
親子体操の後、買い物を済ませ、今日は月に1度の試作の日。すっかりランチも忙しい日々を送る柳田さん、今日もランチ営業を終えて、こちらへ駆けつけることに。今日は朝からずっと中央線が不通。午後、なんとか京王線とバスを乗り継いで到着したのは、焼津の母。この雨の中、たくさんの荷物を持って、「たいへんだったんだから~。」と大騒ぎ。荷物が多い上に、電車では遠回りをするし、バスには乗り間違え、歩く道では思いっきり転び、と散々な目にあった、ようだ。こういうときに必ず一言、「お茶が飲みたいなあ。」柳田さん到着前に一通りの仕込みをほぼ済ませる。スムーズにイメージどおりに試作を仕上げる、にはこの事前1人仕込みはかなり有意義。そしてこちらも電車を乗り継いで到着の柳田さん。カフェタイムの予約は長女のナミちゃんに任せて。三女エリちゃんのイタリアでの様子は彼女のブログからも日々伝わってくるのだが、ホームシックなど誰の話?、かなり充実そして満喫している様子。料理好きマンマの料理がとにかくおいしいらしく、帰ってきてからの写真と報告にこちらも胸がふくらむ。今後もたくさん、たくさんの写真とレシピストックを託して。今月は春野菜、そして少しずつ初夏の食材も。アイルランド料理もいくつか。今回、柳田さんより、ニョッキがなんとなく不安で、ついでに料理教室の生徒さんからもニョッキのリクエストが多くて、なんとなく「またの機会に。」と延ばし延ばしにしつつも、ということで復習も兼ねて、「枝豆のニョッキ」。ニョッキは比較的失敗の少ないパスタの1つ。特にしつこくこねる必要もなく、ポイントとしてはマッシュしたじゃがいもが熱いのではなく、冷めているでもなく、そのくらいの状態で粉と卵とラフに合わせるのが私なりのコツかな、と。それから今の時期出回る新じゃがではなく旧じゃがを使うこと。新じゃがでは水分が多く、もっちりした生地になりにくい。と、時折2階からははしゃぎ声。あてはだけでなく。母の大きな荷物の中にはあてはも大好きな母お手製の五目豆に母お手製の小さな人形たち、釜揚げしらすにさくらえびに、いちご、まだまだ続く。そして、なぜか使いかけの葱。「かき揚げでもしようか、と思って。」
今日作ったアイリッシュシチュー。アイルランド版肉じゃが!

今日は久々の再会。ざっと10年ぶり以上。当時高校生だったミキちゃんの家庭教師だった大学生の私。ピンポン、戸の前にはすっかり大人になった彼女。そして珍しく大照れで顔をそむけるあては。チラ見してるし。話し出すと懐かしいあの頃を思い出す。現在はご両親と一緒に築地で働く日々。高校生だったミキちゃんが今は河岸でかっこよく働いているなんて。「ママが先生は食べっぷりがよくて気持ちが良かったって言ってました。」勉強が終わるといつも、白いごはんと築地からの新鮮なマグロ、木箱にのったうににいくら。「たくさん食べていってね。」そのままお言葉に甘えて。デザートタイムを終え、ちょっとお散歩でも。「いつものコースを案内してください。」とのことで、コーヒー片手に一橋へ。すやすやあてはを眺めつつ、ゆっくりおしゃべり。現在は仕事でもプライベートでも食業界に深く関わっている彼女。まさかこんな風に再会できるなんて。素敵に成長している彼女を目の当たりにして。目を覚まし、いつもより長めのまったりモードあては。照れ隠しのような気もしたが。そしてスイッチが入り、動き出す。携帯を向けるミキちゃんに向かって、笑顔全開で突進。近々の再会、今度は私の方からの訪問を約束し、お別れ。なんとかして出向くからね。夜、さっそくいただいたマグロを食す。包丁を引きながら、うわあ!あの頃の私、こんなにすばらしいマグロを無頓着にパクパクいただいていたんだ、と。そして待ちきれず、一切れにしょうゆをたらし。うわあ!すべてが絶妙。ごちそうさまでした。ミキちゃんからのメールには突進あては画像が添付。本人に見せると、「かわい~!」「かわい~よ~!」を連発。自画自賛ブームか。
重箱作戦、ぜひどうぞ。次回は一緒に写真撮ろうね。

