
昨日の余韻で、しばらくはいい日が続きそう。我が教室も昨日の忘年会を無事終え、明日、今年最後の教室を控えるのみ。すっかり年末モード。そろそろ、とようやく年賀状用の家族写真撮影。三脚大好き、のあては、三脚を見るなり、おもちゃ箱からお下がりのカメラを持ってきて、設置。そして自分を撮影する、という設定のようだ。無事、今年の年賀状写真も撮り終わり、買い物へ。この時期のおもちゃ売場、会計に並ぶために2人と離れた私、その後探しても出会えず、携帯で居場所確認など。カメラ売場にて。すかさずずらりと並ぶ三脚の元へ進むあては。そしてあれこれ品定め、というか、試しに立ててみたり、とすっかりの三脚マニアぶり。いつもの野菜直売所にておせち用にゆずなどを調達して帰宅。今日はやわらかい南風が吹いていた。午後、明日の買い出しついでにいつもの魚担当の方におせち食材についてあれこれ相談など。ついでに今年の相場や年末の魚市場事情などなど。サイズや個数にまだ迷いがあれこれ、なのだがタイムリミットかなりせまる。と、頭の中をぐるぐる巡らせての帰り道、ふと道の向こうには赤ヘルメットあてはとだんなさんの姿。私より数段レベル高し、のハンドルさばきはもちろん、いつの間にか、すっかり1人で自転車に乗れるように。後ろに付いた押し棒を押すものなら、すかさず本気怒り。外で自転車に乗るあては、やけに少年に見えた。そのまま、近所の翔くんをお迎えに行き、我が家へ。2人お揃いの新幹線を並べ、ふざけ合い、時にいじわるし合い、の様子を眺めながら、エミコさんと久しぶりにおしゃべりあれこれ。持ってきてくれたnoonのCDを聴きながら。「じゃあ、よいお年をね。」慌しくもあるが、やっぱり師走のこの感じはけっこう好きなのだ。おせちの一品「フォアグラのコロッケ」試作など。少々緊張、そしてかなり慎重。頭の中のイメージと実際に口にしたときの感想。きっとどんなに経験値を重ねても、作ってみなければわからないことがあるのだろう。有意義な試作、というべく。

昨晩はほどよく回ったお酒のせいと、あまりに胸がいっぱいでその気持ちのまま夢の中へ。今は昨日プレゼントしてもらったチョコレートをいただきながら。
午前中、とどらーずくらすのクリスマス会へ。みんなで歌を歌い、おやつをいただき、プレゼント交換。まずはあてはから私へ、先日教室で作ったクリスマス柄の赤い紙皿にはあてはと私の写真が飾られ、とってもすてき。そして今度は私からあてはへ。こちらも先日教室で作ったもの。コットンのハンカチにクリスマス柄やあてはの名前などを描いたもの。あたたかな時間が流れる。子供たちも座る小さな椅子、試しに腰掛けてみただんなさん、やっぱりバランスがおかしすぎる、我が家のガリバー。途中からは幼稚園の方にも依頼され、すっかりカメラマン業に没頭。みんなでさよならの歌を歌って。国立スイーツなどを取りに走り、「ロージナ茶房」に足を向け、ランチ。ロシア語でふるさと、に意、まさになにもかもがレトロな空気がやけに落ち着くのだ。
さて、今日は我が料理教室の忘年会。今年もご近所の「シェル・ド・リヨン」を貸し切って。始まる前にいつもの教室とは違った心地よい緊張感。そしてほどなく乾杯。一足早いメリークリスマスと来年もよい年でありますように、と。こうやってみんなが集まってくれることがうれしくて。今回は村上シェフにちょっとしたお願いを。というのは、昨年の忘年会でも大好評だった「東京エックスのロースト、レンズ豆添え」について、ちょっとお話など、とお願いしたところ、丁寧にレシピの説明をしていただけることに。日々、食材と真剣に向き合っているからこその興味深いお話。食材の良さを最大限に引き出すために、伝え続けられた調理法をきちんと押さえながらも、ご自身の料理哲学を貫く姿、こんなお話をその料理を口にする前に拝聴できるなんてあまりにありがたいこと。