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お肉屋さん、水曜日定休


 明日お届け、ご注文いただいた「ナッツごまめ」を作る。おせちでご好評いただき、のリクエスト。いわゆる田作りにナッツいろいろ。特に隠し技などなく、ポイントはそれぞれを弱火で丁寧に乾煎りすることぐらい。家中に香ばしい香りが広がり。田作りにすてきに絡みつくごまやナッツいろいろ、そして甘じょっぱさ。ついついつまみ食いしたくなるおいしさ。今日はあてはを連れて、生後数日、まさに生まれたばかりの赤ちゃんに会いに行く。明日退院、2児の母になりたて、シホちゃんのお部屋を訪ねると、うわあ、小さな小さな赤ちゃん。あてはも思わず、小声で「うわあ。」とっても小声。あまりに小さくて、目を開いたり、口を開けたりするのが不思議なくらい。生まれたてって、こんなに小さいんだっけ?しっかり赤ちゃんの横を陣取る今のあてはからは想像もつかないような小ささ。壊れてしまいそうなくらい、ふわふわと柔らかい赤ちゃんを抱っこさせてもらっていると、背後ではあてはの「ぎったん、ばったん、ぎったん、ばったん」と楽しそうな声。ふと見れば、赤ちゃんが入っていた小さなベッドケースにいつの間にか入り込み、小船代わりか。たいへん、たいへん、その体ではいつか壊れること間違いないから。産婦人科に来ると、他の病室からも姿見えなくとも、とても神聖で特別な時が流れている、そんな空気感が伝わってくる。日々の買い物を済ませ、最後は今日の試作用に、と近所のお肉屋さんへ。あっそうだった。お店再開を期に今までの日曜日に加え、水曜日も定休日になったのだ。定休日が増えても、無理なく、お元気に営業を続けてもらうほうがずっと、ずっとありがたい。ということで今日はもう1度駅前へ。夜、淡路島からのお米が届く。玄関先に置かれた15圓諒討髻屬△討舛磴鵝△呂海戮襪茵」もちろん2階まで運ぶのは無理なので、すぐ隣、教室スペースの入口まで。手伝いながら、お礼を言う。「あてちゃん、できたよ。」満足げに階段を上がっていくあてはの後ろ姿、ちょっとだけたくましい。

焼き立てのクルミドケーキをほおばって


 今年最初のとどらーずくらすへ。まずはみんなで丸くなって、お正月の思い出など。「お餅は食べましたか?」「凧揚げしましたか?」そんな先生とみんなとのやりとりの中、特に答えるタイミングでもないところで、大きな声で「ぽっぽー、のったよ。」とあては。あてはにとってはお正月1番の思い出なのだろう。今でも毎日一回は「ぽっぽ、のったね!」の台詞。みんなでまさに大笑いしながら福笑いをしたり、といつものゆったりとした時間。教室が終わり、今日は我が家でお弁当タイム。といいつつも電車遊び8、お弁当2のアオキくんとあては。自転車で久々、「クルミドコーヒー」へ。到着したタイミングよく、店内はまったくの貸切状態。階段を上がり、屋根裏部屋風のスペースへ。最初から調子に乗って、くるみ割りをするあては。くるみを食べたい、というよりもくるみ割りをしたいのだ。ほどなくクルミドアイスケーキがテーブルに。今日は焼き立て、とのことでふんわりやさしいケーキの生地にアイスクリームがなんともほどよく。そしてやっぱりここのコーヒーは本当においしい。ナッツのようななんともいえないコク。部屋の片隅にあるベルを鳴らすと、鉄管を通して、キッチンとの会話ができるようになっている。「あてちゃんです。おいしかったよ~!」とあては。「ありがとうございます。」とキッチンからはスタッフさんからの大人の返事。店内全体に子供だけでなく、大人もわくわくするようなすてきな仕掛けがあちこちに施され、大喜びの子供たちの様子を見つつ、おしゃべりを楽しみつつ、おいしいコーヒーをいただきつつ。タイムリミット約1時間(あては事情により)ではあるが、こういう時間を我が子とともに楽しめるようになってきたのは私にとって、かけがえのないこと。そろそろ来月の試作など。キッチンに広がるチョコレートの香り。そう、2月といえば恒例のバレンタインスイーツ。リクエストは定番ガトーショコラ。数年前にオーソドックスなものはやったので、今回はもちろんしっとり、濃厚、そして大人っぽいガトーショコラ、もちろんレシピはシンプルで、といった志向で検討中。日々の日課はチョコレート、の私だからこそ、チョコレート続きの2月も楽しく乗り切れる予感。