今日はあてはの歯科検診へ。大雨の中、ありがたくもユウゴ君親子の車に便乗して。今日は今後のオリエンテーションも含めて、といった感じ。ビデオを見たり、お話を聞いたり。が、目の前では、見ていて思わずふき出す動きを続け、常に脱走をたくらむ我が子たち。話なんて聞けたものではない。2人並んで本を読んでみたり、ふざけてあてはがユウゴくんに馬乗りになり、ふと気づけば2人でチホちゃんの上にまたがっているし。歯については、ついさっきまでパンをかじっていたせいもあるのか、ないのか、すでに虫歯菌がたくさんいる、との結果。そして歯みがき指導を受け、終了。もっとちゃんと磨かなくては、との意識改革。今日は大磯への仕込みを少々。他の薬味と一緒に走りのみょうがを切りながら、ふわあっと一足も二足も先に初夏の香り。こんな天気の日になんとなく得した気分。ついでに明日の準備も少々。久しぶりの再会を前に。
久々に「肉豆腐でも」。

先日口にしたアイリッシュソーダブレッドを作ってみる。ソーダブレッドについては、何年も前に一時期よく作った記憶が。その時のイメージとしてはアフタヌーンティーのスコーンのような食感を求めて。先日お店で食べたものとはまた違う雰囲気。まずはアフタヌーンティー風、次に配合を変えて。ソーダブレッドのソーダは重曹のこと。つまり発酵を待たずに、材料を合わせ、生地をまとめたらすぐオーブンへ。オーブンを待ちながら、今日はあてはと2人庭仕事。ひたすら雑草抜き。そして片方だけ長靴を履いているあては。もう1つの長靴はシャベルと一緒に並び、中には石がたくさん詰まっていた。ラズベリーの白い花が咲いている。今年は山椒の木がなかなか芽吹かず。弱ってしまったのか。来月の料理教室は和食。出番を控えている、というのに。今にも雨が降り出しそうだが、どうしても本屋さんへ。と、降り出した。そして、あっ、しまった!もう少し焼きを足してもいいかも、とソーダブレッド第二陣、オーブンの中に入れっぱなしのままだった。大学通りもすっかり葉桜。それでも街全体がピンク色に染まっている。そして待ち遠しい新緑の季節。今日の夜はエビチリ。試作も兼ねて。筍とそら豆も一緒に。私好みで辛めにし過ぎたかも。

今月のご紹介商品は、なんてフレーズが出てきそうだが、やっぱりおすすめなのはフードプロセッサー。そんな意欲をかき立てるべく、今月は2つの料理に使用。自家製ピタパンと豚肉のリエット。今日も真剣に購入モードの彼女。購入したら、すぐに取り出しやすいところに置くことをおすすめ。今月はみなさんの悩みの一品、鶏のから揚げもあり。ポイントは低めの温度でじっくり、じっくり揚げること。そしていじりすぎないこと。今日担当の彼女、ついつい早く揚げてしまいたい、そして菜ばしでいじりたい、そんなうずうずが見ているだけで伝わってくる。忍耐の料理かも。今日も来月のリクエストを大募集。課題あり!のリクエストにはついついこちらのほうも、よおし!という気分に。「それじゃあ、これからも難題を用意して、鍛えてあげましょう。」と彼女。彼女の手にかかったら、難易度ハイレベル間違いなし。受けて立たなくては。でもこれって本当にありがたいこと。こうやってみんなに支えられて、育ててもらっているのだなあ、と。今日はうれしい差し入れがたくさん。まずはお菓子作りが大好きな彼女からは手作りのフルーツケーキ。みんなに大好評。フルーツを漬け込み、昨日の夜に焼いて、ラッピングして、手渡してくれる。そんな背景と気持ちもますますおいしさに。その上レシピを聞きながら、なるほど、なるほど。そしてもう1つ、以前いただいて大感動だったローザーのクッキー。こちらもていねいな手仕事がひしひしと伝わってくる一品。お店に立つおばさまにもある意味、お会いしてみたい。ごちそうさまでした。夜はあては付き、東久留米の父母と「のらや」へ。食べ、動き、食べ、逃げ、飲み、走り、デザート完食。そしてもう1つ、今日はなんともうれしいスイーツデー。「ツマガリ」のパイ。ほっくり、こっくりしたさつまいもがたまらない。ついつい夜なのに2度もコーヒーブレイク。今週末の充実感を満喫するのにぴったりの演出。ごちそうさまでした。
今日みんなで作った「クラブハウスサンド」。大きな口を開けて。
「教室の風景」アップしました。見ているだけで口が開くかも。

