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イタリア料理を習いに


 今日は日伊協会にてヴィオレッタ先生(NHKイタリア語講座に出演)にイタリア料理を習いに。運良く、だんなさんの職場から徒歩数分という立地のために叶ったのだが。部屋に入るなり、「ボンジョールノ!」と、実は私以外は全員イタリア語クラスの生徒さん。会話は日本語混じりではあるが基本、イタリア語。ひたすら笑顔と「グラッツェ!」の私。でもやっぱり「料理」は大切なコミュニケーション、と実感。今日のメニューは「ほうれん草とリコッタチーズのニョッキ」。それにサラダ2種。分量も作業も、特に生地を混ぜ、丸めるところはいい感じにナチュラルかつアバウトでイタリア家庭料理の雰囲気が伝わってくる。ニョッキのソースはシンプルにセージの香りをつけたバターソース。帰り時間が押していた私、1番最初にゆでたてニョッキをいただき、「ボーノ!ボーノ!」。レストランのような洗練された料理ではないが、なんともやさしくて、家庭的。あえて言えば、私の好みはもう少し粉を多くして、よりもちっとした食感、かな。今日実感したこと、料理はやっぱり「味」そのものだけではない、ということ。その料理が完成するまでのストーリー、設定、雰囲気、そして一緒にテーブルを囲む人たちとの会話、自分の気分、いろいろなものがあった上での「おいしさ」。教室を後にして、だんなさんの職場近くの公園に走る。2人、すべり台にいた、いた。心から感謝。見送りをし、あてはを連れて、赤坂サカスをぶらり。思った以上にカジュアル。昼寝のあては、ちょっとコーヒーでも。今日のレシピを見直しながらぼんやりしていると、ふと、そうだ、彼女に会いに行こう。虎ノ門にて急な呼び出し。そういえば短きOL時代には外出の日のお昼を周辺に合わせ、密会?していたなあ、待ちながらそんなことを思い出す。おしゃべりしている横にはパンのレーズンを必死に口に入れているあてはがいる。前とは違う、そしてこれからも変わる。でも2人の会話は続くよね。帰り道、思いがけず昨日行ったコクテル堂本店に遭遇。昨日はばたばたして買えなかったのでコーヒー豆を買う。いつのまにか四ッ谷駅まで散策。イグナチオ教会へちょっと立ち寄ってから、中央線へ。楽しくてついつい歩きすぎた感。桜が咲き始めていた。ビルの狭間、みの虫を見つけた。やけに久しぶり。おっと、これから週末の料理教室の買い出しが残っていた。

ちまきに誘われて


 今日は相談も兼ねて、近くのミチコさん宅へ。「ちまきでよかったら、うちへ来ない?」というすてきなフレーズに誘われて。ちまきと聞いて、今日は中華風ピクルスと豚肉と野菜のエバミルク煮を持って。とってもジューシーな干し海老の入った彼女お手製のちまきを次々にほおばりながら、考え事を聞いてもらったり、考え事を聞かせてもらったり。話を聞いてもらい、時に相づちを打ってもらい、時にコメントやアドバイス(もちろん彼女のことだから的確な!)なんだかスーッとしてくる感じ。具体的な解決がどうこう、というよりもなにか案はあるはず、大丈夫かも、そんな気持ちになる。しとしと雨の1日、こんな時間はありがたかった。ふと気づけば1人黙々と勢力的に遊び続けるあては。いつの間にかステレオをいじり、とんでもない大音量に。泣き顔でこっちに全速力、私にしがみつく。そしてそんな大音量にも負けず、眠り続けるたー君。食事を終え、ちょっとコーヒーでも、と彼女の運転で「コクテル堂」へ。もちろんゆっくり、落ち着いて、とは程遠いが、コーヒーブレイクの「ブ」くらいはできたか、と前向きに。帰り道、私のリクエストで商店街内にあるその名も「珈琲屋」でコーヒー豆を買う。今日は焙煎担当の方がお休み、とのことであまり選べず。また行かなくては。いつかこんなことが、そんな想いも彼女にかかれば間違いなく、と常に楽天的な私。前向き、と言い換えよう。
 今日は忙しい日々+寝不足なのに本当にありがとう。ごちそうさまでした。