3びきのがらがらぽん


 まさに小春日和。まずは自転車を走らせて、ご注文いただいた分の材料やら来月の試作に使う食材やらの調達に立川へ。来月は久々チャイニーズ、やっぱりみんな大好きチャイニーズ、そして日々の食卓への活用率も高いのだろう、リクエストもいつになく多く、メニュー構成に悩む日々。早めに用事を済ませ、お天気のよい一橋へ。兼松講堂前の梅がほころび始めた。ここ数年はこの梅の木の開花を実感しているかも。今日は梅の木を愛でながらのお弁当。そしてこのあたたかい日差し。ありがたい、ありがたい。いつものように土まみれ、草まみれあてはをその場しのぎではあるのだが、できる限りきれいにし、今日は近くの幼稚園の園庭開放へ。国立一のお受験幼稚園ということで基本的には今後もご縁はないのだろうが、せっかくの園庭開放、どんなところかのぞいてみたいかな、と。門をくぐったところから数ヶ所に先生たちが立ち、なんとなくピンとした空気、とこちらが過剰に反応した感もあるのだが。トータルの感想はさすが、きちんとした、ていねいな幼稚園。園庭はこの周辺の幼稚園に比べるとかなり広く、遊具などもおもしろい趣向のものが多い。園舎の中もさっと見学させていただくと、隅々まできちんと手が行き届いている様子が伝わってくる。そしてこの園庭開放にも各スペースにおもちゃや工作セットなどなどがきちんと用意され、最初から最後までまったく飽きることなく、遊び続ける子供たち。まずはメンズメンバーでおままごとに興じ、今度は画用紙とクレヨンを使って、節分に向けてのお面作り。自作の青鬼を頭につけ、今度はブロック、今度はすべり台と。途中で先生による、エプロンを使ってのパネルシアター。お話は「3びきのやぎのがらがらどん」。ついこの間買ったばかり、まだあてはに読んであげていなかった絵本。いつの間にか頭に鬼のお面をつけた子供たちが集まり。みっちり、しっかり遊んで、今にも眠りに落ちそうなあてはを自転車にのせる。青鬼のお面は自分で持つ、と言い。家に着く頃には悲しくもお面はなくなっていた。夜、今日の絵本はもちろん「3びきのやぎのがらがらどん」。登場する気味の悪いトロル、ちょっと恐声で演出してみたら、あてはが布団の中、私の横から徐々に遠ざかっていく。読み進める私の顔を不安そうに時折チラ見しながら。そして、半分もいかないところで「がらがらぽん、おわり」。ちょっと演出過剰だったようだ。明日はもう少し声を高めにして読んでみよう。

