじん採り。やわらかい土の中から鮮やかなにんじんが。あてはが抜いた1本、なんと2股に別れ。次にはピーマン、そしてなすなど選りすぐっての収穫。あっという間に袋いっぱいの野菜たち、そして先ほどとは比にならず、とんでもなく土まみれ過ぎる子供たち。畑が一面に広がる光景といい、あまりに土色の子供たちといい、気づけば突然ポテトサラダの話が始まっていた、そんなお話好きな奥さんといい、どこか知らない遠くへ来たような錯覚。洗ってもあまりきれいにならないあてはを気休めに洗い、帰りのバスへ。明日の買い出しを午前中にむりやり済ませて、大正解。とてもでないが、お店になど入れたものではないほどの土っぷり。自分たちで採りたての野菜、今日もまずは採りたてなすと採りたてピーマンのムサカなど。採りたてのみずみずしさ、火の通しを軽くし、それぞれの香りもしっかり楽しめる。そして採りたてのじゃがいもをさっとマッシュし、こちらも採りたてのにんじんの葉を細かくして加えると、ふわりとパセリのような感覚。まさにハーブ使いに近い。そして我が家での定番、にんじんポタージュスープなど。と、採りたて野菜づくし。大げさでなく、野菜が導いてくれる料理。

夜の水族館



 あまりに久しぶりの池袋へ。今の国立に居を構える前の約4年間、住んでいた場所。懐かしいながらも、歩き出せばその記憶はよみがえり。そして懐かしい道を辿りながら、向かったのはトルコ料理「アンテップ」。以前住んでいた場所からものの1、2分の場所だったのに、その店の存在はぼんやりだった。噂の「サバサンド」を食べに。事前問い合わせをしたところ、メニューにはないのだが、用意していただける、ということで。店内に入るとスタッフみんなトルコ人。トルコの5つ星レストランにいた、というらしきシェフがさっそく作ってくれる。待ち時間、店内に流れるトルコの音楽に踊り出すあては。テイクアウトし、こちらも以前の住まいから徒歩数分、西池袋公園脇にてさっそく。鯖が活かされて、きちんとまとまった味。肉厚な鯖とバゲットのバランスもよく。さらに教室ではさわやかなもう一工夫が欲しいといったところ。散歩しながら、以前の住まいをあてはに紹介すると、自分は住んでいなかったのか、という問い。わくわくしながらのあてはと向かった先はサンシャイン水族館。今日はいつもお世話になっている動物写真家の先生の出版記念パーティーへ。夜のサンシャイン水族館貸切、というすてきな演出。あてはも私も大興奮。受付を済ませた入口では2匹のペンギンがお出迎え。こんなに至近距離でのペンギンはもちろん初めて。そして水槽の魚の流れに合わせて、サイドステップで並行するあては。しばらくして到着しただんなさんと合流し、乾杯前、勝手に散策など。人気のまったくない水族館の贅沢なこと。そして水族館なので、昼も夜も館内の感じはかわらないはずなのだが、夜の水族館、その響きがなんとも。乾杯、そして先生の遊び心あふれるお話など。今回の出版は本業の動物撮影についての写遊録、そしてもう1冊は料理本。毎日3食自炊の先生、以前にも食談義をさせていただいたことがあるのだが、日々、とってもていねいな食生活を送られている先生ならではの1冊。ビュッフェ形式での料理あれこれの後のスイーツには、キュートなペンギンとコアラデザインのショートケーキなど。いざ取りに行こう、というときにはすでに悲しい姿になっていたのだが。パーティー最後には楽しい抽選会。まずは思いがけずだんなさんが当たったのは、額入りのすてきな動物写真。そして最後の最後に私が当たったものは、「ケニアでビール飲み放題」のチケット。時間は無制限、但し、現地で合流できる方。景品の1つには先生お手製のチキンアドホ(フィリピン定番料理)など。こんな遊び心がなんとも。眠りに落ちたあてはを連れて、サンシャインから池袋駅を目指す。結婚前からも含め、だんなさんとこの道を一体何度歩いたことだろう。一足早い夏休み、そんな1日。
 カラフルなうつぼたちに夢中のあては