今月の料理教室スタート。まずは昼の部。「私、毎月ここで「うど」を切ってます。」と彼女。そう、気づけばここ数ヶ月、レシピに登場しっぱなしの「うど」。ついつい自分の好きな食材はレシピ登場率高し。そういえば以前にも「かぼちゃ」率について指摘されたことが。興味深かったのは京橋にあるという南インド料理店の話。南インドというのも気になるし、メニューもかなり本格派。以前のようにフットワーク軽く食巡りのできない今、こういう情報も私にとっては重要。そういえば以前、他の生徒さんからも南インド料理店の話を聞いたような。チャパティやプリに似たパンというか粉料理も気になるし。そんな食好きの彼女、「リクエストしたいデザートがあって。」と言い出したのだが、名前が出てこない、としばし苦しむ。イメージでなんとなくわかるような、わからないような。最後まで言葉ならず。消化不良の様子で帰っていった。思い出したら即メールを!追加の買い物がてらのお散歩。今日もすっかり春日和。そして夜の部。今回好評の1品として「自家製マヨネーズ。」たかがマヨネーズ、されどマヨネーズ。手作りのおいしいマヨネーズがあれば、さっと野菜でもゆでて。ポイントはあるところまで油を少しずつ、少しずつ加えながら、泡立て器でしっかり攪拌すること。軽く混ぜる、ではなく。1度ちゃんと乳化(水分と油が一体化すること)すればこっちのもの。そこまでは慎重に、真剣に。今回はこの自家製マヨネーズをクラブハウスサンドとちょっとアレンジをして、チキンピタサンドにはさんで。そして今夜のワインのお供には野菜と一緒に。本日参加予定だった彼女からの報告会、のはずが体調不良で欠席。会社仲間の生徒さんたちからの話を聞き、本人なしでの彼女会議が始まる。教室の終盤、リクエスト女王からも来月のリクエストをもらって、ふと「もうすぐ4年になりますよね。」気づけば料理教室を始めて丸4年。そう、彼女がここへ来てくれるようになって早4年の月日が。そしてリクエストは多分、その4年前に習ったもの。材料の手配が整えばもちろん!4年かあ。そしてふと、メンバーの1人、本日最年少の彼女を見て、「4年前って?」「大学2年生でした。」大学生かあ。
今日みんなで作った「豚肉のリエット」。こちらもワインが進む、進む。

思い立っておやつ作り。前回作ったメイプルビスケットのレシピと以前料理教室で大好評だったポルボローネ(ほろほろクッキー)のレシピのアレンジ。ナッツのかわりにきなこを入れて。結果、少々水分が少なかったかな。そして次は砂糖のかわりにはちみつなら、という思惑も。お菓子ロードも尽きることない。が、こういうおやつ作りは毎月のレシピ作りとは違って、気合入れすぎることなく、気まぐれにできるのでちょうどいい気分転換。今日も鼻水あては。週末のお泊りもあるし、病院で薬をもらう。それにしても今日はあたたかかった。日ざしを背に坂道をベビーカー押しながら、しっかりと汗ばむ。つくしを見つけてそっとあてはに手渡す。ホームセンターにて庭作り計画気分をかき立て、今日も一橋へ。キャンパス内はあちらこちら、枝垂桜の見頃。華やかであり可憐。お花見のおじいちゃん、おばあちゃん、いつも以上にたくさんの絵を描く人たち、いつも以上にたくさんの子供たち、そしてまさに4月、新入生歓迎の準備をする学生たち。と、ちょっと不思議な雰囲気。池の周りには子供たちが今にも落ちそうな体勢で手を伸ばしている。おたまじゃくしをつかまえようとして。そんな姿をあてはが目にしたら間違いなく、真似をし、間違いなく池に落ちる。なんとか気をそらせ。明日からの買い出し。いちご3パック、トマト大2パック、なぜか買ってしまったやわらかいパン。みんな重ねられない。つぶれないように気を遣いながら、多分、不自然な体勢で無事帰宅。今月はピクニックモードのサンドイッチ。ますます外に出かけたくなる気配。
お問い合わせいただいたので、改めてさくら報告。大学通り、桜吹雪あり。枝垂れ桜はまさに見頃。明日、教室前のお散歩おすすめだよ。