所要時間 3時間


 久しぶりの深大寺へ。ここへ来るといつもなんとなく遠くへ来たような気分になるから不思議。まずは深大寺そばを食べに行くことに。今日は「深水庵」へ。お庭越しにあるお座敷にて。白っぽく、かなりコシと弾力があり、やや太め、食べ応えのあるそば。つゆは深大寺周辺そうなのだろう、しょうゆがしっかりきいた印象。あてはと私はお腹も満たされ、さて参道へ向かってのお散歩。今日は久々、高校時代からの友人ファミリーとの待ち合わせ。いたいた。あてはより半年お兄ちゃんのサトルくん。今日はサトル君からの「あて君に会いたい!」コールをいただいたので。が、かつてない人見知りブームだとか。姿を見つけた瞬間からひたすらゲーム感覚のように顔を彼女の服にうずめている。と、時折覗き見るその顔はにんやり。1名、顔をうずめながらの移動、という不思議な光景などなどを、いつになく満足げにシャッターを切り、感想をあれこれ漏らしつつ、の我がだんなさん。というのも昨日届いたばかりの新しいカメラ。「これならあてはのもっときれいな写真がたくさん撮れる!」そんなキメ台詞のもと。カフェに場所を変え、みんなでケーキタイム。徐々にサトルくんの顔が上がるようになりつつも、コミュニケーションが始まるまでに所要時間、約3時間、とのこと。そしてそんな恥じらいの気持ちなど知る由もないあては、何度も遊びに誘い、時折、あては的には一緒に遊んでいる風。あれこれおしゃべりをし、じゃあまたね、と。参道での待ち合わせからまさに約3時間後。そしてまさにここでようやくサトルくんの心開き。車に乗り込むと、道の向こうで待っているサトルくんの姿。そして目の前を通り過ぎると、ようやくの相互のコミュニケーション。「バイバ~イ!」「バイバ~イ!」なんだか前にもこんなことがあったような。この週末、絵本にプラレールに車のおもちゃに風船などなどやけに収穫の多かったあては、そして新品カメラににんまりにんまり、のだんなさん、それなら私にも。2人寝静まった今、お願いしておいた鎌倉スイーツを1人いただく時間。

歩み寄りあれこれ


 今日の教室には久々、久々すぎて、どれくらいぶりかすぐに思い出せないくらいの再会もあり。最後の時には私があてはをおんぶしていた頃だったね、そんな頃もあったなあ、と。今日の料理話もついついラザニア周辺について。教室では何度もやってきたホワイトソース。ホワイトソースは難しくない、そんな正しい認識を実感していただければ何より。今日ホワイトソース役立候補の彼女、やっぱり日々のホワイトソースには自信がない様子。教室ではいつも行平鍋に泡立て器、というスタイル。わりとお家ではフライパンにへら、の方の多いのでは。みんなが一番心配するのはホワイトソースのいわゆる「ダマ」。が、実はこの「ダマ」、ホワイトソースを作る過程ではほぼ確実に登場するもの。そもそもこの「ダマ」とは何なのか。まずは鍋には小麦粉と牛乳を合わせた「熱い固体」。そこに「冷たい液体」なる牛乳を加える。まったく状態の違うものが徐々に融合していく過程がまさに「ダマ」。「熱い固体」がやわらかくなり、「冷たい液体」があたたまり、お互いが歩み寄り、混ざりかかっているところで、泡立て器を持つ私たちがそのお手伝い。フライパンでは淵が低くて、思いっきり混ぜにくいし、へらよりも泡立て器のほうが数段効率よし。こんなポイントが頭に入れば、まず失敗なし、のはず。やっぱり料理には伝承とか慣わしとか、習慣とか、そういったあたたかいものもとっても大切なのだが、それと同時にいわゆる料理の理、科学としての料理を理解することもとっても有意義なこと。料理のいろいろな面を私らしくみなさんにお伝えできれば、と思っている日々。歩み寄り、といえば今日の話題「家」。お父様が建築家という彼女の自宅はもちろん父作。「とにかくへんな家なんです。」「母も家事をしながらブツブツ苦情を言ってます。」とのこと。完成から10年以上経つがまだ未完成だとか。たまプラーザのサグラダ・ファミリアとでもいうべく。暮らしたい家というよりは作りたかった家なのだとか。建築家と家主との歩み寄り、これは家を建てるときのとっても大切なポイントかも。彼女宅の場合は建築家である家主と同居する家族との歩み寄りか。その未完成の部分というのが、1番上階にある彼女の部屋への階段、それも吹き抜け風というから恐ろしい。仮に敷かれた木の板の上をミシミシさせながら、の日々だとか。我が家についてはまさに設計をお願いした建楽設計のミサワさんとの度重なる歩み寄り、というよりも私の注文あれこれあれこれにより多く歩み寄っていただいた感。おかげさまでの快適な暮らし。今は大磯の柳田さん宅の完成を目指し、日々奮闘中というミサワさん。柳田さんとの歩み寄りの結果、自腹でのデッキ工事のやり直し作業中だとか。あれこれの歩み寄り。
 今日みんなで作った「冬野菜のココット」。