甘い麦茶


 子連れ教室1日目。メンバー紹介。すっかりお歌上手のメイちゃん、久々登場、甘えん坊王子ヒデくん、人のお世話大好き、ホスト体質のユウゴくん、そしてメイちゃん登場にぬいぐるみを持ってお出迎えのあては。ここ最近、子供たちの目覚しい成長に追われている私たち。特に教室の今後についても含めて、どういう形をとっていくのがよいのか、実は悩み中。今日はお試し対策も兼ねて。こうやって試行錯誤しながら、みんなにとっていい形、そして私にとって納得のいく形を探りながら、と思っているのだが、悩みは尽きず。みんなのマイペースな遊びっぷりに一歩引いてしまったのか、久々の場所に場慣れしないせいか、教室中盤で「帰る!」コールのヒデくん。すでにみんなに手を振り、靴を探し。電車を乗り継いで来てくれたのに、泣く泣く試食前に帰ることとなった彼女。こちらもとっても残念。そして窓越し、ヒデくんに手を振って、見送る3人の子供たち。ここ最近はようやく子供たち同士でうれしそうに遊ぶシーンが増えてきた。とにかくうれしそう。やっぱり大人と遊ぶのとはまた違うはしゃぎっぷりは笑い声を聞いているだけで楽しい。あてはがカメラを構え、ユウゴくんがしっかりカメラ目線でポーズ。メイちゃんが持っていたくまのぬいぐるみ(あてははこのぬいぐるみを「パオ」と呼び、毎日寝室へ連れて行く)を奪い、メイちゃん大泣き。私がじっくり諭すとぬいぐるみをメイちゃんに「はい」と渡すあては。渡した直後、ほんのちょっとの笑みと誇らしげな表情。今月なかなか好評「ジャスミンティーのゼリー」。なんともさわやかで食後のデザートにぴったり。添えたアイスクリームとの相性も。と、そこからお茶話。私が小学校の頃、みんなが学校へ持っていく水筒の中身は砂糖の入った甘い麦茶。より甘い麦茶を持っている子がうらやましかったものだ。が、どうやらこれは一般的ではない、ようだった。ややご当地もの?微妙にショック。おいしかった、よね?
 今日みんなで作った「ジャスミンティーのゼリー」。今日はあてはに全部食べられてしまった!

春、春、春


 相変わらずのとんでもない優柔不断ぶりの私。結局最後まで決めかねて、ずうずうしい取り置きをお願いして、本日はここまで。ちょっとした私の買い物。そんな買い物にあてははいつまで付き合ってくれるのだろうか。そのうち、間違いなく文句言われる日が来るのだろう。それにしても一気に春めいた実感。いつものように昭和記念公園へ。落ち葉遊び、そして砂遊び、私も地面にごろっと座り、あてはを見つつもひなたぼっこ。春のにおい。そしてふと見れば手はもちろん、服はもちろん、どうやったのってくらい顔中真っ黒のあては。おでこから、あごまで。コント並。(夜見たら、鼻の中も黒かった。)あてはをできる限りきれいにし、買い物を済ませ、国立へ急ぐ。今日はちょっと行きたいところが。すでに満開、まさに見頃。近所の早咲き桜スポット。1週間前、実家に帰る前にはまだまだつぼみ固かったのに、このあたたかさで一気に。しばし花見。そして落ちている桜の花1輪をあてはに。じっと見つめている。桜を眺めていると自然と会話が始まる。「見頃ですね。」「ここは毎年この時期に咲くのかしら?」実は去年は確か、2月中に咲いていたという私の記憶。今年の咲き初めを逃したのがちょっと残念。散り落ちた桜を拾って帰る。ふと、すれ違い、ベビーカーに乗った赤ちゃんの毛布にも桜がのせられていた。遅れつつある来月の試作を少々。ある程度の時間をかけて漬け込むものを時間内に仕上げるためには・・・、やりたいことが次々に出てくる今日この頃、やらねばならぬことをまず!夜、パソコンを開くとなつかしい彼女からのメール。うわあ、何年ぶりだろう。なんとなく春気分が続く日。