そして目の前にオーブンから出たばかりの東京エックスのロースト。こんなにおいしい料理とおいしいお酒、そしてみんなと一緒にとにかく話尽きることなく。そういえば昨年の忘年会ではコントのように赤ワインを胸にこぼし、思いっきりのワインじみでの記念撮影、となった私。今年も少々やってしまった。白いブラウスの袖に。基本的には人は変わらない、ということなのかも。とにかく楽しい時間。こちらも昨年に続き、リクエストしたデザート、しっとり濃厚なガトーショコラをいただいていると、何かが始まりそうな空気。あれれ?生徒さん数名が前に立ち・・・。まったく予想していなかったまさにサプライズ。生徒さんみんなからのプレゼント。うわあ。完全にやられてしまった。まさにしばし驚きっぱなし、そして徐々にうれしさがじわじわ。まずは以前から欲しいと漏らしていたかも、曲げわっぱのお弁当箱それも、丸型ではなく、私好みの長方形。そしてRICHARTのチョコレート。とってもすてき。それから最後に今日参加できなかった生徒さんも含めて、みんなからのたくさんのメッセージカード。夢でも見ているような気分。胸がいっぱいで言葉が出なかった。日々感じていること、こうやって生徒さんみんなに支えられての私、なのだ。そのまま夢のような気持ちで今年の忘年会も無事終わる。心地よく徒歩1分、家に帰り、ほろ酔いながらみんなからのメッセージを読む。たくさんのプレゼントに囲まれた日。このうれしい気持ちを大切に、自分の栄養にしよう。

そろそろおせちの買い出し本格スタート、ということでまずはパッケージものを少々。そして今日はとあるビルの上階へ。心躍らせながら。エステティシャンの猛勉強中の彼女の練習台というお誘いに喜んで。サロン風の部屋に案内され、着替えをし、さっそく。店長さんの指導を受けながらの、彼女のフェイシャルマッサージが始まる。ベッドに横になったところからすでにヒーリングモードの私。マッサージの心地よさを満喫しながらも、お肌についての解説、マッサージの指導あれこれ、マッサージの仕方はもちろん、お話の進め方、ちょっとしたコツなどなど、2人のやりとりに耳を傾けながら、の時間。マイミニカー持参でお2人に相手をしてもらいつつも、変化しつつの私を時折チェックしているあては。最後の海藻パック、なんともいえないやさしい海藻の香りに包まれて、あれ?おいしそうかも、と。あまりの心地よさにぼんやりとしか機能しない頭の中でそんなことを。そして夢の時間は終わり。ほんの少し触っただけでもしっとり、ふっくら、つややか、な気配。基本的にはとにかくとにかくシンプルに済ませたい日々のお手入れ、なのだが、そろそろ、シンプルながらもちゃんと肌への正しい「お手入れ」が必須、なのだと改めて実感。今日はまさに肌が喜んでいる実感。先日に続き、今日も、心身ともに潤され。今日はすぐ近くにある「天ぷら 岡本」にてランチ。カウンター10席ほどと奥の小さなテーブル席1つの小さなお店。カウンター越し、厳しい表情できびきびと天ぷらを揚げているご主人。運良く、奥の個室風テーブル席にて。小振りの天ぷらにしっかり甘さの効いたたれ。2人で箸が止まらず。買い出しを終え、国立へ。明日の準備あれこれ。そう明日は我が教室の忘年会。もちろんおいしい料理にお酒、楽しい時間が間違いなく待っている。昨年大好評だった東京エックス(豚肉)とレンズ豆の料理、シェフからのちょっとした料理エピソードなど依頼中。そしてもちろん今年もリクエスト中。ではではみなさん、明日お会いしましょう。
おせち日記 そろそろ本格的に買い出しスタート。まずは乾物など。丹波の黒豆、今年はその中でも飛切、という名の上等品。しっとり、ふっくら、つややかに煮上がりますように。