夏野菜本番


 あてはの幼稚園プレ帰り、涼を求めて。内藤神社の木陰にてのお弁当。日なたのうだるような暑さが嘘のよう、爽やかな風が吹き、子供たちは穏やかに遊び、ごほうびのような時間。会話の中で新鮮だったこと。自分には合わなそうな物事や考え方に対して、真正面からのひたすらNGではなく、ちょっと違っておもしろい、とか、変だからおもしろい、とかそんな発想の転換能力というか、そうやって楽しめるものすてきなのかも、と。午後は我が家にて打ち合わせなど。おみやげにいただいたオーガニックのドライフルーツ。素材の自然なおいしさをいただきながら。いつもとはまた違った角度からの「食」についてあれこれ。ぼんやりとしているものが少しずつではあるが、見えてくるおもしろさ。いつもはまったくの1人仕事が多い中、こうやって人と一緒に進めていくこと、まさにお昼の会話ではないが、違っておもしろい、そんな感覚があちらこちらに。どんな形に転がっていくかを楽しみながら進めていけたら、と。今日も立ち寄ってきた野菜直売所にはすっかり夏野菜の顔ぶれ。そして夏野菜に実はぴったりなのが、来月の教室メニュー、トルコ料理。なすにピーマン、トマト、パプリカなどなど。特にトルコの夏野菜の定番は「ムサカ」。夏野菜の重ね焼き、といったところ。さっと焼き上げた耐熱皿がなんとも夏色。梅雨明けた今日、一気に夏気分をかき立てるにふさわしき1品。そしてうれしい夏野菜収穫のお誘いなど。なんとも夏日和。

ハーブのじかん



 今日は、教室にて、アロマとハーブに関するワークショップ「ハーブのじかん」。我が教室の生徒さんでハーバルセラピストとアロマテラピーアドバイザーの資格を持つヤスコちゃんとのコラボイベント。まずは彼女持参のすてきなアロマポットからは本日の香り、ペパーミントとリツアクベバの香り。そしてテーブルにはたくさんのエッセンシャルオイルがずらりと並び。まずは本日のハーブティー、夏バテと強い日差しに、ということでハイビスカスとローズヒップ、そしてオレンジピールのブレンド。効能などを効きながらいただく。今回は「やさしい手作り石けん」ということで、2種類の石けんを作ることに。自分の好みのエッセンシャルオイルやハーブをブレンドし、と、みなさんの少女にようにうれしそうな顔。やすこちゃんのアドバイスを受けながら、あれこれ悩むことしばし。ようやくみなさん、お好みのブレンドが決まり、いざ石けん作り。まずはMPソープという固形の石けん素地を使ったもの。液体になったソープに好みのオイルやハーブ、そして鉱物などからできた天然の色つけパウダーを加え、混ぜ、冷し固める。今回は2層仕立て。私ブレンドは大好きなゼラニウムとラベンダー。青色を思っていた以上に加え過ぎたのが心残り。その間にもう1つの手ごねソープ。繊維状の石けん素地にハーブティー、はちみつ、オートミール、そして好みのエッセンシャルオイルやハーブを加え、こねることしばし。そして成型。こちらにはラベンダーとスイートオレンジを加え。みんなでテーブルを囲んでの作業、すっかり私も生徒さん気分、素直に楽しい時間。石けんを乾かしながら、もう1度ハーブティーと一緒に、今回は「ハーブクッキー」をご用意。バジルとローズマリー、そして緑茶(お茶もハーブの一種なので)。やすこちゃんからのレクチャータイム。リクエストのあったアロマスプレーの作り方について。消臭スプレーや虫除けスプレー、そしてリネンウォーターなど。聞いているだけであれこれ作りたくなってくる。さて、終了後はみなさんで近所にあるフレンチ「木乃花」へ。事前にお願いして、ハーブを使ったものが数品。チキンのグリルにはローズマリー、タイの蒸し物にはタイムの香り。やすこちゃんを囲んでのハーブ談義など。今回、彼女からの提案でこうやって形になった「ハーブのじかん」。数度の打ち合わせに度重なるやりとり、そして彼女の豊富な知識と熱心さ。こういう形で生徒さんとまた新しい関係ができることのおもしろさ。それからこういう機会に快く参加してくれたみなさんにも心から感謝。香りにもそしてみんなにも癒された1日。やすこちゃん、お疲れ様でした。ありがとう。