庭いじり、ミシンモード


 あたたかくなったらしようと思っていたこと、それは庭の手入れ。ほぼ毎年恒例、春になると庭いじりモード。夏まではなんとか、秋にはなんとなく庭が荒れ、冬には見て見ぬふり、こんなパターン。そう、ほぼほったらかしになっていた庭へ。頭の中では、まずはあてはが遊んで、だんなさんがぼーっとして、私はコーヒーを飲む、そんな構想が描かれているのだが。ひとまずは雑草とり、そして意を決してもともと小さなキッチンガーデンを半分に縮小。きちんと手入れが行き届く広さ(あくまでも私にとって)にする、そして遊べるスペースを広げるために。長靴をはいてバケツとシャベル姿のあてはと遅めの出勤のだんなさんと3人で土いじり。土をおこし、枠組みを作っていくと1つ1つおしりで踏み倒してみたり、運んでみたりと、とにかく仕事が進まない。むしろ後退。仕事が増えていく。途中、あまりに土色になったあてはのシャワータイムの間に一気にペースを上げ、挽回。今日はここまで。やっぱり土いじりは楽しいし、たった数時間の作業で心地よい疲労感。これから当分は最後の「あては洗い」が必須ではあるが。土遊びのせいか、焼津生活で実はあてはなりに気をつかっていたせいか、いつになく長い昼寝のあては。夕方、買い物帰り、近所のエミコさんとばったり。ソーイング大好きな彼女から試しに子供のパンツの型紙、それから本をお借りすることに。「ちょっとこれ、見てくれる?」と彼女が見せてくれたのは、彼女お手製のすてきなシャツ。もちろん愛息・翔くんのためのもの。我が子のことを思い、生地を選び、ミシンを走らせる。シャツには到底手が出せないが、ひとまずは試しにパンツを1本作ってみようかと。春になると、あれもやりたい、これもやりたい熱が一気にヒートアップ。庭仕事にミシン、やらねばならぬことが後回しに。
 私のほったらかしにもめげず、新緑美しいラスベリー。

足跡を残して


 父と妹とあてはと、私のかなりあいまいな記憶をもとにそばやさんを探しに。私の「食」勘はかなり当たるのだ。それも今回は道沿いの立て看板を見ただけなのだが。岡部町にある蕎麦庵「まえ田」。住宅街の中にぽつり。オープン間もない、とってもシンプルな店構え。久々にとってもおいしい田舎蕎麦を堪能。もっちり、むっちり、それでいてのどごしも良くて。そして感激だったのは追加でお願いしたそばがき。ふんわり、もっちり、香りもよくて。お店を出て、そのまま近くを散策。小さなお寺の前には2分咲きの桜の大木。みんなで見上げる。道の脇の小さなせせらぎにはせりがあちらこちらに。ここ数日ですっかり春めいた感。帰り道「ジュー ドゥ ミュゲ」にてロールケーキを買う。レジ前でうろうろしていたあてはが見つけたのは「でんしゃ」。電車とバスの形をしたキャンドル。お買い上げ。家に帰り、みんなでコーヒーを飲む。そして別れを察したのか、パオににぴったりと身を寄せるあては。もちろん嫌ではあるはずだがさすが長老のパオ、耐えているのか。最後の最後につまらないことといえばつまらないことなのだが、私にとってはつまらなことではなかった。母に嫌な言い方を少々。いつもそうなのだ。あ~あ、言っちゃった。でも言わずにはいられなかった。この辺は頻度こそかなり減ったもののやっぱり変わらない。それも最後の最後に。変わらない私。成人し、結婚し、母となり、それでもやっぱり母との関係は変わらないのかもしれない。そういえば実家に着いた日に「好きそうだから。」と母が買ってくれてあったスカート。いかにも私が好きそうな。玄関には私が持ち帰るように、とミントの苗が置いてあった。東京駅に到着。仕事を早めに切り上げてくれただんなさんのお出迎え。3人で電車に乗り、3人で買い物をし、3人で家へ帰る。いつもの我が家へ。荷物を片付け、家を片付け、いつもの生活が始まる。実家では父にも母にも妹にもそしてパオにもいつもの穏やかな生活が戻っているはず。時々あてはの足跡。あてはの枕、散乱した母の鏡台、そして壊れたかもしれない父と母の寝室のスタンド。