あてはを連れて、親子体操へ。今日の体操の後にはクリスマス会。クリスマス会という響きがやけに素直に心をくすぐる。体操の途中、そろそろ、とランチボックスを注文しているバンブーに電話。「今から取りに行きます。」「あれ?今日じゃないですよね?」久々、血の気の引く思い。話の行き違い、というか。お昼まであと約1時間。大急ぎでランチボックス約50個、という注文に「やってみます。」との声。その後の1時間、体操をしながらも、心ここにあらず。そわそわ、そわそわ。そして時間になる頃にお店へ。奥のキッチンからはずらり並んだランチボックスに最後の箱詰めをしている、みんなの緊張感が伝わってくる。そしてほんのり温かいランチボックスを抱えて。会場ではランチ待ちをしながら、子供たちは紙芝居タイム。そして席に着き、みんなの前にランチボックスが配られ。みんなで「いただきま~す!」の後、あちらからもこちらからも、「かわいい~!」「おいしそう~!」などなどうれしい歓声が聞こえて。私も蓋を開けて。1時間の間に急いで焼いてくれたプチパンたち、私の大好きなスコーンもちゃんと。それからミニサンドイッチにミニクロックムッシュにデニッシュに。ほぼ予定通りの内容。私の伝え間違えか、何かしらの手違いか、わからないが、誠意を持ってちゃんと対応してくれたこと、そしてその状況の中でのきちんとした仕事、1つ1つのパンをそんな想いと共に噛み締めながら。あてはは、といえば、ランチを食べ終わると、お兄ちゃんたちにくっついて、大はしゃぎ。ほっぺを真っ赤にして、あっちへひょこひょこ、こっちへひょこひょこくっついていく。そんな光景をようやくほっとした気持ちで眺めながら。それにしても久しぶりに冷や汗をかいた日だった。一瞬ではあったが。明後日の忘年会については、ちゃんとリクエストのお料理とデザートも伝え、準備中なのでみなさんご安心を。来月の試作とおせちの試作を少々。目処が立つまでは気ばかりが急く日々なのだろう。そんなときはあてはでも眺めて、大笑いするのが一番。

1日中雨の今日。平日クラスはいつもの面々に週末クラス、子連れクラス、そして今日のの平日クラスといろいろなパターン模索中の彼女も加わり。今回のおせちメニューのリクエストは中華風の一品、ということで取り入れたのが「焼豚」。しょうゆベースのつけ地にチャイニーズの香り引き立てる五香粉を加え。今回の焼豚、日々のストレス発散効果あり。まずは肉を麺棒で思いっきりたたく、たたく。変形など気にせず、思いっきり。これで肉の繊維が壊れ、やわらかい焼豚に仕上がる上に気分もすっきり、大切なポイント。そしてつけ地に漬け込み、焼く。焼豚についてはもちろん、こういうロースト料理については、出来立て熱々、というよりも実はそこから1、2時間ほどしてから、の方がより上質な仕上がりになるのだ。というのも肉汁がちゃんと肉の中に閉じこもり、よりジューシーに。今回は時間の都合上、まずは出来立てを数切ずついただきながら、残りはしっかりとアルミホイルに包んで、保温しながら休ませる。そしてやや落ち着いてきた頃にスライスしての食べ比べ。焼き上げてからの熟成とでもいうべく。焼豚を切り分け、伊達巻を切り分け、重箱への盛り付け。そしてこちらでは吸い地を温め、雑煮の盛り付け。仕上げにへぎゆずをあしらう、のだが、今日はゆずの「へぎ方」についてあれこれ。皮の部分を包丁でくるりと丸く「へぐ」、のだが、これが思った以上に思い通りの形にならないようだ。枚数を用意し、そのうちの1枚は北海道イメージだとか。確かに、確かに。今日の教室後はちょっとしたイベント、というか。エステティシャンのキヨコさんにホームエステをお願いすることに。まずはあては子守をお願いしていた母から。みんなで最初に洗顔の仕方について指南を受ける。クリーミーな泡いっぱいの母の顔に釘付けのあては。我が家の和室をホームエステルームとし、1階キッチンは待合室、とでもいったところ。そして私はあてはを連れて耳鼻科へ。明日はあてはの鼻水が止まりますように。帰宅、そして最後は私のエステタイム。キヨコさんがエステティシャンそして保育士、という肩書きに心から感謝。横になったとほぼ同時、あまりの心地よさに夢の世界へ、の私。そばでキヨコさんとの会話をしつつ遊んでいるあてはをぼんやりと感じながら。終わってからもなんだか心も体もぼんやり、ふんわり。この余韻をじっくりじっくり満喫したい気分。月に1度のホームエステ、かなり魅力的。と、あれこれ考え中。