お肉屋さん、本日より営業


 本日は祝!近所のお肉屋さんの営業再開!朝、2階にて、我が家の前の坂を眺めると、お肉屋さんの奥さんの姿。すかさず、ベランダ越し、「おばちゃ~ん!あとでいくからね~!」あてはの叫び。昼前、明日の買い出しついでにあては自転車でお肉屋さんへ。以前よりだいぶ顔色のよくなったご主人と相変わらず、つるつるお肌の奥さん。「うちの人、やっぱりここにいる時が一番いきいきしてるから。」私自身も大げさでなく、どんなにこの日を待っていたことか。お肉の買い出し先としてはもちろん、やっぱり買い物最後に立ち寄るほっとする場所というか。夕方、お財布1つで駆け込む場所というか。そんな会話をしている最中も、あてはのコロッケコールは続き。久々コロッケなどを買い込み、家へ。炊き立てご飯のおにぎりもコロッケもやわらかい日差しを浴びて、きらきらしていた。今日も昨日に引き続き、我が家はマイホームサロン。美容師のマキさんにお願いし、本日オフのだんなさんと私のヘアカット。教室スペースにて、時折外を眺めながら、おしゃべりしつつ、自分の好きな音楽を聴きながら、のありがたい時間。もうすぐ出産予定の彼女、出産後もマイペースに仕事を続けていく、とのこと。大きなお腹、美容師さんアイテム、はさみなどが入ったポーチのベルトが止まらなくて、と。2人のカットも終わり、みんなでお茶タイム。今朝焼いたクッキーをかなりのばらつきある配分でみんなに配るあては。帰り際、「お腹に赤ちゃんがいるんだよ。」その言葉を途中までは理解でき、途中からは理解できず、やけに不安そうな顔をしているあては。見送りながら、「あかちゃん、ばいば~い!」生まれたらすぐに会いに行こうね。
 今日のクッキーには緑茶、アールグレーの紅茶、スライスアーモンドなど。

牡蠣をさっと霜降り


 散歩へ向かう母とあてはを見送り、今日は平日クラス。我が教室、唯一メンバーほぼ固定のこのクラス、毎回同じ顔ぶれならではのよさがあれこれ。それぞれのキャラクターを理解した上での会話のやりとりなど、ボケと突っ込みに流れがある、というか。今月のテーブルの上にはお正月に川根で拾ってきたフウの実を飾っている。「あっ、トゲトゲ!」とお花屋さんの彼女。お花屋さんではクリスマスシーズンをメインにかなりの頻度でアレンジメントに使うアイテムで、通称「トゲトゲ」だとか。来年のクリスマスシーズンにも十分使える、とのこと。しっかり保管しておかなくては。今月のメニュー、メインにラザニアにどうしても注目が集まりやすいのだが、そんな主役をしっかりと引き立てるべく、前菜は「牡蠣と帆立、菜の花のゆずマリネ」。爽やかな海の香りにゆずとイタリアンパセリの心地よいアクセント。そして菜の花と一緒にあしらわれたゆずの優しい黄色は菜の花の色合いにも近く、春の気配。今回は生食用の牡蠣をささっと霜降りし、すぐに氷水で締め、周りだけにさっと火を通す。味や香りはほぼ生牡蠣の印象なのだが、身がほどよくぷりっと絞まり、牡蠣のミルキーさをより引き立てる。それにきゅっ、ぷるんとほどよく引き締まった身質の美しさ。魚介をこうやって霜降りしたり、立て塩につけたり、焼き霜にしたり(表面だけをさっと焼く)、こういう一手間でその食材のよさがより引き出される和食のテクニックは今回のイタリアンに然り、料理のジャンルにとらわれることなく、食材を生かすという意味で幅広く活用している。ついでに言えば、私のレシピではほぼ毎回登場するのが、肉や魚の下味。まずは少々の塩と酒。これはもともとチャイニーズレシピからのものなのだが、すべてのジャンルにおいて、この下味の効果は絶大。料理の歴史に感極まりつつ、こうやって「私の料理」が形づいていくのだろう。教室終了後は、今日もマイホームサロン。生徒さんでエステティシャンのキヨコさん、「私もここでいろんな人の顔を勉強できるから。」とほぼ儲け度外視の料金設定には心から感謝。しっとり、やんわりな口調ながらも時折のぞかせるきらりと光るプロ意識。いつのまにかサロンルームに侵入し、居座っている様子のあては。後から聞けば、「小さいおじさんが見える。」と引き出しを開けたり、とあちこち探していたとか。怪しすぎる。最後はもちろん私も。ありがたい至福の時間。もしかしたらいびきをかいていたかも。そしていつの間にか一緒に横たわっていたあては。