もっとおいしくなあれ


 ファーマーズマーケットで野菜を買い込み、今日は妹とあてはと藤枝市方面へ。「ブーンブンカフェ」でランチ。自家製天然酵母パンは酒粕のようなふわっと甘い香りが癖になる。あては用のスープを用意してくれたり、ドレッシングを気にかけてくれたり、とキッズ対応のいいお店。お店の人からパンやさん情報を仕入れ、天然酵母パン「レザンレザン」へ。立地、外観からの予想とは裏腹にハード系充実、なかなかおもしろいパンが並んでいる。フレッシュの春菊を大胆に生地に混ぜ込んだパンなど。パンを買い、次に向かったのは「ハットリ製茶」。緑茶を製造、販売しているのはもちろん実はこのお店、コーヒー豆がかなり充実。生豆が20種類くらい。その場で焙煎し挽いてくれる。緑茶アドバイザー(のはず)の妹が選んだやぶきた茶とブレンドしたコーヒー豆2種類。最近はこんな風にさくっと食ドライブがパターン化しつつある私たち。まだまだ行きたいところは山積み。次回のお楽しみということで。夕方、妹がやぶきた茶を淹れる。母が思わず「これ新茶?」と聞くほど、青々しくてさわやか。それでいてコクもうまみもあり、上質感あふれる。やっぱりていねいに淹れてもらうお茶はおいしい。おいしいお茶がもっとおいしくなる。あてはが寝静まる夜、妹がパオに向かって、「あと1日だからね。」と諭す。もちろんあては試練があと1日、ということ。ここ数日明らかにストレスがたまっているパオ。あてはが近づくと、もうあきらめモード、なんでもしてくれ!と言わんばかりにごろりと横になる。そして、「かわいい、かわいい。」となでながら、パオの背にいろいろなものを乗せるあては。今日は映画「UDON」を観た。期待していなかったのがよかったのか、かなりおもしろかった。一口口にして思い出す子供のころの懐かしい記憶。思い出の味。そして「おいしい」は人を笑顔にするエンターテイメントであるということ。おいしくなくてもおいしいことがある。おいしさは味だけではないのだ。おいしいものがもっとおいしくなるように。と、「パオ、ちゃんと寝ているか、見てきたら。」と母。そして母の隣で丸くなっているパオ。いつもみんなパオとあてはが混ざってしまうのだ。

ホットケーキはどこへ


 1日しとしと雨。午前中は近くの公民館のキッズスペースへ。到着早々、向かうはエレクトーン。実は両方の実家でもここ最近はピアノ大好き少年のあては。一緒に遊ぼうと呼びかける母の声など完全無視。午後、母とあては昼寝タイム、しとしと雨の中、「夢蔵(むくら)」へ。明治時代の石蔵を改築したカフェギャラリー。大きな格子戸を引くと、落ち着いた雰囲気。テーブルには骨董の器ににんじんの葉が育っている。雨の日にこんな風に過ごすのもなんともぜいたくな感じ。家に帰ると、窓越しにまだ昼寝中のあてはと母の姿。母が久しぶりにホットケーキを焼いてくれた。まだ昼寝中のあては、ということでまずは私が。やけに懐かしくておいしかった。そして寝起きのあてはもハイペースで。夜、「和食の極み」というドキュメンタリーを観る。先月京都で開かれた日本料理のコンペティション。縁高弁当に込められるそれぞれの想い。「胸中山」という言葉。食材を目にして、お品書きを作り、「山」を頭に思い浮かべる。1つ1つの仕事をしながらも胸の中には「山」を思い描きながら。その人その人の、1つ1つの料理に込められたメッセージ。作る側からのメッセージ、そして食する側の想い。今日の母のホットケーキにも。おやつのホットケーキを食べすぎて、夕ごはんがあまり進まなかったあては。夜、「あてはに残りのホットケーキでも」と思ったら、母がすべて食べてしまった後だった。