今日みんなで作った「焼豚 はちみつと黒胡椒の香り」

今年最後のとどらーずくらすへ。おやつの前のお祈りの時間、手を合わせて、目を閉じて。そのあてはの表情、顔をくしゃくしゃにして、苦しそうな、思いつめたような、泣き出しそうな。意識して、「目を閉じる」といつもこの表情になるあては。毎週の体操でのダンスのときも然り、お風呂で頭からお湯をかけるときも然り。今日は祈りに心を込めている、ということで。今日も国立おいしいもの探しあれこれ。ほぼ目処が立ち、一安心。明日の買い出しを済ませ、米粉パン「MAGOME」でパンを買い込み、急いで帰宅。昼過ぎ、予想通り、1度も目覚めることなく寝続けていただんなさん。久々2連休。あたたかい日差し、3人並んでのランチ。いいお天気、洗濯物もよく乾く。さっそくしまいこんでいると私のギャルソンエプロンで遊んでいるあては。試しにエプロンをつけてみると、本日もあてはリトルシェフ誕生。今日は三輪車に乗ってのお出かけ。日々、屋内でのトレーニング成果絶大。三輪車ってこんなに巧みに乗りこなす乗り物だったのか、とちょっとした感動すら。スピードあり、カーブあり、バックあり、両足を上げて、坂を下る。坂を下りたいが為に三輪車にまたがって、坂を上がる。そして回を重ねるたびにいろいろなことがエスカレートし。ふと、そんなあてはの相手をしているだんなさんの幼少時代のエピソードが再び脳裏をよぎる。買ってもらったばかりの自転車に乗って、ジャングルジムに猛スピード。直前でいかにかっこよく自転車から飛び降りるか。そして悲しくもジムに直撃する新品の自転車。明らかに同じ血を実感する日々なだけに途中から帽子をヘルメットに変え。師走の今月は早め早めに来月のレシピを仕上げなくては、と思いつつ。ようやく試作を少々。来月はあったか、いやいや、あつあつ冬イタリアン。ふうふう言いながら心も体もあたたまりますように。合間に包丁研ぎなど。先日お預かりしたぺティも。辛抱強く、辛抱強く研ぎ、ようやく新しい刃先が出てきた。なかなか日々のこと、となりにくい「包丁研ぎ」なのかもしれない。日々研いでいると、それが当たり前になる。もちろん私などは仕事柄、そして包丁を研ぐ時間がやけにかけがえのない静の時になっているので、まったく苦にならず、むしろ大事な時間になっている。切れる包丁で料理すること、料理が楽しくなる大切なポイントなのかも。前々からリクエストあり、近々「包丁研ぎ」も教室で取り入れてみようかと。もちろんお預かりも。研がれた包丁の美しさ、お伝えしたいので。

柳田さんと月に1度の試作の日。来年1月、カフェの2階スペースにて長女ナミちゃんのエステサロンオープン、など新しい風が吹き続けている大磯。最近は毎日ほぼ満席御礼、と忙しくも、それぞれが適材適所、家族ならではの絶妙なバランスでの流れがしっかりと築き上げられている様子。今月はさりげなくクリスマスらしく、ということでチキン料理をあれこれ。予想通り、大好評だったのがシンガポール風チキンライス。しっとり蒸しあがった鶏肉、そしてその鶏のだしのうまみをしっかり吸い込んだごはん。そこにしょうがの香るしょうゆベースのソースとアジアンらしいチリソース。今日はこの2種類のソース作りを柳田さんとあてはが担当。「リトルシェフは味見が大切よ。」チリソースにかぼすをぎゅぎゅっと絞るあては。そして味見。もっと絞る、と。味、というよりも絞りたい、ようだ。