リトミック前、プチ新年会


 まずは我が家にて、プチ新年会など。いつのまにかそれらしい会話を交えて、一緒に遊ぶことができるようになった子供たちの様子を眺めながら、の乾杯。今日もみんな大好きなノイフランクのソーセージに、新しくできたという西荻のパンやさん「そーせーじ」のしっとり、ふんわりパン、そして定番、私のスープなど。まさにねんねもねんねの頃から一緒に時を過ごしてきている顔ぶれ、こういうやりとりができるようになったことに改めての成長を感じてみたり。仕上げのコーヒーとスイーツを急ぎ足でいただき、今日は近くの音大付属幼稚園のリトミックへ。音の速さや雰囲気に合わせて、体を動かすこと、時々家でも、我が家流を楽しんでいるのだが、あてはにとっても心地よい動きなのだろう。楽しそうにマイペースにそれぞれの動き。途中からは紙芝居などを使って。話が進むにつれ、どんどん前に移動し、いつのまにか先生たちのまん前をポジショニングしている我が子たち。妙な一体感なのか。久々のリトミック、もちろんその時のコンディションや諸事情にもよるが、ようやくこういうものをじっくりと、ちゃんと集中して楽しめるようになったのかもしれない。最後は職員の方々のリコーダー演奏、ミッキーマーチを聴きながら。毎回毎回丁寧かつ心温まる催しはやっぱりあてはだけでなく、私自身も楽しみなのだ。買い出しからの帰り道、「きょう、おとと、かう?」甘いおとと、つまりたいやきのこと。曜日代わりで国立周辺に立つ屋台の「たいやきや ゆい」。今日は我が家の近所のカレーやさん前、それを知ってか知らずか。私との交換条件をあっさり受け入れる威力あり、のたいやき。昨日に引き続き、来週の試作など。生クリームと牛乳の割合、答えが出たような、出ないような。白身魚のムース、わりとクラシカル、これぞフレンチメニュー、ということで適度な濃厚さはあるべきなのだが。昨日に引き続き、「プリンさん、プリンさん」と喜び、これまた昨日に引き続き、フォークを持つあては。

ミートソースの仕上げに


 子連れ教室1日目。新年最初の子連れクラスのメンバー。まずは照れたとき、困ったときにはテーブル下がベストポジション、今日は何かの動物気分(猛獣系?)もうすぐ幼稚園のジンくん、子連れクラス初参加、大、大好きな電車のおもちゃを目の前に、時間とともに輝きを放つ2才になったばかり、アオキくん、お座りもすっかり定着、今はなんでも口へ運び、他の子達の密告を受ける7ヶ月の大河くん、そして我が家のあては。今日は子供たちの成長のおかげか、ママたちの総括力のおかげか、いつも以上にスムーズに勢力的に遊ぶ子供たちの様子を楽しみながら、穏やかに、かつ手際よく進む。今日もやっぱりメインはあつあつのラザニア。ラザニア皿にゆでたラザニア、ホワイトソース、ミートソースを段々に重ねること、5段。コツコツと作業を進める彼女。さすがA型、その詰め方の美しいこと、美しいこと。今回のミートソース、シンプルな材料であまり煮込まず、ふわりと仕上げる。ここでのポイントは仕上げに加えるトマトケチャップとソース。ほんの少量、まさに隠し味なのだが、この少々を加えるのと加えないのとでは違いが歴然。使用前、使用後のコントラストを生徒さんみなさんに体感してもらう。使用前、それはそれでおいしいのだが、トマト系の料理にありがちの、どことなくぼんやりとした印象。そして使用後、その味がキュッと引き締まり、1つにまとまる印象。気をつけるのはその少々、という分量。そこにはケチャップもソースもそのもの自体の味の主張はなく、あくまでも隠し味、という存在で。みんなでうれしい「いただきます。」やっぱり大人も子供も大好きなラザニア。大きな口を開けてパクリ、パクリの親子の絵、あたたかい湯気と一緒に。いい眺め。隣のあてはからももっと切って、の催促が続き。デザートタイムも終わる頃、風の子の我が子たち、いつのまにかデッキにて電車ごっこなど。窓越し、「ママ~!」とこちらへ手を振り。こういうときには決まって、「ママ~!」コールに便乗するあては。(日々は私のことをかあか、と呼んでいるのだが。)明らかな違和感を感じる私。そして呼んだ本人も然り。離乳食中の大河くんも米粉クッキーをほんの少しかじってみたり。その光景を、私も含め、日々血気盛んなメンズママたちがじっと見つめ、なんとも和む時間。壊れてしまいそうな、やわらかい感じ。遠い、遠い昔の記憶。ここ最近は昔からの生徒さんのベビーラッシュ。我が子を連れての復帰を心待ちにしてくれている生徒さんも。また新鮮な子連れ教室を心待ちにしながら。
 今日みんなで作った「ラザニア」。卓上で切り分けるのも、おいしさの演出。