親子体操の後、鼻水あてはを耳鼻科へ連れて行くが、かなりの順番待ち。名前を書いて、一度帰り、お昼を食べてからもう1度、との魂胆。が、ちょっと抱っこしただけで急にお昼寝モードのあては。帰宅後もそのまま。ということであてはなし、先にお昼ごはんを食べることに。それなら、とお湯を沸かし始める。煮魚などこっくり味の煮物を作った翌日定番のパスタ。とっておいた煮汁を使って。少々の豚肉と週末に直売所で買ったのらぼうという青菜(これがかなり美味、特に茎の部分の食感が心地よい)をざくざく切って。パスタと一緒にさっと湯がき、ゆでたてパスタにさっと合わせ、煮汁少々、EXVオリーブ油少々、仕上げにルッコラとイタリアンパセリを散らし。何はともあれ、アルデンテの出来立てを十分満喫。中断もなく。爆睡中のあてはを眺めながら。さて、本気寝の間に、型紙のパターン写し、と試み、まさに写し始めたところでタイムオーバー。まあ予想通りか。週末の買い出しついでにいちごの苗を買う。なるべく花のたくさんついているものを選び、少々庭いじり。毎年春先、庭のあちこちにいちごやワイルドストロベリーの葉が顔を出してくる。今までは葉を楽しむ、という感が強かったが、今年はほんの少し真剣モード。赤い実がなったとき、我が家のいちご息子の大興奮ぶり、想像以上のもの、間違いなし。

試作の追い込み。気になるところがあり。オーブンの温度と時間、焼き色、ふくらみ具合など何パターンか試す。後半はオーブンの前に座りっぱなし状態。あるタイミングから生き物のようにふくらんでいく。こうやっていると、子供の頃のお菓子作りを思い出す。ベースは同じ生地から、先月は肉まんが出来上がり、オーブンで焼けば、パンになり、フォカッチャになり、ナンになり、そして今回は。今月もついつい、粉ものあります!お弁当を持って、今日もお花見へ。時折の桜吹雪としだれ桜がまさに見頃。いつもの一橋グランドそばにて。今日は生まれて1ヶ月になったばかりのケイジロウくんも一緒に。スリングにちゃんと収まっている姿。遠~い昔のことのよう。そんな過去のことなど知る由もなく、ひたすら駆け回り、鳩を追いかけ、不自然なポーズを取りながらおやつを食べる子供たち。そしてなぜか手に取り、自分がいらないお菓子を私に手渡してくるあては。何度も。取らなければいいのに。今日の朝刊に載っていた国立旭通り「アジアンロードマップ」をもらって帰宅。まあ、こんなものか、ぐらいのものではあったが、ふと思えば、確かに旭通りにはアジアンなお店が多い。「足を踏み入れるとリトルアジア。飛行機に乗らなくたって・・・」というフレーズはかなりオーバーすぎる気はするが。なんであの店が載っていないの?と思うところもあり。そしてなんとなくカレーが食べたくなってきた。夜、寝室へあてはを連れて行く。抱っこポーズをして、「おいで」「おいで」。合ってるのか、いないのか。

今日から4月。気持ち新たに。風は強かったが、澄み切った晴れ空の今日、ちょっとお出かけ。趣味として料理が大好き、という方とお話しする機会が。聞けば、これぞ日々の男の料理、レシピなし、計量なし、その上すばらしいのはロスなし。皮まで無駄なく、お得意のきんぴらに。よく自宅にお客様を招いたり、月に1度、料理教室という名目でリクエストに応じての指南をし、楽しいお酒の時間を過ごしている、ということ。特に魚の煮付けには定評がある、とのこと。「母の台所姿の記憶を思い出しつつ、後はすべて自己流」。母の台所姿かあ。料理だけでなくなんでもそうのなのだが、「自分で考える」ことの大切さとおもしろさ。久しぶり、とめどない料理談義が楽しい時間だった。今日も満開の桜を見つつ、駆け回るあては。群がる子供たちの輪に溶け込んで。輪から外れたところで眺めていると、あっ、転んだ。1人の男の子が近づき、さっと手助け。目が合ったので「ありがとう。」と口パクすると、ニコリ。その後も気づけばなんとなくあてはを気にかけてくれていた。もう1度転んだあてはにさっと近づき、あてはの前に両手を差し出してくれていた。その時のとってもやさしい表情。あまりにもやさしくて、すてきで、とってもじんとした。こういうことをちゃんと覚えておきたいなあ、と。