そしてもう1度口へ。「グ~!」と柳田さんと相づちを打ちながらも、立てている指は親指ならず、人差し指なのだ。クリスマスにはローストチキン!ではなく、ほんの少しアジアン香る蒸し鶏や鶏肉と大根の風呂吹き、そんなちょっと落ち着いたクリスマス料理、というものなかなかの趣向では。大磯マダムのお口にも合いますように。午後遅く、おいしいもの探し、なるものへ。週末に控えた我が教室の忘年会、去年に引き続き、ちょこっと国立おいしいものおすそ分け、を考え中。みなさんお楽しみに。お店回りの後、本日オフのだんなさんとあてはの待つ一橋へ。いたいた。やっぱり父との時間はうれしいんだろう。なにもかもに大はしゃぎのあては。はしゃぎすぎて、無駄な回転運動などあれこれ。今日のおやつは焼き餅に今月のレシピ「くるみだれ」をつけながら。予想通り、これはかなり要注意。本当に止まらなくなるので。

今月の教室、やっぱりみんなが気になるレシピの1つが「伊達巻」。数日前からから今日は何を担当しようか真剣に悩んだという彼女、セレクトしたのは意外にも「岩手風雑煮」。が、伊達巻も相当気になっている様子。それにしても、この伊達巻、実は実はとっても簡単。そして甘さも控えめ、ということで普段使いにもぴったり。フードプロセッサーで生地を仕上げ、型に流して、オーブンへ。あっという間に甘い香りが広がり、パンケーキを思わせる魅惑的な焼き色に仕上がる。ついつい焼き立てをそのままつまみ食いをしたくなる誘惑。ポイントはその焼き上がった生地を巻きすで巻くところ。熱いうちにささっと。巻きす使いについては以前教室でもやった巻き寿司もそうだし、ロールケーキもそうなのだが、やや押し気味の「勢い」が大切。なんだか処世術のようだが。きゅきゅっと巻いた巻きすにきつめの輪ゴムをし、立てて冷ますことしばし。教室ではまだしっかりは冷め切らぬ伊達巻をカット。口当たりもふんわり、控えめの甘さ。半日置くと、生地もだいぶ絞まり、甘みももう少し強く感じるはず。ぜひぜひ時間を置いたおいしさもお試しを。今月は5品中、3品がオーブン料理。ということで3品ともできたてのおいしさと数時間、もしくは1日以上経ってからの落ち着いたおいしさとの比較をも楽しんでいただけたら。毎年おせち作りを欠かさない彼女。そういえば去年は臨月の体でもがんばっていた記憶。気づけばここでの12月のおせちも5年目。もちろん全部作るもよし。楽しく数品、もよし、気分演出に1品、もよし。ご参考になるように、おせち日記そろそろ始めようかと。といってもまだまだ乾物の買い出し程度なのだが。教室終了後、急いで2階へ。うれしそうにはしゃぐあてはと、ソファには東久留米から急遽来てくれた父と母、そして今にも眠りに落ちそうなだんなさん。本日あては担当だっただんなさん、朝には帰宅予定、のはずが仕事がずれ込み。慌てて駆けつけてくれた父と母。あてはの大好きなこと、バスに乗ること、スパゲッティを食べること、大好きないちごを食べること、あてはにとってうれしい時間を一緒に過ごしてくれた。私はいつもいつもこうやって甘えっぱなし、そしていつも私の仕事を応援してくれる父と母。2人を見送りながら、私が同じ立場だったらこんな風にできるのだろうか、いつか私にもこんなときが来るのだろうか、と。いつも見守られ、支えられている実感。