ミルからアナウンス流れ


 今日も昨日に引き続きのトリオで青山散策など。ふらりと立ち寄ったフリーマーケット、あてはが見つけたのはレトロでとってもすてき、ブリキの機関車とブリキのパトカー。私のほうはこちらのすてきなアンティークのガラス皿にハリオの新品手挽きのコーヒーミルなど。ブリキの機関車を小脇に抱えるあてはを連れて、トルコ料理「ハレム」へ。異国情緒がほどよく溢れる店内にて。まずは前菜に運ばれてきたのが、小さなアイスクリームディッシャーでキュートに盛り付けられた、彩り鮮やか、全部で6種類のペースト。定番、ひよこ豆のペースト、フムスをはじめ、なすのペースト、トマトとパセリのペーストなど。トルコのパン、エキメキ(薄めのフォカッチャやナン、に近い)が添えられ。そしてメインはシシケバブ。ラムはもちろんチキンのミンチなど、料理全体を通して、スパイスやハーブをふわりと感じる具合がほどよく。サービスの方へのあれこれ質問、その都度、キッチンのシェフからの返答をいただき。「あれとこれと、それから愛がたくさん入っているそうです。」そんなキュートな返答も。さて、散歩しながら、表参道方面へ。先日のカフェ巡り、気になりつつ、立ち寄れなかったオーガニックカフェ「PURE CAFE」をめざす。動物性まったくなし、完全菜食のおしゃれなヴィーガンカフェ。スイーツに注文したのは、「フィグ&ナッツバー」。ドライのいちじくや多種類のナッツや雑穀がきっしり、ぎっしりと詰まったドライケーキ。自然の甘さなのでスイーツ感覚としても、そしてエネルギーチャージとしても納得。表参道駅にて妹と別れ。今回はいつになく「ちゅみちゃん、ちゅみちゃん!」と妹にべったりだったあては、が、思いがけずあっさりのお別れは、ブリキの機関車と今から乗る地下鉄との相乗効果だったのか。帰宅後、私のコーヒーミルもなにやらのあてはストーリーに使われ。ミルを回すとアナウンスが流れる、という設定らしい。そしてブリキの機関車主役に大白熱のあては物語。と、お隣さんからうれしいお誘いなど。「ブリーベリー摘みに来ませんか?」少し高台にあるすてきなお庭にてブルーベリー摘みなど。さっそくヨーグルトにのせて。食べながら、「ちゅみちゃん、どこ行っているの?」とポツリ。2週間後の再会が今から楽しみなのだ。

薬香草園へ、ハーバルな1日


 今日は妹とあてはと、朝早めに出発し、電車を乗り継ぎ、めざすは飯能にある「生活の木 薬香草園」。まずはハーブガーデンを散策。薬香草の丘、ヒーリングの丘など。きちんと手入れされながらもハーブならではの野性味溢れる広々としたガーデン。園の周辺は山を切り開いた閑静な住宅街、その一角には公園が広がり、もちろんすべり台やブランコに吸い寄せられていくあては。メディカルハーブハウスではあまり目にすることのないハーブも含め、ハーブの鉢植えがずらりずらり。レモンバーベナ、アップルミント、コモンセージなどを購入。そしてここでいただいたフレッシュハーブティーのおいしかったこと。ステビアを数枚入れることによって、さわやかな甘さが引き立ち、ブレンドならではの足し算のおいしさ。そのおいしさの証拠にあてはは3杯もいただいた。「レストラン ヤハヤテナ」にてランチ。ローズの香りのする予約のネームカードが置かれ。まずはラベンダーの香る白ワインとローズマリー香る赤ワイン、これが予想以上に相性がよく。隣のベーカリーで焼かれたパンはもちろん、口にしたときにふわり、あれ?この香りはなんだろう、ディルにバジルにイタリアンパセリに、キャラウェイシードに、とハーブやスパイスの香りをあちらこちらで楽しめる料理。そして窓一面に広がるハーブガーデンを眺めながら。ショップにて店員さんにあれこれ相談しながら、エッセンシャルオイルなどをじっくり選ぶことしばし。そして妹と交代であては担当をしなから、今日はスカルプケアマッサージなど。気づけば数分後にはほぼ眠りに落ちてしまった。髪は乱れ、頭もぼんやりのまま、ギルド講習会へ。今日は「さらさらパウダー作り」。まずはホワイトボードに書かれたレシピを書き移し、さっそく作り始める。というか、あっという間に完成。こんなにも手軽に出来上がってしまうなんて。今日はラベンダーとサイプレスにほんの少しのネトルパウダーを加え、この季節にぴったりのとっても爽やかな仕上りに。帰りの電車の中、いつのまにか寄り添って、スヤスヤの妹とあては。ふわりとハーブの残り香、がなんとも心地よく。夜、あてはも一緒に虫除けスプレーを作る。今使っているものとはまた違った香りを楽しみたくて。今日のレシピ。精製水45cc、無水エタノール5cc、レモングラス10滴、ゼラニウム5滴。来週には我が教室にて、ハーブ&アロマのワークショップなど。その日に向けての予習、のような1日。
プロフィール

くにたちの食卓 いづい

Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

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