ほっぺ真っ赤にどんと焼き


 今日はあてはを連れて、どんと焼きを見に行く。とある公園の一角にあるグランドの中央に2箇所、大山のように新年のお飾りなどが山積みにされている。餅や甘酒、コーヒーなどが振舞われ、順番を待って受け取るのは、繭玉と呼ばれる丸いだんごを先につけた長い、長い竹の棒。どんと焼きの火にかざして、焼き、食べると若返りとか無病息災のご利益がある、というもの。長い、長い竹の棒をふらふらしながらも支えながら、ようやく火が点されたどんと焼きをじっと見つめるあては。そこからは一気に炎が立ち上り、いつのまにかあてはのほっぺもまっかっか。ついでの向こうにスタンバイしている消防車を時折興奮状態で眺めながら、火が落ち着くのを待つことしばし。待ちきれず、焼く前のだんごを頬張る子もちらほら、の中、ようやく。みんなで一斉に棒を火にかざし。が、片手であてはが前へ出ないようにしながら、片手で長い棒のバランスをとる、ううん、思った以上に難しく、直焼きだと棒の先がこげ、だんごが落ちる、との話なので、早めに切り上げる。来年からは常連さんのようにアルミホイル持参で、がいいようだ。そこからはあてはのだんごコールが始まる。私の口へはなんとか奪ったほんの一口のみ。こちらも来年からは常連さんに習い、2、3つを先に棒にさすべし。「だんご、だんご」と口ずさみながら、1人頬張るあてはを自転車に乗せ、いつもの一橋へ。グランド脇でお弁当。と、なると最後のこの白いものはなに?といった状態のだんごをあっさりと置き、「うわあ」とお弁当を開いている。週末、ここでよく目にするのは、サッカーやキャッチボールをする父と子。ほほえましいケースばかりではなく、ついつい我が子への力入る指導に半泣きの少年など。お父さん、まあまあ、そんな気持ちとともに、ちょっと他人事ではないかも、そんな思いも。いつしか私が我が子に料理を教えることがあったのなら。兼松講堂あたりに場所を変え、ふらりと集合。顔を見るなり、名前を呼び合い、喜びを分かち合うといった風景。いつのまにかすっかり少年になった我が子たち。帰り際、思いっきり悲しい顔をしているたーくん。「かなしくてなみだがでちゃうよ。」を連発。そして「だいじょうぶだよ。」と慰めるあては。駅前で別れた途端、「しょうくん、またあいたい。」とポツリ。まだまだ私たちの仲裁が入らないと、スムーズにはいかないことも多々あるが、こうやって友達と過ごす時間の楽しさはきっと私たちの予想以上なのだろう。明日の買い出し途中で、眠りに落ちたあては。帰宅後もそのまま長めの昼寝。寝起き直後、手をがばっと前に出し、「ボ~ル!」と泣き出す。さっき、みんなでのボール遊び、続きの夢でも見ていたのだろう。
プロフィール

くにたちの食卓 いづい

Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

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