ピリカラチムチ


 今日はあてはを連れて、施設に入っているおばあちゃんのところへ。あてはと2人、ヨーグルトをぱくぱく、ジャムパンをむしゃむしゃ。思っていたよりずっと元気そうで一安心。またあてはと一緒に来るからね、と約束して帰る。帰り道、母の運転でカフェ「ピリパラ」を目指す。もちろん名前が思い出せない母、「キムチだっけ?」なんでそんな名前が出てくるのか、と思ったが次の言葉で納得。「ピリカラだっけ?」本気で言っているから驚く。そしてなんとか到着。南仏風の建物と庭園。そしてギャラリーが併設されている。と、「ほら、あそこ、三島のクレオパトラの丘に似ているね。」と母。クレオパトラではなく、クレマチスなのだが。そういえば以前池袋に住んでいた頃にはすぐ近くにあったメトロポリタンホテル、最後まで母は「ナポリタンホテル」と覚えていた。あたたかい日差し、あては付き、もちろんテラス席へ。庭園でのあてはの相手をしてくれる母のおかげで食後のコーヒーをゆっくり堪能。店を出て、そのまますぐ目の前の公園へ。あてはとボール遊びをしていると、あれ?母はどこへ?1人でブランコに乗っていた。夕方、昨日の自転車感覚が忘れられず、なんとなく自転車を走らせる。小学校時代の通学路や川沿い、菜の花の香り、沈丁花の香り。そして家に着くと、夕ごはんのいい香り。今日は母お得意の五目豆。父が1番好きな母の料理。そういえば私が1人暮らしをしていた頃もそして今でも来る時にはいつも持ってきてくれる。と、そんな話をしていると、ひたすら豆を食べ続けているあては。にんじんも。昆布は母へ。スプーンで煮汁をすくっては、口へ運び、「あ~!」とおいしい声をもらしながら。隣ではもちろん母のものすごい笑顔。これはおばあちゃん冥利に尽きるはず。父のお銚子1本追加にも許可が下りて何より。

マップ片手に


 今日は隣にある保育園、週に1度の園庭解放。行かないわけがない。到着したとたんに目移りばかりしているあては。すべり台をしながら砂場が気になり、砂場にいながら、三輪車が気になり。三輪車1台に乗れば、他の三輪車が気になり。自分の姿を見ているような気分。一橋ではいつも年上の子たちから邪魔者扱いのあては。が、今日は違う。あてはが近づくと、すぐに年上の子たちが「こうやって使うんだよ。」とか「こっちだよ。」とか、仲間に入れてくれるのだ。ついつい「ありがとう。」の言葉にも大いに気持ちが入る。それにしてもこの違いはなんなのだろう?土地柄か。確かに大人についても、静岡人は人なつっこくて優しい。そういえば24、5才の頃、東京から実家の静岡に拠点を戻した時には「人の優しさが身にしみる」と本気で思った。さて、一緒に来ていた母、「おばあちゃん、教えて~!」いつの間にか近くにいた女の子たちにおもちゃの使い方を教えている。そして、「ちょっと寒いから先に帰ってるね。」と私たちに言い残し、帰ろうとするが、いつの間にか縄跳びを手渡され、回していた。午後、あてはの昼寝の隙に、久しぶりに1人自転車を走らせる。めざすは「カフェいわさき」。海沿いオーシャンロードを一歩入った路地にぽつり。カウンターでコーヒーをいただきながら。先日とある番組で特集されたんですよね?そんな会話から運良くその番組をパソコンで見させていただいた。もちろん初対面、お隣の方とおしゃべりしながら。古民家を再生して造られた隠れ家のようなカフェは元、奥さまのご実家、とか。週2日は夜も営業。2階のギャラリーにて有田焼の小さな器を発見。手提げ袋を下げ、カフェいわさきのオーナー手作りの焼津マップ片手にサイクリング。黒石川沿い「蔵の散歩道」。今でもこんなすてきな石蔵が残っているなんて、知らなかった。思わず見入ってしまうほどなんともすてきな古い戸。そしてマップを見ながら、魚河岸シャツ(いつか購入したらまた詳細を)のお店をのぞき、ドイツパンの店「ルンベルグ」でライ麦パンを買い、自転車を走らせて帰宅。久しぶりの自転車、そしてこんな近くでのたくさんの発見。そういえば、今日お隣りに座った方、隣の市に在住なのだが、「実は私もいつかこんな風にマップを作りたくて。今日はとってもいい勉強になったの。」今は構える場所を探しているご様子。「またお会いできますように。」と別れ。夕方、母とあてはと川原へ散歩へ。そして、あった!あった!つくしがあっちにもこっちにも。つくしを摘む私。鳩を追いかけ、カモを追いかけるあては。そしてあてはを追いかける母。昨日摘んできた菜の花とつくしを一緒にきんぴらに。春が一気にやってきた。久しぶりに帰りの早い妹の皿に盛りながら「解毒、デトックス、解毒、デトックス」と呪文のように。つくしのはかまを1つ1つ取る、そんな時間がうれしくて。
プロフィール

くにたちの食卓 いづい

Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

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