そろそろおせちに向けての買い出しスタート、乾物編。今日はすでに心決まっているものは購入、検討するものの品定めなど。みんながクリスマス材料をかごに入れていく中、私のかごにはTHEおせちの材料たち。せっかくなのであてはセレクトのクリスマスケーキに飾るチョコレートプレートも。掃除用にとアロマオイルも買い足し、なにもかもが師走の空気。そしてあてはは大好き、私は心の準備しなくては立ち寄れない(帰るのに一苦労なので)、デパートのおもちゃ売場へ少々。ここってきっと夢のような場所なんだろうなあ、と、あてはを眺めながら。たくさんの荷物を抱えて、帰宅。今日はジンジャーブレッド第2弾、12月後半分。今回はジンジャーパウダーの効かせが強かったかも。袋に詰めながら、もちろんおすそ分け。両手に持ちながら、ちびちび、ちびちび。1つ食べ終わると、コテコテ演技、食べてしまった側の手を見て、「ない!」「ない!」と大絶叫。予想通り。ツリーに飾り終えて、さて、明日の買い出しへ。今日は買い出しの途中に、時々あてはと通っている幼稚園のクリスマスコンサートへ。まずは卒園児たちによるハンドベル、こちらまでどきどきする始まり。そして在園児たちのクリスマスソングなど。大好きな「きらきらぼし」には体のノリが止まらないあては。座っている椅子がどんどん動いていってしまう。そしてすてきなハープの音色にフルートや篠笛のしっとりした音色、ピアノ演奏、と続き。さすがに1時間以上は持たず、さりげなくマイソングを歌い出すあては。そろそろ園庭へ。園庭で遊ぶあてはを見つつ、の鑑賞もまずまず。次はモーツァルトのアヴェ・ベルム・コルプスの合唱。私にとっては中学高校時代の思い出の曲。これだけはじっくり鑑賞、と思っていると、こういうときにだけ、あてはコールがかかるのだ。宗教色抜きには語りにくいが、数々の聖歌(こちらでは賛美歌)はやっぱり私の体の中にしっかり思い出として宿っているようだ。さて、そろそろ買い出しの続きに行かなくちゃ。今日の夜は試作も兼ねて、シンガポール風チキンライスに挑戦。まずはふわっと鶏肉を蒸し煮し、そのゆで汁でご飯を炊き。好みのソースを添えて。やっぱりこの鶏のだしで炊いたご飯は美味すぎる。シンプルに美味。今日は炒めてからのピラフ風ではなく、炒めず炊いて、仕上げにごま油をふわり。もっちりとした日本人好みの食感に。ソースに辛味をつければ大人向け。それはそれは重宝しそうなレシピの出来上がり。

朝からお腹が空いて目覚めた。一安心。今日は横浜出張教室へ。ここへ来るといつも時の流れを実感。ついこの間、出産間近でお会いした彼女、今日はもうすぐ2ヶ月のユウト君を連れて。ああ、この生まれて間のない赤ちゃんの顔といい、体といい。そして泣き声といい。今回はクリスマスメニュー。ということで前菜にもデザートにもゼラチンを使って。ゼラチンというと、事前に水でふやかして、その分の水の量を減らして計量して、となんとなく難しいイメージがある人も多いはず。が、やっぱりおすすめなのはパウダーゼラチン。水にふやかさすにそのまま加えて混ぜるだけ、ととってもお手軽。ポイントは加えるときに混ぜながら、まんべんなく加える、ということ。一箇所に一気に加えると、細かい細かいパウダーのゼラチン同士が固まってしまい、ダマができてしまう。私がよくやるおすすめの方法。利き手でゼリーにする液全体を大きく混ぜながら、水流を作り、反対の手で、数回に分けてゼラチンを加えると、その水流に合わせ、自然に全体にゼラチンが少しずつ広がっていく、というもの。こう書くとちょっと大げさだが、そんなイメージでぜひぜひ。今日悔しかったのは、「冬野菜のテリーヌ」に使う、ということで、はりきってこちらから持参していったはずの紅芋。以前紅芋を買ったお店の、同じコーナーに手を伸ばし、袋にも鮮やかな紅色、と記載され、何の疑いもなく、切ってみると、あれ?普通のさつまいも?みなさん本当にごめんなさい。さつまいもの黄金色、それはそれでキュートな色合いだったのだが、あの紫色が入ると、もっとシックな仕上がりに。それをご披露できなかったことが・・・。国立駅に着くと、ホームから嘘みたいにきれいな満月。冬の月。急いで家に帰ると、あてはの「おかえり~!」の声。これが聞きたかったのだ。
今日のメニュー ・アボカドとクリームチーズのパテ
・冬野菜のゼリー寄せ
・ブイヤベース
・パンナコッタ いちごのソース添え